復活の地〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)
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復活の地〈3〉の感想・レビュー(229)
続きが気になって気になって、一気に読んでしまった。 セイオ、カッコイイよー! 彼の過去話も読みたいな。 シマックとの出逢いとか。お姉さんの話とか。あったらいいなー。 サイテンのラストがちょっと残念。
辺境の惑星にある皇国に起きた大震災からの復興の物語。復興といっても立場によって思惑や方法は全く異なってくる。惑星間と国内の政治・経済や人種問題まで絡み、最後まで道筋が見えずハラハラしっぱなしだ。前半の個人の能力に依存する復興と後半の民衆それぞれによる活動の対比が興味深い。主人公の豹変ぶりがちょっと違和感あるけど、物語としても甘すぎず重すぎずの味わいがとてもよかった。さすが小川一水。希望を持たせて終わるストーリーはやはり読後感が良くていい。
ただの震災復興物語じゃなかった。そこが小川一水か。ソレンスさん、かっこよすぎー!SF版風早くんだと思うよ。たくさん参考文献があってびっくり。でもさもありなんだよなぁ。この本を読んだ後江藤新平の話が耳についたりして、偶然だなぁって思ったけど、そうじゃなくてこの本を読んだからこそ耳に入ってきたんだよね。読んでいなかったら耳に入ってきてないか、すどおりするだろう。そういうことってたくさんあるんだろうな。
架空の星を舞台にした震災復興SF小説の第三巻。迫り来る第二次震災に備えて行動するセイオを中心とする人々の果敢さに胸を打たれました。その一方で、政府や陸軍中枢の目は星外列強に向いているのですが、彼らは彼らで間違っている訳ではないというのがとても歯痒かったです。しかし、最終的に人々が信じるのは自分達のことを考えて行動してくれる統率者なのですね。(セイオは統率者にならずにリーダーシップを発揮しましたが)おそらく阪神大震災を念頭に書かれたこの小説ですが、やはりどうしても現在の日本の状況と照らし合わせてしまいます。
不文律のような、植物的とも言われている緩やかなつながりで、 自主的に動き出す人々等… ある意味、とても日本らしいSF作品でした。 主人公たち若者だけでなく、なにげにおじさん達がかっこいい作品でもあります。 シンルージ都令は、最初無能っぽく見えてましたが、 最後は地味ながらも結構やるようになってましたね。
外国人が読んで理解できるのかなーって思った。一見良い話っぽいんだけど、ここまで指揮系統が狂っていて、逆にそれが成功してるのって異常じゃないのか?恐らく今後の星外との外交も日本の様に失敗し続けるんだろうなー。日本人の感性である意味異常な部分が見れて面白かった。この性質を失わずに発展していく方法を模索するのがライフワークなのでよいサンプルでした。
第二次震災に向けてセイオが起こした行動、臣民の努力が素晴らしかった。強権を振りかざし一方的に物事を決めることは、正しきことでも反発心が起こるもので、姿を見せずに誘導する、自発的努力を引き出すというのは、難しいけど理想的な動きだと思った。セイオとスミルが互いに影響しあって、離れ離れになっても「民意に殉じる」という想いだけで繋がり、復興へと導いた、中盤以降が凄くよかった!(続↓)
読みながら今の状況を思い何度もため息をつかざるを得なかった。市井の人々のがんばりや無能な政治家たちの姿がオーバーラップしてしまった。セイオのような人間を求めてもしょうがないとはわかっているのだが…。もっと早く読んでおくべきだったことを悔やむ。
途中まで読みかけてたのを思い出して、あえてこの時期に読んでみました。震災から復興しようとする人々の頑張りには考えさせられるものがありました。
当初バラバラだった人たちが、ここにきて一気に集束するカタルシス。そしてこの人の作品では、基本的に悪人が出てこないので、ちょっぴり食い足りない代わりに清々しい読後感を得られました。
星と星との戦争に入りそうな緊張状態の中、再び地震。いやー、3冊でよくまとまったと思う。また、震災兵器という発想など、とても良く出来たSFだと思う。
全体的な構成が巧い。まさか第二次震災を起こし、人々の心情、震災への考え、勢力図などを巧く変遷させていくとは。しかし、なにより見事にレンカの人々に感情移入させられたなぁ、と。愛する人を、愛する街を守ろうとする人々の想いこそが、と言うような主旨の表現があったが、正にその通りで、健気に震災に向かう人々の生き様には手に汗を握る想いだった。
二人の戦いをなるほどという思いで読みました。読んでよかった!一人一人の力で大きな事を成し遂げる大切さが分かりました。備えあれば憂いなしですね。表紙の二人の関係もいい感じでした。
重力地震によって崩壊した国家。突然最後の皇室になった少女とやり手の青年が政治の陰謀と戦いながら、また過ちを犯しながら再度の地震のために民衆の心を変えて行く。
巻末の参考文献をみて、ニヤリとした。舞台はとある辺境惑星ではあるが、かなり日本っぽいと思いながら読み進めていました。ストーリー的にはかなり薄い内容であるが、災害下のそれぞれの機関の動き、民衆の助け合いと話の筋をうまく絡めて構成されていたという感想。 作者の作品の発表順に読み進めているわけではないので最近の作風より少し元に戻った描写で、スミルとセイオの「離れ離れだが、お互いを信じてる」的な気持ちがよく伝わってきました。
2巻のラストで提起された問題を見事に乗り越えた。国内の敵、星外の敵とやり合いながらも、それぞれの立場を超えて協力していく体勢を作る様がすごい。1.2巻と違ってスピードのある展開になっていて、それも復活を感じさせてくれる。
ご都合主義的な部分もあったけれど、それでも面白かった。登場人物たちの距離感がもどかしい。この世界(星系でもなんでも)を舞台にした別の話も読んでみたいです。
一つの災害を通して、人という生き物がどれだけ動けるようになるか(進化できるか)を描いた物語かなと。私的には誰かに押しつけて回りたいほど楽しめました。上手くいきすぎな点もいくつかあるけど、それを抜きにしても面白かったです。
復活の地〈3〉の
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