少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)
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少女の感想・レビュー(2897)
やっぱり湊かなえだと思える作品。
最後の最後に毒があるけれど、物語と理解して読めば楽しめる。正に因果応報。
登場人物はそれぞれに大小はあるが病んでいるのに、最後の方は何だか笑える描写も多く毒の部分が中和されて特に気にならずに楽しめた。
でも読むのは出来れば大人だけにして欲しい。
伏線が回収されていく様は清々しかったですが、読後は沈鬱な気分になりました。取り巻く環境や自他の欲に流さるままに流される不安定で脆く儚い少女像。残酷さと愛らしさを内包した少女の笑顔が浮かぶようでした。
全てが収束して終わる。・・・それにしても、皆さんおっしゃってますが、後味悪い。。。こういうのも嫌いじゃないけど、やっぱり、後味悪い。。。
また視点の変わる一人称ものか…これしか書けないのかよ…と呆れながら読み始めたけど、結果的に面白かった。中2ドロドロものかなと思ったら、話は重いはずなのに、笑えるような話だった。どんどん人物がきれいに最悪の形でつながっていって、楽しめる。 自分がおかしいのかも知れないけど、私はなぜか、読後さわやかw
後味悪い。冒頭で自殺の描写があり、「死人が見たい」と老人ホームと病院にボランティアに行く二人の少女。二人の少女によって淡々とエピソードが語られる。視点が入れ替わるのが読みにくい。誰がどうして自殺したのか、最後に全てのエピソードがつながったが、爽快感より疲れが残った。裏サイト、妬み、独占欲、複雑な関係性もモノローグで語られるだけで決してぶつかり合ったり交じり合ったりはしない。こういうのが最近の子の「リアル」なの?ありそうな部分と「それはないよ」という部分が混在。口直しにリアルでなくても爽やかな物が読みたい。
個人的には9割退屈で最後の1割で一気に面白くなった印象。「だからどーした?」と思えた細かいエピソードが色々繋がっていたのですね。正直、クライマックス直前までは結構退屈でした。しかしそれを乗り越えてこそ最後に「ほっほー、なるほどね」「あら、こっちはこれなんだ。これもこっちかー」とふむふむ出来るのです。最後の怒涛の展開が嬉しい一冊でした。ちなみに後味はいつも通り宜しくありません。ほんわか系が好きな方はご注意を。
高校生の頃ってこんな感じだったかな。自分があまり共感出来ないだけで、周りはこうゆうのが大多数だったのかな。由紀・敦子が互いの仲を解りあってゆき、ちょっと嬉しく思ってたらラストで落とす感じが逆に好き。結局物欲?そして学校裏サイトのタチの悪さに辟易。
ん~。湊さん、という感じでした。わかっているのに、湊さんを読んでしまう、という感じ。人間関係、ここまでつながるかな~という感じはしましたが、、、怖い。裏を返して人間の良さというか可能性、というか、それを表現してるのかなあ。でも、苦しくなる感じでした。
んーん。初の湊かなえさんです。この小説にはなんとなく善意がなく、悪意があるような気がします。私は、人間基本は善意だと思いますので、納得できなかったです。なので評価は59点です。
どっちがどっちだっけ?とこんがらがりながら読んでました。女の子のメールだのプロフだののトラブルは耳にしているので、ない話ではないかもね。いろいろつながっていくという物語の進め方はよくあるけどやっぱり最後が気持ちいいんだよね・・・・こんなラストでも^^;
基本二人の一人称の話が交互に入ってくる形ですが、たまにどちらの話だかこんがらがって途中、何度か「ん?」と思って読み返してしまいました。最後まで読み終わってから最初を読み返して改めて相関図を整理するとなんだか胸が締め付けられるような感じがします。こういう登場人物や出来事がリンクしたり勘違いで交差するある意味小説的な構成、読中読後色々考えなくちゃいけなくて忙しい分、心に残りやすいんだと思います。完全にスッキリ!とまでいかない感じも含めて…。
