スワロウテイル人工少女販売処 (ハヤカワ文庫JA)
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スワロウテイル人工少女販売処の感想・レビュー(513)
非常におもしろかったのと同時に非常に読み辛かったです。読み辛さの原因はおそらく文章構造と造語の多さ長さにあると思われます。主語の位置を変えたり言い回しを少し変えるだけで大分判りやすくなります。そして展開が遅い。ですがその読み辛さの壁を乗り越えてでも先を読みたくなる世界観の美しさ儚さと登場人物の魅力がありました。表紙・題名で衝動買いしたので、最初はあまりの読み辛さに正直「失敗だったな」と思ったのですが、結局最後までいっき読みでした。心に響く台詞がたくさんある素敵な作品でした。452~461頁が好きです^^
面白かった。SFは門外漢なので余り突っ込んだ感想が持てず歯痒いのだが、ひとまず読む手を止める事さえ惜しいと思った作品は久々。迂遠な言い回しに序盤は読み辛さも感じたものの、結局は一気読みだった。「ロボット」や「アンドロイド」といった古典的題材に現代の「二次元キャラ」を重ねて語り直したような印象もあり、物語自体骨太で満足感は充分。たとえ綺麗事の絵空事だろうと、何処までも優しく、希望を込めて、愛を持って人間を肯定する筆には心が震えた。“傘持ち”に纏わる悲恋も美しくとにかく全てがツボに嵌る一冊だった。傑作だろう。
これもまた人とアンドロイドとの共存を描いた崇高な世界の話。その顛末は悲壮感にあふれる筈だが、そこは時にコミカルに、時にヒロイックに描かれています。章を追うごとに解明される秘密など、なかなか引き込まれるストーリー展開です。 登場人物はどれも個性派ぞろい。そういう所でも新時代的かもなと思ったり。 最後の展開はちょいと性急な気もしましたが(それでいて上手く終結がついたと思いますが)、次巻も読みたいと思います。 (タイトルや表紙で選んだのなら正解です。たぶん)
背中の羽以外、見た目がそっくりな人造人間=フィギュアの話。時代は近未来。人類全体がどうこうというより、フィギュアや取り巻く人間個人の話。「θ―11番ホームの妖精」を描いた人らしい作品だと思った。
おめでとう、復活おめでとう(一年半越しに言う台詞じゃない)。θの前に携帯小説で賞を取っているというのは知らなかったのだけど、それら歩いてきた道のりをきっちり形にしている感。よくわからないけどたぶんラノベではあんまりやれない中身をラノベの枠組みにきっちり落とし込んでいて、この手の一般小説(だよね?)であるのに「キャラクター(not登場人物)」に強い魅力がある。澄んだ物語、という序盤での印象のままに、素晴らしい作品だった。
設定が面白い。今作の設定は男性+妖精だけど、さらにその裏、歯車の向こう側をも描いて欲しい。揚羽のラストにあの選択を持ってきたなら、両サイドの話が混ざっても面白そう。
人々が生殖から解放され、ただひたすら人工少女との悦楽の日々に耽溺することが許される社会なんて、僕にとっては理想郷です。少女に依存し、少女なしではいられなくなり、少女に支配されることになろうとも。
SFな要素をこれでもかとごった煮にまとめ上げてラノベキャラに喋らせるこういう話が好きなのですごい楽しい。竹岡美穂絵の表紙が卑怯なまでに合ってるし。著者紹介のとこに書いてあった願望が結晶化したような世界設定で笑ったけど僕もここで住みたいです。とても住みたいです。
