一角獣・多角獣 (異色作家短篇集)
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一角獣・多角獣の感想・レビュー(109)
02/10:世都セレナ
期待を超える面白さ。10篇を収める短篇集。スタージョンの描く奇妙な物語は独特で、ホラー、ファンタジー、SF、サスペンスと、十篇十色の作品世界を楽しめる。「熊人形」のテディベアの怪物にゾッとし、「ビアンカの手」では、人格を持った手に魅せられ、「孤独の円盤」では、あまりの寂しさにもらい泣きした。他のどの作品も強烈な印象を残すものばかり。日本では1964年に刊行されたらしいが、古さを全く感じさせない。ただ、翻訳は直訳調でギクシャクしていて、読みにくい。惜しいなぁ。
01/06:aabbuurraa
12/09:虎馬
11/11:獏
10/13:ak104
世評が高い作品集なので大いに期待して読んだところ、高い期待を超えてくる良短篇集だった。収められている作品は、ホラー風味、幻想風味、SF風味と幅広い作風のものでありながら、どれも「孤独な感じ」や「世界がねじれる感じ」といった「スタージョンぽさ」をまとったものになっている。そこがいい。全て気に入ったのだけど、べストを選ぶなら、脇役タイプの男のルサンチマンがほとばしる「死ね、名演奏家、死ね」。次点で、誰もが持つ「手」が恐るべき存在感を放つ「ビアンカの手」、珍しく優しい読後感の「孤独の円盤」あたり。
09/20:ナオクーラ
09/12:東雲
08/21:Nemanoc ver.1.1.2
音楽の演奏後に、もう音は鳴っていないけど静かな空間も演奏の一部だよ、みたいなずっと尾を引く余韻がどの話の後にも残って、一篇読み終わるごとにいちいち本を閉じて噛み締めたくなった。そのどれもこれもにスタージョン臭とでも言えばいいのか、強烈な孤独を感じる。そういう意味では「孤独の円盤」が一番印象的。「監房ともだち」はずっとジョジョの雰囲気の絵が浮かんでいた。「ビアンカの手」や「めぐりあい」が『海を失った男』の時より数段面白く感じたのは自分の好みの幅が広がってきたからかもしれない。あっちも改めて読み返してみたい。
07/29:shitaraba
07/10:cat_typing
06/27:fee
05/31:しあ
05/29:lcd
05/21:ひばり
05/15:涼色桔梗
読み進むうちに自己と他者との境が朧げになっていく気がした。それがとても怖い。自分の輪郭がぼやけてかなしくなってしまうけれど、すこしの希望も描かれて、それが心地よくもあった。
03/29:rubeluso
02/16:白陽花
01/24:currycrimson
幻想というよりは奇想という感じです。いわゆるファンタジー的なものではもちろんなく、近代幻想文学の中でもSFよりというか、知識に裏付けられ、現実よりなんだけどどうしようもなく奇想。面白かった。
一旦読んでしまったら、もう二度と読む前の自分には戻れない。「めぐりあい」の冒頭の言葉のように「いっそ読まないほうがいいのではないか。」絶版中には数万円の値がついたとあとがきにありますが、この十編の価値としては、まったく高いとは思えません。スタージョンをこの本から始めたらよかったと思いました。
12/08:umekitikiti
10/16:くろ
09/20:篠静
09/15:catalyst
08/13:おじいさん
これはかなり面白い。一遍一編が秀逸。仄かに苦味の残る独特の後味が癖になる。「ふわふわちゃん」「反対側のセックス」「死ね、名演奏家、死ね」が好きかも。
一角獣・多角獣の
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感想・レビュー:37件














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