ゼロ年代の想像力

ゼロ年代の想像力
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ゼロ年代の想像力の感想・レビュー(434)

宇野常寛は発見する人としては非常に優秀だし、魅力的。作品の各論は目からウロコなのが沢山あった。問題は筆者が「社会」から「個人」へ/「政治」から「文学」へ、わざわざ論題を下りてきた瞬間、意見のリアリティを一切失ってしまうところにある。例えば、ひとつの理想的な解答として「ゆるやかに繋がる疑似家族の中で自己実現を果たす」としているが、個人のスペックを鑑みて疑似家族は「選び取れる」のか、フィクションの中で疑似家族の形成というものがそもそも都合のよい「あがり」として設定されているのではないか、(続く)
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(2) - 01/21
ぼっせぃー
疑似家族内で個々の価値観を巡って再びサバイバルが起こりは崩壊することはないのだろうか、人は死ぬまでに疑似家族を何度も乗り換え続けることに耐えられるだろうか、など現実に適用しうるとは到底思えないのだが。
ナイス!ナイス! - 01/21 01:52

ぼっせぃー
無理してリアルに結びつけるというか、読者に呼びかけようとするのやめたほうがいいんじゃないのか……。
ナイス!ナイス! - 01/21 01:55


リトルピープルの時代に続き読了。これも面白い。最後はぱーっと読んだから、また読もう。

読了。おもしろかった。裏付けがないという批判も多いけども、わたしの生活実感にぴったり一致する。大事な一冊だと思う。ローカルな現実。つまり「解なし」ではなく「解は無数」なのだ。そしてその解同士が折り合いをつけていく。しっかりしないとね。3.11後、痛い安全な自己反省は不可能になったのだから。

読みやすい。

分野を隔てない多メディアの作品解説で読者の物語消費欲求を高めつつ、筆者特有の言い回して語彙的欲求を満たしてくれる宇野さんワールド全開の一冊。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/11

東浩紀への言及部分がナイーブ過ぎないか… 出版の3年半後に読んだ感想としては、時代の流れって早いな、というのが一番大きい。

裏付けのない恣意的な見解であるとの批判は免れられないだろうけど、バッサリと枝葉末節を落として、95年~ゼロ年代のサブカルチャーをすっきりと体系化して見せる手口は見事で小気味良い。ところどころひっかかる点はあったものの、よくぞここまで網羅した!楽しかった。繰り返し何回か読もう。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/30

遅ればせながら。オタクの女性蔑視的マッチョイズム批判とオタクのキャラ的アイデンティティの指摘は面白い。しかし、小さな共同体の獲得によるバトルロワイヤルの克服という結論はくだらない。引きこもり青年に「友達つくれ」というのも一種の暴力であるし、何よりグローバリズムや原理主義という現実の暴力に小さな共同体がどう抗えるというのか。筆者は「政治」ではない「文学」の問題を論じるが、「政治」と切り離された文学などオタク個人の自意識の問題に過ぎない。批評の射程としては少し浅すぎるかなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/28

論理展開の裏付けが一切ないので、本当かよと突っ込みたくなる。恣意的な作品の繋ぎ合わせ、近視眼的な解釈が気になる。とはいえ、コンテンツの膨大な知識やその潮流を社会情勢と結びつけて読み解こうとする姿勢は◎。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/27

話が長い割に、行ったり来たりしている。まとめられる作品だけを無理矢理まとめて、強引かつ難解に解釈しているので納得感はない。面白いんだけど、もうちょっと簡潔にまとめられなかったものか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/24

世の中にはいろんな物事の捉え方や考え方がいる。仮面ライダーの考察、面白いけど難解。

良書。面白すぎ。

「(TV版の)碇シンジでは夜神月は倒せない」という課題設定も、とりあえず何か選択して期間限定の小さな関係を作り、それをホームグラウンドとする処方箋の方向性に賛同。日々のキャリア関連の活動で自分が持っている実感と一致する。最も批判の対象となっている、強引で乱暴な印象を与える表現手法にせよ、筆者が「絶対的な根拠なくあえて選択」した夜神月的なものだが、あとがきに見るように、彼自身もそのことで新たな関係を築き続けている。「コミュニケーション」の概念は、「察し」系と「つながり」系の二つに分割して考えてみたい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/29