途中の描写にイマイチ想像力が追いつかなかった描写があったけれども揚羽ちゃんを始め数々のキャラクターから出される世界観がよかったですね。最後のたたみかけの部分が個人的には好きでした。続き早く読みたいですね。
本屋で偶然発見。"θ"も結構好きだったのでこれと出会えたのはたぶん運命ですね。あと2~3回は読みなおしたい。挿絵なしのラノベ(SF系)って感じですかね。
面白かった。人とマイクロマシンで構成された人工妖精とが共生する世界。不可解な連続殺人事件に隠されたもの。壊れかけた人工妖精と人とのふれあい。全能抗体の正体。
本文2行目から意味がわからなかった。この文章はどうなんだ?世界観はよいけど説明と種明かしがイマイチ。人と人工妖精のかかわりなど見所はたくさんある。会話文にもうちょっと魅力があればいいのになー。
面白かった。ライトノベル。SFでもあるんだけれど、ハヤカワは全体的にライトノベルの読みやすさがある。星界の紋章みたいな。敵は海賊みたいな。スワロウテイルはそれらと比べても読みやすかった。続編にも期待。
世の中が抱えている圧倒的に大きくて不確定なネガティブ要素を 人工が隔離された小さな世界でも表現してみせた事によって その密度が凝縮されていたように思う。 面白くも、精神を汚す、傑作。
終盤に来て話が一気に急展開し、ついていきづらかった。置名草の話までは良かったが、揚羽にしか打破できない状況を作り上げるためだけに様々な設定が追加された感じがする。舞台裏の話の説明がとても丁寧なのはありがたいが、話の焦点を掴むのに苦労する。結末は些細な疑問や腑に落ちないところがあるものの、綺麗にまとまっていい話だな、と思う。世界観はすごく好みだ。揚羽かわいい、少々完璧過ぎると思うけど。
共存、共生をメインに据えたSF小説。含まれている要素は多く、共存についても「人間と人間」「人間と人工妖精」さらには人工妖精同士の関係が綿密に描かれている。多くの情報を整理しながら読む必要があるが、頭の中に舞台が組み上がり始めると面白さを実感できるはず。要素を編みこんで壮大な出来事を創っていく様が見事だった。
竹岡美穂のイラストであるにも関わらずKEIの絵柄で想像してしまう。理由は察してください。話に関してはよくわからなかったのですが僕がよくわからない話は世の中では大体名作らしいのでこれも多分名作なんだと思います。差別に関するナイーブな言及(可哀想って言われてる相手が可哀想って感じてるとは限らないよ、そんなん勝手に想像して決めつけるのは失礼と違いますの、とかそういう話)は90年代後半のオタ向け作品を彷彿とさせてなんか困った気持ちになりました。鍵のゲームとかインフィニティ・ゼロとか。揚羽はとても可愛かったです。
t_hirosaki
補足:今まで出会ったよくわからない話。佐藤亜紀のミノタウロス、伊藤計劃の虐殺器官、スタニスワフ・レムのソラリスの陽のもとに、川上稔の終わりのクロニクル。さて、どんな感じでしょう。
ナイス!
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11/21 00:17
補足:今まで出会ったよくわからない話。佐藤亜紀のミノタウロス、伊藤計劃の虐殺器官、スタニスワフ・レムのソラリスの陽のもとに、川上稔の終わりのクロニクル。さて、どんな感じでしょう。
ナイス!
