玻璃の天

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玻璃の天の感想・レビュー(527)

シリーズ二作目。いよいよ時代は軍事色が強まります。個人が踏みつけにされる歪んだ国家思想。聡明で自由でのびやかな内面を持つ人々が押さえつけられていく姿に胸が苦しくなります。前作「街の灯」にはまだあった軽やかさがだんだんと消えていくのが、この時代をよく表していてなんともやるせなく悲しいです。さて、未読だった一作目と二作目を読んだので、次は三作目の「鷺と雪」を再読します。前回読んだときとはちょっと違う思いで読めそうな気がします。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/12

シリーズ?の二作目だったようです。。でも、こちらだけでも十分楽した。昭和初期、お金持ちのお嬢さまの優雅で贅沢で華やかな生活。お金があれば幸せなわけではないというか、誰にも不平不満はあるわけで。世の納得できないこと、受け入れ難いこと。静かに穏やかに、訴えかけられた。謎解きも、上品で鮮やか。とてもきれいな本でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/24

久しぶりの北村薫。やっぱり面白い

不穏な空気が流れている。いつの間にか前作から数年たっていて、ベッキーさんの素性もわかる一冊。好きなあしながおじさんがからんでくる話もあってにやりとする。次作が手元に来るのをまっている。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/16

「うれー」がかわいらしい。当時の流行に興味がある。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/30

前作よりも謎解きの面白みが増している。探偵役はあくまでも英子で、ベッキーさんはヒントを与えるという控え目な立場。彼女の過去が垣間見られた一冊でもあった。時代背景も相まって、与謝野晶子の作品について、そういう見方もあるのかと目からウロコ。上流階級の暮らしぶりも嫌味さがまったくない。悲しい過去、事件の背景が露わになる中で、雅吉兄さんの飄々としたたたずまいは一服の清涼剤です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/02

再読。主人公とベッキーさんに、ホームズとワトソンの明確な差はない。そこが好き。ベッキーさんの言葉を自分で理解し、自らのものとしようとする主人公がすてき。例えば「魚とまわりの水」の話。また主人公は、本当に作者が男かと疑いたくなるくらい現実の女の子らしい。そういう細やかな描写が好きだ。北村作品は、作者の文学に対する愛があふれている。本シリーズは、他にも映画に対してもそういう感じがする。博識に圧倒され、たまに読者として置いてかれるのだが、くどくないので大丈夫。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/17

前作よりもお嬢様の魅力が増している気がする。やさしさ、育ちのよさ、好奇心の強さ、ものおじしない度胸を持って現在成長中。 ベッキーさんが仕事の枠を超えて仕えてるだけのことはあります。主従関係にこんなに感動させられるなんて不思議。 昭和初期のいろいろな出来事が随所にちりばめられているのも「うれー」な感じです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/10

美しい言葉づかいと教養っていいなぁ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/13

最終作を忘れるまで待てませんでした。順番が前後したのが本当に悔やまれます。結末を知って出会いの場面に戻るなんて(涙)徐々に息苦しくなる時代の中で彼女たちがどう生きたのか、考え込まずにはいられません。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/10

ベッキーさんシリーズ第2弾。英子さん達の優雅な毎日は相変わらず素敵だけど、家柄を重んじるあまり自由に恋愛結婚など出来ない、そんな華族ならではの苦悩が垣間見られたり、『主義者』が『犯罪者』と同義であるという思想統制の影に、時代が暗闇へ進んでいくのを感じて緊張した。そしてベッキーさんの過去が玻璃の天から降り注ぐ光の前に図らずも明かされる。雅吉兄さんが登場すると、どこか呑気なそのキャラにホッとさせられる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/02

「鷺と雪」を読んでから、こっちを読んだ。ベッキーさんの過去がここで出てくるとは思っていなかった。シリーズとして「鷺と雪」以降の作品で、これからの戦争に、常識ある上級階級の人間がどう考えて、関わり、その時代を生きてゆくのか興味あり。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/18

