葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)
葉桜の季節に君を想うということを追加
葉桜の季節に君を想うということの感想・レビュー(729)
ずっと読みたい読もうと思っていた本、この本を皮切りに歌野晶午の他の作品も読み始めた、最後に「エッ?」と思ってページを戻り、脳がしびれるような余韻があった、図書館で借りたけど本屋で買い直した、最近また読みなおした(4回目)初回は2回読んだけど、あと何十年かほどしても自分には「葉桜の季節に誰かを想う」ような気持ちは残っているだろうか・・
騙された。見事に騙された。読んでる最中たまーに感じる微々たる違和感はあったけど、完全に騙された。話が章ごとにころころ変わって時系列も前後するのですが、書き方が上手いのかそんな事も全然気にならずサクサクと読み進められます。そして最後にカチカチとはまっていくパズルのピース…… 最後の主人公の主張には少しだけ元気づけられますね。
ああ、びっくりした・・事実がわかった時、ええ?って言いながら始めの方を読み返す、あたふたした自分がいました・・ 読みやすかったけど、細切れに場面と時間が変わるので、ついていけないなぁと読み流してたら、冷や水。
茶髪にピアスの男に驚くとことか、違和感はあったんだけど、あっ、そうだったの?!とすっかりだまされた。テンポがちょうどよくて、夜更かしして一気読み。
初の歌野作品を読むにあたり選んだのは、本書「葉桜の~」。 見事に騙された。これは心底、上手いな~、って思った。現在と過去の話が交互に語られ、様々な事件が起きるんだが、なんと言っても主人公が素敵だ。誰もが羨むような人生観・世界観を持ってる。 読み進めていくあいだ、どんな結末が待ってるんだろう?と注意してたが、思わぬ方向から予想外のトリックが・・・。これが有るから、ミステリ読みは止められない。 主人公のセリフなど、素敵な世界観に彩られており、トリックが解った後でも再読したいと思わせる一冊。☆5個
どんでん返し系と言うことで読みました。以下、ネタバレを含みます!注意!ミステリー的などんでん返しで無く、もっと初歩的な所にひっかけがあるので、ひっくり返された感じはあんまり無かったですが、途中でえ?ってなります。年齢についてのひっかけが分かっても、そのまま問題解決に繋がるわけでは無い。テンポ良く読みやすい。爽やかなお話だと思います。
最初の描写に引いてしまい、最後まで読み切れるか不安だったけれど、読み終わってみたらこんなに見事に叙述トリックにはめられたのは初めてでびっくりした。たまにはこんなのもありかも。そうなってみると最初の描写はそのためのものだったのかとも思える。そこかしこに違和感があったのに気付いていたので完璧にだまされたのが悔しい。再読したらまた別の楽しみがありそうだけれど、すぐもう一度、という気にはならないかな。
(赤裸々でネタバレのある感想です。)歌野晶午氏は中学生の時に読んだ「家守」の後味の悪さでちょっと遠慮していました。最初、私より年上なのに恋愛とSEXに対して青臭いことを思う主人公に精神が枯れ気味な私としてはドン引きしました^^;所々で考え方や描写で引っ掛かる所があったので徐々に明らかになっていく時は違和感がなくなり、腑に落ちました(とは言っても真相は見破れなかったのですが・・・・)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/04
知人から薦められてこの小説を読みました。このような叙述トリックもありかなと思います。ただ今後これと似たような物だとなかなか納得がしにくいかもしれません。
だまされたー!!! 読了後にがっくりしました。良い意味で。そうか、私は年齢をすっかり読み間違えていました。若者で、30歳半ばの主人公を想像していたらすっかりシルバーの男性だったという・・・ 読み方が悪かったのかそれとも歌野さんの書きかたに引き込まれすぎたのかは判りませんが、最後まで一気読みできました。
とっちらかったようないくつものエピソードが、ラストに向かって行くにつれてひとつにまとまっていくのはお見事でした。最後に大どんでん返しがあると知っていたので、注意しながら読んだせいか、途中でなんとなく仕掛けはわかってしまったんですが、おもしろかった。この作品のおもしろいところは、この大どんでん返しがなくても話が通じちゃうところだよなー。
読者騙くらかしてやろうってだけではなかったね。先入観と同時に心も揺さぶられた素晴らしい叙述トリックでした。確かに主人公含め、どうしようもない人多かったけど^^;
初めて読んだ作家さん。以前から気になりながらも、出だしの文章と分厚さに敬遠していましたが、ようやく読めました。久しぶりに読んで騙されて、嬉しくなるような小説でした。綾辻さんの「十角館」以来です。映像では無理な、小説ならではのミスリーディング。本の醍醐味はこんな所にもあるのかもしれません。ただ、最後はもうちょっとあっさりでもよかったかも。
みごとに騙されました。端折りながら再読してなるほどこれは騙されるわけだと、納得しました。このミス1位だそうですが、確かに最後に納得しました。
