たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)

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たったひとつの冴えたやりかたの感想・レビュー(713)

タイトルの訳が秀逸。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/10

小説は、宇宙の一種族“ヒューマン”によって書かれた3つの文献(中編)からなる。それらはヒューマンが所属する連邦宇宙の北の境界、<リフト>と呼ばれる特殊な領域でかつて起こった出来事をもとにしたものだ。少女と彼女の脳に入った小さなエイリアンの間に生まれた友情、かつての恋心を突然複雑な形で呼び起こされる男の活劇、人類と異種族との邂逅と綱渡りの駆け引き。どの作でも、戦争の影、宗教、文明、言語などの綿密な背景と、人々の “重大な選択”が描かれており、宇宙の広がりと歴史の流れが立ち上がってくる。それが実に楽しいのだ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/05

人借。有名なSFだけど予備知識無しで読んだ。表題作の出だしからライトな話かと思ったら、3編とも結構なパンチ力が。。。宇宙時代の人間の営みが持つ光と影。宇宙SFのお手本のような作品なのかな。各話の間に挟まる図書館パートもいい味出してた。人の行動と人類の歴史を物語がつないでいくのだと、改めて実感。話は独立してるけど、世界観は同じという連作は結構好きみたい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/05

★ ずっと読みたかった本。図書館になかったものだからいつか買おうかと思っていたのだけど。入荷されていたので嬉しくて速攻で借りてきました。読む前から思っていたけど、タイトルが秀逸。コーディーの口癖でもある「冴えたやりかた」ちょっと古めかしい言い回しで、日常的に使うものとしては違和感がある。でも、よくぞこう訳してくれた!と思う。読後の悲しい感動と共にいつまでも心に残る響きとなっている。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/04

歴史に残るヒューマンについての文献をエイリアンの若者が図書館職員を通じて読んでいくというスタイルをとりつつ,宇宙時代のヒューマンの出来事を振り返る物語。文献は3つ,最初の1つが書籍紹介で書かれている16歳の少女コーティの話。名作だけあって面白かった。もう一度読み返したい。個人的には昔の川原由美子さんのイラストがなじみ深いが,新装版の片山若子さんのイラストはコーティらしくてとても素敵だ。しかし新装版になってハヤカワ文庫のサイズが変わってしまって本棚の整理やブックカバーで困っている。

とても面白かった。表題のほかに2話収録されているけど、それぞれ読み応えのある話だったと思う。お気に入りの1冊になりそうだ。

名作、訳もいい

5年ぶりに再読。あれ、読みづらいと思っていたのに、そんなことないぞ。むしろ読みやすい。

本全体は、人間のことを知りたいというコメノ二体が司書に選んでもらった三篇の物語を読んだという構成になっているが、最後の物語を返却するときに司書は留守にしている。司書が伝えられることは全て伝えたのと同じように、作者はもう自分が生きてやることはすべてやったと感じていたのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/27

連作中篇集。二転三転し兎に角読者を惹き付ける展開とそれに裏打ちされた至極簡潔なアイディア、そして温かみがあるように見せかけての静かな感動と、時にはほろ苦さをも持ち合わせるストーリーラインが見事に融合した傑作。素晴らしかったです。またそれを表現する浅倉さんの訳は本当に職人技だと思います。ぐいぐい読めました。個人的には超好みなお話ばかりで、3篇共に甲乙付け難い……大好きです。これがこの人の遺作かと思うと、残念でならないです。他の作品も読んでみます。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/25

表題作目当て。頭の中に異生物がいるって素敵やん、と思って……うう。/それにしても、ティプトリーは一人の犠牲で多が救われるというのが好きなのかな。リアリスト? それとも悲観的楽観主義者?