シリーズものをシリーズものの枠内でしか語れないのならば、いっそタイトルは「○○ 第○巻」とでもしたほうが親切だ。正直この作品も、その点で若干イライラさせられる。 しかし一冊としてのクオリティの高さがいい意味でそれを裏切る。過去に対し「覚悟」と「哀しみ」をもってしか接することの出来ない登場人物に、シンパシーを感じてしまう自分がいた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/03

琴(こと)は琴(きん)箏(そう)に分けられる、 コロッケはミートクロケット、足長おじさんの最初の訳は蚊とんぼスミス。洋装も和装も出来るって素晴らしい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/05

北村さんらしい、無駄のない文章とストーリー展開で面白く読めた。もっと私に文学知識があれば・・!と思わずにはいられない一冊だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/26

好みのベッキーさんシリーズ。主人公は英子だが、やっぱりベッキーさんの物語なのだ。前作よりベッキーさんの活躍が地味になっているし、出番そのものが少なくなっているのが残念。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/24

北村薫はやっぱり文章が綺麗でうまい。ミステリー作家と言ったら淡々としてる印象があるけど、この作家に関してはそれを全く感じさせない。 内容的にはベッキーさんが深く絡んだ三話目が一番好き。関係が複雑にいりくんでいて、それだけに考えさせられるところがあった。一話目、二話目に関しては恋愛重視なためか、三話目が印象深かったぶん、それだけ影が薄くなってしまった。 『鷺と雪』に期待。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/15

「ベッキーさん」シリーズの第2弾。ベッキーさんの過去が明らかに…
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/26

ベッキーさんシリーズ2作目。おおらかなお嬢様の英子、聡明な運転手のベッキーさん。身近に起きる事件を解決していく。昭和初期の東京の佇まいや、女学生の様子、人の考え方などが、そうだろうなあと思えて面白い。ベッキーさんの出自もあきらかになったけれど、ベッキーさんって、生まれも育ちも教育も十分ある人よね、と思ってはいた。玻璃の天で語られた事は、この後の戦争に続いていく伏線のようだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/21

別宮さんの切ない過去に胸が詰まる。ところどころある、文学の解釈(与謝野晶子)や、その時代を生きる者の価値観を丁寧に調べ、心理描写に繋げていると思った。そんな丁寧さが、文章の中に生きていて、読んでいて心地いい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/15

「街の灯」に続くベッキーさんシリーズの2作目。昭和初期の不穏な情勢と、士族の令嬢の興味とのギャップにとまどいながら完読。ベッキーさんが背負ってしまっているものが見えてちょっと胸が詰まりそうになります。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/19

そんなに昔の時代というわけではないのに、いろんな事が今とはあまりに隔たりや違いがある。この先もっと暗くなるのがわかっているので余計に切なくて儚くて美しいんだなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/13

★4 英子&ベッキーさんの活躍は軽やかで、皆が謎を持ちかけてしまうのも納得。お友達(ご学友?)の少女たちの恋愛模様にほわんとなりつつも、時代の流れはどんどんとのっぴきならない方向へ向かっており、現代の私はこの先に・・・と考えてしまう。雅吉兄さんのすっとぼけ感に、兄妹の会話の楽しさに救われ、気持ちが持ち直す。次の「鷺と雪」、読まずにはいられないが、どんな展開になるかと思うと怖い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/20

久し振りに読んだ、大好きな著者の本。行間からもただよう北村薫らしい文章にうっとり。…しかし…英子さん。「空飛ぶ馬」や「覆面作家…」の主人公のように、感情移入が出来ない。自分と年が離れすぎたか?!…う〜ん。男の人がえがく、理想のお嬢様…な感じがしてしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/11

ベッキーさんファンの私、ベッキーさんの悲しい過去が明かされ・・・でもだからこそ、凛としていて知的なベッキーさんが存在するんだとしみじみ思う。与謝野晶子の解釈もそうだし、史実や文学の解釈など知識を深められる深い作品です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/28

