マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)
マルドゥック・ヴェロシティ 3巻を読んだ人はこんな本も読んでいます
マルドゥック・ヴェロシティ 3巻を追加
マルドゥック・ヴェロシティ 3巻の感想・レビュー(625)
スクランブルの完全版の次に読んだのがヴェロシティだったので、文体の違いに戸惑いました。でも、これがボイルドなのかなとも思いました。敵だったボイルドが味方だった時代。ウフコックもまだ世界を知らなかったし、幼かった。だからこそ、スクランブルで語られなかったボイルドの過去がありました。ただ怖いだけのキャラではない、苦悩を知って、嫌いだとは言い切れなくなりました。でもやり切れない。グロい描写も有りますが、オススメしたいです。
スクランブルの完全版と比べるとアクションが少し読みにくい。カトル・カールのアメコミ感が半端ない。ボイルドとウフコックが蜜月すぎて壊れるのが怖くなって途中で読むのやめそうになった。スクランブルではボイルドがただウフコックを濫用したとしか語られてなかったけど、ボイルドは自ら墜ちるしかなかったんだな。ああ、虚無よ。それにしてもウフコック可愛い!強くなるのよ!
ボイルドの死から始まり、ついに到達したボイルド自身の虚無の爆心地。失った良心と、失わなかったもの『自分達の子供』。ウフコックが手に入れたモノ、ボイルドから託された良心。オクト―バー・ネイルズ一家の血の狂気にゾッとした。
読み終わった直後、色々な感情や感覚が脳内や身体の中を駆け巡り、それらをどう言葉にしていいものか悩んでいる。ただ、一つだけ確実に言えることは本書、本シリーズが優れたエンターテイメントであるということである。
06.11.30.350p.ボイルドとウフコックの決別。オクトーバー家や周囲のごたごたが凄すぎて相関図を書きたくなった(苦笑)これでスクランブルを読んだらボイルドの印象は変わるのかな。
登場人物が多すぎて半分くらいしかわからなかった...大まかなプロットを追うので精一杯。なんか負けた気分。ところで、ボイルドとナタリアの娘はそのうち出てくるのかな?スクランブルで研究所(?)に行ったときいたっけ?忘れてしまった。
09メンバー全員大好きになって、メンバーが段々減っていく度にいかないでって思った。事件に関係する人物は複雑に絡んでて相関図が欲しくなる。敵のバッグは身近にいてボイルドが研究所に行く前から仕組まれていたのには驚いた。長い長い伏線。
ただボイルドが壊れるだけの物語でもなかったし、ボイルドもただ壊れただけではなかったことが、スクランブルで約束された終焉を知りながらヴェロシティを読み、ボイルドの人柄に触れてしまった者にとっての救いなのか。
結構想像していた破滅的な終わりとは違い、なんとなく納得できました。スクランブルへの繋ぎも私にとっては非常に納得の行くもので、面白かった~
ヴェロシティ・シリーズのラスト。どこまでも加速を続けた男の終着点は、あまりにも凄絶でそして悲しい場所でした。全ての謎が解き明かされた瞬間、『個』という人としての人間の在り方を改めて考えさせられます。それでも男としてはそういう生き方に惹かれる物がありますが。そしてすっかり読むのに慣れた独特の描写で書かれたカトル・カールとの息詰まる戦闘シーンは最後というだけありまして圧巻の一言。そしてラストは彼らに思い入れがある分やり切れませんでした。それでもそれが相応しく、素晴らしい文だとは分かってはいるのですが。
てっきり破壊衝動に取り込まれたボイルドがウフコックを濫用する結末になるんだろうと思っていたのだが、そんな単純な話ではなかった。虚無に支配され、周囲の様々なものを無に帰した/無に帰されたボイルドが再びウフコックを求めるのは、やはり自然なことなんだろうな。
ミステリ読みたる私にあとがき「精神の血――その最悪の輝き」は示唆を与えてくれた。著者にとって『解決=決着』という考えは、告白が神の秘跡であり救いであるとする、一神教に由来するという。探偵小説において“探偵”という存在が神に等しいとする構図も、畢竟、人間の信仰的な部分を基盤にしているのでは、と思わされた。加えて、告白を秘跡の座から引きずり下ろす虚無についてだ。「真相の解明=解決」への挫折、それによって探偵自身が虚無に呑み込まれそうになりつつ、足掻き続ける――探偵小説の極北たるある作品を想起する。
長らく積んでたけど、ついに読了。読み始めると止まらなかった。ボイルド△! 壮絶な09初期メンバーVS.カトル・カール。この戦闘だけでも凄いんだけど、渋くて超つええボイルドがメチャクチャ頼もしくてかっこよくて堪らん。09初期メンバーは皆イイ奴ばかりで、それがために3巻は読み進むほど辛い。どうスクランブルに繋がっていくのか。それが透けてくるのが悲しい。読み手を選びそうな文体だけど、読めばそんな細かいことはどうでもよくなる。マルドゥックの世界も広がったし、アノニマスが楽しみ。
さきにバロットの話を読んでるので、これはボイルドとウフコックの決別の話なんだろうな、と思いつつ読んではいたのだけれど、話が進むにつれてだんだん切なくなる。ボイルドは、固ゆでになりきれてない、よねぇ…。
一巻から通して一気に読ませる作品。ラストに近づくに連れ増していく虚無感、喪失感に感情移入してしまいました。ボイルドがナタリアの遺体を落下させ毒に満ちた血を浴びさせるシーンが印象的で心を揺さぶられました。
これは……。これはぁぁぁぁ……!目に涙溜めながらよくわからない呻きを漏らしながら読んだ。「後で『スクランブル』読んだらまた印象変わる」とか思ってたけど印象が変わるなんてものじゃない。あくまで過去話だと思ってたけど想像以上にでかい話だった。正直「スクランブル」よりも好き。後には虚無が残るのみ。けれどその虚無にも輝きはある。11個の墓石がひっそりと並んでいる光景を想像すると安堵とも哀しみともつかない不思議な気分になる。おお、エクスプロード!
