愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)
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愛はさだめ、さだめは死を追加
愛はさだめ、さだめは死の感想・レビュー(211)
好きなのは「接続された女」「最後の午後に」。その他は多くが難解で、なに?なぜ?が飛び交い、面白さを感じる前に理解を挫折してしまった。
「そして私は失われた道をたどり、この場所を見いだした」、「断層」と「愛はさだめ、さだめは死」あたりが面白かった。「愛はさだめ、さだめは死」は原文は知らないけど訳すの大変だったんだろうなあ。
面白い視点で物事を捉え、それを上手く表現できる人だ。様々なテイストの作品が綯い交じった素晴らしい短編集。表題作には強く惹きつけられた。「接続された女」1974 年 ヒューゴー賞中長編小説部門受賞。「愛はさだめ、さだめは死」1973 年 ネビュラ賞短編部門受賞。
接続された女、は素晴らしい。遠隔操作している女とされている女、両者に違いはあるのだろうか。どっちが本物の彼女なのだろうか。色々考えさせられる作品。他の短編は基本的に理解不能なものが多い。特にエイリアンがでてくるような所は難しい(ほぼすべてだけど)。エイリアンのイメージを頭の中に描くことができないっていうことも原因の一つだと思う。表題作については読んでてシロベーンを思い出したっていう位で特に面白いとは思わなかった。私の理解力が足りないだけかもしれない。
《★★★☆☆》難しかった…理解が追いつかない作品もあったが、面白かった。特に接続された女が圧倒的。断層、最後の午後にも良かった。しかしすごいな、濃密な時間でした。
気に入ったのは「接続された女」と表題作。前者は、サイバーパンクの先駆け的ということで、今となってはむしろ分かりやすかった(入りやすかった)から、ということがあるのかもしれないけれど、印象の強さでは後者。訳のわからない中にいきなり放り込んで異生命の情感を体験させてくれるって、すごいパワーです。
「接続された女」からが本番。傑作と言われるだけはあって、「接続された女」は忘れられないような作品だった。「恐竜の鼻は夜ひらく」も好き。収録作の多くは、よくわからない設定の物語がなんの説明もなく始まり、読み進めていくうちに話の全貌が明らかになっていく、といった形式のもの。序文がおもしろいなぁ。
作品によっては一度では理解の及ばない作品もあったが、概ね難解ながらも独特のテンポと展開で飽きさせないのは素晴らしい。個人的には、恐竜の鼻は夜ひらくの滑稽な時間旅行者たちの様子が人間的で好きだ。接続された女は皮肉のスパイスも上々、ロマンスと怪物的女性精神のミスマッチやいかにもサイバーパンク的なギミックや描写も楽しめた。
読みづらいと聞いていましたが、最後まで読めたらそこそこ理解できるレベルで、少なくともニューロマンサーよりはやさしい。明確な結論が出る作品は少ないのだが、作品ごとに趣向も視点も世界観も違うので楽しめるはず。表題作はまさにタイトルそのまんまでした。あなたの意思は本当に意思ですか?愛は自由の身ですか?
以前、早々に挫折した一冊。いざリベンジ。細かな前提無しに物語の大枠に放り込まれ、ディテールを拾って再構成する、より能動的な読書が求められるスタイルには相応の慣れが必要。時にはブルース・リー的に「考えるな、感じるんだ」精神が有効な場合も。いずれにしろ特に前半部はレベル高すぎなラインアップでやっぱり眼前のハードルを越えられなかったと感じるものもあり。
人間からも社会からも本能からも逃げ出したいという、逸脱への憧れが全体を覆う短編集(ウンコ話のぞく)。「最後の午後に」の非道い終り方が特に印象に残る。前半は読みにくい作品が多いので、後ろから読み進めていった方がよいかも。
ティプトリー2冊目の訳書であり、自身の第二短篇集。ティプトリーがまだ女性であることが知られる前なので、シルヴァーバーグは序文でティプトリーが女性ではないかとの噂を一蹴している。全12編中、印象に残ったのはサイバーパンクの早すぎる先駆けとされる「接続された女」と、時間SFの変奏とも言える「断層」。前者は、醜い女がつかの間の男性との愛をはぐくむ様子が相手の男性の執念とも相まって、異様な迫力を持つ傑作。これを読むと、ティプトリーが女性であることも妙に納得してしまう。全体の出来としては、『老いたる霊長類』が上。
前半はさておき、後半の作品群がことごとくツボに入った。「接続された女」は途中でオチの予想がつくんだけれども、めまぐるしい展開とテンポの良さで一気に読んでしまうし、時間内摩擦によって周囲の時間軸から取り残された男を描いた「断層」は20ページにも満たない短さながら本作で一番印象深い。表題作と、最後に収録された「最後の午後」では、『たったひとつの冴えたやり方』『輝くもの天より堕ち』よろしく、ちょろっと泣きの要素も入ってくる。表題作は象徴的ながら結構グッとくるものがあった。
前半の作品で挫けそうになりましたが、『接続された女』以降は面白い中編が続いて良かった。が、どうしてかくもバッドエンドばかりなのか。他の作品集の作品も含めて素敵なタイトルばかりなのになあ・・・極めつけのバッドエンドのSFは解説に書かれている作者自身の人生だというのがなんともはや。
短編集。どの作品も、独特の世界観を持っていて重苦しい読後感が味わえる。なんというか散文的(?)なものが多い。個人的には表題作は可もなく不可もなく、ベストが男たちの知らない女で、ワーストがアンバージャックかな。もちろん相対的な話です。
表題作は本能的官能的野性的散文詩。ランボオチックですら。「接続された女」は明らかにホラー……。マトリックスを見たくなった。やっぱり作者が女性であることを考えると色々含みがありそうな作品がちらほら。(ローウェル嬢)
10何年ぶりに再読したが名作は色褪せないものだと実感。独特ながらもしっかりした世界観と、スケールの大きさ、ユーモアのセンス、ヒューマニティ、作品の素晴らしさを挙げたら枚挙に暇がない。最近のSF作品にはない良さがある。
とりあえず前衛的というか正直読みづらい。原文からしてそうなのか、翻訳の故なのか//個々の要素は面白いのだけど、どうにもラノベ的に再構成してみたくなる誘惑
前半の作品がクソつまんないなと思っていたら接続された女でやられた。ニューロマンサーより時期的には早かった。すげー。 全体的に、独特の読後感は嫌いじゃないんだけど、別に好きでもない。腕組みさせられても興奮はしないんだよね、なぜか。
ものすごく長くて濃い一冊だった。印象に残ったのは、「接続された女」。読み終わってからも色々もんもんと考えていた。ここまでひとにいろいろ考えさせるSFは本当にすごい。
後書きによるとティプトリーは自分自身もエスタブリッシュの出身のくせに、子供のころ探検家の親に連れられてアジア・アフリカの秘境で育ったせいか、社交界や上流社会と相容れない性格に成長してしまって苦労したようです。子供を育てるのって大変だっていうのが私の平凡な感想です。
愛はさだめ、さだめは死の
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感想・レビュー:47件














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