時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)
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時の娘の感想・レビュー(144)
英国及びヨーロッパ世界で、リチャード3世がどれほど悪逆の王とみなされているかよくわからないため、驚きを体感できないのが残念だった。勉強不足を猛省。でも、こういった構成、手法はとても興味深い。ほかにあれば、読みたい。
時の娘何て言うテーマだから、てっきり深窓の令嬢でも出てくるのかと。まるっきり裏切って、舞台はイギリス王宮のリチャード三世にまつわるお話。とはいえ、堅苦しくはない。素人でも楽しめるレベル。が、後半は入り込んだ話になるので、イギリスに興味関心がある人が読むにふさわしい。僕は興味なかったけれど、薔薇戦争後のイギリスにちょっと興味を持てた感じはした。
英国史で多少知っているのはヘンリーⅧぐらいwなので知識不足で残念ながら十分楽しめたとは言えない。とにかくエドワードやエリザベス、ヘンリーが多すぎて系図を確認するのが結構大変だった
modern_hamlet9(モダハム)
お疲れ様でした(笑) 英国王の名前って、覚えたつもりでも、しばらくすると忘れちゃいます(;^_^A ところでこの表紙、私のはロンドン塔(渡辺浮美生氏 画)です。買ったまま積ん読にしちゃってはや幾年…w
ナイス!
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11/03 22:31
お疲れ様でした(笑) 英国王の名前って、覚えたつもりでも、しばらくすると忘れちゃいます(;^_^A ところでこの表紙、私のはロンドン塔(渡辺浮美生氏 画)です。買ったまま積ん読にしちゃってはや幾年…w
ナイス!
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11/03 22:31
薔薇戦争の文字を見て、即購入。しかし、薔薇戦争の歴史小説ではない?と気付き、損した気分に。しかし読了しての感想、とびきりの歴史ミステリ!シェークスピアの戯曲を未読なので、リチャード3世のイメージなどなかったからそこまで驚かされることはなかったけれど、知らなくてもこの本は十二分に楽しめた。トニイパンディ。歴史を見る目が変わった気がする。グラント氏とむくむく子羊・キャラダイン君の面白い掛け合いで、あっという間に読んだ。
のんたん@ひかえます
ヘンリー7世はヨーク家のエリザベスを娶って、薔薇戦争をロマンチックに終わらせたと、勝手に思っていたが、そのイメージは音を立てて崩れ去った。チューダーを知れて良かった。そして大好きなエリザベス1世に(この本によると)良いイメージのプランタジネッタ朝の血が流れていることが、<アマゾン>と同じく、嬉しい。(p.77)
ナイス!
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09/25 18:24
ヘンリー7世はヨーク家のエリザベスを娶って、薔薇戦争をロマンチックに終わらせたと、勝手に思っていたが、そのイメージは音を立てて崩れ去った。チューダーを知れて良かった。そして大好きなエリザベス1世に(この本によると)良いイメージのプランタジネッタ朝の血が流れていることが、<アマゾン>と同じく、嬉しい。(p.77)
ナイス!
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09/25 18:24
シェイクスピアでの魅力満載の悪人イメージが強烈しすぎて、実は、濡れ衣でしたと突き付けられても違和感が……。歴史通りの戯曲だったら、ここまで有名にならなかったかも。
タイトルが逸脱ですね! まさしく、その通り! 歴史は勝者の記録とよく言われますけど、真実は全く消え去ってしまうことなんてないんですよね^^
半分ぐらいまで来たところで、敢えなく挫折…。多少なりとも英国史の知識がないと厳しいなぁという感じでした。歴史学者も探偵も事実を積み上げていくことで真相に迫る、というのは同じなんですよね。安楽椅子探偵モノの古典的傑作なので、いつの日かきちんと理解しながら再読したいと思いました。
シェイクスピアはその悪人ぶりを魅力的に描いていたけど、こっちではあまりに良心的で高潔だったせいで悪名を残すことになってしまった人物として描かれていて、より悲劇度が上がってる。 語り口はユーモアたっぷりでリーダビリティ高い(翻訳者のおかげ?) 最後のセリフには救われた
とても面白い本だった。中学以来、世界史に触れずにいたため理解が浅いだろう。登場した人物を誰一人として知らないのだから。第三者にしか分からないだろう、固定観念の怖さ。私にはどんなものがあるのか知りたくなっている。聞いたあと怒りださないようにするのは難事業だろうけど。
刑事が追う歴史ミステリー。NHKの番組とも通じる面白さ。英国史の勉強になりました。探究心の偉大さにも感じ入りました。
読み終わって、リチャード三世の肖像画を見てみたらうっかり惚れそうになった。謎解き要素はあまりぞくぞくしませんでしたが、リチャード三世への判官贔屓が楽しいです。最終的に、警部より羊ちゃんのほうが印象深かったり。
再読。以前この作品を読んでリチャード3世を見直したような覚えがあります。英国史はおもしろいのだけれど、ややこしいですね。この作者の他の作品を読もうと思って未だ果たせず。
歴史ミステリ。歴史上の大悪人をいかに見直していくか。見直しにおける事実の積み重ねがいわゆるミステリーの手法なのではないかと思った。ミステリー小説のジャンル的指針。北園克衛のカバーデザインもかっこいい。古い方ですが
思わず、歴史は勝者によって作られる、という言葉を思い出した。そういう意味ではこのリチャード三世という人物は敗者の立場であったと言えるのかもしれない。見方を変えるだけで、悪人が善人へ善人が悪人へと姿を変えることもある。これだから歴史は面白い。改めてそう思わせてくれた一冊だった。
とても面白かったが、歴史上の人物がたくさん出てきて覚えるのが大変だった。どうしてこうヨーロッパ人ってのは名前のバリエーションが少ないんだ。ヘンリーってどのヘンリーだよ!!
