少し変わった子あります
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少し変わった子ありますの感想・レビュー(422)
気になっていたけど、なかなか手を出せなかった作家さん。装丁とタイトルに惹かれて借りてみたんだけど、私の好みにストンと落ちた。初読みがこの本でよかった。看板も名前もメニューもない、変わったお店。転々と場所も変わる。教授の考えは、私にとっては難しいんだけど、言葉に出来ないことを代わりに言葉に直してくれたみたいな、不思議な感じがした。どこにでもいそうで、もしかしたらどこにもいないかもしれない女性達との、何とも言えない空気が好き。こちらが気持よくなるほどの食べっぷり、ぜひ見てみたい。
何とも掴み所のない話だった。そこそこ親しい人と二人で話して、後で一人になった時、自分のあざとさ、虚勢等々を混ぜてしまう自分を毎回嫌になる。なぜか読了感がその時に似ていて、少し苦々しい。いや、その感情を思い出したって言う方が正しいかもしれない。小山教授がお店を孤独増幅器と例えていたけど、私のは、その下品で煩くて醜いverといえるかな(笑)何ともふわふわとして苦い感情にさせられた。にしても、私の食事は醜いんだろうな…動物的で何が悪い。カツ丼をかっこみたい時だってあるさ。野蛮を隠す方がよっぽど野蛮じゃあないか!
物語が淡々と進む感じが心地よかった。 最後のお話では、自分の中で予想していたエンドが覆されるか!?と思いきや、予想通りだった。 しかし、なぜかヒヤッとするような、「考える」というより「感じる」話だと思った。
なるほどこの人はこうして世界を閉じるのだな、ということが他の作品より前に出てきているから、個人的には少し苦手な部類に入るかもしれない。内的な対話から結論への流れが、所詮自分の内面であっても事物なのだという感を出していて、けれど結構オプティミストというか、まあそういうものだよね、という落ち着きがある。エレガントな自己完結、細部に至るまで同一モチーフが反復されているような感覚。著者は純文学というけれども、ミステリと同じ構築性の高さが一番面白いところでしょう。ばななとの近さみたいなのも若干わかった気がします。
とても不思議なお話でした。とても大切なことを言われているような… でもつかみどころのないような… もっといろいろな作品を読んで見たくなる作家さんですね。 最終的にもう少し明確になるかと思ってたら、そのままクルッとして終わっちゃって、少しだけ寂しかったけど、そこが絶妙だったのかも。
ひっそりとした不思議な飲食店で提供されるとても変わったサービス、現実と幻想の境目をふっと乗り越えてしまうような不思議な感覚、あくまで個人的な感想ですが女性に望む理想が可能な限りシャープに、そして緻密なほど密やかに描かれていたような気がしました。謎や疑問は多く残りますが、この世界観には正解などを見出すのは邪推なのでしょう。ふんわりとした酩酊感を引きずりつつ、ゆっくりと本を閉じました。
表現が難しかったものの(未熟者で・・・汗)例えば「孤独」とか「生きるということ」とかなるほどなぁ・・・・・と思わせてくれた本。また時間をあけて読み直したいです。最後はええっ!!と思わず声上げてしまった。おかしいなぁと思ったけどさ・・・。
静かで淡々としていて上品で、どこかゆったりもしていて。読後感もふわふわと掴みどころがない感じ。上手く言葉に出来ないけれど、店にも登場人物にも何となく魅力を感じます。
図書館で借りたんだけど、これは…買わないと。 自分も研究所にいるからか、著者の気持ちがすごくよくわかった。 短編小説というのは著者の考えがダイレクトに出る、短編の良さを初めて分からせてくれた一冊。
なんとも形容しがたい、不思議な雰囲気に満ちた小説でした。最後まであの店が何なのかは明かされないことが残念。教授もやはり行方不明になってしまったのでしょうか。
不思議な後味のある本である。この本を読む前に森氏のエッセイ(新書2冊)を読んでいたのだが、そのエッセイを小説にするとこんな感じだろうかという風である。孤独とか自由とか生き方というか何というか。最後の章にちょっと隠し味があり、ふむふむ。この作品を単独で読むと「ん?」という印象を受けるかもしれない。きっと自分は受けていたと思う。森氏のエッセイを読んでからの方が入りこみやすいのではないだろうか。
一度きりの出会いの中にその人のすべてが詰まっている、としたら自分は何ともったいないことをしていたんだなーと読みながら反省していました。自堕落な生き方をやめて一瞬一瞬を大事に、余裕を持って相手との時間を楽しもうと。そんな人生観などを妄想されられた不思議な小説でした。
フワフワとした不思議な話だが、その都度 語られる真理のようなものにドキッ…予想はしていたのに平然と繰り返される話と女将が言う新しい名前にゾクッ…。短編小説と長編小説の喩えにナルホド〜。挿画も良かった。何度か読み返したい。
題名に惹かれて思わず手に取り読み終わったが、なるほど、行方不明。教授の考え方は新鮮で面白かった。やけに理屈っぽいところや、世の中に反しているところはむむと眉にシワを寄せたけど、教授が不思議な店にはまっていくように、わたしは教授の動向や思想にはまって行った。でも最終的になにを見出したかったのか、行方不明。
