街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)
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街の灯の感想・レビュー(347)
上品な感じのするお話だった。時代は昭和7年頃らしく、その当時のことも色々わかって勉強にもなった。お気に入りは『銀座八丁』。銀座に行ってみたくなった。そして、千疋屋でピーチシャーベット食べてみたい。
昭和初期、華やかできらびやかな上流階級の生活。美しい言葉で紡がれる当時の流行り、社会情勢、まるでタイムスリップしたような感覚。『玻璃の天』を先に読んでしまったけど、やはりそちらよりまだまだノホホンとした雰囲気。たまにはお嬢さまお坊ちゃまらしい縛りや、憂いなども見られ、お話の中にも出てきたけど匂いがすごく乱歩っぽい…メランコリックミステリ?
好奇心旺盛な英子嬢。文武両道で謎めく女性運転手ベッキーさんに、楽しいことも辛いことも、これからたくさん教わっていくのね。
昭和初期の日本を堪能できる1冊!当時の流行、食べ物、文化を味わう中で生まれるミステリー。はたして、ベッキーさんって本当は何者なのか?続きも読みたいです。
綺麗な日本語で、昔読んだ円紫さんシリーズを彷彿とさせる真っ直ぐで優等生な女の子が主人公で、何か懐かしさを感じつつ久々の北村薫ワールドを堪能。でもこのベッキーさんシリーズは昭和初期が舞台で、上流階級のお嬢様という設定なので、細部の描写が色々新鮮だった。銀座の和光(の前身)はこの頃出来たのかとか、絵画館前の銀杏並木や軽井沢の万平ホテルは当時からあったのかとか。謎の女性運転手ベッキーさんが鍵を握るのは確かだけど、謎解きでは思ったより英子が自主的に活躍するのね。お兄さんのキャラが一番親近感持てるなw 続編も楽しみ
他の本の感想で目にした「ベッキーさんシリーズ」にようやく取り掛かりました。北村さんの作品初めて読んだかも。日本語がきれいで読みやすい。英子と、妹から尊敬されていない兄とのウィットに富んだやりとりが好きだなぁ。とっても控え目な男装の麗人、ベッキーさんはその出自が謎すぎる!この時代を舞台にした小説は、今でも目にする老舗がサラリと登場するのも興味深いです。村上開新堂やら万平ホテルやら…そういえば昔、バイト先に公家の末裔の方がいたなぁ。瞬時に蹴鞠が連想されるようなお名前でした(笑)
英子の視点で語られているけれど、謎に包まれているところが多いためか、謙虚な態度でありながら、きりりとした印象のあるベッキーさんの存在が気になりました。作品は全体的に優しくて品があり、文面から感じられる昭和の雰囲気がとても素敵でした。
『鷺と雪』から遡って読みました。ベッキーさんが とても魅力的です。今とは随分異なる時代や階級 社会の問題はあると思いますが、美しい日本語を 使いたくなります。
とりあえずシリーズ一作目から・・ということで読み始めました。あんまり期待していなかったけど、今後の展開がとても楽しみです。 「・・・・失礼ながら、ひとつの傲慢だと思います。」(←ベッキーさんハードボイルドかも・笑)
ベッキーさんシリーズ第1弾。直木賞受賞作の『鷺と雪』から遡って読んだが、昭和初期の東京の雰囲気、華族や財閥のお嬢様の生活には相変わらずうっとり。現代の我が家の景気低迷ぶりwと比べてこの豊かな暮らしは羨ましい。でも桐原侯爵家の三兄妹、最上流にありながら心の中で色々企んでいそうでこれまた庶民には理解しがたい。道子さんが英子に語った映画『街の灯』のラストシーンの話は何だかちょっとぞっとした。そして庶民の生活を語る英子にベッキーさんが「失礼ながらひとつの傲慢」と諭す場面が印象的だった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/18
久々に読んだ一人称のせいか、初めてこの著者の作品を読んだせいか、若干目が滑ったもののさくさく読めました。ベッキーさんの正体が気になるので次巻も読もうと思います。
タイトルはチャップリンの映画からのようだ。男装の麗人風で文武両道の運転手、ベッキーさん。本当は良い家の出、という設定がありそうだ。
大正とか昭和初期のお嬢様とかお屋敷が出てくるような本が読みたい!と思っていたら、ビンゴでした。ベッキーさん、含みが多すぎ!続き物なんですね。読まなきゃ!
