ラスト・チャイルド(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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ラスト・チャイルドの感想・レビュー(284)
ジョニーなんて凄い子なんだ。自分の瓜二つの双子のアリッサを単独で探す姿がいじらしい。それに対比して母親の壊れっぷりが痛い。アルコール、薬漬け。その美貌が街の権力者(粗暴、不良でも大金持ち)に付け狙われる。ハント刑事にしてもその行動には、同情しますが家族からみれば、家族を顧みないダメが父親。ああっこれは家族の、そしてその再生の物語なんですね。ジョニーに理解者が親友のジャックだけなのが悲しい。ジョニーのジャックの兄への言葉「自分の弟だろ、ばか兄貴。なに、ぼけっとみてんだよ」が全てを語っています。下巻は・・
2010年作品。MWA長編・CWAスリラー賞。少年ジョニーの幸福な日々は、妹アリッサの誘拐事件で人生が一変する。父は失踪、母キャサリンは薬物中毒に。が、ジョニーは妹を捜す。あきらめずに。誘拐事件の担当刑事ハントに助けられながら。。。これでもかと、たてつづけのジョニーの不幸な出来事は、読んでて胸が痛すぎる展開。子供の事件を扱った小説だということは知っていたので、何で読んじゃったのだろうかと思った。いやそれでも、ジョニーの不屈な行動を見届けなければと読み進む。うわ~もう止まらない。下巻へ。
双子の兄妹の妹が何者かにより、誘拐される。彼女を捜しに父親が失踪。残された母と兄のジョンで神様に家族が元通りになるように祈るが実らない。耐えかねた母は薬漬けに。ジョンが妹を見つけようと孤軍奮闘する。 ジョン、負けるな、頑張れ!妹想いの心優しい彼を応援したくなります。
登場人物の名前がなかなか覚えれないのはまあいいとして、うーん・・・なんだろう。水で例えるなら硬水感。ジョニーとジャックだけ救われて欲しい。
登場人物(主人公とか刑事とか・・・)の行動の動機や目的が説明されない状態でどんどん話が進む感じで正直序盤はかなり読みにくく感じた。その辺りがわかってくる下巻で面白くなってくる事を願う。
☆☆☆この作品は「週刊ブックレビュー」で小橋めぐみさんが紹介しました。ミステリーとしては謎解きよりも家族の絆に力点が置かれていて、文庫本700ページを割に短時間で読みました。 アメリカの治安の悪さ、風紀の乱れが良くでています。薬物乱用も性犯罪も日本の比ではありません。そんなことがわかります。
双子の妹は想い出のシーンの中にしか登場しない。どんな女の子だったのだろう。そして、ジョニーは、1年前はどんな男の子だったのだろう。朝の早い時間に、こっそり車を運転して食料の買い出しに行く。お母さんは情緒不安定で、妹は誘拐されて、お父さんは家出中。学校はサボるし、無免許運転はするし、ビールも飲むし。でも、1人で妹を探そうとする姿はとても健気だ。どうか、下巻で幸せになれますように。
事件が起こり始めてから、物語がテンポよく転がり始めた。何があっても、あきらめない主人公像はかっこいいと思う。いろんな伏線の匂いがする、下巻に期待が高まる。
妹の存否は?フリーマントルは何者か?父親は帰って来るのか?崩壊した家庭はもとに戻るのか…など、下巻が非常に楽しみな終わり方でした。
翻訳本にありがちで、前半がなかなか読みずらく感じたのですが、崩壊していく家族をなんとか立ち直らせようとする少年のけなげさにどんどん引き込まれていく。
★★★ 気になる!気になる!この後どうなる?とても読みやすい。無事解決となるか?それとも・・・?!それぞれの人の運命やいかに?下巻へ突入!
13歳の少年が誘拐された妹を探す過程でいろいろと事件にまきこまれるという話。テンポよく話は進み、(翻訳のせいもあると思うが)翻訳小説にしては読みやすい。「逃げることもできたが(略)それは強い男がすることじゃない。(略)ジョニーはこの問題と向き合うために家のなかに入った」あたりの表現は少年の性格をよくあらわしていて秀逸。というか少年の強さをきわだたせるために、カッコ悪い大人しか出てこないのだが、その大人の気持もよくわかるのだ(トシを取ると、悪役にも共感するようになってしまうのだ・トホホ・)期待を持って下巻へ
家族の崩壊と再生がテーマのジョン・ハート作品3作目。正直、前作とかはあまり受け付けなかったけど、今作は序盤からグイグイ引き込まれていき、ドップリとジョニーの孤独な戦いの見届け人となっていた。実に映画的な小説だと思う。
本屋でパラ読みしてて止まらず上下巻お持ち帰り!主人公ジョニーのハッピーエンドを祈りつつ、始終まさかバットエンドにはしないよね?!という展開が続く。止められないので下巻行きます。
主人公の少年の凄愴で痛々しいまでの思いと行動、周りにまともな大人がいない環境に胸が痛くなりました。救いがあることを願いつつ下巻を読みたいと思います。
妹は必ず生きている、助けなければと行動するジョニーの願いと意地との混じった姿がなんとも印象的です。その姿を応援して一気に読んでしまいました。 そういった意味で面白い作品だと思う。多くの被害者を出す性犯罪者、神の存在と盗んだトラックと銃…こういった所にアメリカというか、海外の小説だなと強く感じたり、母親の魅力がよく判らないな~とかも思いましたけどね。 ただ、重いものが残る読後感でした。物語の中で崩壊してしまった多くのものが哀しすぎます。 ですからその中からでも始まるものがあることにちょっとだけホッとしてます
ジョン・ハートの物語はゆがんだ家族構成で始まる。誘拐された妹、失踪した父、残された母。不条理な運命を打開しようとする残された13歳の少年は健気だけれども危うい。南部の田舎町で展開する虐待、ドメスティックバイオレンス、薬物中毒、すなわちアメリカの病理。母親は無力感にさいなまれ、二人を見守ろうとする中年刑事も問題を抱えている。果たして救いはあるのか。上巻は絶望と無力感の中からもがく姿が痛ましく、おそらくはハッピーエンドは程遠い空気で展開。
ラスト・チャイルドの
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