異端の数ゼロ――数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)
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異端の数ゼロ――数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念の感想・レビュー(149)
ゼロという数を主題とし、その歴史や数学・物理学における扱われ方や問題点などを解説した本。「あー、このくらいなら知ってる知ってる」という知識も多かったが、逆に言うと本書を読むことによって自分の持っている知識を脳内で整理することに役立った。あと、古代~中世において、ゼロという概念を受け入れるか否かは、その地域の文化や宗教観が大きく影響していたという事を学べた。
一部難しかったがほとんどが分かりやすく書かれており、とても面白かった。数学と宗教が密接に関係していたとは思ってもいなかった。そして、0のすごさを思い知った。
難しかった。内容だけでなくて、日本語訳をもう少しわかりやすい文章にしてもらいたかった。(日本語としてわかりにくい。)興味ある内容なので読み終えることができたけど、せっかくいい話なので、興味ない人にも読みやすい本にして欲しかった。
数学botでオススメされまくったので読んでしまったw 世界史も好きなので、こういう数学の歴史を追っていくような話は非常に面白かった。キリスト教的世界は0を受け入れられなかったが、仏教的な世界は逆に0と∞を受け入れたという話はなるほどと思った。
神のような超越的存在を0にたびたび絡ませてくるので、またお前(神)かと思ってしまった。内容はそれなりに面白いけど、上記の理由と文章がいまいち肌に合わなかったせいで、読了後の印象はいまいち。
今まで文芸書しか読んでいなくて、こういう科学エッセイ?といういうんですかね、初めて読んだのですが面白かったです。まったく正反対に見えるゼロと無限が近しい存在だということに驚きました。中盤以降難しくて私の頭じゃ追いつきませんでしたが、それでも楽しく読めました。
ゼロと無限大は双子のきょうだいか。これらの存在を認めなければどこかで行き詰まってしまうが、とてもやっかいな存在でもあると思った。ゼロに近づくと無限大にも近づく。難しい。
Wikipediaを「ゼロ」と「無限大」で検索して出てきた記事をランダムに読まされているような気分。一般向けの物理・数学解説ムック本を手当たり次第ミキサーにかけて、それらの“単語”が出てくる部分を抽出して絞り出したような本、とでも言えばいいのかな。どれも基本的に知っている話ではあるので、それらを貫く新しい視点を提供してくれることを求めて読んでみたのだけれど、単語レベルでの一貫性しかないのでその点では期待外れだった。この辺のトピックに興味を持つためのエントリーポイントとしては良書だと思う。
ゼロの歴史を紐解く前半はとても面白かった。ただ、ニュートンが出てくる辺りからはついていくのがやっと。これまでの人生で微積分が役に立つ局面は何一つとしてなかったけど、この本を読んで初めて「高校で数学をキッチリ勉強しておけばよかった」と思い知らされた。
ゼロという概念が忌避されていた時代からビッグバンという究極のグラウンド・ゼロに迫る現代まで。後半は難解だったけど引用がわりと頻繁に挟まれてテンポが良い。サイモン・シンのおすすめでもあるようで、彼の著作が好きなら大体同じ感覚で読める。共通の話題も多い。
後半はあんまりゼロと関係ない話なのですが、前半は面白かったです。数学の発達していた古代ギリシャにおいてゼロの概念が生まれず、ゼノンのパラドックスが解けなかった理由を理解できました。目に見える幾何学図形だけを学問の対象にすると、こういう落とし穴があるんですね。
あって当たり前のゼロが市民権を得るまでは想像もできないような長い道のりがあったことは知らなかった。またゼロの存在がいかに哲学や芸術に影響を与えたかの説明もあり興味深かった。数の記法の話から始まっているので少し冗長なところもあったけれど、人類とゼロの歴史を文字通りゼロからわかりやすく説明してくれている。
haru@灯れ松明の火
息子の小学校の理科の先生に「それはゼロを発見したからですよ」と言われ、長年疑問に思っていた哲学的なことがスッキリ解決したことがありました。早速、読みたい本に追加しました。感謝。
ナイス!
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11/17 22:44
息子の小学校の理科の先生に「それはゼロを発見したからですよ」と言われ、長年疑問に思っていた哲学的なことがスッキリ解決したことがありました。早速、読みたい本に追加しました。感謝。
ナイス!