『因果応報』な出来事があらゆる場面に人間関係に表現されていてその繋がりを見つけるたびにゾクリとした。湊さんの小説だからと覚悟して疑り深く読み進めているのにタッチー&昴のからくりと最後の一ページには完全にやられました。意味もなく紫織を存在させている訳ないと思っていたのに・・・
視点が繰り返し変わるので、ひっかかりがたくさん出来て、読みにくいけど残りやすかった。高校生くらいの時の友達関係って、好きで仲良い子でも嫉妬したりむかついたり、完璧っていう友達なんてなかなかいないと思うのだけど、そういう感じが描かれていて面白かった。思ってることがころころ変わる様子とか…
まさに“因果応報”。それを、最後の最後まで一貫していた。さらっとエグいけど、気持ちの良さと悪さが混同した、なんとも言えない衝撃を受けた。伏線のばら蒔き方、絡まり方、収束…それらの繋がりが見事、というか、綺麗だった。死とは、退場すること。うーん、なるほどなぁ。
最後怖い………。最初あたりは敦子鬱陶しいな……って思ったが、途中は由紀に苛ついたり、結局は自分の見に覚えのある行動や感情なんだな、と思い至った。確かに女子高生ってこんなだよなー(自分参照)。高雄たち大人から見た女子高生像もちょっと年を取ったので分かるかも。ミステリー的には色々な伏線が絡み合って、自分で考えながら読んでいると、きちんと回収されて気持ち良かった。ただ、タッチー&昴には騙されたけど(笑)
あーやっぱり普通には終わらないんですね。どうも読んでいるとネガティブ展開の予感がして、いい意味では緊張するんだけど肩こるね!話としては十分面白いんだけど。どうも最近の傾向としてタブーを犯す内容の小説が評価され、ショッキングな内容を競っているようにも思えるのですがそれって良い事なのかな?
「うわっ…重っ…エグい…。こんなものを読んだ後に鬱状態にならないだろうか…」と不安を抱えながらも、面白くてぐいんぐいん引っ張られていく展開に読むのが止めららなかった。本書がミステリーだとは思ってもいなかったので、ただただ女子のエグさが描かれていくのかという私の期待とは見当違いの方向に。最後の方はブラックジョークかというような女子たちの無邪気な悪魔っぷりに、おっさん共ざまあ!という気持ちで爽快でした。
女子高生って周りが思っているよりずっとしたたかで、驚くほど脆くて、そして残酷。因果応報、かあ。この先2人に待っている因果の糸を思うとぞくっとするねー。最後で一気になだれ込みすぎた感はあるけど相変わらず伏線の回収が見事でした。もっと後味の悪い最後でもよかったと思うけど。
普通。。極めて普通。。ここから盛り上がるのかな?と期待してると。。そうでもなく。。どうせなら二人よりも。。主たる少女は、一人の方が、わたしには、わかりやすいかな。。
最後まで由紀と敦子がどっちがどっちだったのか、こんがらがりながら読み終えてしまいました。しかしお話としては、少しずつ人の関係が明らかになって行く過程が面白かったです。ただ、上手く関係付き過ぎているところは、非現実的過ぎますが。「因果応報、地獄におちろ!」が怖いですけども、この本の根底に流れているものなのかなぁ…と。「告白」の衝撃度が凄かったので、少し物足りなさは残りました。
視点の移動がとってもわかりづらかった。字面を変えるとかして工夫してほしい。 複線などはうまく張られていて、結びついていくところは面白かった。
一人一人の視点がからみあって、最後にひとつにつながる。結構えぐい展開もあるいつもの湊かなえさんの実力が発揮されていた。ただ、この作品だけ他の湊かなえ作品に比べると異質に感じてしまう。それは「少女」という存在がそう感じさせているのかなあと感じた。とても優しく純粋な面をもちあわせているのに最後で少女達の奥に眠るドロッとした怖さを残していくのは、読後感がけしていいとは言えない作者の特徴でもある。ここがなんともくせになるのだ。少女は女になっていくのよなあ…