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11/21 00:17
非常に面白かった。
自己と他者の境界の線引きや、他者を見たり見られたり(望んだり望まれたり?)したものとその実態の相違がこの話の中で起きた問題の根底にあって、そこがまさに他者という異物との共生でネックになるところだな。それをベースに愛の飢えと奉仕するための人工妖精、蝶型機械群だのと儚げな雰囲気の要素を盛り込んでいていい味を出してる。
ただ、コンデンサを吐き出す描写があからさまに毎回入るからそこの部分のオチが読めたのが……
SFの手法を目一杯に丹精込めて撚り集めた、未来に続く糸のようなお話。劇中でも語られている人類の人類による破滅への道をどうやったら回避出来るか、それを紐解いていくのは本巻の守備ではないけれど、きっと何かしらの手掛かりを手繰り寄せて行くのだろうと想えた。様々な要素が集まっているので世界観の厚みやテーマが深くなるのと同時に、読み進めていくとどうしてもあちこちに飛び火しているのでなかなか個人的には苦労して読み終わった感じ。でも第三部で昇華されいくのでもう一度読み返そうと想えたり。まずは余韻を転がして後日、また。
SFの世界観で、他者との共存とかアイデンティティといったテーマを扱ってました。別にSFで読むもんじゃないなあと思ってしまった。ヒューマノイドの異物感が薄いから、共存がテーマになりえないような世界のように思えた。一部の科学者だけが知る未来が読者には知らされているから、この異物感が薄いのが利いてくるんだけど。
いろいろ詰め込んできちんと纏めて…と、素晴らしかった。ラノベチックなSFさという感じで、物語にかなり没入して一気に読んでしまいました。自他の境界、アイデンティティの話から種の存続の話から、バトル展開のような熱さまであり、一冊の中で大変満足できた。
典型的なSF小説・映画等々で起こりうる災厄すべてが起こってしまった設定が面白い。機械の反乱、核戦争、性病ウィルス拡大等。 そんな世界で主人公は人間そっくりに作られた『フィギュア』である『揚羽』。生まれながらにして欠陥機の烙印を押された彼女が、様々な事件に巻き込まれていく―― というのがあらすじ。 文章がちょいと読みづらいかな~。キャラ同士の掛け合いも厨2過ぎてちょっと受け付けないひとには受け付けないかも。 ただ、独特の舞台設定や、物語のプロットは面白かった。 二巻も最近出たので読むのが楽しみです。
うーん、導入部は重々しくて良かったんだけど・・・急に動きがラノベっぽくなった。ちょっと動き会話とテーマが合ってないような気がする。世界感は好きです。
物語に入り込みすぎてぼーっとしました。妖精は男性女性に次ぐ第三の性と思っていいんですよね?どうしても人工のロボットみたいなイメージになってしまうなあ。置名草がちょっと人工的すぎたんだ。でも揚羽ちゃんがかわいかったです。個人的に人のために生きている人工知能的なもの(というか人工妖精ですが)って聞くと初音のミクさんを思い出すので脳内で揚羽ちゃんの顔はミクでした。陽平とくっつけばいいと思うのに。夢と現実が分からなくなるってあたりがなぜか心に残りました。2巻出てるんですか知らなかった。読みたいです。
設定が練り込まれてて最初はたどたどしく読んでいたが、雰囲気を掴んでからはぐいぐい進んだ。結構長いが終わってみればプロローグのような話なので、次の巻で物語どう動いていくのか期待。
久しぶりのSF。劣等感をもつ揚羽が葛藤していく作品。置名草とのこと。鏡子とのこと。椛とのこと。様々な出来事を通して最終的には希望を見出していく。舞台が作りこまれていて、籐真さんの世界観に入り込んでしまいました。
ガイノイドに萌えたい人に。意思決定や自己の確立、セルフイメージなどに対する考えが纏まらない人に。そして、人間の意識・共感能力に対して興味を抱いているSF者に。
二巻の帯で興味持って、ついでに購入。一発目出た時買わなんだのは、タイトルへの拒否反応ゆえ。妖精を妖精と書かずに少女としているトコロがイカガワシイ(笑)。まぁ、蓋開けてみたら真っ当かつ興味深い内容でありましたが……。や。描かれているのは妖精なれど、現代の若者の姿に見えてしまったですよ。あと、ストーリーはほぼ覚えていないくせに、妙に“プリンセス・プラスティック”を思い出してしょうがない作品でありましたなぁ。
人工妖精と滅びの路をゆくかに思える人類。全てを包み込み、消し去る蝶の羽ばたきが聞こえ、儚い「生」を生きる妖精達の輪舞を目の当たりにする。トビグモに萌える。まあ攻殻のタチコマにも萌えるから当たり前な気もしますが。ああいう多脚ロボットって萌えませんか?
人工妖精は胡蝶の夢を見るか? 世界観や設定など浸透するのに時間がかかりましたが、好みな感じでとても面白い作品でした。揚羽の旅路にも光あることを願って。
スワロウテイル人工少女販売処の
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感想・レビュー:204件


















































