1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)
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1984年の感想・レビュー(311)
第三部が衝撃的だった…。ものすごく後味悪いですね。わかってたけど。全体主義批判のために書かれた本という感じで、普通の感性ならこの本の内容に恐怖を抱かずにはいられない。そんな本。エンタメ的な面白さを求めるなら読まないほうが賢明かもしれない。
全力で阻止したいと思わせる世界が描かれていた。とくに、新言語法という言語によって語彙を減らされた世界になった描写を読んで、人は言葉によって思考を行うということを改めて思い知った。この本を読みながら、恐いと思う感覚や生理的に嫌だと思う感覚、なんかおかしいと思う感覚、違和感をもつ経験が、けっこう大切なんじゃないかと思う。
途中に出てくる、ゴールドスタインの本についての件を読むのが、ちょっと大変だった。それはともかく、もしこれが実現したとしたら、恐ろしい社会になるだろう。いや、恐ろしいということすら分からないから、もしかすると、幸せかもしれない。幸福は不幸の中にあって、不幸は幸福の中にある。う――ん。原書の方も買ったので、そっちも読んでみよっと。
誤植・誤訳が随所に見られるため、途中で他の本を読みたい衝動に駆られた。古本まつりで100円で買ったものだし許す。これから読む方は2009年に出版された新訳を手に取った方がいいかと。私は今のところ新訳でもう一度読むほどの気持ちにはなれない。これを読んでというより、自分の不勉強さをここ数ヶ月で本やその他の情報からずっと感じていて、薄々手を出したいと思っていたものに、この本の解説を読んだために手を出す決意がついたのは良かった。個人的にこの本で一番面白かったのは序盤。新語法の諸原理を読んだらへんが一番興奮してた。
読んでるときは今年一番おもろい本だと思ったけど、ちょっと違ったかも。第二章は文句なく面白かった。そして本の内容は飛ばし読みしてしまった。そしたら、ちょうど同じ時期に新訳版を読んでた恋人が、二章が一番退屈で、本の抜粋が一番面白かったと言っていたので、つくづく私は読書がヘタなんだなと思った。新語法の解説は、面白いらしいので、またゆっくりと読みたい。
なんというバッドエンド…。黒が白にも4が5にもなる世界。過去や歴史がいとも簡単に書きかえられていく。第三部の展開は本当に素晴らしい。最後まで姿を現さなかった偉大なる兄弟とは何だったのか。ファシズムの象徴だったのかな。某北の国家もこんな感じなのだろうか…。今の大阪市も下手したらファシズム(ハシズム)に近いものがあるので大阪市民としては戦々恐々としている。2011/578
一部、二部まで読んだとこでは何で名作なのかわからなかった。ビッチも救えない子だし。でも第三部はめちゃくちゃ面白くて、でもすごく悲しかった。何があってもこんな社会になったら嫌だ。余談だけどちょっぴり、ルヘイン『シャッター・アイランド』思い出した。
わが国じゃ「思想・良心の自由」とかいって、絶対的に犯してはならない「人類普遍の権利」とまでされているけれど、本作品はその思想を徹底的に操作・統括するという世界を描いたもの。寝言まで槍玉にあげられてしまうんじゃ…もう(苦笑)。アメリカ『独立宣言』を新語法に翻訳したら「犯罪思想」の一語になるって件は笑ってしまった。
あれ?全体主義ってなかなか素晴らしいんじゃないか?ぶれない国家ビジョンと意思決定能力。中国やシンガポールの成長も目覚ましいし…。といった感じで、元々ぶれている自分の軸の揺らぎ幅をさらに大きくさせた一冊。4本の指が5本に見えてきました。 とかなんとか。そもそも二項対立で安易に語れる内容ではないと思いますが。
正直ここまでとは思ってなかった。新訳も少し立ち読みしたけど、こちらのほうがいい。(ただし、新訳版はトマス・ピンチョンのあとがきがすばらしいのです)
オーウェルのサイトで無料で「1984」が読めるよ、と教えていただいた。ありがたい。 http://george-orwell.org/
おおおおおおおおおんもしれええええええええ!
