くじ (異色作家短篇集)

くじ (異色作家短篇集)
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くじの感想・レビュー(81)

星3つ

偽善や見栄に凝り固まった人間の心の醜悪さをあざ笑う、とっても意地悪な目線の短編集。すっきり落とさないオチのは、もやもやが増殖して気持ち悪いったらしょうがない。好みか?と聞かれたら好みじゃあありません。S・モームや都筑道夫の短編の方が好き。 表題作の「くじ」はいちばんわかりやすい不条理ホラー。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/05

12/11:rfalbemuth
図書館で背表紙と目が合って(笑)借りた本。桜庭一樹の読書日記で見たタイトル&作者名が脳内にインプットされていたようだ。借りてから『たたり』や『ずっとお城で暮らしてる』(←この本、好き!)の作者でもあることに気づく。短編集だけど、読んでてもやもやとなる話が多いので、一気読みはせず、毎晩ちびちびと読んだ。印象に残ったのは『おふくろの味』と『どうぞお先に、アルフォンズ殿』かな。普通に生きる人のちょっとしたすれ違いとか悪意とかが、心の奥底を嫌な風に撫でる感じで、怖い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/04

11/06:きたくり
残念、山荘綺談(わたしは「たたり」って題で読んだ)を読む前にこちらを読んでおけばよかった、「たたり」の怖いのか怖くないのか微妙で不安定な感じ、登場人物へのいら立ちと嫌悪感、そのどっちつかずなところが気味悪くて怖い感じを、持ち味として楽しめただろうに。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/30

読み進めるうちに、人間の嫌なところが、その地味さ加減ゆえにじわじわとボディブローのように響いてきて、今疲労として身体に溜まっている気がする。単純なので、他人とコミュニケーションをとる際のストレスや緊張感がしばらくの間増しそうな予感。「おふくろの味」「どうぞお先に、アルフォンズ殿」「チャールズ」「くじ」あたりが良かった。献辞には「本書をわが両親にささげる」とあるけど、自分がその親なら読み終わったあとでこれを捧げられた意味を勘ぐってしまうと思う。人間のちょっとした嫌な部分にすっかりあてられたのかもしれない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/20

つまらないくらい普通の人たちのつまらない生活のなかに不意に侵入してくる悪意を描いた短篇集。個人的にはあまりにしょぼくれた話ばかりで、いまいち乗れなかった。表題作の「くじ」だけは、おッと思わせる不条理系短篇で、これはかなり好みではあるが、似たような小説なら、ブッツァーティ「待っていたのは」や吉田知子「お供え」のほうが私にはおもしろい。こう書くと語弊があるけど、よくもわるくも女性的な意地の悪さを表現するのに長けた作家なのだろう。ハイスミスみたいに底の抜けた悪意とはまたちがう代物なので要注意。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/12

短編集。日常に潜む悪意が怖かった。特に、善意ある隣人に自分の快適な日常が壊されていく「おふくろの味」「ヴィレッジの住人」が面白かった。最後の「くじ」は文句なしに怖い。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/17

「ずっとお城で・・・」より、すごくアメリカ的な感じがした。「あなたに似た人」風あり、ブラッドベリ風あり、「ナインストーリーズ」風まであったような・・・。「おふくろの味」「チャールズ」などが好きかな。後半、どんどん怖くなってきて、満足。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/06

怖いなぁ。誰もが持ってるイヤナところを上手に読まされてしまう。読みごたえのある大満足な一冊。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/03

最初の何篇かは、「あれっ、この話のオチは何だろう?」なんて訝しく思っていました。・・・が、読み進めていくうちにたちまちこの本の虜に。何気ない日常を切り取った中に、何とも名状しがたい違和感が潜んでいます。「魔性の恋人」「おふくろの味」「背教者」「歯」あたりが特に印象的。人間の奥底にある小さな悪意が積み重なり、やがてラストの表題作「くじ」で大きな狂気に生まれ変わる。恐ろしい・・・。恩田陸さんの「いのちのパレード」で興味を持った異色作家短篇集ですが、他の作品にも俄然興味が湧いてきました!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 07/24
日向 永遠
nanacoさん、こんばんは★面白そうですね。「ずっとお城で~」があまりに面白かったのでこの本読みたいとずっと思ってました!nanacoさんの感想読んだらますます読みたい・・・
ナイス!ナイス! - 07/27 22:40

nanaco☆
日向さん、こんばんは~♪やっぱりこの作家さんは凄いなぁと思いました(><)「ずっとお城で~」もあの底知れぬ悪意というか、身体の芯からゾゾッとくるような黒さがありましたが、この本も負けていません(笑)表題作の「くじ」は凄かったです。きっと日向さんもお好きだと思いますよ~♪是非感想をお聞きしたいです^^
ナイス!ナイス! - 07/27 22:57


