クシエルの矢〈1〉八天使の王国 (ハヤカワ文庫FT)
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クシエルの矢〈1〉八天使の王国の感想・レビュー(205)
権謀術数、色仕掛け、華やかな宴、これぞ宮廷ファンタジーものだという内容を、ある種非常にエロい側面から俯瞰した特殊な世界観で展開する作品。視点の斬新さと、エロさが絶妙にマッチしたその筆致には驚嘆を隠し切れない。ローカス賞受賞作。/権謀術数を読み解く宮廷ファンタジーだけあって、難解な名前の登場人物が異常にややこしく絡み合った人間関係を形成している。その異常な読み難さは、作品の性質上仕方のない事か。/世界観の設定上、腐女子にオススメできるほど登場人物は美男美女揃い。
陰謀ものとしてはかなり面白かった。メリザンドや雌獅子を始めとする女たちがすごくかっこよくて惚れ惚れする。ただし、残念なのは濡れ場方面。せっかく同性もOKの設定なのに、お仕事の描写が男メインと言うのはがっかり。百合好きとしてはメリザンドとの直截的濡れ場シーンが欲しかった。あとはヒヤシンスが女だったら良かったのにと思う。それからアルクィンは天才過ぎて萎え。男子供は多少馬鹿な方がいい。
作中の雰囲気全体から発している甘ったるい香りが読んでいるこっちにも漂ってきそうな鮮烈さ。ストーリー自体は性愛や陰謀がメインだけど、登場人物はそういうのに絡んでない男衆の方が好きかな。ワルガキっぽいけど時折神秘的なところを見せるヒアシンスや堅物で初々しいジョスランとか。
おすすめされて読んでみました。壮大なファンタジーの予感ですが、まだこの段階では分からないですね。主人公フェードルの誕生から身柄を引き取られて、自ら望んで現在の主人に仕える駒となり、暗躍する物語といった感じです。主人の真意、過去の因縁や最終的な目的が主人公には伏せられているので謎が多く、まだ国の内情やこれからの展望が掴めないですね。クシエルの矢はまさにギリシア神話のエロスの矢といったところでしょうか。国に根付く信仰、精神性までもが事細かに描写されているので、奥深い印象を受けます。続きが気になります。
帯に書いてあるとおり、大河ファンタジでした。総て、ファンタジかと思っていたら、あとがきに書いてあるように、もとになった文化などがあるのは意外でした。まだ、土台といったところですが、これから先どう変化していくのかが楽しみです。
真性のマゾヒストである主人公のフェードルがとても魅力的。ただ、登場人物の多さにかなり混乱する。いったい誰と誰が敵対していて、味方が誰なのかとかが複雑でわかりにくかった。この巻は世界の成り立ちや貴族、神娼の説明がほとんどでやっと物語が動き始めたところで終わり。
間蝶の目を通して眺める王侯貴族模様はあたかも芝居を観ているようで愉快至極。一幕ごとの繋がりははっきりしないところもあるけど見入らずにはいられない。ただの間蝶ではなく娼婦としての側面も強いというのも個人的に新鮮で面白かった。しかしこの被虐性癖はエロい。
可愛らしい表紙や「天使の国」といった設定とは裏腹に、官能小説的な要素もある政治策略小説。もともと一冊だった本を三冊に分けているので、この巻は世界観の説明等が主。そして終盤、多いに盛り上がったところで「つづく」。うまいな、と(笑)
官能面は設定の一部でメインは歴史政治もの?とにかく登場人物が多いし世界史を学ぶような忍耐力を強いられますが、設定がなんとか(半分くらい?)頭に入ってくると、なかなか練られた話で面白そう。続きを見なくてはならないようです。
表紙に惹かれて読んだのですが、まさかこんなに官能的な話とは思っていませんでした。主人公はMですし。けれどそれが面白いし、壮大な世界設定や歴史と政治に、胸をときめかせながら読みました。
登場人物と誤字脱字がとにかく多い。1巻だけで評価するのはなかなか難しいが、登場人物の駆け引きや陰謀など複雑で情報過多なイメージが否めない。あとイザベルとかイサンドルとか名前が覚えにくいのも苦労した。 とりあえず続きを読もうと思う。
設定についていくので大変。 あとエルーア様が男なのか女なのかで悩んだ。 各天使の説明がほしいところ。世界史で習ったところや聖書と微妙にリンクしてるのが面白い。 次から話も動くと思うから次の巻が楽しみ。
設定とか勢力図とかがややこしいけどとりあえずさらっと読んでたらば何となくわかってくる。未だにデローネイの歳とか、アングィセットが何たるか、とか曖昧ですし。気に入れば読み返せばいいと思われる。個人的には読み返すに足るかと思いました。
処女を散らすあたりの描写の所はひとしきり笑いました。ファンタジーらしい設定を根本に抱きながら、しっかりとした骨太な政治物となっています。ただ、人物や地名などを覚える前に大量の人物が出てきちゃってあわあわしちゃったまま終了。のーん・・・・