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11/17 22:44
目からうろこが落ちる本。アリストテレス哲学が無限と無を否定する教義であったとは…ゼノンのパラドクスなどもやもや考えずにすみ、明晰に聞こえます。しかし宇宙を考えるときそれは許されないのですね。恐ろしい。
最後の物理の章に至ってはほぼお手上げ状態だったにもかかわらず、それでもとても面白かった。私たちが今、その存在を当然のように何気なく扱っているゼロ。その歴史をたどるだけで数学物理化学哲学のみならず、宗教や美術や文化までも、つまり人類の歴史そのものを語ることができるなんて驚いた。昔、数学の授業中に誤ってゼロで割る計算をしてしまい、ひどく叱られたことがあるのだが、その先生の気持ちがやっと分かったような気がする。
昔はゼロという概念が無かったとか、アインシュタインもゼロとの戦いだったとか、ゼロとブラックホールの関係とか、興味深く面白い!微分積分も宗教もゼロに。。。高校とかの数学の時間にこういうお話をしてもらえれば数学という学問にもっと興味が持てたなあ。それにしてもゼロは怖い。
まともな高校卒業レベルの数学力がない人間にはちょっとついていけないところがあり(「微分積分ってなんだっけ?」というレベルの癖にこんなもんを読む私が悪いのであって本書が悪いのではない)。しかしそれでもそれなりに面白いのがすごい。「西洋の」ゼロ/無/無限を巡る概念のあり方というのが西洋/キリスト教文化圏の当事者から解りやすく語られている感じ。
ずいぶん前から少しずつ読んで、やっと読み終わった。ピタゴラスの幾何学的数学の呪縛は、超ひも理論の高次元の理解にも同様の認識の壁を作っているようだ。それは数学と物理学の壁なのかもしれない。いろいろ考えるネタを与えてくれる素晴らしい本だった。
おすすめ!途中???になったが、後半は面白かった。ゼロは無限であり、ひも理論、宇宙から、哲学まで。。。いったい何者なんだろう???もっと関連本を読みたいと思った。
異端の数字「0」、そして永遠の彼方にある「無限」。これらを自らのモノにしようとしてきた人類の「論理の飛躍」の物語。10進法、太陽暦、微積分、絵画の遠近法、絶対零度。そして無が作り出す幻影のような「カシミール効果」に、宇宙の極限ブラックホール。長く続いた宗教的な束縛の分厚さに対して、いまだからこそ、何故?と問いかけてしまう。中盤以降ちょっと難解。
「ゼロ」がこんなに幅広いものごとの根底にあったとは。それぞれ少しずつしか知らなかったことの繫がりが感動でした。歴史・哲学・数学...etc, さらっとかじるにも面白いかも
ジャケ買いしたけどとっても面白かったです.ゼロと無限の面白さが生き生きと描かれていた.西洋がゼロを受け入れたのはルネサンスというのも驚きだが,過去の哲学者・数学者・物理学者がどのようにゼロと無限を考えて思考してきたかが歴史の流れに沿って丁寧に解説されていてとてもためになった.後半7章8章の物理学に関する話は少し難しかったので,他の宇宙論の話を読んでからもう一度読んでみようかなと思った.
当然であるが“無”はそこいらに溢れているので感知していたか否かはともかく石器時代から、いやいやもっと昔の世界が虚無であったビッグバンから今に至るまで“無”で埋め尽くされている。皮肉な事に“無”がなければこの文章も“無”に帰してしまうだろう。“無”を表す零という概念を8章に渡り明快に教示。プロローグである0章から歴史学や宗教学に始まるが、8章へ辿り着く頃には物理学、量子力学、相対性理論、それらを統合するかも知れないひも理論が縦横無尽に埋め尽くされて頭はフリーズつまり空っぽ。
私は数学オンチだ。でも数学の美しさを求めてやまない。でもサッパリ分からない。「0」を巡る数学史。数学の辿ってきた道を知る。0と無限は双子星。理解はできなくともロマンを感じたい。
著者はイェール大学にて数学,コロンビア大学にてジャーナリズム論の修士号を取得し,現在は ニューヨーク大学にてジャーナリズム論の准教授をしている. 古代文明における数字の数え上げに始まり,量子論や一般相対性理論に至るまで,「0」という概念がどのようにして扱われてきたかが書かれている。 ただの歴史書というわけではなく,この概念がどのような性質を持ち,数学にどう用いられているかや,それに関する数学的理論(比率や微積など)との関係も書かれており,「0」の概念の進歩が数学そのものの発展につながっているように感じられ
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感想・レビュー:56件












