片山若子の表紙が素敵。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/13

物語も良かったが、どれも結末にティプトリーらしさを感じた。あとがきでも書かれているようにティプトリーはピストル自殺でその生涯を夫ともに終えているが、登場人物たちも自分の始末は自分でつけるという強い責任感と毒杯をあおるソクラテスのような潔さが象徴的だったように思った。そしてそれが悲壮になっていないのが良かった。

再読です。宇宙ものってハードSFが多いし、世界に入るまでが長くて苦手なんですが、これは割とすんなりでした。先にコーティへの感情移入ができるからかな? 作者が女性プラス、以前読んだ旧訳の挿し絵が川原由美子さんだったのもあり、少女漫画的な印象です。そこにある感情や人間関係を第一に描き出そうとする感じが独特の味わいでした。ただ最近のハヤカワ文庫は微妙に背が高くて、手持ちのブックカバーに収まりません…一体誰得なんですか…
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/25

表題作はとても悲しい最後。でも心に残る・・・。三作目の衝突もよかった。1作目が切なく終わるだけにハッピーエンドで。ジラとトーランのロマンスはどうなったのかな?
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/24

異星人間コミュニケーションというのは、異文化コミュニケーションの比喩かな。久々にSFに挑戦。表題作は究極の共存劇。涙腺がゆるむ。SFと侮っていたけど、おもしろいものはおもしろい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/22

どれも目の前に星の世界が浮かんでくるような。映像的で綺麗な物語。表題作は切ないラストだけれど、コーティが最後まで前向なのにちょっと救われた。後は「衝突」が特に好きかな。宇宙ならではの時間と空間による場面転換が見事だし、何よりジラがかわいい。

あるラノベで引用されていたのを書店で実物を見つけ、思わず購入。SF。たったひとつの冴えたやり方なんだろうけど、寂しいやり方でもあった。SFって、書かれた時代(例えば、「テープ」とか)の影響がどうしても出てきてしまうよなー。未来なのにイメージができるのはいいのだけど。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/20

訳者あとがきがショッキングだった

s_n
読書会の推薦で読んだ。一番好きなのは表題作。イーアとの関係など最近で言うところの「少女趣味」ぽい要素、広義の「ジェンダー」という著者のテーマをもっとも反映している作品に思える。だが、よく言われる誇張の「泣かなかったら人間じゃない」という賛辞はよくわからない。他の作品を読んでから、また再読したい。

「神様のメモ帳」から来ました。どれも良いけど表題作が一番好き。

読み終わってタメイキを「ほぅっ」とひとつ。SFは得意ではないけれど、この美しい世界観に浸ることができて幸せな気持ちでいっぱい。見上げると光り輝く星々では、こんな冒険や異星人たちの営みがくりひろげられているのかしら・・と想像するだけでも愉しい。私はコーティの物語が一番心に染みたなぁ。これがたったひとつの冴えたやりかた・・、せつなくて哀しい方法だったけれど。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/28

作者のことも作品のことも知らないビギナーが表紙だけで買ったんですが、表紙に負けない美しい作品集でした。特に表題作はラストには泣けます。コーティーは今まで出会った女性キャラの中で一番好きなキャラになりました。SF用語が説明なしに使われていたりして、ビギナーな自分は最初は苦労しながら読んでましたが、慣れるとこれもいいですね。大満足です。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/22

異星人とのコンタクトによって起きた三つの事柄を書いた中篇集。表題作である第一の作品の少女の明るさに笑わされ、三作目のまさに異文化交流の難しさにどきどきしさせられる。そんな作品集。そしてたったひとつの~という邦題名もまた、一度聞けば忘れられないような、素晴らしいタイトルだと思う。また、原作者自身こそが、最後の最後に、たったひとつ(かどうかは分からないけれど)の冴えたやりかたを選択したのだった。他も読もう、うん
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/13

久しぶりに再読。美しい…。最初読んだ時は、1話目の印象が強かったけど、2話目のラストの方がいいなって思うのは年齢のせいか?
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/12

