12番目のカード
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12番目のカードの感想・レビュー(222)
久しぶりに翻訳もの。最初から引き込まれました。500ページ以上あったけど、全く飽きずに読めたのは嬉しい。世界はやっぱり広いんだねえ。ストーリーにどんどん引き込んでいく力ってJ.ディーバーさんの力は凄いっていうか、見事です。そういう発想やこういう落としどころとか、改めて新鮮です。私たち日本人にとってなかなか理解し辛い人種問題や米国史も丁寧に扱っていてなんとなくわかった気にさせてくれます。140年前の事件をこういう風に持ってくる発想にやられました。『ボーンコレクター』は映画で見てるけど、小説はさらに凄いねえ。
多重に事件の真相が隠されているのがこのシリーズの特徴だけれど、最後の最後で「何が隠されていたか」で一番驚きがあったのは(ここまでで)この作品かもしれない。スケールでっかいです。 それから、今回の新キャラクタージェニーヴァがなかなかにいい味を出してる。
140年前の出来事と現代の事件がどのように結び付くのか興味津々。そして毎度のことながらの二転三転する展開に最後まで気が抜けませんでした。アメリカ史に関してほぼ無知な私にとっては読むのにすごく時間がかかりましたが、良い勉強になりました。
『石の猿』でディーヴァーに出会い、リンカーンライムシリーズは順不同に読んでようやくこれで追いついた。シリーズ初期の謎解き感心度とどんでん返し驚き率は低下しているように思うが、ライムとその仲間たちのリアルな人間臭さが心をとらえて離さず、ずっと彼らを見ていたいという思いがシリーズの魅力。同時に、犯人と目される「追われる側」の人間的魅力も捨てがたいところ。自分のディーヴァーおススメは、ノンシリーズの『獣たちの庭園』や『青の虚空』だが、犯罪を犯す側の心の在り様(環境ではなく)に寄せるディーヴァーの眼差しが優しい。
話言葉の薀蓄のあたりで著者は自分が頑張って調べた事をそのまま書きすぎじゃないか、と感じていたけど「頑張って調べた」感はそのままジェニーヴァの熱心さと切実さにリンクして、最後にはとても納得がいったのだった。
全く、してやられる。犯人は、捕まったのに、残り60ページもある。そこから、二転三転。たまらーん。順不同に読み始めたライム・シリーズもあと2冊。楽しみです。
歴史の考察とかがあったので、ライムの活躍が少なめな感じがしました。でも、決してつまらないという訳ではないです。何となくキンケイドあたりが主人公ならぴったりのストーリーなのでは?と感じました。
ストーリーの面白さは抜群。しかし、「魔術師」あたりから、この動機のためにここまでする?感がぬぐえない。キャラやどんでん返しなんかはとっても堪能できるのにそこが残念。話の面白さもあるが、登場人物たちのその後が読みたくて、次に手を伸ばしています。
いつも通りどんでん返しがいろいろ仕掛けられていて楽しめました。ジェニーヴァ、そして彼女の祖先を通してライムが希望を持つところもよかった。
ハーレムの公立高校に通う16歳の女子高生・ジェニーヴァが殺し屋に狙われ、その理由が彼女の元解放奴隷の祖先の秘密にあるらしい?ってんだから、よくまあ毎回毎回いろいろ思いつくなあって、感心するやらあきれるやら(笑)。殺し屋ってのが何度もジェニーヴァを狙ってきてしつこい。え?うそ!そうなの?!ってのが何度もあって、いつもながら最後まで気が抜けなかった。そして、最後のライムのあれ・・・ドキドキしたよう。
強がりのジェニーヴァがいじらしく、可愛らしかった(最初はちょっと可愛げなかったけど)。シリーズ通し読み中だが、事件とか犯人とかより、レギュラーキャラクターのやりとりや事件以外のエピソードを楽しむようになってるかも。スピンオフとかないのかな。
ジェニーヴァを応援しながら読みました。アメリカに行ったことがないのでわからないんですが、貧困層から抜け出すのは大変なんだろうな。何でもこなすトムの歩んできた人生が気になる...。
最初はこまっしゃくれて感じが悪いと思っていたヒロイン、ジェニーヴァ。強く生き抜くんだよ! と、エールを送ります。それにしても、達筆で料理上手で、女子高生に化粧品の差し入れという気遣いができるトム。オールマイティー過ぎです(笑)。
どんでん返しのパターンはいつものことだが、今回は、最後のどんでん返しは、もうあきあきしていらないくらいの感じだった。このシリーズ半分くらい読んでいるんだけど、登場人物を全部把握できないで、何回も戻ったりしちゃう・・・・
続けて読み過ぎたせいか、いささか食傷気味。 いつもどおりの難解な専門用語にウンザリしながら、時間をかけて読んだ。 途中で、いろいろなことが絡み合ってしまって、よくわからなくなったが、最後はいつものスッキリ感で読み終えた。
テンポ。スピード。切れのよさ。そしてドンデン。いつも分厚い重みをわくわくしながら受け止めてページをめくり始める高揚感。失速なしに読み切って一息つく感じが好き。まさにエンターテイメント!
枕元に本を置き、2,30ページ程読んでから寝るのが習慣。しかし、この本は枕元に不向き。まさにその2,30ページ毎に新展開、新事実、絶体絶命、悪い予感が出現し本を閉じることができない。人種の坩堝アメリカが持つ様々な問題は、本やドラマでは深みを与える要素だが、実際に生活する人には苦悩や困難の歴史だろう。でも、異文化が融合したり反発するからこその活力とか、輝きみたいなものを音楽とか文学とかに感じて、圧倒されたり感動を生むんだよなぁ。あと、トムはオールマイティーだ。親友の救出成功を祈る。
ライムシリーズ第六弾。今回のライムはとうとう時空を超えた謎解きに挑戦。黒人解放奴隷というアメリカならではの黒歴史に、現代の女子高生 ジェニーヴァを絡めつつ、無感覚の殺人犯と対峙するライム達。何故ジェニーヴァは狙われたのかにお得意のトラップが仕掛けられていて、今回もしてやられる。ところで、いよいよトムがお母さんに見えてきた。
Watchmenを観た後にこれである。ほとほと自分の学の無さに逆さ吊りになりたくなる・・・。でも後から調べて十分に納得できた。冷たい月が覘くシーンで息が詰まった。サックスじゃないが、心臓に悪い
このシリーズは、どんでん返しが醍醐味だが、今回はどんでん返しの後、物語のテンションがガタ落ちしてしまった感は否めないと思う。殺し屋アベレージ・ジョーのキャラは、なかなか良かったので残念。
このシリーズの面白さを挙げるのなら、あっと驚くどんでん返しとアクションシーン。 それに、魅力的な登場人物が読みどころ♪ 現場の証拠が、犯人の気持ちからクセまで割り出してしまう。 ラスト、鑑識能力が歴史の証拠まで突き止めたときは、ゾクゾクしました! 大ファンの「トム」の出番が少なかったのかちょっと残念(笑) 大好きなシリーズです!
順番間違えて、次?の作品を先に読んでしまっていた・・!次のやつ(ウオッチメイカー)が面白すぎたので、こちらはちょっと劣るものの、十分面白く一気読みでした。
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