ポジティヴシンキングの末裔 (想像力の文学)
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ポジティヴシンキングの末裔の感想・レビュー(36)
01/27:いしかわ
12/19:やっこ
こんなにも文学的で、こんなにも性的で、こんなにも下品で。それらが渾然一体となっての、なんとも言いしれぬ途方にくれつつの心地よさ。下ネタ満載でエロくてくだらないのに、時折はっとするような高尚なことが書いてあったりする便所の落書き的愉快さ。刺激的すぎて、読み終えたときには疲労感が半端なく濃ゆい。とりあえず、好きだけど人にはたいそうおすすめしづらい作品っぷりに好感。異彩をはなつ異才。無意味なことに意味がある。すごかった。でもまさか、最後でまとめてくるとは思わなかったw
11/13:mmm
11/03:discotic
日本語が読める外国人に唐突にこの本を差し出し、ああ日本語が分かるだけにこんなどうでもいい読書時間を経験してしまった!と悶えさせてみたくなる。
★★★1/2 ◎「病んだマーライオン」、◎「拳でしかわかり合えないのか」、〇「清潔感のある猥談」、〇「爽やかなマグロ漁」、〇「デーモン日暮」、〇「インテリジェンス廃人論」、〇「虎と戦いたい」
中学生のころ筒井康隆に出会ったときの衝撃、高校生の頃、ビックリハウスの「えんぴつ賞」で味わった驚き、大学生の頃、スタニワフレムの架空の書物の序文集を読んだ時の尊敬、そして今、この本に、「想像力の文学」シリーズの一冊として出会えたこと、これらを、「何の役に立つのか」という問いに答えられないけれど、かけがえのない体験だったとうっとりするタイプの私。高度なスキルで楽しませていただけた。こういう本にお金を払っていきたい。
03/11:じゃぶじゃぶ
かつてない、恐るべき無意味な短編集。どの話も読み終わったら必ず「だからなんなんだ……」と脱力することうけあい。でも何故かどうしてか、面白かった。……たぶん。
ポルナレフ状態。 無意味で絢爛華美な文体やコピペ、無改行は不自然で何を書いているかわからない、振り落とされるような感覚だが、意識と無意識の間の一瞬で物を考えている時の感覚にも似ているようで、それはある意味ではとても自然な姿を書いているのかも知れない。
12/31:akakiaomidori
なんなんだーこれは!群像掲載の諸作よりも好き放題に書いてる感じがします。木下古栗作品を身近な人に読ませて感想を聞きたいけれど、これは貸しても読了されずに戻ってきそうな本です。だけど好きです。ラビアコントロールとか…。この人の創作過程や着想の元が一体どんなであるのか、気になります。
古栗的一発ネタに賭ける「ある未明、有閑マダムたちのー」、分構造のくどくどしいごった混ぜ「病んだマーライオン」、なんかもう題名の語感だけで書き進めたんじゃなかろうかと思われる「デーモン日暮」、仰々しい下ネタの「この冬…ひとりじゃない」、文章の展開が物語を捏造する「興奮塾」、の5選が私的な好み。
華麗なる無駄無駄無駄のオンパレード。なのに読ませるなぁ。面白いなぁ。でも人には薦められないなぁ。時間とお金の無駄になるから。でも楽しめた時点で無駄じゃないのかも。無意味を楽しめる人に、ぜひ。
08/23:小太郎
07/06:あ
どうでもよいくだらないことで作られていて、要約するとほとんど中身が無くなってしまう作品。だから要約出来ない面白さ。というと大変聞こえが良いけど失速している短編もあり。これからどうなるのでしょう。
05/01:おくだいら
01/20:直
表紙とは違ったバイオレンスな内容。嫌いじゃないけどやっぱりちょっと冗長な感じで、町田康ほどリズムも良くないし、中原昌也ほど突き抜けてない。が、嫌いじゃない。最後の最後で盛大なカタルシスがあればよかったのかな。
12/31:さとる
全体通してみてどうなのか、という部分も無きにしも非ず、なのですが、私は面白く読みました。断片といえば断片。繋がりのない話の羅列(多少あるものの)。実験的といえば実験的。瓦礫がそれぞれあちこちを向いているような作品なのですが、イマジネーションをかきたててくれました、渋谷のスクランブル交差点の恐るべき光景の活写とか黒人の息子がいると思い込んだ父とか。読ませどころはあるのです、たとえ瓦礫であっても。この中の一つが大きなうねりになるといいなあ。そういう話が出たらまた読みたいし。
図書館で借りたやつは表紙真っ白だったよ。なんで私こんな本借りたんだろ。何で我慢して最後まで読んだんだろう。作者が筋肉ムキムキの屈強な男に襲われるのではないかとつねに怯えており、美しい女性の脱○に異常にこだわって(音とか。ウエ)萌えているんだなぁ、と云うことは良くわかった。
11/23:kanadai
不条理極まりない物語が揃っている。各篇は微妙につながっているように思われるが、確認するにはかなりの精読が必要ではなかろうか。下ネタが多いけれど、必ずしも笑いにつながらず、非常に硬質な読み口を提供する辺り、作者がただ者でないのは明らかだ。バーセルミをちょっとだけ思い出したが、「物語」であることまでは放棄しないのが、木下古栗氏の矜持なのかも知れない。
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感想・レビュー:24件














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