びっくりするほど面白くて、同時にとんでもなく胸糞の悪い話。読む前は超管理社会を描いた近未来SFかと思っていたら、実際は予想以上に政治的な色素の強い小説だった。何より、作者自身の当時代性や社会状況に対する嗅覚の鋭さに圧倒される。第三部以降、オブライエンによる肉体的・精神的拷問の描写がとにかく壮絶。未来永劫打ち倒されることのない独裁政権というものを考えてみる時、それを実現し得る唯一の手立てとして、権力そのものに対する純粋で完全なる「愛」が求められるというのは、何だか救われないラストだなぁ。
イギリス人が読んだ振りをする本第一位。大きいお兄ちゃんやロシア的倒置法のタネ本。 知っている人には説明する必要もないでしょう、完全管理社会を描いたディストピア小説。3部立て構成で、1部は主人公の「過去の改変」へのささやかな反逆、2部はヒロインとの愛の逃避行、3部が自己との対決。記憶や感情といった人の内面までもが支配されているというのが話の支柱になっているでしょうか。 しかしまあ、不都合な真実が生じるたびに、専門の役人が過去の雑誌や新聞を書き換えてなかったことにするというのは斜めに読むとシュール。
1949年。前半はファンタジーだが、後半の重厚さに圧倒された。特にゴールドスタインの著書とニュースピークの語原則の書き込みっぷりが素晴らしい。共産圏を強く意識して1947年に出版されたこの本はしかし、2010年に読んだ私には現在の日本や欧米の社会に警鐘を鳴らすものとしてしか読めず、そこに古さは全く感じなかった。恐ろしい本。/ニュースピークの空虚さから来る虚無感は英文で読まないと分からないんだろうなあ。
『1Q84』を読んで再読。当たり前なのかもだけど『マオ』を読んで改めて読んでみると、毛時代の中国の行く末でもあったのだな…と思った。中華人民共和国の成立の年に書かれている。。で『毛沢東の私生活』を読みなおそうと思ったら、この『1984年』の新庄哲夫氏の訳だった。なるほど。
「この小説は冷戦時代にはプロパガンダで使われて...」とか物知り顔で話す人を思い出した。読んでもいないのに。/``古典''は歴史資料として見るのではなく,文学として楽しみたい。あらためてそう思った。
60年以上昔に書かれ,今の時代にあっては滑稽に聞こえるほどのわざとらしい表現が散りばめられていながら,古めかしさとは無関係な形而上に視線が奪われ,理解しがたい恐怖に浸食されていくような,異常な時間を本書と共に過ごした。
全体主義・社会主義に対する執念のような批判がぐつぐつと煮え滾っている作品。論文パートを耐え凌いだ後に待ち受ける第三部は凄まじい。解説にある作者の生涯の波乱振りを読むと全体を流れる暗さがなんとなく分かった気がした。
人々の思想を統制し過去を捏造し、自身が抱え込む論理の矛盾すら無視して絶対者で在り続ける党。いっそ笑えるくらいに誇張されたディストピアの風景は正直最初爆笑しながら読んでたんですけど、途中からだんだんげんなりしてきました。オブライエンの口調を聞いていると、ひょっとしたら本当に彼らの方が正しいのかも……とか思えてきて恐ろしいです。言い切っちゃった人の意見はしばしば説得力を持って聞こえるものですが、気圧されることなく正しいリテラシーを保ち続けたいものです。この世界だとそれすら無理そうですけどね>_<
何故かMGSの年表に載っていたので読みました。MGS2の世界観と非常にリンクしていて面白く、監視社会は怖いと感じた。MGS2での「言葉を信じるな。言葉の持つ意味を信じろ。」と言う台詞はニュースピークへのアンチテーゼとわかった。それにしても、後半の拷問のシーン辛い
恐怖と暴力のデフォルメがいき過ぎて滑稽にさえ感じるほどだった。これだけパラノイアックに書かせるだけの強迫を筆者に与えた冷戦最盛期の脅威は、「戦争を知らない子供」の自分には本当に想像を絶する。
前半で良かったのは、敵だと認識していた筈の「女」が転ぶのをみて、主人公に身体的な共感が芽生えるところ。ただ後半では延々と与えられる苦痛がそのまま描かれているので、読んでる方もきつい。
