第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
第六大陸〈1〉を読んだ人はこんな本も読んでいます
第六大陸〈1〉を追加
第六大陸〈1〉の感想・レビュー(385)
6番目の大陸。それは月。月面基地、開発に向けての話。これを読んで「月は地獄だ!」(キャンベル)、「2001年宇宙の旅」(クラーク)を読み返したくなった。人類の情熱は留まるところを知らない!いつかこんな日が来るといいなと思いつつ。
人類が月面にその第一歩を印したのが69年の夏。不鮮明な画像の中を飛び跳ねる様に動いていたアポロ11号乗組員のことは今も鮮明に覚えている。その時、次は火星だと誰もが信じていた。しかし72年を最後に月面に立った者は居ず、有人火星探査の夢もほぼ潰えた。これは技術的問題ではなく巨額の投資に見合う目的を見出せないからである。本作は、ある種の月面建築物を日本の民間企業が請負い、幾多の困難を一歩一歩克服していく様子がリアルに描かれる。工期10年との絡みもあるのであろうが天才中学生がヒロインという点にやや違和感を覚える。
[★★★★]最近まで読めなかったのは何でなのか自分でも良く分かりませんが、ようやく小川一水の代表作を読み終えた。ハードSFなのかとちょっと腰が引けてましたが、他の作品と違わずエンタメSFで安心しました。「下町ロケット」が話題の中、この本を読み始めたのも何かの縁? 夢が溢れてました。
熱くなる。架空の日本企業と宇宙への憧れを抱いた技術者達が月に建物を建てるために奮闘する物語。現実世界で宇宙開発にかかわっている企業とかもでてくる(三菱重工とか)。内容もあまり現実離れしていないように感じる。この本に書かれている計画を実現するためには月に水が無ければならないが、2009年にはNASAが月面に相当量の水があることを確認したので、この問題はクリア。近い将来本当に月へ基地とかを建てられるような気がしてきてワクワクする。
まさに、プロジェクトXですね。未だに月になぜ人はいけないのだろう。と思っていましたが、読んで納得しました。無謀ともいえる計画に向かって多くの人が努力する姿は読んでいて爽快でした。
海底都市建設からはじまるので水中に新たに何かを作るかとおもえば、舞台は月。中国による月基地の描写はリアルではあるけど、一年はちょっと長すぎそう。あの環境に一年…(汗。オールドシャトルは2回の事故で済みました。スーパーシャトルは生まれませんでした…残念。予算的なブレイクスルーのために秘密兵器トロフィー登場。現代のような特許紛争を起こさずフリーにしちゃうとか夢のある話。今で言う所のスマートフォン、身につけるコンピューターがウエアコンとしてアクセサリーとしてのデザインまで求められてるというのはよいかも。技術の集
日本の企業、日本の技術者、カッコいい!夢と才能を存分に発揮できる、しかも趣味や道楽じゃなくて仕事として。これって最高じゃないですか。少々のトラブルはあってもそれなりに経過も順調、中国もアメリカもそれなりに友好的。2巻でドーンと落とし穴があったりしないだろうな。崔さん、その後地球に帰るまでご無事でしたでしょうか。
月に結婚式場を建設するという途方も無い目的のために奮闘する様々な日本人・企業を書いたSF小説。最初は月に結婚式場を作るなんて荒唐無稽だと思っていたのですが、読み進めるうちに近い未来には月に建造物を作ることも可能になるのではないのか、と思えてきました。壮大な夢に向かってひた走る様って格好良いですよね、今作もプロジェクトXみたいな熱い展開が多くて燃えました。逆境に負けずに奮闘する日本人の姿を通じて自分もがんばろうと思える良い作品ですね。表紙が幸村誠さんだということも個人的には嬉しかった。
一見して非現実とも思える話だけど、現実味のある内容とそれに挑む人々の姿がなかなか面白い。この手の話が好きな人にはたまらないかも。続きが楽しみ。
工期10年、予算1兆500億、極限環境専門の建設業者が月面でのレジャー施設の建設に挑む! 今よりちょっとだけ未来の日本が舞台のプロジェクトX風味な話。 建設業者だけでなく、レジャー、ロケット開発とそれぞれの立場の人々がそれぞれの思いを持ちながらも月面開発に挑んでいく姿勢が面白い。 ロマンとリアルが同居したすごいいい小説だと思う。
初めての小川一水でした。数年前に読んで、久しぶりに胸が躍る思いがした小説です。まさしく、プロジェクトX風SF小説であり、何よりも最近の小説にはけっこう珍しいのではないかと思われる、正統的な熱血が息づいてもいる。同時に、妙の屈折した思いが物語に彩りを与えていて、あざといけれども大好きな展開と言える。さて、再読だけれども、後半が楽しみです。
