マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気 (ハヤカワ文庫JA)
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マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気を追加
マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気の感想・レビュー(979)
熱いブラックジャック戦も終わり、ついにクライマックス…。ボイルドとバロットの戦闘が熱すぎる!!というより、激しすぎてついていけませんよ~。 ウフコックの決断…。ヴェロシティを読んだ後なので凄く辛い感じる…うん、何というか言葉に出来ないな。
「力で他人を好き放題に扱うという事は――こんなに素晴らしく気持ちいい事なんだ」消耗品として扱われ死に損なった少女娼婦バロットの生存の為の戦い。
最高に面白かったが後書きに一番感動。物語の余韻に浸ってる中、ドヤ顔で苦労話ベラベラされたら正直滅入るんだけど、この本は違う。これは作者“達”の物語へ宛てたラブレターだと。世に出回るどんな本だって、この作品と同じような過程を経て読み手の元に届くのだろう。―それでも。冲方さんのこの作品に対する愛情と熱意。この作品が出版に至るまで懸命になってくれた人々への感謝と謙虚さ。そして“エンターテイナー”としての真摯な姿勢に涙が止まらなかった。清々しいまでの、直球ストレート。バロットの“生”への渇望、そのもののような。
下手なアクションよりも熱いカジノでの勝負が終わり物語も終わりを迎える。この結末は誰かにとってハッピーだということにはなるのか。ならないだろうなぁ。誰も彼もが自分の存在意義を求め、戦う。人生讃歌なストーリーでもあるのかなぁ。完全版も読んでみたいな。
カジノシーンの決着は素敵過ぎる。文句なしにカッコイイ。それぞれ違う戦場を持つバロットとアシュレイとベル・ウィングが敵・味方ラインを超えた瞬間、背筋を走ったぞくぞくする感じ。たまりません。気づいたら3冊一気読みしていました。卵だらけの例えや韻を踏んだ言葉遊びが作者のこだわりを感じさせます。ウフコックに出会えたことに感謝。
ついに決着がつく巻。でも随分と語りきれなかった部分も多くて、この後派生本が続いたのも頷ける。要所要所で入る裁判の進行状況が、物語をうまくわかりやすくしていたと思う。 それにしても皆さん絶賛のカジノシーン、あのアシュレイの尋常じゃない強さは凄い。生身の人間であれなんだぜ!?SFなのにSFらしくないシーンが最高ってのは面白かった。
カジノシーンはすごかった。現実のディーラーたちもあんなことできんのかね?先が気になって駆け抜けるように読んでしまったので、今度は落ち着いて再読したい。卵関連の用語が楽しかった。ハンプティダンプティ、ブロイラー、ボイルド、サニーサイドアップ、シェルとか
見た目に派手さがないはずのカジノ(ブラックジャック)の勝負における緊張感と手札の精密さは神懸っていると思う。その後の暴力に関わる人物描写はえぐいけれども、納得の完結。 ボイルドはぶれなかった。
ぶつかり合う銃弾、山札から引かれるカード。ジョークを交えた他愛もない会話の節々。数多の偶然から必然性(事象に物語を内包させる)を見出し、そこに自己の価値観を付加する事が人間が会得した機関。それはマルドゥックと言う欲望渦巻く都市であり、カジノと言うギャンブルであり、価値観の会得を賭けた悲しい銃撃戦である。
全三巻分の感想。文体の格好良さに引き込まれて一気に読めました。普段は漢字に横文字のルビって小馬鹿にしていることが多いのですが、この完成度ならば納得。ガンアクション、カジノ、サイバーといったハリウッド的ハードボイルドと少女の成長物語を重ねた点が新鮮でした。
ラストのボイルドとの最終戦は必然!? SF 心溢れる戦闘シーン!! あと、カジノ編クライマックス 200-202 ページは鳥肌もの。「俺は今、勇気を見た。謙虚を見た。俺の目の前で誰かが完全に勝つのを初めて見た」p.202
