夢の樹が接げたなら (ハヤカワ文庫JA)
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夢の樹が接げたならの感想・レビュー(103)
多彩な文体やモチーフで彩られた短篇集だが、逆説的に表題作冒頭でもう全てを言ってしまってるとも言える。あまりにも無邪気で無防備な一文から始まるのでドキッとしてしまった。基本的に通底しているテーマは言語と世界認識。『スパイス』が好評だけど、他にも個人的に『普通の子供』『個人的な理想郷』『夜明けのテロリスト』あたりでの現代社会の先を予見するイメージが心に残った。
10/23:ツヅラ
10/16:Kanna12
09/19:優月経斉
09/02:Morimichi Tamaoki
07/31:へいへい
07/28:camelletgo
06/09:ミゼ
言葉、ロボット、仮想現実、マスコミュニケーションなどの切り口から、未来への期待と同時に弊害をも痛感させられるSF短編集。夢の樹が接げたなら:言語設計者である主人公は「動詞を持たない言語ユメキ」に初めて出会い、その表現力、可能性に、未来への希望・危惧を抱く。スパイス:天才経営者のすべての行動は、あるひとつの個人的目的のためのステップであり、最後の抵抗さえも彼にとってはスパイスとなる。夜明けのテロリスト:すべての仕事をメディットに任せたら…
表題作でも少し感じましたが、特に巻末作は若い頃の山田正紀が書いているのではないかと錯覚するほどでした。模倣とかでなく雰囲気が。強烈な作品はやはり「スパイス」でしょうか。ダイセイニの「ニ壜のソース」を思い出しましたが、いやはや。表題作は「青いね」という感じですが、どの短編もラストで少なからずゾクッとくる印象があっていいですね。427ページ
短編集。なかでも、「夢の樹が接げたなら」が私は大好き。"言葉っておもしろい!"冒頭の言葉にすべてが集約されている。誰かと言葉を使って意志疎通が出来ることは当たり前ではないこと、言語の不完全さ、可能性。私たちが世界を認識するとき、言葉は必要で、しかしまた、言葉が私たちの世界を限定的なものにしているのではないか。言葉についていろいろと考えさせられた話だった。
すごい、そして素晴らしい! 特に『スパイス』は普通の作家だったらあんな落とし方は出来ません。これだけで幸せ。今年のベスト候補です。
02/13:koa
01/18:kenichi_22156
12/14:AR
個人的に面白いと思ったのは言語学的な題材をネタにした「夢の樹が接げたなら」と「ズーク」や、鎌倉時代の荘園支配に宇宙人による侵略と異種文明の共存を盛り込んだ「代官」が興味深かったけど、これらは後に『星界シリーズ』の星間種族アーヴの特殊な言語や支配体制の描写に繋がってるような気がして、とても興味深かったにょ。
11/19:ポスト存在時代
10/12:yo32ted
10/03:みや
08/01:サマンサ
SFが語るものに、未来図が恐ろしいもの、未来に対する警鐘としての側面がある。単純に未来はハッピーではないのだと思わせる風潮がある。それほど、未来に希望を持てなくなったのか。それはさておき、おもしろい。ロボットと人間の関係。言語から切り込んだ世界観。皮肉を含んだ広大な世界観は見事の一言。
06/25:怜
06/22:shuijiao
06/14:jones_million
05/14:bonkura=do
03/23:ys-22
03/01:オジ
言語もの。とにかく言語もの。そして適応もの。「ロボット」からつらなる、未来への警鐘というやつもふんだんに含まれているようだ。とりあえず、このころからアーヴが創造される素地はあったということはよく分かった
01/07:U-ma
10/27:あばばばば
10/18:willow
09/18:kawase
08/12:maple
夢の樹が接げたならの
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感想・レビュー:32件














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