いろんな要素が複雑に絡み合い、でも、うまく繋がる。大好きです、こういうの。小倉を死に追いやった由紀。聖羅を死に追いやった敦子。高雄を破滅させた紫織。それぞれが罪を抱えていて、『業』というものを考えさせられます。
なんだかんだ言いつつ、まだ湊作品を読み続けています。いろいろ盛り沢山でまとまらない感じもあるのですが、それがこの時期の少女らしさと言えば言えなくもないかと。
1日であっという間に読めました。意外に後味よく読み終われると思ってたらやっぱりラストは後味悪かったです。おっさんが一番ましに思えました(^-^;
二人の女子高生、敦子と由紀は人が死ぬ瞬間が見たいと思う。夏休みにそれぞれボランティアに行き、そこで死を目撃しようとする。二人は別々に行動しているのに周囲の人間関係がどんどん繋がっていき怖かった。
ミステリでありながらも、高校生の死に対する興味を扱っているためか、読書中の気分は寧ろ青春小説を読むときのそれに近い。たった10人ほどの登場人物だけで、並行して起こる幾つもの出来事の関係者を完結させようとする造りはいくらなんでもやり過ぎだが、それでも物語を破綻させずにまとめられている佳作であった。しかし、悪意に満ちた救いのない話としては「告白」から数段劣るし、同様のテーマで書かれた青春小説なら辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ」という傑作があるため、物足りなさは感じてしまった。 6点/10
湊作品読了4冊目。登場人物それぞれが複雑に絡み合って1つのストーリーになっている。面白いんだけど、小倉や紫織、星羅、おっさんなど1人1人に役割を持たせ過ぎたせいで現実離れしてしまっている気もする。告白、贖罪には一歩及ばずって感じ。
ともかく後味が悪かった。すべての登場人物がパズルのようにつながっていくのはあり得ないと思いつつおもしろかったし、敦子と由紀の一夏の経験での成長ぶりと二人の友情には爽快さを感じた。なのにラストの遺書は酷すぎる。その中に出てくる敦子と由紀の姿にもがっかりした。でも、自分も高校生で当事者なら同じことをするのかもしれなかった。
「人の死を見てみたい」不純で不快な動機からの始まり。信用することが出来なくなった友だちに、鬱積する学校という閉鎖空間での人間関係から産まれた動機が、思わぬ方向に転がって転がって…互いに信用できなくなっていた少女たちの橋渡しとなる。人の死を見て優越感を感じた者はまたその死に絡めとられて。生きて行く者はそんなものがなくたっていつでも走って行ける。彼女たちが持つ残酷な心も互いを想う心も、少女だからこそ混在し得る感覚が素晴らしい。湊かなえの共通テーマだと思っているアダルトチルドレン予備軍。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/14
女子高生という括りで一緒くたにしないで!といいつつ、結局は女子高生、あ「少女」という生き物なわけですね。冒頭2つ目の文章(遺書?の次)が、出てくる誰が書いたものでも違和感がないという感じで怖い。あっさり連鎖しすぎなので気が付いてからは展開が読めすぎてという箇所もありつつ。ところで、女の子は残酷だとかよく言われるけど、このくらいの時の男の子は一切こういう気持ちってないもんなんだろうか??
初めの方は、なかなか読み進められなかったけれど、慣れてしまったら一気に読み終えた。あまり多くない登場人物の中で、これだけ繋がってるというのもどうなのかと思うものの、伏線が張り巡らされていて、そういうことだったんだ!というのがそこかしこにあるところは、楽しめた。
パターンは同じなんだよなぁ。敦子、由紀、紫織、星羅。女子高生は何考えているかわからん。でも何年かしたら小説に出てくる主人公の名前が当て字みたいな名前ばかりになるんだろうなとふと思った。
少女の
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