あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))
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あなたに似た人の感想・レビュー(209)
15編の独立した短編集。ブラックユーモアとして、受け入れられる人も居るのかとは思うが、どれも読み終わると底意地の悪さ、読後感の悪さに少々堪える。たとえ電車の中の中途半端な時間の読書とはいえ、私は再び手にしようとは思わない本。アメリカ探偵作家クラブの最優秀短編賞を受賞しているとか。
おとなしい兇器と南から来た男、首、皮膚の最後のおちだったり不気味さだったりブラックな感じがすごく好きでした。クラウドの犬は最後がちょっとわからなかった。
森博嗣の100冊より。『味』『南から来た男』など15のブラックなユーモア溢れる短編を収録。ワインのきき分け、ポーカー、ドッグ・レース、賭けに興じる者たちの瞳の奥底に宿る狂気と、普段何気ない風装っている人々がふとしたことで見せる黒い感情を、あくまでもコミカルでユーモラスに、けれども底の知れない悪意でもって描く。短編集だが、サクサク読むというよりは一編読んでは暗いんだか明るいんだかよくわからない気持ちになりながら、苦虫を噛み潰すように読み進める一冊。お気に入りは『南から来た男』『兵隊』『皮膚』『告別』
■「南から来た男」:「あなたがライターを十回連続で点けることができたら新型のキャデラックを進呈しよう。もし出来なかったら左手の小指を頂戴したい」――怪しげな老人が若者に提案したシンプルな賭け。若者はその賭けにのるが……。/シンプルであるがゆえに賭けの場面では緊迫感が高まりますが、それに水を差す闖入者の登場、そして言うまでもなく〈最後の一撃〉こそが本作のキモ。ラストで、狂気の所在が個人からある二人の人物の歪な関係性へと移り、彼らの来し方行く末という物語の余白についての想像が否応なく掻き立てられます。
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槇様 ここのサイトで「ヒッチコック劇場の事が書いてありました。 小生が見たのは キム・ノバックでした。 御探しください。 http://hamchu.exblog.jp/701055
ナイス!
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06/10 10:04
槇様 ここのサイトで「ヒッチコック劇場の事が書いてありました。 小生が見たのは キム・ノバックでした。 御探しください。 http://hamchu.exblog.jp/701055
ナイス!
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06/10 10:04
「チャーリーとチョコレート工場の秘密」、「オバケ桃の冒険」などのブラックなユーモアのあるお話で御馴染みのロアルド・ダール氏が紡ぐ乾いたユーモアあふれる短編集。ギャンブルでは「負けた者がみな貰う」は温かみがあるのにこちらは容赦ない結末を描いています。「おとなしき凶器」、「南から来た男」はユーモラスな語りなのにかえって巧妙に隠された狂気が際立っており、背筋がぞっとしました。そして恩田陸さんが「三月は赤き紅の淵を」の「待っている人々」で言及していた短編、「お願い」も収録されていたのは嬉しい誤算でした^^
ブラックな味わいの短編集。ギャンブルにのめり込む話が印象深いけど、特に「南から来た男」のラストは秀逸。「韋駄天フォックスリイ」「毒」「告別」なんかも好き。
賭け事をテーマにした作品集。自分ルールが具現化していく様を描いた『お願い』が印象的でした。最後の一文にぞっとする。解説にある題名の解釈になるほどと納得しました。
再読。都筑氏の区分に従えば、ダールの「想像力の怖ろしさ」の方に私は惹かれる。確かに、彼の作中人物の想像力は怖ろしい。だが、彼はそれだけには止まらず、読者自身の想像力をも利用し、怖ろしい罠を仕掛ける。例えば「南から来た男」は博打云々よりも、最後の一文に慄える。この一行によって、彼女に纏わる物語が、一気に読者の中に再現される気がする。また「皮膚」も、空惚けた語り口が、最悪の結末を確信させる(一方、名作とされる「味」が、未だに今一つわからない私だった)。その他お気に入りは「おとなしい凶器」「首」「告別」。
「南から来た男」とか「味」なんかは何度も読んでいるんですがあらすじを書くため再読。ダールは良いなあ。出来、不出来がここまではっきりしている作家も珍しい。その中でもベストクラスの短編を集めた本書なので、ダール入門としては適しているでしょう。ただ元飛行機乗りという経歴を生かした話を個人的にはもっと書いてもらいたかったなぁ。「飛行士たちの話」みたいな奴。読み終わった後に何も残らない短編。それですがすがしいのがダールの魅力の一つだと思うので。また、本書の魅力としてはワンシーンの切り取り方が繊細な所。鬼才をどうぞ。
☆6 ギャンブルに捉われてしまう人々がでてきていて、ギャンブルの不気味な魅力というのが伝わってきた。そこには理性や理屈を揺るがせてしまう何か魔力のようなものがあるんだな。切れの良い短編が多く、ミステリとしても完成度が高かった。「南から来た男」の気味悪さも素晴らしかったけど、「海の中へ」が一番好き。最後の一言がとても皮肉で笑える。
二十年ぶりぐらいに再読。今読み返して見ても面白く、バラエティにとんだ作品集で、出来うることなら多くの人に読んでいただきたい名作である。中でも「南から来た男」の最後の一文は背筋を寒くさせる。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/12
今更ながら読んでみた。『フォー・ルームス』のタランティーノ監督編の原作もあり。面白いんだけど1編終わるとそこでテンションが下がってしまうので、読み終わるのに凄く時間がかかってしまった。自分は短編に向いていないんだと実感できた。
初めてのロアルド・ダールでした。「世にも奇妙な物語」放送開始時ど真ん中世代としては、懐かしい雰囲気に包まれる短編集です。また、坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」と同じ匂いも、うっすらと漂ってきました。人間観察の底意地の悪さは、英国特有のものなのでしょうか?それとも、作者個人の資質?それにしても、意外と富裕階級の物語が多いのも、やはり、英国ならではだからなのでしょうね。
ロアルド・ダールは英国児童文学の巨匠、というイメージがあったけど、こういうミステリ(殺人とか推理モノではない)に関しても秀逸。自称マジシャンを「本当は手品師なんでしょ?」「え、本当に仕掛けなし?これでこのままやるの?」ってハラハラ見守るような感じ。ブラックユーモアもピリリと効いてます。
全体的に粒ぞろいの短編集だが、その中でも"南から来た男"の持つ圧倒的な緊迫感が凄い。他にも、子供の考える事はいつの時代でも同じなんだな、と感慨深い気分にさせてくれる"お願い"も良い。それとミステリーのトリック本などで散々ネタバレされている例の短編も収録。
「よくあるショウセツ」としては不条理。でもある意味とても道理にはかなった話なのかもしれない。意味とか、伝えたいこととかくそ食らえ、という感じがして痛快。
どれも短いので、すぐに読めます。ブラック・ユーモアというか、シュールな感じ。特にオチに独特の雰囲気がありますが、後味はよろしくない…。それと、古いせいなのか、訳もやや読み辛い気が。
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感想・レビュー:49件













