良くこんな壮大な設定を書き上げられるな……と素人ながら驚きます。一巻はほとんど世界観の説明で終わりましたが、どのキャラクターも魅力的で続きが気になります。官能的な部分。行為が異性、同性関係なく神の営みとして行われている所も面白いです。
人物が多く、長ったらしいカタカナ名で、しかもほとんど例外なく美男美女で外見がイメージしにくいのですぐに混乱。解説を読んで少し整理されたので、次の巻に進もうかと思います。
とにかく基礎知識とか設定を覚えるのが大変で、わけがわからないなあと思っているうちに、どんどん続きが気になって、先を読み進めていく感じ。腐女子的には主人公がフェードルよりもアルクィンだったら、いや、デローネイでもいい、とも思いますが、それだとここまで陰謀策謀入り交じった生臭い物語にはならないんだろうなあ(苦笑)
設定は好きなはずなのにイマイチ物語に没頭できなのいのはフェードルの性格についていけてないせい?何度も戻らないといけないほど人物名がこんがらがる。もう少し読んでみるかな、コノ後おもしろくなるのかも
花街育ちの真性マゾヒストの性癖にクラクラしながら読了。固有名詞はかなりギリシャ語が意識されているかなという感じです。新約聖書とギリシャ神話の知識があると分かりやすいかも。現実の世界史あれやこれやとイメージ変換をしやすいので、まぁ読みやすかったです。とはいえ、物語はまだ動き始めたばかりですので、誤字誤植にめげず、頑張って読み進めようと思います。
横文字にめちゃくちゃ苦労します。これはまあ海外小説ではいたしかたない。内容としては序章が終わった感じ。とりあえず2巻読もうと思います!
メリザンドの怖さが半端ない。地図の存在に途中まで気づかなかったのもあって、話についていくのが大変でしたが面白かったです。ジョスランはよい堅物。
設定の量が半端ないですねちょっとそこに圧倒されかける。あと宮廷陰謀ものなので固有名詞も多くて理解するのがちょっと大変でした。しかし、地固めがすんで話が回り始めると面白くなってきます。しかし、性愛を神聖なものとする宗教と、主人公の少女が娼婦でマゾヒストというのはなんともすごい設定です。それでいてその設定を面白く生かしているのがすばらしいです。
主人公の独白形式もあって、二重に出来事を眺めるようだった序盤から、主人公勢が巻き込まれだしてからは読むのがとまらなかった。設定が特殊なだけに、今後が予想つかなくて読み進めるのが楽しみ
陰謀渦巻く貴族社会を神娼として暗躍する少女。官能的というか、マゾヒストの快感を間接的に味わえてなかなか面白い。神娼は性別に関わらずお相手するし、ホモフォビアがない世界みたいなのでL的にも嬉しい。ただ実際は男性相手が殆どだったけど。ゲームを操るメリザンドと主人公の展開に期待かな。
本文と登場人物表と地図を行ったり来たりしながら読み進めたが、ある程度までくると物語にぐいぐいと引き込まれるようになった。またひとつ面白いファンタジーの世界に出会った。嬉しい。
改めて読むと「うわー」って思うことがたくさんありました。一回目に読んだときは人物名を覚えられなかったので、再読してようやく内容もきちんと理解できたような気がします。
主人公がMであるということしか知らずに読んだ(笑)。でも、意外とカラッとした性格の子で、むしろ好感度が高い。どろどろの陰謀劇も世界観に合っていておもしろいし、新鮮・・・。
ドMで好き者で面食いな主人公は面白いからいいとして、中心人物が美形ばかりなのは人名を覚えにくくて困る。髪や目の色よりも分かりやすい特徴や印象を書きこんでほしい。物語に動きが出てきたところなので次巻に期待。
ちょっと大人風味の海外ファンタジー、かな?宮廷を舞台にした権謀術数に、信仰が強い力を持つ世界。こういう雰囲気が好きで、かつちょっと大人が大丈夫な人ならけっこうオススメです。文章も翻訳物にしては読みやすいし。ただ、マゾに対して拒否感がないことが重要かも。場面によってはけっこう痛そうです。
☆☆☆ イエスとマグダラのマリアの子供が聖別され、セックスや娼婦が尊敬されてるっていう世界設定が面白い。マゾ性癖のヒロインてのも新鮮です。設定上かなりエグいシーンもあるんだけど、ヒロインに後ろめたさがまったく無いんで、カラッと読めた所も良い。まだまだ導入部。続きが楽しみです。
しばらく積読本にしていたけれど、読み始めると手を止めるのが難しいくらい面白かった。世界設定がしっかりしていて好印象。ただ、主人公の性癖を受け付けない人も居るかな、とは思います。ある程度覚悟して読んだので私は大丈夫でした。
古代、中世の歴史が好きな人には、ヨーロッパ周辺各国の宗教や文化からの取り込みの元ネタが解って楽しいと思う。策謀と閨房術がメインのわりに、キャラクターにそれぞれ愛嬌があって、陰湿なイメージはない。ただ、最近のFT文庫はひらがながむやみに多くて返って読み辛いと思う。誤字も気になる。
クシエルの矢〈1〉八天使の王国の
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