月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)
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月は無慈悲な夜の女王の感想・レビュー(248)
楳図かずおの『わたしは真悟』の元ネタのひとつだろうか?コンピューターが人格をもつというネタを月の独立戦争とからめて上手く料理していると思った。独立までの組織作りや外交交渉の過程がなかなか巧妙で読ませる。矢野徹氏の翻訳はいつもちょっぴり癖がある。読みにくいということではないが。
月に住める技術力があるのに食糧問題とかに悩まされるっていう話。どの頭の配線で読めばいいんだろう?っていう古いSF読み中にありがちな悩みをモロに受けます。あ、あとWhere did you learn to Flyで検索したらダメっすよ。
コンピューターが人格をもつという、割とありきたりなネタであり、革命に際して、そのコンピューターへの依存度の高さはちょっとどうかと。月の革命と人工知能はどちらも面白いネタだけど、共に大きなモチーフだけにのフォーカスするのは片方で良かったのでは無いかと思う。というか、人工知能はテーマでは無く、月の革命で無くても良かった話と言えるのかもしれない。かなりボリュームある。女性がごく少ないために生まれたという設定の家族制度や戦い方はユニーク。読んで損したという訳でも無いけど、お勧めするかというか微妙。健全な感じはする
50年も前の冷戦の最中に書かれた話であり、その時代背景を知っていないとわからない記述が多い。また翻訳物独特の読みづらさがあり、かつ、分量が多い。このような多くのマイナス点がありながら、それを大きく上回る面白さがあった。読んでいるうちにどんどん引き込まれてしまいマヌエルと教授とワイオ(とマイク)で始めた革命が成功するのかどうなのか最後までドキドキしながら読み通した。古典的名作といわれているだけあって十二分に読み応えのあるSF小説である。同じくらい重厚で読み応えのある話を書いてくれる日本人作家はいないものか。
久々に再読。タイトルからは予想できない革命の物語。しかし、それがメチャクチャ面白い! 主人公マニエルの一人称は月世界の様子を丁寧に紹介してくれるので、難解な部分もありましたが全体的にはサクサク読み進められた。マニエルは革命においての自身の立場を過小評価しすぎだと感じた(マイクと教授が凄すぎるのは確かですが、マイクとスチューを得たのは彼の人徳によるものでしょう)ので、最終決戦で決断を下す場面には胸がすく思いでした。達成感の後に喪失感が襲うラストが切ない名作。マイクは親友の活躍を認識できたのでしょうか?
読み辛さに四苦八苦しながらもようやく読了。感想は面白かったの一言。これが50年近く前に書かれてことには驚きを通り越して感動を覚えます。革命の陰謀期のワクワクと革命発生後のドキドキは良いコントラストになっています。初期からマイクには頼りがいがあったけどれども、終盤の成長ぶりは物語の見所の一つと言えます。だからこそラストの展開は一層胸を打ちます。頑張って最後まで読んだ甲斐があります。途中で投げ出さなくてよかったよ、ホント。
さすがSFの傑作といわれているだけのことはある作品。 古典作品だからか、表現が難しく、さくさく読めると言うわけではないが、 話はとても面白い。50年以上前に書かれたとは思えないです。 肝はやはりマイクでしょう。 はじめのころは機械的な話し方だったのが、どんどん知的になっていくので 他の登場人物らとの情が目に見えて分かる。 終わりの頃の主人公への「そばにいて」という心細さをあらわす言葉に、 胸が締め付けられる思いになった。 何度も読み直したい文句なしの名作です。
1965年、舞台は2076年。書かれた当時は 100年後の遠い未来を意識していたのだろうけれど、最早21世紀中のお話だと近未来SFとして読んでしまう今日この頃。イーガンを読んだ直後ということもあり、出てくる技術のアンバランスさが面白い。歴史的記念碑的な作品という文脈だけで読むのは難しいですねというお話ですが、豊富なアイディア、中身の詰め込みっぷりはすごい。大作。
マイク「私は生きているのですか?」にグッと来てそれだけを頼りに読了。 物語全体の楽観的さには少し馴染めず。反対意見を斥けて身内で周辺を固め、大量破壊兵器で総力戦etc、疑問に思う部分が割とあり、後で強烈に皮肉なオチがつくのかと身構えてしまったが特にそんなことはなかった。
翻訳がちょい素人じみてる感じがして後半までは辛かった。第三部からやっと面白く感じられた。やっぱラストは切ないよね―。あとルーニーの視点なので、ぼくも読みながら地球虫め!とか思ってしまった。
描かれている科学技術は、2009年の延長線上にはあり得ない。1966年でのハインラインの想像力だからこそ生み出すことができた作品なのか。
翻訳はちょっとつらめな文章が続くが、ジョークは素直に笑える。意味不明な箇所はそれほど重要でなく放っておいても問題ない。軽妙に大事件が処理されていく。革命分子が肥大化して行く過程が楽しい。痛快とは云えない終わり方で当時人気が出たのかな
あのジョーク好きを本当に信用していいのか?と、ストーリーを通してずっと不安だった。 そしてラストは喪失感とともに、これで良かったんだろうかという声が聞こえてきそうだった。
2076年、月面植民地の独立戦争。アメリカの独立になぞらえて描いたSF小説。長かった…。正直に言えばハインラインの描く独立には賛同できない(独立そのものが悪いと言っているのではなく、その方法において)。内紛を収める様子はなかなかリアルでよかったけれど、終盤の独立戦争は現在のアメリカの惨状を知っているとどうも両手を上げて面白がることはできなかった。地球側の描写がほとんどないのもそう考えた原因なのかも。
非常に面白く読めた。発表が1960年代なので、いくつも古い点がある(女性上位の社会なはずなのにあまり女性は活躍しないとか、人口知性に関する掘り下げのなさとか)。しかし、この秀逸な邦題と炸裂するSF的面白さは流石の一言。「聞いていられるのですか、神よ?計算機もあなたの作られた生き物のひとつなのですか?」
月は無慈悲なのは読み取れましたが、夜の女王なのかわかりませんでした。サクサクと悲しいこともなくすすんでいったのですが、ラストが切なかったです><時間をあけて、また読もうと思います。
月は無慈悲な夜の女王の
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感想・レビュー:67件














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