最初の1ページで独特の文体に心が折れそうになった。けど慣れてくるとこの文体が独特のスピード感/緊張感を演出しはじめて概ね問題なく読めた。 意外としっかりとしたハードボイルドな作風である。定まった結末に向けてひたすら落ちていく感覚──絶望への一本道を歩き続ける感覚──を伴いつつも、僅かながら希望を見出せるのは 09 メンバーのユーモアのお陰かもしれない。匙加減は悪くない。些か急いで風呂敷を畳みにいった感は拭いきれないし、作品自体に『マルドゥック・スクランブル』ほどの魅力を感じられなかったのは残念だった。
「フラグメンツ」からの流れで再読。登場人物のかなり多い作品だが、ライトノベルス出身ということもあってか、キャラの立て方が秀逸なのでとくに混乱はしない。それだけに、中盤から後半にかけて主要人物が次々と退場していく怒涛の展開は本当に凄い。小説なのに、手に汗握る、とか、固唾を呑む、みたいな表現がしっくりくる。独特な文体と相まってまさに加速“ヴェロシティ”の名に相応しいノンストップ・エンターテインメントです! 個人的には、ワイズが大好き。 「俺たちは羊じゃねえ。羊じゃねえんだぜ」
最終巻!前作のボイルドのイメージが大きく変わった。初期O9メンバーとの死別・ウフコックとの別れ・・・と。一人では太刀打ちできない敵と最後まで戦い。そして・・・死してもなお、最後の敵に立ち向かう・・・男です!だけど、最後に希望が残ったのは、良かった。表紙の少女の謎がやっと解けた。また、緑目の少女の物語も執筆してくれると嬉しい。マルドゥック・シリーズは、やっぱり面白い!
スクランブルが名作だった故に、むしろそこまでの期待をしないで読んでいたが、いい意味で裏切られた。序盤の様々な能力をもった09メンバーとの邂逅、中盤の仲間を失ったことによるさらなる結束、そしてこの最終巻でのすべての裏が暴かれボイルドが傷つき虚無へとなっていくクライマックス。どこをとっても素晴らしい小説だった。この、ボイルドのただの悪役ではない一面を読んだうえで、もう一度スクランブルを読み返したくなる。
大変面白かったです。前作では悪役だったボイルドが、この作品では恋愛をして子供を作って、組織を守るために頑張ったのに、空回りしてという感じが、大変好感を持てました。また出てくるキャラが大変よく物語の開始時点でほとんどが死ぬということがわかっていてもなお、いい感じにならないかと祈りながら読んでいました。 内容としては、変態一家の揉め事に巻き込まれて、その中で各自がうまく立ち回ろうとするが、皆死んじゃうという内容であまり救いようはない内容でした。
若干の粗削り感はあったがストーリーがうまくラストに向けてどんどん引き込まれる速度が増すようだった。読んだ後は何とも言えない気持ち。ボイルドへの印象がガラッと変わった
読んでいくうちに、09メンバーに、どんどん感情移入してしまった為なんだか読み進める程に悲しくなってしまった。もう一度スクランブル読みたくなる!ウフコックの娼婦との相性の良さは昔からだったのか!自分的には、ボイルドの印象が、かなり変わりました。終わり間際の愛がゆえに虚無に呑み込まれてゆく様は圧巻でした。最高!
本編では宿敵だったボイルドが主人公の過去話。ひっきりなしに人が死にバトルも激しい。バッドエンドを迎えることがあらかじめ分かっているからこそそこへ向かっていく様が面白い。僕自身が本編の人物をあまり覚えてなかったのが心残りだが
ヴェロシティの後に、スクランブルを読み直すとボイルドの印象が変化するかな。ヴェロシティ読了後の感想、どんな言葉でも表現できない。よい作品でした。
冲方丁を読んでいない良き友人がいたら、無理矢理にでも拘束してスクランブルから読み聞かせてやりたい面白さ。正直言ってこんな話を作れるなんてどうかしてる。実際本書のあとがきで、そのどいかしてる度が告白されてるわけだけど、あまりのシュールさに盛大に炸裂<エクスプロード>した。凄えよこの人w
スクランブルでの関係を考えれば予想は出来ていたがO9メンバー全滅はやはり辛い。ドクター、ウフコック、ボイルドのこの関係を知った上でスクランブル読み直すとまた違った感想が生まれるんだろうな。あとがきの壮絶な執筆には失礼ながらふいた。行方不明に失踪扱いってw
マルドゥック・ヴェロシティ 3巻の
%
感想・レビュー:139件














ナイス!



























