深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18‐1))
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深夜プラス1の感想・レビュー(205)
過去であれ現在であれ自分という存在に囚われている主人公と登場人物たち。少なくとも自分には新鮮な視点でのキャラクター達の描き方が印象的。
年末に亡くなった内藤陳氏を想い。10年近く前、小説と同名のバーでお見掛けしたことがある。冒険小説協会の衰退を嘆かれ、パンフレットを頂いた。そんな記憶を辿って頁を巡るうちに、小説の世界に引き込まれて一気読み。翻訳も上手いのでしょうね。
気の抜けたビールのような冒険、推理小説が多い中、濃厚なスコッチを味わうのような稀有な作品。もっと年を取ってから再読するとさらに熟成されて違った読後感が味わえると思う。
再読。残念ながら初読時の興奮は甦らなかった。とある人物をフランスからリヒテンシュタインまで送り届ける道中、元レジスタンス闘士達が敵味方に分かれてドンパチを繰り広げる展開。登場するプロ達の道具や生き方への拘りと、気のきいたけ警句が見せ所。昨今は低調な冒険小説ではあるが、この作品がひとつの大きなジャンルを象徴していたのは紛れもない事実。これこそが「ハードボイルドだど!」(ノ_-。) 同著者の「もっとも危険なゲーム」、J・ヒギンズの「死にゆく者への祈り」もお勧め。異論もあると思うが2011年感傷的Myベスト1。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 12/31
高い評価を良く見かける本作だが、正直期待外れだった。冒険小説だが、イマイチ緊迫感が伝わってこなかった。冒険小説としては同じ年に出版されているディック・フランシスの『興奮』の方が断然面白い。
極上の冒険小説。フィクションよりノンフィクションだと常々思っていたが、至高のフィクションは例外だ。非常に情景が浮かびやすい歯切れのよい文章であるため、映画よりもリアルに楽しめた。ハリウッド映画を見るならこちらをお勧めしたい。
評判につられて読んでみたが、中盤以降は読むのが辛かった。翻訳はこなれてないし、やたら主語が省かれてるので誰の行動なのかわからないのがしょっちゅう。ストーリーもとってつけたような伏線回収が多かった。★2
初読のときは途轍もなく面白いと思ったが、再読では何だかものたりなくおもえた。アル中ガンマンハーヴェイも、主人公ケインも少々喋りすぎで、漫画っぽい印象を受けた。ミス・ジャーマンももっと魅力的に思えたものだが、……。フェイ将軍も安っぽい気がするのは、訳のせいか。細かい伏線も読み飛ばしてしまったのはここの所集中力がないせいだろう。
初読では食い足りない部分もあるのだけど、今後何度か読み返してスルメのように味わえるとも思う。時代のせいか女性がほとんど添え物的にしか描かれていない点も、再読するうちに色々見えてくるかもしれない。 そんなふうに長く付き合っていこうと思わせるところはさすがの古典。食い足りないって事は「もっとくれ!」って事でもあるし。 ま、男偏にムリと書いてハードボイルドと読むんだろうきっと。多少の不満はあるけれど、主人公のケインよろしく読み手もそこは痩せ我慢という事で。
うーん、これは合わないなぁ。緊張感が売りなんだろうけど、店でコーヒー飲んだり、知り合いの家で酒飲んだり、どうも呑気に見える。更に言うなら、依頼人は勝手に危ない行動するし、仲間はアル中だし、何が何だか……。
ウィスキーが飲みたくなる作品。 「とりあえずビール派」の私だが、この本を読んでいる間はウィスキーから飲み始めるのも良いと思えた。
ほとんど文章を諳んじるまで読み返しています。パズルのような謎解きの要素は少なく、むしろ登場人物ひとりひとりの葛藤を読み解く小説。全てが終わった時、主人公ケインが時計を見ると深夜を1分だけ過ぎている、ただそれだけの乾いた感覚が好き
★★成毛 眞さんが推薦していたので読んでみた。お金持ちをフランスからリヒテンシュタインまで運ぶ仕事を受けたが、その道中に襲われる。主人公は第2次対戦中のレジスタンスを支援したイギリス人。絶えず起こる危機とそれを切り抜ける主人公の機知。スパイもの、探偵ものに近いイメージ。感想は今見たりしている映画、読んだりしている本、に通じる内容のため、きっと、それらにおおきな影響をあたえた本だと思う。逆にそのような感想を持つ理由は、今よくある話と似ている内容のため。さんざんパクられたのでしょう。逆に新鮮味は感じなかった。
ミステリの類はいつも、ひょっとしたら新たなる世界への扉が開けるかも、なんて思って読み出してすぐに耐えきれなくなって、つくづく向いてねーなー、っていうのがパターンだったのに、最後まで読めました。ミステリってほどミステリじゃないので、おれの様な馬鹿にも安心。帯風の煽りで無理矢理まとめると「エンターテイメント “プラスワン”」ってな感じ。ワンが何かはよくわかりません。避けていこうぜ、そこらへん!バッターーびびってるー!