粗筋はと言うと、月面に結婚式場を建設するために行動する人たちのプロジェクトX。おそらく並大抵の取材量ではなかったと思われるほどリアルにその過程が描かれている。男の子ならわくわくが止まらないはず。
すごい描写が細かく、まるで現実のドキュメント本を読んでるような感じ。作者どんだけ勉強してるのよ。SFはあまり読まないんだけど、これはすごい作品だと思う。登場人物の思案はみんな違うのに、目標は「月面基地をつくる」ただひとつ。なにこの胸熱小説。夢持ってる男ってかっこいいね、やっぱ。
面白いとは聞いていたけど、やはり面白い。まぁ割と淡々と進んでいくんだけど、こういう未来の話なんだけど、特別なことじゃないことをテーマにするっていうのは割りと日本のSF多い気が。二巻も楽しみ。
現在の宇宙開発事情は全く理解してませんが、もう少し経ったら月に行けるんじゃないかと思えるくらい私にはリアルに感じられました。ロマンと経済活動のせめぎ合いが面白かった
月は近くにあっても、遙かに遠い星なんですね。249ページ
何年ぶりかの再読。内容は月に結婚式場をつくるという近未来プロジェクトX。この本読むと「20世紀の偉業、宇宙への進出とコンピューター。その後の発展において人類はコンピューターに情熱を奉げてしまった。」という何かで読んだ事を思い出します。
私企業による月面開発のシミュレーション。かなりしっかりと取材をしているようで、テクノロジーの話がすごく面白い。現実に近付けて書こうとすればするほど、前提として与えられている社会や経済の状況、それに科学技術力があまりに理想的で現実から遠ざかって見えるジレンマを感じた。
月にいくということがどんなに大変か、そして条件さえ整えば可能なことなのかが伝わってきて面白い。最後の『この事業の意義』が児童書のあとがきみたいでしみじみとした味わいがあって良かった。こういうある種の目標に向かって驀進する話は大好き。月に行ける世の中になって欲しい。
先に漫画版を読んでいたのだけど、かなり違いますね。若干13歳の妙の歳に似合わない大人びた面と何か歪みを抱えているらしい不安感が魅力的です。それにしても、このくらいパワフルで夢のある動きが現実にも欲しい、と切実に思いました。
完成に10年の時点でヒロインが20代では無理な辺りがハヤカワJA。宇宙開発はロマンだけど、ロマンだけでは進めない。もう少し背伸びすれば届いた未来はいったい、いつやってくるのだろう。どうでもいいけど隠れNTR要素が混入しがちな小川ヒロインだけど、今回は大丈夫かな?
詳細なディテールで物語にひきこまれ、登場する男たちの熱気にあてられ鳥肌がたつ。宇宙に憧れていた少年時代を思い起こす。パイオニア精神は人類が宿す業なのだろう。
月は人類にとっての新たな不倒の地とし、月面に大規模有人基地を建設する、本格SF。知識と検証に裏打ちされたSFで何を描いて欲しいかって言われたら、やっぱりロマンなんだよね。この手の宇宙モノを読むたび思うのだけど、作品世界に生きる人間の情熱に当てられることのなんと心地いい事か。
現在の延長上にある宇宙技術を用いた月面開発物語。1巻はちょっとうまく進みすぎな感もありますが、プロジェクトXのようで面白く、ついつい引き込まれてしまいました。アプローチは違いますが笹本祐一先生の星雲賞受賞作である「星のパイロット」シリーズが好きな人にはオススメだと思います。さあ、2巻目(完結)も楽しみだ!
ビジネス書かと思うくらい、建設プロジェクトのレポートが現実的。やる気はあるが、明確な意図が無いのが、なんか日本的だなと思いました。ヒロインが浮いてる。
地に足の付いた感があるハードSF。月に建築物を造るシミュレーションは興味深い。エンジン周りのご都合はまあ小説ですからね。「天の光はすべて星」を彷彿とさせる技術者の皆さんがいい。
月に何かを建てる話。手段が目的化してる人たちが大半だから、目的が不明瞭でもガンガン話が進行していく様に抵抗はない。ライバル関係にあるNASAが、「船外活動は正規のミッションに含まれてるのさ」と素知らぬ顔で助けてくれたところで涙ぐんだ。すべてにおいて敵対関係にあるけど、宇宙を目指すという点では同志なんだ、ていう関係性が凄くかっこいい。
第六大陸〈1〉の
%
感想・レビュー:64件














ナイス!