KBS
古典的な雰囲気の世界観だったので、自分が考えていたよりもずっと遅い時期に書かれた作品だと知って驚きました。どの作品にも見知らぬ人々と接触し、過酷な選択を迫られる状況におかれた人間とそれを見ていることしかできない人間、そしてそれを物語として読む人間という構図があり、そういった部分から作者の抱いているやるせなさのようなものが感じられた。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/12

三話共に楽しめました。私は日本でのタイトルでもある一話のたったひとつの冴えたやりかたがおすすめです。

「生まれも、育ちも、種族さえちがっても、ともだちになれると思った。」という素敵すぎる帯が改訳版にかかっているのですが、旧訳版を読みました。 表題作はまさしく帯のそれ。ガールミーツエイリアンから始まる宇宙旅の物語。ラストの切なさと旅の道程における二人の交流がたまらん。 次の話でこの世界の背景について説明して、最後の物語へ。 最後の話は徐々に危機が高まる中で最後まで諦めない船員達の物語。  名作と言われるだけあって本当に良かった。読んで良かった。  たったひとつの冴えたやりかた、という言葉を何かで聞いて気にな
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/10

著者としては解りやすい部類に入るとのことだが、説明がされない部分もあったりする。でも話の展開は解る。表題作は名作とされるだけあるわいって感じた。「衝突」は状況が段々と理解できるようになってる様、ラストの言葉が十分でないままのやり取りが熱い。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/05

場面転換が見事。まるで映画を観ているかのようだった。人が最も輝く瞬間というのは、どうしてこうも美しいのか。

三篇構成とは知らず、感動作だとだけ聞き知っていた表題の作品が思ったよりも短かいので目次を見た時はちょっとがっかりしたが、読み終わってみると全篇合わせてひとつの作品だと思えるようになった。モア・ブルーのいる現代から見ればこの三篇は全て過去の物語という扱いだけれど、現代は種族間での争いもない平和な時代のようでほっとする。ヒューマンはどういう暮らしをしているのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/02

読みやすい文体、SF的なガジェット、様々なエイリアン、賢明でおよそ善良な登場人物達に彩られ、漠とした宇宙で展開される未来の昔話。のっぴきならない状況からの、主人公達の行動が胸を打ちます。古びることのない名作でした。

自分を容易く擲つ潔さは、幼い子どもと達観した老人の共通項なのかもしれない。

中篇3つで構成されていて、表題作はその中の初めの一篇。しかし、どの作品も極限状況化で厳しい選択を突きつけられていくので、全体を総括するいいタイトルになっているように思える。個人的には3作目の綱渡り感が読んでいて面白かった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/12

歴史モノの観点から物語を運ぶ形式が好きなので、この本も好印象。サイエンス・フィクションというよりは、良い意味でスペース・ファンタジー的であると思う。ジラはサイクロプス系女子の中で最萌ヒロイン。

センス・オブ・ワンダーと哀しみにあふれた物語たちよ。この本と出会えてよかった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/02

表題作より最終話の「衝突」のほうがシンプルで面白かった。読書中は「言うほど面白いか?」と思っていたが、読後は不思議と十分な満足感に包まれた。この感じは言葉では説明しづらい。理屈ではなく感情で、部分ではなく全体で、面白いと感じている。これが名作と謳われる所以か。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/02

一番好きな小説のひとつ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/28

★★★★☆分かりやすい文体でSFをあまり読まない自分にも楽しめた。極限の状態においての主人公たちの選択がこの物語の主題だと思う。それぞれの物語の後半の息も詰まる展開であっという間に読み終えてしまった。彼女の作品や、他のSF作品に興味を持つきっかけになった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/24

文体が読みやすく雰囲気に合っていた。内容も堅苦しくない異種族との交流が主って感じ。訳が良かったのかなー、すごい読みやすかった。とりあえずコーティ可愛いよ、コーティ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/18

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たったひとつの冴えたやりかたの 評価:59 感想・レビュー:209
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