古臭さもなく、非常によかった。地理的にちょっとわかりにくいので、地図でもつけてくれれば文句なし。一番の謎は題名。なんか意味があるの?
現在進行形の事件でありながら、実はルイス・ケインの過去への旅になっているところがたまらない。かつての闘士たちは、あるいは銃を捨て、あるいはその手を汚し続けている。ルイスは過去への旅を終え、最後の竜に遭う前に銃を置くことができたのだろうか。できたのだと思いたい。ただ、いくらなんでも他に選択肢があるのにステンガンは使わないと思う。
再読。何度読んでも面白い。ただギャビン・ライアルはこれを超える作品が無かったことが悔やまれる。個人的にはアル中の運転手が私の好み。
1965年に執筆された、CWA賞受賞の冒険小説。元英国情報部員の主人公が請け負ったのは、ある実業家をリヒテンシュタインまで無事送り届ける仕事だった。護衛のガンマンとともに任務にあたるが、敵の妨害によってタイムリミットが迫る…。銃器や車やアル中など、男性うけしそうな要素が満載のお話だなあと。敵方のガンマンについてはもう少しドラマが欲しかったな。原題"Midnight Plus One"
解説でもあったけど、シトロエンDSとかモーゼルとかいった小道具がオトコゴコロをくすぐる。ハーヴェイとケインの関係も良い
「深夜プラス1」冒険アクションで面白いんだけど主人公が力んでないところがよかったです。謎解きも面白かったし、全体的になんか爽やかな感じでした。
最初の出だしにまずいつものドキドキがきた。そして、最後に爆発的なドキドキと視界が開けて頭がすっきりするような感じを覚えた! もしかしたらとは思っていたが、まさかまさかの犯人! 怪しいのは奴だ!
面白かった☆ギャビンライアルは初読み。どんでん返し系のアクションミステリーって感じでした。
ジワジワと来るミステリー。いろいろと読んでいるので文体が古いとは感じなかった。「戦後」の混乱は過ぎたが「戦中」の記憶からは逃れられない、そんな時代を味わうことができた。
婦女暴行の罪で警察から追われる仏人実業家をリヒテンシュタインまで無事送り届けるという依頼を受けた元諜報部員。ボディガード役のガンマンと実業家の女性秘書との4人の旅。実業家を狙う殺し屋も登場し、4人は無事に着けるのか?スリルとサスペンスのハードボイルドの名作です。最後まで読んでプラス1の意味が分かった。
米澤穂信推薦/翻訳体文章・時代設定が戦後・フランスが舞台という三重苦で読むのに若干苦労/追われるものを描くにしてはずいぶんとのんびりした話という印象/オチもなんだかなあ…/★★
1965年のハードボイルド。今読んでも内容は悪くないが、日本語訳が少し古い。「ガンマン」とか聞くのは今では西部劇ぐらいだし。とりあえず読んだ方が良い一冊。
内藤陳氏が屋号にするぐらいなので典型的なハードボイルド作品と思い読む。 ストーリー自体は非常に面白く、古さを感じさせないが、実際には古い本なので、少々訳が古臭く読みにくかったので何度か前へ戻って読み直したりした。 痛快で面白かった。 ☆☆☆
プロが書いたプロのスパイ小説。筋書きもディティールも緻密すぎて一回読んだだけではそのすべてを感じることができなかったのが残念。ただのスパイ小説と思いきやそこには彼らプロフェッショナルたちの憂鬱などが練り込まれていて、その他彼らの人間らしい一面が彼らの存在感に厚みを与えている。も
深夜プラス1の
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感想・レビュー:57件

















































