ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)

ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)
711ページ
339登録
amazon.co.jp でロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)の詳細を見る
読書メーターにつぶやく
share

ロング・グッドバイはどんな本ですか?

村上春樹
ハードボイルド
小説
ミステリ
海外文学

ロング・グッドバイを追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

ロング・グッドバイの感想・レビュー(197)

kei
☆☆☆

夏に清水訳の『長いお別れ』を読んだので。村上春樹訳。どちらが良いというよりも、どちらも読んで、補いあって比較しあって読んだらより楽しめる。

ノルウェイの兵士は戦争でナチスに捕えられ、ゲシュタポの餌食となる。「海辺のカフカ」で佐伯さんの恋人は学生運動に巻き込まれ、私刑を受け撲殺される。「ノルウェイの森」ではキズキの自殺する寸前に共にいたのは恋人の直子でなくて主人公だった。ベストセラー作家の最期に立ち会ったのは、彼の夫人でなくマーロウだった。「1Q84」のBOOK3や、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のハードボイルドパートはこの作品のオマージュかと疑うくらい似通っている。挙げればきりがないくらいに、村上の中期以降の作品の中には深層か
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/28

url
今までハードボイルドを読んでこなかったので、ハードボイルドとはなんぞやという軽い姿勢で挑んだら見事にしてやられた。これが……ハードボイルド……最後の最後でマーロウの口から語られた僅かな言葉が、彼の生き方を示している気がする。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/07

探偵物。全てを想像しきれないくらい描写も細かい。主人公マーロウが何を考えているのかはよく分からない。読み応えがあって面白かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/15

基本的にはミステリーなので小難しい本ではなく簡潔明瞭にして面白い。加えて文章にはユーモアとセンスがあるから、分厚い本だったけれど読み終えた今は充足感で満たされています

このとおり弱肉強食の世界だ。人はなるたけクリンチに逃げ、いざというときのための力を蓄えておく。私は感情に流されることなく生きるように努めている。しかしその男には、私の心の琴線に触れる何かがあった。君のものの言い方は不快だ。世間的に成功した人々の多くは頭脳明晰という地点からはほどとおい。僕は作家だ。何が人を動かを見極めるのが仕事だ。しかし皆目わからん。インスピレーションを求めて過去に自分が書いたものを読み返すようになったらもうおしまい。勝ち負けはもう重要性をもたない。
だん
大事なのは自ら作った規範を可能な限り守り抜くことだ。いったんモラルを失ってしまえば、人生が根本的な意味を失ってしまうことを彼らは知っているからだ。冷静で有能で危険な男だ。こういう人物が一人くらいいなくては警察は成り立たない。世間の多くの人々は、自分のエネルギーの半ば近くを、もともとありもしない威厳を護ることに費やしつつ、汲々と人生を送っている。
ナイス!ナイス! - 05/09 23:05


これは好き。グレートギャッツビーは「?」な私でしたが、これは存分に世界に浸れました。フィリップ・マーロウお人好しすぎ!これがハードボイルド?このラストは秀逸。ここから生まれてきたであろう色々な作品が目に浮かぶ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/07

「人の抱く美しい幻想と、それがいやおうなくもたらすことになる深い幻滅の物語」(解説より)そういう意味では面白かったかも。

マーロウさんは優しすぎてとても冷たい。長いお別れとは、その人自身とのお別れではなく、その人と含めた過去とのお別れなんだろう。だれもが、自分の作った過去の中にとらわれている。さよならの仕方は人それぞれだ。それぞれに悲しい。

直訳過ぎやしませんかね?

「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」 フィリップ・マーロウは言わずもがな、テリー・レノックスとかキャンディーとか黒人の運転手とか、キャラクターがいちいちいい。村上春樹がチャンドラーを敬愛していることは本人もしばしば言及しているけれど、特に初期作品におけるチャンドラーの影響はとても大きいと感じた。「僕」は限りなくマーロウなのだなあ。

このフィリップ・マーロウという人物の造形には大変興味深いものがある。彼は残酷で無慈悲な都市を生き抜くために、自分の姿がすっぽり隠れてしまうシステムをこしらえる。それは身を守るための盾というよりかは、それ自体がひとつの存在感を放つ巨岩である。多少のことではビクともしない、頑丈でタフなシステム。そのシステムからの視点を通して、彼はこの世界をざくざく切り取って生きていく。しかしながら全編読み通しても、私たちはマーロウがほんとうは何を考えているのかわからない。どぶ貝の中にある真珠は、誰に捧げられることもないのだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 02/05
スミス市松
やはりこのレイモンド・チャンドラーこそ、村上春樹の文体に最も大きな影響を与えた作家ではあるまいか。そう思わせるほど、チャンドラーが発明した「仮説システム」自意識は訳者に受け継がれている。また『ロング・グッドバイ』がチャンドラーにとっての『グレート・ギャツビー』であるというのも面白い。マーロウとテリー・レノックス、ニック・キャラウェイとジェイ・ギャツビー。彼らの相同関係は他の多くの小説でも見受けられ(たとえばサル・パラダイスとディーン・モリアーティのように)、物語のひとつのアーキタイプでもあるように思えた。
ナイス!ナイス! - 02/05 19:19