1枚の肖像画から絡み合った歴史の糸がひもとかれていきます。悪名高きせむし男リチャード三世。彼の真実の姿は?入院中のベッドの上でひたすら推論を繰り広げるグラント警部。病室を訪れる人々に助けてもらいながら推理を進めるという形式で面白かったです。同じ登場人物の名前が多数登場し、頭がこんがらがりながらも歴史の裏側を堪能しました。歴史というものがどれだけ不確実なものであるか、こうやって突きつけられると自分が信じているものも全て危うい気がしてきます。真実は時の彼方に。★★★★☆
亡き兄王の王子たちを殺した悪名を着せられた、リチャード3世。歴史が物語という形でしか人の心に残らないなら、あるひとつの物語が多くの人の心を占めてしまうのは当然かもしれません。特に、わかりやすい勧善懲悪の物語ならば。そして、自分の見たいものがその物語に含まれているならば。トニィパンディ。
『信長の棺』の逆バージョン。これは歴史の謎を解いていく過程を描いている。私はこっちの方が好み。文献の年代と著者の年齢比較で明らかにしたモアの著作については目からウロコでした。学究が「君主」と「宗教」から逃れられない時代。ひらひらと蝶みたいに現れるマータが魅力的。
タイトルの意味が分かって、思わず呻ってしまいました。しかも表紙も・・・・・ロンドン塔の一部屋だけ明かりがついて。 リチャード三世は実は悪人ではなかった!というのは今ではよく言われていることだけれど、それがミステリーとなった作品。 『リチャード三世を愛した女』を読んでから読むと、尚更面白く読めます。 ただ、チューダー朝でなくてチュードル朝になってしまっているのがいちいち気になってしまいます。 やはり知識はあるほうが楽しめる作品ですね。
この説について、江戸川乱歩は「テイ独自のものではないということがラストで判明し、残念」と述べ、私もそんな気がしていた。しかしH・R・キーティングは「つまり、正しいと思われる学説でも、注目されなければ忘れられてしまう、ということを示しているのだ」と、積極的な評価をしている。この評価に従えば、むしろ「説の再発見」という点に意味がある。なるほど、と思った次第
名前がこんがらがる以外は(リチャードとエドワードとヘンリーだらけ)、非常に楽しめました。他の方が書いている通り、シェイクスピアとトマス・モアくらいは読んでみようかな。
歴史ミステリとしては、向こうの人の方が楽しめるだろう。日本人には、似たような名前が出てくるあたり、少々難しい。それでも十分に楽しめたのは、グラントらの魅力的なキャラクターのおかげにちがいない。
エドワード四世の二人の息子を殺害したのは誰か?怪我で入院した刑事が退屈しのぎに始めた歴史調査.そして達した1つの結論.歴史というものがいかにして人の手によって曲げられ,作り上げられていくかが描かれます.その論理展開の素晴らしさは感動します.ただ,せめてシェイクスピアくらいは読んでいないと面白さは半減かも.
大変面白かった!殺人事件の起こらない知的遊戯としての歴史ミステリ。歴史が苦手な私ですがとても面白く読めました。この本に影響を受けて書かれたミステリがあるというのにも納得です。主人公が警察官であるという事が非常に活かされていて、病院のベッドの上で捜査を進めるように歴史の様々な謎を見つけて、証拠を常に公平な天秤にかけて判断している所がとても好感が持てましたし、信ずるに足りると思わせてくれるのです。リチャード三世は、残虐冷酷で悪者だという一般的な知識があればあるほど面白く読める本だと思います。
世間一般の"常識"が、積み重ねられる事実と論理によって正反対の着地点へ向かう様は圧巻。先入観を持つことの怖さや反発心が、あくまで『学問探求の喜び』として描かれている。リチャード三世について知らない方は、事前にシェイクスピアの『リチャード三世』を読んでからの方が、面白さが倍増します。
本格ミステリとは、このように発想し、このように推理を展開させ、このように帰結させるべきという、教科書のような小説。ジョセフィン・テイは、安楽椅子をさらに極め、探偵をベッドに縛り付けて、それを描ききっている。しかも素材は、かのリチャード三世。人々が知る非道な王のイメージを、ものの見事にひっくり返されるカタルシスがこの小説にはある。特に印象的なのは「トニイパンディ」という言葉だ。(つづく)
悪名高きリチャードIII世の本来の姿に迫る安楽椅子ならぬ寝台探偵。巷間に流れるリチャードIII世像はくずれるのか?梅原猛『隠された十字架』を読んだ時のような興奮が。
時の娘の
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感想・レビュー:64件
















