上質な文章は「読む」のではなく「味わう」と表現すべきだと改めて思う作品です。一部の隙もない緻密な構成といっそ小気味よい展開。落ちる場所に落ちた時にようやく息がつけます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/19

前作とセットで再読。

「街の灯」の続編。前作と同じく、知的で上品な香りのするストーリー、兼好法師から枕草子、伊勢物語、文学知識が多少あれば倍楽しめます。時代は不穏な雰囲気ですが、ベッキーさんと英子さんの穏やかで知的な雰囲気が好みです。ベッキーさんの過去も少しわかってきて、次作「鷺と雪」が楽しみです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/28

1作目よりも先によんでしまった・・・。残念。 英子さんの思慮深さ、謙虚さ、やさしさが美しく、印象に残った。いろんな意味の上品さを感じる事ができた素晴らしい本。この後さらに暗くなるであろう時代に英子さんとベッキ-さんはどのように前に進んでいくのでしょうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/22

1作目、2作目と!!続けて読みました♪次作で完結・・・。さみしいな・・・。ゆっくり味わって読みたいです!!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/20

史実を絡めた作品でおもしろい。先に「鷺と雪」を読んでしまったのであわてて読んだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/13

★★☆1作目よりさらにベッキーさんの出番が少ない。でもだからこそ最後のお話しでベッキーさんの過去が見えた時は、そこが際立ったように思います。それと英子がどんどん大人の女性に近づいてる感があり、なんだか嬉しい気持ちになりました。『鷺の雪』を読むのが楽しみ♪
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/13

シリーズ2作目もすごくよかった。英子ちゃんはしっかりしててすごいなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/07

ベッキーさんシリーズ2作目。楽しみに待っていた1冊。今回のベッキーさんも、カッコ良い!のだが、悲しい過去の話も明らかになり。。。。。。。次の本を読むのが待ち遠しいです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/16

「街の灯」を読んだら、続きを読まずにはいられないのでした。 二作目でちょっとだけ、ベッキーさんの過去というか、背負っているものが分かって、なんだかベッキーさんがより人間ぽくなった印象。直接書かれてはいないものの、この背後に見え隠れする時代の波が、切ない。英子さんもベッキーさんも、この時代の女性の印象よりもずっと凛としていてかっこいい。与謝野晶子のあの詩への解釈はちょっと衝撃的でした。でも言われてみれば、確かに。思っていることを、素直には言えない時代だったんですね。さ、三作目も読まなくちゃ!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/15

このシリーズって最早時代ミステリーだけのカテゴリには収まらないような気が。北村さんって実はこの時代に生きていたんじゃない?なんて思ってしまうほどリアルな時代の息遣いが感じられた。特に引用されている様々な作品が物語により奥行きと深みを演出していて、ただただすごいなあと。相当取材だったり時代考証を重ねたんだろうなあ。前作が春の穏やかな日差しなら、今作は臼雲に遮られて段々と日が陰るような感覚。目には見えない時代のうねりへ呑み込まれていく世相に、真正面から向き合う二人の女性像は強く美しい。3作目が楽しみ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/08

★★★ベッキーさん三部作の二作目。三作目を気づかず先に読んでいたのが失敗。この本では、ベッキーさんのお父さんのことが分かる。それから、三作目で重要になる人物に出会う。北村氏の作風は正直好みではないが(何か渋いというか、一昔前って感じの表現のような気がして。おじさんって感じ。ひげはやしたロマンスグレーで、黄土色のカーディガン着たようなイメージの文体)手にとるとついつい読んでしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/30

面白かった。背景の説明が不要なので、ただでさえ綺麗に纏まっていた作品がよりコンパクトになって隙が無い。『想夫恋』の鮮やかな余韻、『玻璃の天』の緊迫感。瑕疵が見当たらない。その上、抜群に文章が美しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/25

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玻璃の天の 評価:60 感想・レビュー:157
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