ミサキラヂオ (想像力の文学)
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ミサキラヂオの感想・レビュー(86)
02/04:瑠都
12/11:Gomez
12/05:Z03
進化の停滞した近未来の片田舎に暮らす人々の日々を、深夜ラジオの混線のように、あるいは番組を次々にザッピングするように、ランダムに掬い上げて紡がれた物語。好きです、すごく好き。特に秋が好きなのですが、ここで中心となっているはずの青年の死には一切の理由が語られず青年の心情も綴られないで、あくまでさほど親しくなかった他人たちの感情と行動を繋いで進んでいく。そもそもこの本全体の中心になるラジオがはらむ不思議が特に解明されず受け入れられているというのが、いいなぁと思います。好きです。他の言葉がなかなか出てこない。
11/16:f/k/a 上海
11/14:キョウラン
それは本好きが読書の苦労を厭わず、アスリートがトレーニングの手間を惜しまないのと同じようなもので、つまりは誰しもおのれの才覚の向くことについてはごく自然にふるまえるものなのだ。これはいい未来の「3丁目の夕日」2050年の未来の世界を描いてるのにも関わらず全体的にノスタルジックなのがいいね未来なのにラジオってのがまた味があるなあ。なんというおじいちゃん小説(何 ほのぼのしてて良かったw
すごく好きな感じ。とある港町のローカルなコミュニティFM局〝ミサキラヂオ〟。春、夏、秋、冬の4つの章で、ミサキラヂオに関わる人々の四季と悲喜こもごもを、誰に焦点をあてるでもなく物語られる。中でも印象的だったのは秋の章。リスナーの青年の死をそれぞれに想い、追悼番組が流れる様には、DJタキと共に目をしばたたかせてしまった。そして、やはり音楽やライヴの描写が秀逸!!!脳内に音が湧きあがり、聴衆の熱気すら感じられる。最後2ページの、時間が逆行するかのような奇跡のタイムラグが、何ともいい余韻を残してくれた。
しれっと書いてるけど、この世界かなりヤバイ。そりゃ人や自然の営みはいつでも変わらないかもしれないけど、社会や文化、技術が40年ほど超停滞してる理由にはならないよね。小さな生活は大きなものがたりに連なっていると信じられなければ生きていくのが辛い、という話があったけど、ここに描かれているのは連ならなくなってしまった停滞した世界な訳で。舞台を現代にしておいてくれれば、素直に感動できたんだけどなあ。
07/19:もち
2050年、今から約半世紀先のとある岬にある街の、コミュニティーFM局を中心に置いた群像劇。どうした弾みか、場所により放送される時間が異なる不思議なラジオ放送。人々はそれはそれとして普通に受け止める。ミサキのラヂオ、時間のずれ。一瞬、三崎亜記の世界を想起させられたがまったく関係ない。特別なことが何も起きない、岬の町のゆったりとした物語。市井の普通の人のごく普通の生活を温かく切り取っただけだが、そのことが素晴らしい。久々に物語を読んだという満足感を得た。オススメ!!
12/17:村長
12/04:DecoponMAGI
穏やかな文体で流れるような日常の群像劇(と言っていいのかな) ともすれば重くなりそうな展開を軽やかに流していくのはさすが。読中も読後も気持ちいい良作。
09/21:mojage
2050年の架空の土地ミサキ。どうしても三浦半島の先端をイメージして読んでしまうが、土着の人、流れ着いた人、老人から若者まで、沢山の登場人物の群像劇が、コミュニティFM局を芯にして繰り広げられる。最初はとりとめがなさすぎる気がしたのに、1年の物語が終わるときには、すべての登場人物が愛おしくなっていた。最後はみんな集まっての大団円。よく作られた物語。未来ものでも奇をてらわないで書ける、というのも面白かった。
07/23:やまやま
コミュニティラジオ局を通して交差する人々を描いた物語。登場人物がみんな個性的で面白く彼らそれぞれの小さな物語がとても愛しいです。私は特に農業青年とその妻サチのエピソードが大好きです。
この作者は好きだ。もっと読みたい。久しぶりだな,もっと読んでみたいと思う作者に出会ったのは。「チューバ」がいいなあと思って,手に取ったのだけど,二匹目のドジョウをつり上げた感じ。この饒舌,あふれる音,登場人物の面白さ,たまらないです。図書館本で読んだのだけど,古本でも買ってきて,いつか,もう一度,読んでみよう。
05/29:cosmopink
05/11:えぞももんが
ノイズ混じりのラヂオ。番組表に関係なく時折、放送時間がズレ、過去の音源が流される、そんな街、ミサキ。その地域の人たちの暮らしぶりが、少し風変わりな文体で描かれる。穏やかに淡々と言葉を連ね、積み重ねて、作者が物語る世界。未来の世界ですっかり古風なツールとなったラヂオだが、街の人々を緩やかに結び付けている。チューニングを合わせ耳を傾ければ、ふっと安らげる瞬間もある。派手さや奇抜さのない、ごく普通の毎日。ほら。潮風に乗って、DJタキの陽気な声が聞こえてくるようだ。
04/07:さくらもち
愛すべき小説。想像力の文学という括りから、”ラヂオ”という少々古めかしくも感じられるものがどのように起点となって、どんなにかとても前衛的で、想像力の文学たるお話が展開されていくのだろうという安易な期待を裏切って、この小説は、真っ当に、かつ作者の優しくも綺麗な表現の力添えを得て、僕にぶつかってきた。ひさびさに心温まる小説を読んだ。
02/23:棚守
02/08:okaka
“時間”というものを考えさせられた。今後、日常生活を劇的に変化させる何か(過去の例で電話、飛行機、PC、自動車等)が生まれうるのだろうか?ある特定分野における画期的開発があってもそれはこの“安穏とした日常”を変化させうるものになりうるのだろうか?ぐるぐると、同じような日々を過ごすだけなのかなぁ、それはそれでいいかもなぁ…。人物一人一人に味があり(味があるように描いている)、何というか密度の濃い話です。ゆーくりと、味わいながら読みました。
02/01:kanadai
01/18:なお
少し先の未来で、田舎町「ミサキ」に開設されたローカルラジオ局をそれぞれの形で取り巻く人々の群像劇。いろんな人の日常の積み重ねが生み出すミサキの物語を、まったりと眺めて回ったような印象。
12/02:CHIE
地方ラジオという狭いコミュニティで生まれる人々のふれあい。題材もさることながら「チューバはうたう」と同じくこの人の「文体」と「音楽に対する視点」が好き。
10/11:Ruto
10/08:狛
09/15:赤ネコ
09/13:nido
09/12:くりこ
前作「チューバはうたう」での三編を無理矢理まとめただろう作品。果たして各作品の良いところを繋いでいるかと問われると、口を噤まざるを得ない。
ミサキラヂオの
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感想・レビュー:37件














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