泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部
泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部を追加
泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部の感想・レビュー(154)
三国志好きの私としては、孔明ときたら読むしかない。ただ題名から察すると、一般的な物語でイメージされる完璧人間としてのイメージが強い孔明とは違うようだ。で、手にとって見たら、読みどおり。それも予想以上でした。作者にかかれば、長坂坡や阿斗の救出劇などの名場面も単なるツッコミの対象。縦横に、斜めよみしまくっています。吉川英治氏の本を読んだ直後に読むとめんくらうかも!?感想としては、一言、面白かったです。他の巻も是非読まねば。
【図書館】孔明が劉備に仕えてから長坂坡の戦いまで。一番印象的だったのは、劉備の魔性っぷりと意見されると何故かその逆をいく反抗心(というのでしょうか)。孔明も霞む勢いです。孔明の変人振りがやや単調な描かれ方なのに対し、劉備は多面的に描かれていると思います。関羽と張飛はターミネーターに、曹操は人材コレクターと、ますます濃いキャラクターが描かれています。今回は元ネタのわかるものが結構ありました(嬉)。脇にそれずに(決して脇道ではないのでしょうが、そう思ってしまった)もっとペースを上げて進んでくれないかな。
3部が待ち遠しい。劉備がいかに動かないかがよく分かりました。「残酷な天使のように神話になれば良いじゃないですか」「ぐんしーする」部分が特に面白かった。
孔明の劉備軍団入りから長坂坡の戦いまで……。面白すぎる!通勤電車で読むにはちょいと危険だったか。著者の悪ノリ、ツッコミが前作よりもさらに拍車がかかった感じ。この調子だと赤壁の戦いはどうなることやら……。
面白い超面白い。一ヶ月かけてのろのろとと読み終えた結果(図書館で借りて返却済み)「手隙の時にちょこっと読もうと思ったのに無いのでおろおろする」という症状が発生。これと同じ文体論調の本が読みたい。続編が待ち遠しい。(『陋巷に在り』はきっとこんなノリじゃないよね) 中国のお話しに出てくる「乱暴大好き感情的な体でかいバカ」は受け付けないのだが、ここの張飛はそういうのを超えて清々しくすらある気がしてきた。描かれ方がたまらん。 そしてどんどん酷いひとになる劉備。孔明かすみそうなほどひどい。いやそもそも孔明がひどい。
一般的な三国志と、様相がことなる三国志。諸葛孔明に焦点を絞った小説であるが、孔明も含め、登場人物の個性が強い。というか変人。孔明が仕える劉備軍団は、軍隊と言うか、ヤクザ、任侠集団で、キャラクターは、漫画「蒼天航路」のそれ。「蒼天航路」の土台になった資料が本書か???。中国における”侠”の特異性がうかがえる。ちなみに、劉備も関羽も張飛も超雲も、誰もかれも変人。登場人物は変態的俗物に描いている。
新しい切り口の三国志本として、面白い。著者の解説文が長く入るのが玉にきず。
劉備軍団のハチャメチャ進軍記第二段。今回もギャグなんだかマジなんだかよくわからない展開がてんこ盛りで、劉備の傍若無人っぷり(というかただの自己中)とか、超雲のイケメン忠臣っぷり(なんでそんなに劉備がいいんだろう?)とか、ちょくちょく挟まれる歴史家への懐疑(というかただの三国志の作者へのツッコミ)等々、ファン垂涎の内容となっています(たぶん)。張飛の戦闘シーンは著者の真髄であり、張飛の無敵っぷりをボーリングに喩えてしまうあたり、スケールが違います。思ったより孔明が活躍していないので、そこだけ無念。
何回読んでも転げ回って笑うわけだが、何がそんなに面白いのか?わからない。ただ著者は全力で劉備一味に論理的ツッコミを入れているだけです。ところで第三部出ないのかな。結構待っているんだけど。
間違って第弐部だけ借りてきてしまった……けど、面白い!稀代の変人(かつ放火魔)な宇宙的ぐんしーの諸葛孔明を中心に、皮肉な口調と現代人の視点をもって、関羽張飛を殺人マシーン呼ばわりは序の口、あらゆる人物をけなし倒す。資料による記述の差違や信憑性、史家の事情などを交え、これはどうしてこうなったか、この行動の意図はこうだったなど推測しつつ物語る。過去のことは絶対に知りえないという立場で、「三國志」や「三国志演義」に突っ込みを入れまくる快作。抱腹絶倒間違いなし。ただ長坂坡の戦いに筆を入れ過ぎか。
「三國志正史」や「三国志演義」等を参照しながら、事実はこうでなかったのかと作者が推測し(つっこみ)ながら物語がつづられて行きます。面白おかしく書いていますが、民衆目線で見ると劉備の非合理性のために多くの犠牲者が出ている点ではどうかなと真面目に思ってしまいます。あの時代に生きてたら確実に民衆か、思い立っても張飛に一捻りにされて終わりでしょうから。為政者の失策って怖いです。
民が死んでいく、これも劉備のせい…だんだん趙雲が残念なイケメンになってきているのは気のせいですか。劉備は蒼天での描かれ方に近いと思った。酒見先生の筆の前には、どんな英雄も形無しなのだっ!劉キ=シンジくん。