なんともネチネチと綴られたディストピア。くり返し幾度もこの世界のディテール、イデオロギーが語られ、恐怖を楽しむための演出が抑えられているぶん、いっそう不快感や虚無感は浮き彫りにされる。「この作品の世界が現実となりつつある」と、よくその先見性を世間で言われたりするが、本書よりいっそう細分化され複雑に、かつ巧妙に、麻痺した平和のなかで混沌と愚鈍化は浸行している。
付録ニュースピーク(新語法)の諸原理 インドに生まれる インド帝国警察就職 5年間ビルマで勤務 ウィンストン・スミス 4月の午後1時 勝利マンションズ 憎悪週間で昼間は送電停止 39歳 ポスター 「偉大な兄弟」があなたを見守っている INGSOC イングソック 警察ヘリによるパトロール 問題は思想警察 テレスクリーン 真理省―勤務先 新語法(ニュースピーク) 平和省 愛情省 勝利ジン 勝利シガレット インキで一気に1984.04.04と記入 二重思考 記録局 創作局の女 オブライエン(党内局の一員)
i-miya@灯れ松明の火
人民の敵 エマニュエル・ゴールドスタイン 兄弟同盟(ブラザーフッド) "例の本"ゴールドスタイン著作 新語法辞典 番組に同化しないわけにはいかなくなる 聖セバスチャン =聖セバスチアヌス (=三世紀、ローマで殉教した美少年。 無数の矢を射られて殺されるが、生き返る。 しかし、後日再び棍棒で殴り殺される。聖画の題材となる) 羊の顔に変ずるゴールドスタイン 二分間憎悪 党のスローガン(1)戦争は平和である(2)自由は屈従である(3)無知は力である 「オセアニアよ、よは汝のためぞ」
ナイス!
-
09/09 21:34
人民の敵 エマニュエル・ゴールドスタイン 兄弟同盟(ブラザーフッド) "例の本"ゴールドスタイン著作 新語法辞典 番組に同化しないわけにはいかなくなる 聖セバスチャン =聖セバスチアヌス (=三世紀、ローマで殉教した美少年。 無数の矢を射られて殺されるが、生き返る。 しかし、後日再び棍棒で殴り殺される。聖画の題材となる) 羊の顔に変ずるゴールドスタイン 二分間憎悪 党のスローガン(1)戦争は平和である(2)自由は屈従である(3)無知は力である 「オセアニアよ、よは汝のためぞ」
ナイス!
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09/09 21:34
i-miya@灯れ松明の火
朝の体操 テレスクリーンによる コルチェスターへの原爆(エセックスの都市) ミルク抜き勝利コーヒー サッカリン一錠 新語法―形容詞担当サイム エアストリップ1号の住民 正午近く 黒髪の女(創作局) 古道具屋のことから4日目 骨折にあえいでいる 助けあげる メモ あなたを愛しています 考える時間がほしい パーソンズはなしかける、わずらわしい やってのけた、とうとう オブライエン そこへウィンストンとジューリア 召使マーチンは味方だ 葡萄酒ってやつですよ エマニュエル・ゴールドスタインのために乾杯!
ナイス!
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09/09 21:34
朝の体操 テレスクリーンによる コルチェスターへの原爆(エセックスの都市) ミルク抜き勝利コーヒー サッカリン一錠 新語法―形容詞担当サイム エアストリップ1号の住民 正午近く 黒髪の女(創作局) 古道具屋のことから4日目 骨折にあえいでいる 助けあげる メモ あなたを愛しています 考える時間がほしい パーソンズはなしかける、わずらわしい やってのけた、とうとう オブライエン そこへウィンストンとジューリア 召使マーチンは味方だ 葡萄酒ってやつですよ エマニュエル・ゴールドスタインのために乾杯!
ナイス!
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09/09 21:34
1984年の
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