時代設定に物語の雰囲気が私好み。この上流階級だけど華族じゃないところが縛られなくていいのか。別宮ことベッキーさんと英子の関係もなかなか。特に桐原家での英子の振舞いはかっこ良かった。しかしベッキーさんは何者?そんな疑問も持ちながらシリーズを読み進めていくことにしよう。
丁寧に書かれた(ように思える)文章が上流階級の生活にふさわしく。雰囲気だけで一つ、さらに興味深い謎解きにさらに一つ、登場人物の魅力でも一つと、魅力に飛んだ小説でした。さすが北村薫さんですね。
昭和七年、花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子を令嬢英子はサッカレー『虚栄の市』のヒロインにちなんで「ベッキーさん」と呼ぶことにする
今もそしてきっと当時でも庶民には考えられないハイソな暮らしぶりや丁寧な言葉使いなんかも素敵。ベッキーさんよりも上流な方々の生活に興味津々で読み進めました。
シリーズ2作目を、先に読んで「英子に感情移入できない。」と、コメントした。失敗!この、シリーズ一作目の英子は、好きだった。やっぱり、シリーズものの、一作目は最初に読むべきだ~。北村薫インタビューが、嬉しかった。
★3 日常のミステリ。爵位とかお姫様とか昭和初期の上流階級の雰囲気が垣間見られて楽しい。英子&ベッキーさんの謎解きも読ませます。ピリリとしつつ優しい手触り。続きの「玻璃の天」も楽しみ!ゆっくり味わって読みたいです。
タイムマシンで過去へ行き、『鷺と雪』を読もうとしている私に「待て!こっちが先だ!!」と言ってやりたい…(-_-;;
読み初めは、設定になじめるか不安を抱えつつ読み始めましたが、上流階級のお嬢様の生活ぶりがさりげなく描かれていて、ちょっと背筋がぴんとする感じが心地よい。
「鷺と雪」を先に読んで、すっかりベッキーさんのファンになってしまい、こちらも読んでみた。ベッキーさんかっこいい!ますます好きになってしまった。お金持ちで箱入り娘の英子お嬢様も素直で正義感あふれていて、好感が持てます。続編も楽しみ。
姿勢正しく、清く正しく美しく。 読むと気持ちが綺麗になります。「私」についての描写がほとんど無いので、読者それぞれの花村英子を創り上げることが出来る。周りの人たちはそれに反して、きっちりとキャラ立ちしている。ベッキーさんについてのヒントがぽつりぽつりと小出しに出てくるところがニクイ。これを読み終えて、早速銀座和光の時計を見に行きました。笑
(図書館)北村さんらしいなー。当たり前の日常の中のハテナ。気づかないで通り過ぎてしまいそうなソレに足を止めて見つめて考える。そこから浮かび上がる事実は優しいだけのものではない。とりあえず、ベッキーさんって何者かしら?次が楽しみーv
見えるもの全てが真実ではないと、それが私には分かっているのだろうか。人間の汚さを嫌悪しながら、私が綺麗だとは言いきれない弱さ、そんなのを思い知りました。この本は再読ですが、前読んだ時とは違う感動がありました。少しずつ成長しつつある私だから、今では物語がよく理解できる。舞台が昭和のこの話、今では知ることのない生活がかいま見れて楽しく読めた。ただ身分がある世の中っていうのは、ちょっと辛いねぇ。英子さんみたいな身分の人はいいかもしれないけど。今後の英子さんの成長に期待です!☆4
昭和初期のおハイソお嬢様のおはなし。ともすればスノッブな匂いがプンプンしそうな題材、舞台背景なのに品よくまとまっているのがさすが北村さん。鴎外・漱石に江戸川乱歩まで文学好きには楽しめる文豪の名や銀座の資生堂パーラーに鳩居堂など当時の最先端を思わせる描写も古き時代を楽しめました。玻璃の天、鷺と雪、と続編も読んでみよう
★★☆少ししか登場しないのにベッキーさんがすごく素敵でカッコイイ女性だなと感じさせられた。この物語りの主人公に英子のポジションはピッタリだなーと思いました。品があるライトミステリーでした。
今よりだいぶ前、昭和初期くらいの時代背景のため、最初は正直読みにくかったけど、そこはさすが北村薫。優しい文章もあって気付いたら読了。面白かったです。時代の持つ、和と洋が少しずつ混じった独特の雰囲気に浸れます。直木賞受賞作を読む前に、シリーズ最初から読もうと思って読み始めたんだけど、これは続編ふたつも楽しみです。賞物っておもしろくないイメージがありますが。しかしベッキーさんがミステリアスすぎる。どう続いていくのかね。
昭和初期の学習院に通うお嬢さま&女性運転手が主人公の短編集。前評判が良かったのでとても楽しみにしていた1冊。文句なしに面白い!コレもずっと続くシリーズにして欲しい♪♪ 作中に出てくる「虚栄の市」も面白そう(笑)なので、機会があれば読んでみる。
昭和初期の東京。時代背景も面白い、登場人物達はみんな瑞々しくて魅力的。読者をじわっと楽しませる北村作品はいつでも美しい世界。
昭和七年、上流家庭の令嬢と若い女性運転手ベッキーさんのシリーズ第一弾。探偵ものとまではいかない事件の謎解きなのだが昭和初期のレトロな感じの「時代」と最強「ベッキーさん」が魅力的。直木賞受賞作「鷺と雪」を先に読んでしまったので最初から読むことにした。英子の兄雅吉もとぼけていていい味をだしていた。
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