昔「長い家~」を読んで面白くなかったので、全然期待しないで読んだのですが、これは面白かった。小説という媒体を最大限に利用したトリックだと思う。読み終えて、パラパラと戻って読み直したら、これは思われる部分が結構あったんだけど、まさかこうくるとは(笑) 楽しかったです。
物語を読む時は登場人物のイメージ浮かぶわけで。どんでん返しあること読み友さんレビューで知ってはいても、まさか最大のトリックがそれとは。脳内に紡いできたイメージと違いすぎて、先に来たのは拒否反応。有りですか、それ?情事後のシーンからのスタートや後輩キヨシの描写に、やられた感が遅れてじわじわ満ちてくる。これはもう、他の作家さん含め二度と使えない?トリックですね。『脱いだらすごいんです』六つに割れた腹筋・ハードボイルド成瀬。私はね・・・『脱いだらむごいんです』
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(5)
- 10/26
ブックオフで購入。3日で読了。折原一と島田荘司を足して赤川次郎で割ったような小説。赤川次郎も××が書けない作家だった。作者は、書けないことを逆手にとって、トリックにしたのではないか。
騙されました!!最後にどんでん返しがあると知っていたけれど、こんな形とは分かりませんでした。個人的にはもう少し先まで話を進めて欲しかった。蓬莱倶楽部が捕まる等々。
文字には年齢が見えないからね。若い人たちの苦しんだり助け合ったりする話になっていたら、すっごくおもしろかった、と言えると思うんだけど、タネが明かされてみると「なめとんのか!」と腹が立ちました。だますテクニックがうまいのでしょうけれど。
元ヤクザ探偵・成瀬将虎は、悪徳商法会社への調査を保険金詐欺の遺族から依頼される。一方で将虎は、偶然出会った麻宮さくらを自殺から救ったのをきっかけに彼女に恋をしていく…ヤバイ調査をしているのに、将虎の語り口や例えがとても小気味良く気持ちが良い。視点が転々としてそれらがどういう風に繋がっていくのかがずっと謎だが、ラストには…。「あること」に関する描写が巧みに偽装されており、オチには「やられた!」。葉桜ってそういう含意があったのか。ただこれは小説だからできるけど、映像化はできないな。2004年本格ミステリ大賞。
いろいろな話が並行されて、どうつながるのか分かりませんでしたが、最後にまとまったところで納得でした。やや強引なところもありましたが、なかなか見事なだましっぷりでした。
初めての作家さん。やられました^^;本筋に関係するのか?と思うような部分もあるけど、読み終わってみれば必要な伏線だったのかなとも思う。これが「本格」と言われればそうなのかもしれないけど、個人的にはもっとさらっと読めるほうが好き! 違ったテイストのものも書いているようなので、他の作品も読んでみようかな。
すごい!本当に騙されました!後半にはあれ?と思い何度もページを戻ったり…もう一度すべてわかったうえで読んでみても面白いだろうと思いました。
楽しめました。様々なエピソードが一つになる快感もさることながら、一気にシンデレラの魔法がとけてしまうようなラストが圧巻でした。
最初の方は、現在と過去の話が行ったり来たりして混乱するし、主人公とヒロインの恋愛も、若者らしい爽やかさがないし、この作品微妙だなーなどと思っていました。が、後半の種明かしを読んで、なるほど私はすっかり騙されてたのねってなりました。作者の思う壺です。ラストは恋愛小説?って感じな終わり方ですが、登場人物や悪徳業者がその後どうなったのかをもう少し書いて欲しかったです。
自称「なんでもやってやろう屋」の成瀬将虎は知り合いに頼まれて保険金詐欺の真偽を調べ始める。現在と過去が交互に進んで行く中で「?」と思う所がありながらも読み進んでいきましたが、後半になりその謎がとけました。気持ちのいいほど騙されてしまいました。
始めは話が行ったり来たりするのでえっ?えっ?っと思い、後半の種が明かされていくシーンでは違う意味でえーっ!ってなってしまった。大人な本だなぁ。
しっかり騙されてきました。最後の種明かし部分にさしかかったところを読んでるとき、思い込みが邪魔をして「ん?んんん?」ってなりました。あと、主人公の兄は亡くなったとしか書いてなかったから何故だろうって思ってましたが、ああ、だから書いてなかったんだと思いました。
世界の始まりはカオスだったという。カオスは混沌とは違う。そもそもは巨大な空間を意味するのであり、「空」は空虚ということではなく、あらゆる可能性を秘めた無の状態をいう。そう、今日のことの、まっさらな青空のようなものだ。白球が空から落ちてくる。それは私の未来でもある。 世界の終わりはまた同時に、世界の始まりでもあるのだ。・・・いいねぇ。
葉桜の季節に君を想うということの
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感想・レビュー:214件














































