幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))
幻の女を読んだ人はこんな本も読んでいます
幻の女を追加
幻の女の感想・レビュー(312)
ここまでパニクってなくても、人の顔ってほんと説明できないし、考えれば考える程輪郭がぼんやりしてきますよね、うんうん、わかるわかる。それにしても冒頭の文章はかっこつけすぎであります。照れる。
大変おもしろく読んだ。ページ数結構多いけど一気に読める。個人的には筒井康隆のロートレック荘殺人事件に構成とか文体とか似てると思った。トリックは全く異なるけど。いずれにせよ、すごくひきこまれた小説でした。
最初の夜の出来事は特筆するような事もなく、話も古いし、読み続けようかどうしようか…と思っていたら、急展開。目次がまた意味深なので、目次だけで類推しているととても不安になり、何度も最後のページを読みたい衝動を抑え込む。見つからない女に翻弄され続けた結果のオチが少しお粗末だったのと、そもそも妻の死をなぜ警察が知ったのかという点が疑問のまま残ったが、是非ミステリ好きにおすすめしたい作品。解説によるとこの本が日本で陽の目を見たきっかけは江戸川乱歩なのだろうか。彼こそ何より無類のミステリ好きだったのかもしれない。
まさかまさかの結末。本当の愛は強いなぁ。死刑執行を待つ主人公の心情が途中あまりなかったので、そこがもっと書かれてたら、さらにハラハラしたかも。読んで損はない素敵なミステリーを2011年最後に読めてよかった。
わたしが予想していた犯人は間違っていたものの、どんでん返し、からの更にどんでん返し。みたいなキッチリはまるラスト(私なりに)では無かったです。けれど70年前に書かれたミステリーという事と、物語が始まる最初の一行があまりにクールだという事。何より、どんどん引き込まれる文章は読んで大満足な一冊でした。
70年も前の作品とは思えない色鮮やかさ。ドキドキ、ハラハラ、真相を知りたくて一気読み。翻訳ものとは思えない読みやすさにも驚き。文章が自然に頭に入ってくる感じ。かぼちゃみたいな帽子を被った女は一体どこへ行っちゃったの?面白かったです。
再読。高校以来。昔流して読んだものを今読むと違った理解の仕方ができてかなり新鮮。トリックも、リミットも犯人も面白いけれど、何より文章がいい。染み込むように入る。
徐々にカウントダウンされる死刑執行までの日数。ヘンダースンのアリバイを証明できるのは、奇妙な帽子をかぶった女のみ。死刑執行日までに幻の女を探し出せるのか……。読みやすく、ぐいぐい引き込まれて楽しく読めた。
裏表紙の「不滅の名作」という言葉につられて読んでみました。70年近くも前に書かれたミステリーだということも知らなかった為、後書きを読んで知り吃驚しました。幻の女を探してどんどんと深みに嵌っていくばかりで、どうなるのかが気になって結局一気読みでした。犯人もトリックもなるほど~と納得させられましたが、幻の女に関してはもう一捻りしてくれたら言うことなしだったのにちょっと残念です。しかし、不滅の名作であることは嘘じゃなかったです!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 07/17
古典として残ってるものは理由がある。状況設定のうまさ、巧みなミスリードを誘う仕掛け、最後まで予断を許さない展開など面白い要素がてんこ盛り。最後の説明が昔の探偵小説らしく大雑把だが夢中で読めた。良作。
古典ミステリーですが…面白いっ?もっと早く読めば良かった〜と素直に思いました。
ミステリー好きなら読むべき一冊ですね。
僕は止めどきが見付からず朝まで読み耽り不眠のまま仕事へ?
そんな罪深い?です。
主人公記憶力悪すぎだろうと思う。まあいい。恋とか憎しみとか感情の衝動によって引き起こされた悲劇。届きそうで届かない幻の女への手がかり。引き込まれる。ところでかぼちゃみたいな帽子ってどんなのだろう?
目撃者”幻の女”はどこに?という背表紙の惹句をみて、ああそれだけの話って、思った私は、作家の力を見くびってた。ごめん。「くどいようだが、友情に年齢制限はない。」と言った、とある登場人物の言葉にちょっとドラマを感じてからの展開といったらすごい。全米号泣とかはしないけれど、この緊張感と、主人公たちの味わう徒労感が読者に迫る。で、最後に自分のドラマ好きにまんまとしてやられる。心地いい。
物語の展開は面白かった(笑)ドンドン読めてしまうのが凄いですね(笑)幻の女のトリックは少し期待はずれな感じが・・・。まあちょっと期待が大きすぎたので(笑)各章が死刑までのカウントダウンになっているのも面白い(笑)
さすが傑作といわれているだけあって、おもしろくてぐいぐい読みました。はらはらどきどき緊張感やじれったさや。犯人も最後までわからなくて、驚きをもらって大満足。
いろいろなところで名作と言われるだけある作品。どんどん死刑執行日が近づくスリルと、意外なオチ(犯人)。一気に作品に引き込まれてしまった。
消えた女を求めての展開が手に汗握る、という感じだっただけに、なんというか「消えた理由」として無理やり作られた女性っぽいラストだったのがちょっと残念。
古典ミステリの傑作!どうしてもっとはやくよまなかったんだろう、と思います。じっくりとあきさせない展開と、雰囲気が素敵。途中で犯人に気づいてしまったんですが、じりじりとした緊張は途絶えず、それさえも楽しかったです。いろんな人と面白さを共有してわいわいいいたい本です。
オールタイムベストでは常に5本の指に入る屈指の名作。70年も前の作品だけあって、さすがに古めかしさは否めませんが、見事な展開ですね。100くらいのオチを予想しましたが(ウソです)、あざやかに外してくれました。452ページ
「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」あまりにも有名な冒頭の文句。かっけーな。割とミステリ読みで、犯人とか仕掛け、結構気づいちゃうのよね、ふふ…と思っていたのに、この何十年も前のこの作品にすこんと騙された…!幻の女、おかしな帽子をかぶったファントムレディー、追いかけても追いかけてもつかまらない。この不在の存在感には強く心を掴まれた。しかしキャロルは可愛いな。わたしだって不倫するわ。「またあの女を見失っちまったんだ。するりと逃げられて――もう永久につかまらない」
はじめの方と全体の雰囲気が良かった。最後の方は名作を読んるんだぞ~っていうその一点で頑張って読み切った感が強かったけど、とにかく読み切った!
漠然ともっていた印象とは全然違うタイプの傑作だった、読まず嫌いはいけませんね。なんか有名らしい冒頭の一節から兎に角文章が素晴らしいのは流石稲葉明雄と言っとけばいいんですか。題名通りの例の謎からアリバイさがしとタイムリミットモノの中盤、そして結末と隙なく面白かったんだけど、その後トリックの説明シーンがだらっと続くのが勿体無いね。
情感たっぷりの文章と、ドラマティックな展開。細かいストーリーは忘れても、夜のネオンの輝きや、かぼちゃ帽の不思議な女の印象はずっと忘れないと思う。本格ミステリとしても、合格ライン。ステキな作品。
読み進むうち、昨夜付き合った女性の風貌を「全く思い出せない」という主人公の状況に逆に説得力があると思いました。
これは面白かった。容疑者とされてしまった男の頭が真っ白になっていく様、そのありえない状況をひとつひとつ説明していくような説得力のある解決編と、読み応えのある作品だった。間違いなく傑作であり、まさに『幻の女』といえる作品だった。構成もさることながら、殺害方法も凝ったもので、欠点らしい欠点が見つからない優れた作品。
幻の女の
%
感想・レビュー:107件













































