九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)
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九百人のお祖母さんの感想・レビュー(107)
異世界ファンタジーというか、異文化ファンタジーというか・・・。短編集なのだが、世界観が奇抜すぎて私にはついていけないものが多かった。表題作、山上のカエル、他人の目、カミロイ人の~あたりが印象的だった。
「翼の贈りもの」にハマることができたので、インパクトがあり過ぎる表紙にこれまで敬遠していた本書を読んでみました。超合理的な理想世界についてのレポートであるカミロイ人のシリーズや、過去改変ものに対する素朴な疑問に答えてくれた「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」、浅倉久志氏の訳が素晴らし過ぎる「ブタっ腹のかあちゃん」と、一生もので楽しめる物語がたくさん詰まった驚異の一冊でした。
「だから、そのおびただしい数の世界の中で、少なくとも一つくらいは、面白半分につくられたものがあってもいいと、そう願ったことはないかい?野生の子供か、頭のおかしい子鬼の作った世界が、一つくらあってもいい。ほかの世界を正しい全体像の中に置き、この宇宙のごたいそうな鼻っ柱をへし折るためにね」
(「スナッフルズ」)
愉快で饒舌で小気味の良いホラ話がギッシリな短編集。濃縮された時間を生きる「時の六本指」「スロー・ チューズデー・ナイト」「一期一宴」や、スミルノフ博士とその仲間達が、歴史改変や発明をもとに繰り広げるドタバタ「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」「その町の名は?」「他人の目」はどれも秀逸。カミロイ人やアナロス星人といった異星人に人間が翻弄される話はストレートなSFの楽しさ十分。「街かどの穴」の、 同一空間に別形態の自分が何人も存在するというパラレルネタでカオスを呈する様は何度読んでもゼッキョー ゼッキョー
camelletgo
(余談) 一番最初に読める表題作で、「ババア900人は流石に多過ぎだろう」と思ったが、一番最後に読める『千客万来』が900人どころか数百億規模の人口大爆発スラップスティックだったのにはちょっと笑った。数に始まり、数に終わる、粋な作品配置だなあと。
ナイス!
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10/20 02:15
(余談) 一番最初に読める表題作で、「ババア900人は流石に多過ぎだろう」と思ったが、一番最後に読める『千客万来』が900人どころか数百億規模の人口大爆発スラップスティックだったのにはちょっと笑った。数に始まり、数に終わる、粋な作品配置だなあと。
ナイス!
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10/20 02:15
変わった話が多いなあ。「時の六本指」「一切衆生」「スナッフルズ」「うちの町内」「千客万来」が特に好き。それから印象に残るセリフも多かった。「ゼッキョー、ゼッキョー!」「でっかいよ、でっかいよ」
レベルEと不条理日記で名前を知っていた本。意地の悪いグロテスクさが、ハイペリオンの神父の話みたいだと感じた。作者の変人ぷりからも、イメージするのはアメリカのアウトサイダーアート。此岸のダーガー、というのは言い過ぎかもしれないけど、SFってのは少なからずパラノイア的側面をもつと思うのです。
SFというよりはむしろ宇宙的規模の馬鹿話。突拍子もない世界がまず設定されていて、物語はほとんど一直線に進行していく。作者の奇想もさることながら、浅倉久志の翻訳にも拍手を送りたい。特に、「ブタっ腹のかあちゃん」でのうさんくさい関西弁は最高。
表題作の「九百人のお祖母さん」、インパクト絶大。掌に乗るお祖母さん。小さくて眠たげなお祖母さん。ゼッキョー!の「町かどの穴」とか訳者のセンスも素敵。ただ私にはどういうこと??って引っかかるところがあって、ちょっとソリが合わない。「次の岩に続く」の時も思った。どういうこと??って思ったら楽しめないって分かってるのに、しっくりこない。ナンセンスなホラ話好きなのにな。「7日間の恐怖」は一番しっくり来た。もう…”あれはただの劇的効果”で、してやられた。
ラファティの短編はどれも突拍子もなく、尋常じゃないジョークで物語が構築されているためか、ストーリがまったく読み取れないという不確実性によって物語が支配されている点が興味深い。
昔読んだ。記憶ってのは面白い、芋づる式に掘り起こされていく。なぜかこれと「銀河ヒッチ」がセットになっている。同じ頃に読んだんだろうな、たぶん。
九百人のお祖母さんの
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感想・レビュー:41件













