80年代から現在までの様々なジャンルのフィクション作品の傾向の変遷から、時代の趨勢を読み解こうという試み。簡単に言えば「大きな価値の崩壊」→「絶望・ひきこもり」→「カルト的誇大妄想」→「恣意的な価値の選択・それらの間の闘争とサバイバル」→「ローカルな日常の中の価値の重視」という流れらしい。それなりに面白いストーリーが描けているが、ところどころ視野の狭さと乱暴な一般化が行き過ぎる。「そう、ゼロ年代とは実は仮面ライダーと併走した時代だったのだ」という一文には声を出して笑った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/28

賛否はともかく、読み物としてはとても面白い(仮面ライダーのくだりとか)。ただ、初出が雑誌連載のせいか、同じ内容の繰り返しが多いと感じる部分も。 アニメ、漫画、小説、ドラマ、ゲームといったもので世の全てを説明するというのはやや強引な気もするが、90年代を引きこもり、ゼロ年代をバトルロワイヤルと評するのは興味深い。 あ、でも「〜する。〜した」と「〜である。〜でない」論は良く分かんなかった。 でも、実は私、この中で紹介されてる作品ほとんどみたことない(エヴァでさえも…)。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/22

流し読み。物語の作者たちは、本当にこんなこと考えて書いているのだろうか。もっと感覚的で、面白いと信じて書いていると思いたい。何もかも打算じゃつまらない。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/19

批評系の本を初めて手に取った。"時代性"からの視点とでも言えばいいのか、一段上から全体を俯瞰するような視点は、中々面白い。ストンとハマることもあれば納得出来ないこともあったが、知っているジャンルでは自分で判断出来ても、無知なジャンルでは著者の意見を丸呑みしてしまいそうで、危険。自分の中に一つ視点/物差しを増やしてくれたという意味で、有意義な本だった。少し別の視点で物語を楽しんでみたい方にオススメ。著者なりの言葉/表現+「繰り返しになるが~」の多用が合わず、冗長に感じてしまった。文章としては苦手。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/17

大きな物語が崩壊した現代に創作がどういう方向に進んだか、決断主義、バトルロワイヤル化を軸に取り扱った評論。ドラマ、漫画、アニメ、映画、小説など扱う範囲は広いが、あくまでこの軸に沿った議論であるという点には注意が必要。セカイ系とかあまりに十把一からげに切られてて単純化されすぎているように思えるのは、一つの軸から見た話に絞っているから…のはず…。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/30

アニメ、漫画、ゲーム、ラノベなどのサブカルチャー。およびドラマ、文壇など様々な切り口から、90年殻~00(ゼロ)年代の社会構造の再構築を試みた本。非常に面白かった。章立てでわかれており、「空転するマチズモと高橋留美子の重力」とか、「仮面ライダーにとって変身とはなにか」とかサブタイトルでもそそる内容が多い。満足。筆者が何を語りたいかは実際に読んでください。私ではまとめられない。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/22

それぞれの背景の深読みは説得力があるところもあったが、テレビドラマを見る人の文化と、パソコンでアダルトゲームをやる人の文化は全く別物であって、ひとつの流れとして語るのには無理がある。結局「お前らリア充に憧れてんなら外に出ろよ」的上から目線に収斂しているところはさすが。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/21

#dokusyo 1冊読んだだけの勝手な想像だけど、著者は早口で捲し立てるように話す人のように感じた。膨大な資料と考察をもとに練り上げた論説を発表するというより、とにかくいま気がついたことをすぐに言いたいという衝動で書かれたような印象。括弧でくくった自前の用語を多用することも、同じ論旨を何度も何度も繰り返すことも、どちらも主張を説明しきれず読者に伝えきれない焦燥感の現れに見えた。書かれている内容自体は「なるほど」と思うこともあったけれど、この分厚さは必要だったのか。もっと端的に表せたのではないかなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/19

PE
こういうのは読んどいたほうがいいよね。

ここには本質的に新しいものはほとんどないのかもしれないけど、だからこそ見晴らしがいいポジションから様々な作品がクリアに整理/論評されている。ただ、前半半分も読めば主張が大方出つくしてしまう冗長さは少し苦しい。やっぱり、本質的に思想の人じゃなくて、サブカルチャー評論の人なんだなと認識させられる
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/09

