後藤さんのこと (想像力の文学)
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後藤さんのことの感想・レビュー(267)
やっぱりわからない。だけど、たまにはシュールギャグが紛れ込んでいて、それが自分のツボに入ったこと、うちの神棚には埃を被った後藤さんが置かれてはいないことがよくわかった。
一度読んだだけでは理解出来ない。二度読んでも理解出来るとは思えないけど。なんてったって読んだ尻から内容が消えて行くから、ボクの頭では。。。
形式的論理学の世界なのかなぁと思った。前提とするリアリズムをすべて捨象して、小説が始まるとともに少しずつそれが構築されつつあるさま。記述自身が自生しつつあり、かつ、自身を規定しつつあるさま。そういった円城テイストの濃い部分が凝縮されてる感じがした。やはり不思議な読後感。墓標天球は良かった。でも銀河帝国はこれ完全に悪ふざけですよね(
The History of the Decline and Fall of the Galactic Empireがツボにはまりました。笑った。 「墓標天球」の少年少女は微笑ましかった。
芥川賞受賞記念読書。というのはウソですが。過去に円城塔を読んだあとは、もう読むのはやめようと思いつつもしばらく経つと何故か本が積んである。円城塔の小説を理解するのは諦めて、雰囲気を楽しもうと思い読んでみました。しかし、悲しいことに読んだ端から内容を忘れてしまうんだよね。次は『これはペンです』かな。かなり読みやすくなってるらしいが、いつ読めることやら。206ページ
後藤さんと後藤さんと後藤さんと…。不可思議な感覚にハマっていきます。意味はよく分かりません。1番、墓標天球がストーリー性というか感情的に訴える気がするおかげで素敵です。やっぱり意味はよく分かりません。理系SF、難易度高いけど自分が楽しめる範囲で楽しませていただきました。
『墓標天球』がとにかく素晴らしい。異なる方向に時間を進む三人の話。感傷的にはならずに切ない。表題作はカルヴィーノの『レ・コスミコミケ』を連想した。理系の用語とか、理解できるできないとか、そんなことを気にする必要は特にないんじゃないかと思った。何かしらの図柄が描かれていると感じられればそれで。
面白かったり切なかったり意味不明だったり(これは読み手の知識不足)が飄々と綴られて愉しい。…あとほんの少しだけ、詩情があればしみじみ美しいと思えるであろうに。そうしないところが美意識なのか。
嫌いではないけどかなり疲れる。後からこれを読んで「これはペンです」は円城塔の作品としては、ずいぶん分かりやすくなっていたのだなと思ったのでした。
小説。『想像力の文学』は三冊目ですが、まさに文字通り、という感じで癖が強くて読むのが大変です……。今作は短編集という事でいくらか手を付けやすかったかな、とは思いますが、それでもやはり結構な疲労感が。しかしまあ、だからこそ得られたものは多かったと思います。理解が追いつかず「もはや詩として読むしか……」と感じた部分も多かったので、いつか再読するかもしれません。面白かったです。「The History of the Decline and Fall of the Galantic Empire」が好き。
わかんなかった。わからないなりに面白かった、とも言い難い(これまで読んだ2冊と違って)。わかる人には簡単にわかることなんだろうと思えば口惜しい。妙に詩的なのが、私の理系信仰を徒に刺激し、こういう本を企画して作者に物を申す編集者ってどんな奴だ、などと思う。
全体では何を言っているのかわからないけれども、部分部分では面白くてクスッと笑っているうちに、思いも寄らない方向から全体像がホログラムのように浮かび上がってくる不思議な短篇集でした。この素敵な言葉遊びを日本語で読めるのは幸福です。
とは言え、読み終わることはない。『シンメトリーの地図帳』マーカス・デュ・ソートイ冨永星訳新潮クレスト・ブックス、『八本脚の蝶』二階堂奥歯ポプラ社を先に読んでいたのが幸いした。
円城さんの本。後藤さんのことは面白かった。あとは読み流し。書いてるの楽しそうだなーと思うけどどうだろ。 最後の墓標天球が面白い、とのことなのであとで読んで見る。
理解できない、頭が痛い、何を言っているかわからない、それでもなぜか爽々しく胸をうち、美しい。SFでもない純文学でもない、ましてや恋愛小説でもない、そう言ってしまうにはあまりに風変わりな、あるいはその全てでもあるようなジャンル分け不能な短編集。書かれていること全てが悪ふざけのようで、でも面白くて笑っちゃうから腹も立たなくて、それでいてまるで全てが整列した厳密さの元に成立していて、そこにある種の美しさが宿っている。そんな感じ。たしかにこんな作品は今までの日本文学の中にはないよなぁ。佳作。
高等数学の証明式を縦糸に、文学を横糸に織り込んだタペストリーか。言語遊戯というフレーズがこれほど似合う作家もいまい。現代数学のジャーゴンを少しかじっていると面白さが増すかも。”墓標天球”は異色の出来だけど、胸を締め付けられる切なさがある。
しょっぱな「後藤さんのこと」から飛ばす飛ばす。さっぱりわかんねえ。でも「皮の性質について」が、なんとかとっかかりが分かって俄然面白かった。何コレ、思考実験?みたいな。 そして何となく感動的な「お別れの性質について」なんだろう…ちょっとlainっぽい?そして「考速」のグラフィカルな言葉遊び感の面白さ。西尾維新とはまた違うベクトルの言葉遊び。面白い。また、ラストの「天球墓標」の、幕間のタイトルの意味が分かった瞬間のエウレカ感。円城塔作品のだいご味だなァ。まァ、ちゃんと分かってるかどうかは別として……。
『後藤さん』に対する認識が変わります。身近に『後藤さん』はいますか? それは本当に『後藤さん』ですか? 実は『後藤さん』と言う名の『後藤さん』を被った『後藤さん』に近い『後藤さん』以外の『後藤さん』じゃないですか? スミマセン、『後藤さん』って言いたくなっただけです。 他にも素敵な短編が沢山載ってるので、何だかよくわからなくなりたいときに読むと良いと思います。
後藤さんのことの
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感想・レビュー:110件














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