-i
さよならを言うためにこんなにも筋を通したことにすごく惹かれました。

わたしの知っている探偵に「優しくなければ生きる資格がない」という科白を真に受け・・・あー、いや、天啓を授かって。尊敬していて、だから、彼が尊敬する探偵ってどんな人なのかなぁって思いで読み始めました。よく分かりませんでした。確かに信念を貫き通す行動力と胆力さをこれでもかと味あわせてもらいましたが、それがわたしには仰々しく、外連味しか残りませんで。それがつまり妙味だと理解するのですが、読んでいて長いと感じるあたり、好き嫌いが出る作品なのかなとも感じる。酔っ払いって大嫌い
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/28

カッチリと、彫りの深いチャンドラーの文体が登場人物を立体的にします。この本は、何か漫画を読んでいるような感覚で文章を読めました。イメージが浮かびやすく、登場人物も個性的で本当に面白いです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/01

何も言いたくなくなる。これはもう一撃でジャンル「ハード・ボイルド」に染まっちゃうくらいにすごい。もうね、テリーが…、チャンドラーはまったく、あんな奴をよく作ってくれたよ。テリーの手紙を読んでくれ。すばらしい。それとメンディー!あいつがいいキャラしてるんだな。「まったく下らん。はんちくだよはんちく。」感染るよ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/05

こういう作品に出会うのは初めてだ。ミステリーなのにしっかりとした文学的な流れが奥のほうに存在している。訳者のあとがきでの分析力には毎度ながら脱帽です。他の”マーロウもの”も読んで見たい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/04

マーロウ捻くれ過ぎだろと思わず突っ込みたくなる寄り道しっぱなしの展開にもっと素直に行こうぜと思いつつ気付いたら引き込まれてる。あの寄り道や細部への拘りがチャンドラーの妙なのだね。訳者あとがきも作品を理解するのに大変参考になった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/27

おもしろかった!!不思議・・・気づくと引き込まれてしまってとまらなかった。分厚いので読めるか心配だったが意外にいけた。名作ってすごいやっぱり。

ハードボイルドとは雰囲気ではなく、パースペクティブ(視点)のことだと以前に文学部唯野教授で教わったけど、後書きを読むとそのことは村上春樹も当然という感じで意識的だったところに、文学の奥深さを実感。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/05

あまり読んでいない村上春樹さんを(IQ84とか)これから読んで見ようと思って・・・まずはここから、もちろん名作「長いお別れ」は既読だがこれはどうだ?

とにかくハードボイルドでかっこいい。映画のように情景が目に浮かぶ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/17

R
また読みたくなるし、酒が飲みたくなる、バーで。

これがハードボイルドって言うなら切なすぎる。かっこいい言い回しが満載。読み進みにつれパズルが組み上がっていく展開に引きつけられた。

初ハードボイルド。ずっとThe Long Goodbyeがどういう場面で出てくるのかな、と思いながら読んでました。最後の村上春樹の解説読んで、今度は細部にこだわって読もうかな。

言わずと知れたチャンドラーの作品を村上春樹が翻訳したこの小説。といっても僕はこの小説を読むまでチャンドラーのことを知らなかった。かなり雑な分け方をすると、推理小説の部類に入るのかな。普段あまり推理小説を読まないほうだが、主人公マーロウのハードボイルドっぷりにどんどん引き込まれていった。あとがきで村上春樹は、この小説はチャンドラーなりの『グレートギャッツビー』だといっていた。なるほどそういわれるとますます作品に深みが加わった。

やせ我慢と減らず口。エリオット好きの運転手と新聞記者が良かった。最後の場面でタイトルの意味を思って泣けた。

やたら酒を飲みたくなる本です。最高級のつまみみたいな本。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/23

emi
最初、雰囲気を味わうための小説かなーと思ってたら、どっこい大ドンデン返しが! マーロウの「タフでなければ……」の名言は知ってましたが、なんてまあタイトでロマンティストな探偵なんでしょう。ハルキさんの解説に「チャンドラーのオリジナリティはジャズで言うならチャーリー・パーカー」とあったけど、手元にバードがなかったのでバド・パウエル聴きながら読みました(全然違うやんけ#)。さあ次は「さよなら、愛しい人」いってみよう!

普段日本文学しか読まないけど、仮面ライダーWの影響で読みました 村上春樹の訳で読みやすかった。 解説もかなりボリュームがあり楽しめた

村上春樹って感じだよなぁ。

翻訳ものって苦手だなあ。

傑作

マーロウがかっこいい。というのも、他のハードボイルドにありがちな現実離れした強さが無く、筋の通った男になっている。状況の変化、最後の落ちといいチャンドラーを今まで読んでなかったのが悔やまれる。村上春樹の翻訳、解説もいい!
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/26

読み始めは、村上春樹っぽい言葉遣いや言い回しがちょっとこそばゆい(?)ところもないわけではなかったけれど、いつの間にかすっかりその世界に。幸か不幸か、大昔に清水訳で読んだときの印象がすっかり薄れてしまっていたので、ストーリー自体も含めて新たに楽しむことができました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/06

600ページ超が全く気にならない。スタイリッシュで現代的。翻訳家ではなくて作家が訳すというのはこうゆうことなんだろう。事件解決後の展開が格好いい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/23

ああ、レイモンドチャンドラー。

そこまで伝わるものがありませんでした。よくも悪くもアメリカ文学です。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/14

★★★★

もっと見る
ロング・グッドバイの 評価:51 感想・レビュー:50
ログイン新規登録