あー面白かった。宮台先生もそうだけど、自分が読んでもいない、観てもいない作品群が題材なのにもかかわらずストンと腑に落ちる批評。でもちゃんと自分でも作品を見てみないとな…。「設計主義」かあ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/10

90年代からゼロ年代という時代に興味があって軽い気持ちで読んだ本。時代性とその時代性のもとにどんな物語が生まれるのかを分析した批評というので興味深く読めた。まだ納得できていない部分もあるが、高度成長の終わり、ひきこもりからセカイ系、サヴァイヴ系、日常系という物語の類型にどういうイマジネーションが働いているか?という分析は腑に落ちる内容でした。また読み返したい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/27

セカイ系・決断主義を越えたところにどんな物語が可能かを夢想する。わずか3年前の本なのに物凄く古く見えてしまうのは、扱っている物語が現在では勝利しているように見えないせいか。平成仮面ライダーの章だけ読めばいいです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/17

90年代からゼロ年代という時代に興味があって軽い気持ちで読んだ本。時代性とその時代性のもとにどんな物語が生まれるのかを分析した批評というので興味深く読めた。まだ理解できていない部分もあるが、高度成長の終わり、ひきこもりからセカイ系、サヴァイヴ系、日常系という物語の類型にどういうイマジネーションが働いているかという分析は腑に落ちる内容でした。また読み返したい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/22

NHKの無縁社会特集でのコメントが気になって、一度著作を読んでみようかという気になった。「古い想像力」と「新しい想像力」

90年代後半的な社会的自己実現への信頼低下を背景とする想像力を、宇野は「古い想像力」と位置づけた。一方世の中が「正しい価値」や「生きる意味」を示してくれないのは当たり前のことであり、そんな「前提」にいじけて引きこもっていたら生き残れない、だからこそ、「現代の想像力」は生きていくために、自分で考え、行動するという態度を選択する。最後の方のコミュニケーションの選択は、なんだか共感した。「である」ことに甘んじていてはいけないと思う。実存が大切というのは、わかる気がする。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/01

宇野さんの劣化コピーになってしまいそうだぜ…

ゼロ年代に現れた想像力たちの総括的なアウトライン。うん、内容もパフォーマンスも面白かった。少し付け加えるなら、ここでは『決断主義』という言葉も(過渡期的、暫定的な“みなし”であることを踏まえた上で)“あえて”選択しているに過ぎないことを留意して読みたいですね。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/19

いやーおもしろい。おもしろいとしかいえない。ところでこういう議論って論証とか反証とかできないから、役に立つ使いやすい概念を提示したほうが勝ちになるところあるよなとか思った。という今のこの表現がものすごく決断主義っぽくなっているあたり、そういう意味で勝っていると思う。あと個人的に「キモチワルイ」でシンジがアスカに単に振られたことになっているのは納得行かなかったが黙ることにした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/14

ちんたら読んだから、もう一度読まんと頭に入らんなあ とりあえず母性関連は納得だったな
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/07

結局、コミュニケーションなのか。そうなのか。

ポストモダン状況の進行によって、何が正しいのか分からなくなる。その状態に混乱し、引きこもるのがエヴァに代表される90年代の想像力。その状況を踏まえた上であえて無根拠な価値基準を選びとり(決断主義)、サヴァイヴするのが、その後に見られる想像力。そしてそのような想像力の次に来る新しい想像力は、人々の網状の繋がりと、日常が有限であることを自覚ことによって、日常にロマンを見いだすというものである。分析があっさりしているのが残念だが、セカイ系批判や母性のディストピアという考えは興味深い。空気系に関しては?がついた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/15

つまるところ、遠くの超越への依存ではなく、いまここの他者とコミュニケーションする大切さについて語った本。東的な認識を一定以上共有するも、システムの層ではなくコミュニケーションの層をより強く重視するため結果として東に批判的になるのだろう。ジャンルも作風もお構い無しの横断批評は乱暴さも確かに感じるが、その豪快でワイルドな迫力に魅力があるのも確かである。また、ある種の作品への厳しい批判も頻出するが、その否定と批評対象の選び方自体、保守的なオタクコミュニティや批評史観への批判精神に貫かれていて強い共感を持った
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/09

[メモ]『政治と文学の再設定』 宇野常寛 http://renzaburo.jp/contents/045-uno/045_hyoshi_001.html

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ゼロ年代の想像力の 評価:67 感想・レビュー:146
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