作家、ノリノリ(笑)随所に光るプロレスねた。アニメの好みが微妙にオヤヂくさい。原作でも劉備は泣いたり失神したりなんですけど、この本ではバカっぷりが楽しい。なんだかんだ言っても男子はやっぱりちょう張飛好きなのね。
相変わらすの文体でほっとします。三国志なのに、ラノベか週刊誌読んでいるみたい。今回は孔明があまり活躍していないような。劉備のキラリと光る男の何かが気になる。軽い内容かと思いきや、意外に知識が増えててびっくりです。地図があると最高です。
孔明が劉備チームと合流。1部がほんの前振りに思えるほど、笑い処となっとく処が急増! 張飛の「ぐんしー」がツボにはまって、出てくるたびに笑ってしまった。かわいいぞ、張飛。
劉備のライブステージに熱狂する民衆。おばちゃんが投げたタオルで汗をぬぐって投げ返しウインクするとおばちゃん失神。これ長坂の戦いのエピソード。笑えるんだけどちょっとテンポは悪いかも。
前巻に続き、突っ込み激しくおしゃべり楽しく、三国志を味わい尽くす一冊でした。面白かったです。呉だけあって広島ヤクザな孫呉の方々もインパクトがあって良いのですが、やっぱり個人的には曹操様好きなので、後半が楽しかったです。働き過ぎの人材マニア、納得です。折角の献策も受け入れず、民を巻き込む劉備の魔性、ずっと劉備は馬鹿だ馬鹿だと思っていましたが、何となくの印象でそう思っていたので、今回はっきりと説明されて、すっきりしました。次巻でやっと赤壁でしょうか、こちらも凄く楽しみです。
捏造史観!と叫ぶ酒見編集三国志を強く支持します。笑える所を付箋で貼ってたら、付箋だらけ。「忍びぬぅ!」最高です。第参部はいつ出版?待ち遠しいです。大好きなシリーズ。
あまりにも自由!史実との兼ね合いでコアな歴史ファンの俎上に上げられるのは歴史小説の宿命ですが、大陸気質ならぬ宇宙気質な本作にはそれも杞憂でしょう。酒見賢一の奇才ぶりは本当に素晴らしい。
笑死させる気かと叫びたい。真面目な講釈に騙され気を抜けば、何気ない一文に悶えて笑い過ぎ、ページが進まない。呉はヤクザそのものだし。アルティメット魔法軍師・孔明(火計、ただの放火)、義(我儘)の権威・関羽、血まみれのエキサイティングソルジャー・趙雲、ヘタレの劉備。このメンツだけでもヤバいのに、今回は終盤あたりで張飛が全部持ち逃げですね。「殺」の一文字で片付けられるエゲツナい殺人技の数々…。笑った。筆者はノリノリの悪乗り。三国志のイメージがことごとく粉砕されます。でも面白い。★★★★☆
孔明が残酷な天使のテーゼを歌い、劉備がウルトラクイズを叫び、張飛がパイルドライバーをきめるのに、それらが三國志、三国志演義、三国志への注解にして、歴史叙述への議論になりつつ、三国志小説としての小説描写にもなっている。物凄い代物である。
劉備は荊州縦断ウルトラクイズをはじめるし孔明は「残酷な天使のテーゼ」を歌いだす。相変わらずハチャメチャな酒見的三国志ワールドが素敵。どうやってこんなに原典に忠実かつ面白くすることができるんだろう。
脱帽 なんも言う事ありません。 ていうか第参部も早く出版されることを祈っています。 文芸春秋社の編集様、第参部がでたら一万冊買います。宝くじにあたったら。 酒見賢一さん「陋巷に在り」のあとがき(文庫版)で俺の本を買ってくれ的な切れた文書を乗せてましたが、どうやら会社員との二足のわらじになっているようです。そうでありながら圧倒的な筆力と碩学ぶり。師は殷から現代アニメまでカバーしてますからね。当然執筆速度も遅くなるわけで、酒見三邦志が完結するのが早いか、入滅が早いか。。。 第参部が出るまで読み切らないように一
正史の淡白な文章を精一杯補完したり、演義の過剰な蜀贔屓に突っ込んだり、あいかわらず酒見さんは忙しそうでした。この作品の劉備は毎度毎度決断のし所がおかしくて孔明と一緒に苛立ったりしてしまうんだけど、カリスマ性の高さで他の全ての短所をチャラにしてしまう彼が、今まで触れた三国志モノの中で一番好きです。
第弐部は長坂坡の戦いメイン。孔明の宇宙的ぐんしーぶり、相変わらずさすがです。張飛の変態的活躍も最高。酒見賢一にかかれば、もういろんなものが抱腹絶倒ネタになるのね。特に劉備の魔性シーンの数々、夜中に読んでいたけれど大声で笑ってしまいました。「しっ、忍びぃぬぅぅぅ」
びっくりした。レッドクリフみたら、この小説の中の人々と全然性格がたがわなかった。何この事実。人物の性格は従来の人々のイメージのまま、うまくギャグに溶かしこんでいるということですか。恐ろしい技量です。ますます好きになりました。ほんと分厚くてこれは買うべき本ですよ…!
私は後宮小説以来の酒見賢一のファンだ。シリアスな文章も好きだけど、こういう"おちゃらけ系"というか"ぼけつっこみ系"の小説も大好きだ。作者の蜀への突っ込み(というよりもはや罵倒)は相変わらず冴え渡っている(そういえばヘタリアに似てる気がする。「イタリア=蜀」で)。孔明は相変わらず変人。今回は張飛がよくもわるくも大活躍。何気に黄夫人と超雲のコンビがいい味だしている。このシリーズ実写で映像化されないかな。日本のお笑い芸人あたりでキャストを固めれば雰囲気でそう。【読了日未定】図
泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部の
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