不思議なテイストの作品でした。不思議な店で料理を食べて、女性と会話して…。そんな感じで淡々とストーリーが続いていきました。どこにいくとも解らない雰囲気が面白かったです。
世にも奇妙な物語、のような。定まった名も店舗も持たず、ぽつぽつと蛍のように現れては消える、不思議な料理屋。また趣向も変わっていて、女性がやってきては一度きり、晩餐を共にする。情報、孤独、嘘、夢。人が人(綺麗な仕種で食事をする彼女ら)を知ること、それはただ、その仕種を見れば分かること。食事をする姿こそ、ほんとうの姿、というのには納得。
主人公の男性が『私は〜の質なので』と、やたらと自分を客観視したがるところが嫌だった。作者も理屈っぽいのだろうな…と。
まず、タイトルに惹かれ、購入しました。
食事中の動きやちょっと変わった子の思想等、視点が面白く、あっという間に読んでしまいました。
ただ、変わった子たちの雰囲気の描写が説明臭く、あっさりしていて、少し物足りなく感じました。
もし、そういった印象を狙っていたのだとしても、もう少し濃厚な面白みが欲しかったです。
あやふやな感じを理系の文章で表現しようとしている。その挑戦は評価したいが、作品として以前の取っつきが悪すぎる。作者の上から目線、自己顕示、自己陶酔があまりに目立って仕方がなかった。本当に仕事が出来て忙しい人は、自分で忙しいとはいわずに仕事をこなしている。工夫の余地がある人に限って、忙しさを表現したがる。それを知ってからこの作品を読むと、作者がかわいそうに思えてならない。こんなに恥をさらさなくてもいいのに。途中でラストは予測できるが、それがどんな形でいつ来るのか、そのわくわく感はかなり高い。
タイトルが変わっていたので手に取りました。これは一体どう受け取ったらいいんでしょうね。あれ?ふりだし?って思ったら…。なんとも不思議な話でした。
わいわい付き合いで食事したり、間をもたせるために無駄な話を続けることに常々疑問を持っていたので、主人公が食事をしながら考えている内容に共感した。
所作の美しい人は、確かに大した関わりもなく眺めるだけでも良いものだ。綿飴のように、心地よさを舌に乗せるそばから溶けて無くなりそう。
エロオヤジの密かな趣味の話…なのだが、読み勧める内に、無言という余白から、過去や現在を見直していく話だと気付いた。ひたすら静かな内容なのでややだるいけれど、短編なのでキモチを切り替えて読めた。
謎が残る作品でした。一応最終話で軽いネタバレはしてるものの、なんだかすっきりしない作品。ネタバレサイトは特にないし、アマゾンレビューもなんだか微妙な感じのが多いし。単に「全部謎のまま終わり」というというこのなのかも知れない。ちゃんと読み込んでもわかんないと思うのでまぁ「なんとなくおもしろかったなぁ」という感じでいいのかも知れない。あれやこれや必死に考えるのも、この作品を読んだ後だとどうかと思うしね。詳しい感想はコチラ→http://dorapuro.fc2web.com/1104b.htm#24
店名もわかりません。予約すると常に場所も変わります。そこには必ず女将がいます。メニューはおまかせで、必ず一人の変わった女性がつきます。それも毎回変わります。このパターンが淡々と7回続きました。このまま終わりなのかと思っていたら最後に、『えっ?』そして、『え~』。ゾクゾク感をおきざりにされたようです。少し変わった物語をいただきました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(7)
- 03/23
トミザワ @灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
Humbabaさん、決まりきった日常から抜け出して、ちょっとした冒険したい気持ちってありますよね。それも自分だけ独占できる。そういう空間にあこがれる気持ちわかります。(^_^)
ナイス!
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03/24 07:29
Humbabaさん、決まりきった日常から抜け出して、ちょっとした冒険したい気持ちってありますよね。それも自分だけ独占できる。そういう空間にあこがれる気持ちわかります。(^_^)
ナイス!
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03/24 07:29
森さんだし、表紙がイイしで読みました。一度しか読んでいない今の感想は、ふわーっと終わってしまったなあというかんじでは ある・・・。けど、やっぱおもしろかった。個人的に食事についての文章は好きなのでだからかもしれないけれど森さんの本はある程度安心して読めるから良いですね(たのしめるかどうかという意味で)
目次だけでやられてしまった。ほんの少し~の中で一口食べればすべてがわかる。人間に対しても同じことがいえるかもしれないというくだりが好きです。
少し変わった子ありますの
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感想・レビュー:129件

















