07/02:吸葛
普通の人たちのちょっとした悪意や、悪意のない、しかしゆるやかに心をえぐるような言葉が集まっている短編集でした。ちょっとしたことがじんわりと重なってしみじみと厭な本だなあ。絶望的なラストが印象的な「塩の柱」、どこまで行っても出口なし、な「背教者」が特に印象的でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/30

04/25:Ryuji Ganaha
読んでいくとだんだん嫌ァな気分になってくるのに次々読み進めてしまう中毒性のある短篇群を収録。多くの作品で、何らかの「思い込み」を持った人々を登場させて、思い込みがギャップを生む瞬間や、打ち砕かれる瞬間を描いている。 世評の高いラストの「くじ」は、読み手自身の思い込みを壊して認識を揺さぶろうという意図のもとに書かれているようにも読め、邪悪さではこれが一番。好きなのはたくさんあるけどひとつだけ選べば、笑い話としても読める「おふくろの味」。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/21

04/18:嘉奈
神経質で、いつのまにかクレイジーな世界に引きずり込まれてしまう感覚が絶妙で面白かった。“チャールズ”が一番ヒヤッとして印象的でした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/11

02/18:J
笑いや皮肉、無邪気さや親切心、そして残酷さと様々なベールに彩られた悪意の物語。善人でいたいと思う当然の考えの一方、確実に自分にも根付いてるだろう悪意や邪悪さをまざまざと見せつけられた。”認めたくないけど、認めざるをえない、でも・・・。”そんなアンビバレントな感情の揺らぎを感じる事は読書の魅力のひとつであると再確認。「くじ」は何度読んでも嫌な気持ちになるなぁ。堪能しました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/22

☆☆

11/29:aabbuurraa
11/12:shiho
10/14:山葵はるえ
「ああ、こういう人間の偽善性や不可解さを描いた作品が読みたかったんだっー!!」と読了後、叫びたくなりました(苦笑)日常で「善人」たる人々の露わにはされないけど存在しえる正気と紙一重の異常性や狂気、善意に隠された優越感を文章に書き起こす技巧が素晴らしいです。きっとこの本を読んでゾッとした人は自分の厭な部分を鏡で観ているような気分だったかもしれません。ラストがはっきりしないというのもひねくれものの本読みとしては恐怖や不気味さをそそられて素敵でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/06

09/12:林 一歩
09/09:きん
09/05:サカナ男
じんわりじっとりひたひたと増幅してくる薄気味悪い短篇ばかり。きちんとオチのあるものではないから読みはじめは、つまらなくはないけどよく分かんないなという印象がしだいにこの奇妙な感覚が妙に填ってしまった。「大きな靴の男たち」での会話が進んでいくごとにどんな状況に追い込まれているのかが薄々見えてくる嫌ァな感覚とかたまらない。「くじ」の評判だけはよく目にしていて読むのをずっと楽しみにしていた。デザートのように一番最後に収録されていて、やっと読める!と喜びながら読みはじめればこの緊張感。堪能しました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/26

心を病み、自己治療の為に物語を紡いだシャーリイ・ジャクスン。『良い痴れて』、『魔性の恋人』、『おふくろの味』、『決闘裁判』、『ヴィレッジの住人』、『魔女』、『背教者』、『どうぞお先に、アルフォンズ様』、『チャールズ』、『麻服の午後』、『ドロシーと祖母と水平たち』、『対話』、『伝統ある立派な会社』、『人形と腹話術師』、『曖昧の七つの型』、『アイルランドにきて踊れ』、『もちろん』、『塩の柱』、『大きな靴の男たち』、『歯』、『ジミーからの手紙』、『くじ』の22作品を収録した「普通」の人の悪意を描いた短編集。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/16

08/04:なしこ
05/30:matukak
05/29:とうろう
普通の人々の中にひそやかに存在する、悪意と狂気。ごく短い短編が連なることでその後味の悪さが静かに増幅していき、読み終えて本を閉じたとき、誰もいないはずの背後から視線を感じる…ような印象。好きなのに、あまり手元に置いておきたくない本。何か、勝手に文字が増えちゃいそう、というか。表題作と『歯』『魔性の恋人』『チャールズ』が特に面白かったです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/05

04/20:マツ
04/12:あお
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くじの 評価:91 感想・レビュー:37
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