最近自身の務めが忙しく、休日というのにこの上無く出不精なので、節電の為にクーラーはつけないが扇風機というアナログ的機器の前に陣取り、朝から晩まで読書しつづけた結果、1日経たずで読破。面白過ぎる。簡単にSFというジャンルにはカテゴライズできない本。参考文献がルソーとかwトニモカクニも、早く映画が観たいです。
03.7.31.379p。シェルの記憶データを得るために、カジノで勝負。半分くらいカジノの話。でもバロットやウフコックのかけひきなどで楽しく読めた。後半はカジノを出て、ボイルドと対決することに。濃い話だった。
なるほど。偶然と必然が織り成す、フェイスマン言うところの価値を巡る戦いの物語なんだなこれは。偶然を必然へと昇華させる事が、すなわち存在価値の証明であるわけだ。そして敵味方問わず、主要キャラクターはみな自らの存在証明のために戦っている、あるいはもがいている。シェルでさえ。そのあたりがとても立体的だし、なによりフェアだ。いやおもしろかった。
読む者に忍耐を強いる本。けっしてつまらないという話ではないが、なにせカジノのシーンが長い。心理戦でおもしろいんだけど、頭の中で情景を思い浮かべながら読むものとすれば、まったく場面が変わらない状況が延々と続くようで、正直言うと一度挫けた。3巻面は再読してやっとカジノシーンを読了。後書きまで読んで、あのシーンは必要不可欠だったことが良く分かったが。最後はちょっと泣けた。
ブラックジャック対決があまりにも丁寧に描かれていてちょっと感動。最後はちゃんと収まるべきところに収まってくれたので一安心。なかなかえげつないシーンもありましたが、予想以上の面白さで楽しめました。
三連作の最終刊。個人的な好みでは、一応でも一巻ごとに明確な区切りが欲しかったが、元々一本の作品を3分割したというのだから仕方ない。正直ギャンブル編は長かった。作者があとがきで色々書いていて必要なシーンだったと言うことだが、読んでて疲れたのは否定しようがない。異能バトルを小説でやるというのはアニメなどと違って、現実に起こりえないことを見せるのではなく明確に想像させなくてはならないので難しいはずだが、意外とすんなり想像できたのはやはりそのスキルの高さだと思う。続きが読みたい。
全巻を通して読んで、個人的に思った事は『意思のある食材と食通(偏執的なのやちゃんと味を見てくれる)と料理人(コック)』の料理の話だなぁ…なんて思った。
カジノシーン素敵!でした。が、そのレベルを維持したまま、後半(シェルの記憶、ボイルドとの決着)で話をきっちり締めてきたのが凄いと思います。読み応えありました。
小休止だと思っていたカジノ編は思いの外長かったが、心理戦を楽しめた。長かったと思えるカジノ編もボイルトとの最終決戦によって解消された。最終決戦ではどちらかというとシェルやボイルドにスポットが当てられていたように思える。彼らも被害者なのだとは言わないけれど、一概に悪だと言えないと思った。最終的にウフコックとバロットは結ばれたのだろうか。相棒として道具として恋人として見る2人?の関係も面白かった。
引き続きカジノシーンでの勝負は目が離せない。ラストの戦いにもハラハラさせられたが、ボイルドとの戦いは激しすぎてついていけなくなるかと思ったが、最後のウフコックの選択に後押しされて一気に読了。そして後書きも面白かった。作者の極限状態の中から生まれてきて、売る目的ではなく、ただ表現したいという執念から誕生した話が面白くないわけがないと思えた。他作も次々と読みたくなる。
ギャンブルの死闘が何と言うか、もう至悦の領域に踏み込んでるドライブ感が物凄い。確率の権化のブラックジャックが、その手を離れて乱舞していて超最高。で、最後の戦いが1巻の対ボイルド戦からカジノ戦を踏まえた上でパワーアップしているのを読みながら、「作者が1巻でああいう風に書いていたのはこのためか!」と喜びながら読ませる。バロットの誠実な生とウフコック(とドクター)の有用性が結びつくラストも格別。エンターテイメントかくあるべし、みたいな小説でした。
最後のアクション凄かったです。スローで見てるような克明さ。哀しくも前を向くラストでした…。面白かった。バロットには幸せになってほしいです。
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