メガロマニア―あるいは「覆された宝石」への旅
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メガロマニア―あるいは「覆された宝石」への旅の感想・レビュー(190)
一度は行ってみたい場所。体力のあるうちに。でも余暇がないんだな。あ、資金もないや。行間の雰囲気を嗅ぎ取って妄想を膨らますしかできないのが残念。膨らませたらおどろおどろしいものができちゃったんですけど。
恩田さんのエッセイ等、小説以外のものを読むときは何故かものすごく時間がかかってしまう。これも写真入りで厚くないのに5日もかかってしまった……う~ん、ミステリ。これは紀行文ではなく(紀行本は他にあり)旅の日記なのですよね。私はとても好きでした。中にある創作文(小説?)の設定は、申し訳ないけどありきたり。ここからどんなに素敵な小説が生まれるのか、楽しみにしています。
何かを得ようとして旅をするも、実際来てみるとその光景を見るのに手一杯でインスピを得る事叶わず…それはあるかもしれないですネ(・・)旅とまではいかずとも、ちょっとしたお出かけにも同じような事が起こりうるもの。恩田さんは私にとって『禁じられた楽園』『麦の海に沈む果実』でその小説世界に仰天させられた作家ですが、あのような作品を作り上げる人でさえこんな制作のもやもやがあるなんて…なんにしろ、夜中にドアを叩く何者かのお話…ドキドキしました(°∩°;)
ガッツリとした紀行文、というよりは、古代遺跡への興味と小説執筆に至るまでの著者旅日記帳(まとめ)みたいな印象。例えが非常に失礼で申し訳ないが。古代文明は詳しくないけど、せっかくの撮りおろし写真…もっと解説があれば楽しめたのかなと。
想像力を駆使し書いたという「上と外」は面白かった。実際にマヤやインカの遺跡に触れた恩田陸が今度はどんな話を読ませてくれるのかが楽しみです。
発売当時に小説的なわくわく感を期待して読んだときはいまいち楽しめなかったけど、文化学園服飾博物館で「アンデスの染織」展を観て以来、中南米への興味が一気に高まった。旅行に行かずして大好きな恩田さんの目線から、お手軽に古代文明へ近づける(ような気がする)紀行文だと思う。だって中南米のことなんて何にも知らないんですもの。この本でさらっと通り過ぎた事をこれからどうやって広げていこうかなと楽しみです。
教養以前に世界史の知識がカケラもなくなじみもない人間としては、中南米地域とはこういうところなのかと興味がわきました。だだっ広い平野、突き刺すような日差し、こんもりとした森。遺跡にはあまり関心のないわたしには中南米の気候や景色、観光地化する遺跡や観光客の方が気になりました。マチュピチュでの作家恩田陸の苦悩は作家という仕事の大変さを垣間見た気がしました。
恩田陸のマヤ・インカの旅行記…なんだけど、いわゆる紀行文を期待して読むとちょっと外れかも。むしろ5つの小文等から「いずれ書かれるだろう恩田陸の本」を思いながら読むのは楽しい。それにしても"覆された宝石"ってうつくしい言葉だ。
「上と外」には遺跡や密林の禍々しさが詰まっていて、中南米を旅するにはぴったりの人だと思い手にとった。しかし実際に現地入りしてみれば数々の遺跡や建造物に、ただただ圧倒されるだけの旅になっているところが面白い。
…う~ん、なんとも中途半端な出来…ですなぁ。恩田陸本人も作中で言い訳してますが、紀行エッセイとして読むには情景などの描写が甘く、読んでいてイメージが湧きにくい。写真も、文章と該当したものを付ける方がいい。紀行文学として読もうにも、全体が希薄で、いつもの恩田陸特有のざわざわと立ち込めてくるものがない。もっと長く寝かせて、全て思い出とイメージになったころに再構成した方が面白いものになるかも。
写真の解説がちゃんとあるといいのだけど。あまり馴染みのない地域、文明の話なので、ほぉーと思いながら読んだが、できれば地図は巻頭に欲しかった…。
マヤ・インカの紀行文。以前『恐怖の報酬日記』を読んだときも苦労したのだが、本作もかなり苦しんだ。恩田さんのエッセイや紀行文とはどうにも相性が悪いようで、なかなか頁が進まない。作品とエッセイに同じクオリティを求めてはいけないのだろうなと思いつつも、別にこれって恩田さんじゃなくても良かったんじゃないか。それにしても『上と外』が取材無しで書かれたものだということに驚く。文章や写真からだけでも、強いイマジネーションを受ける作家なのだなあ。というわけで、今後は無理に紀行文とか書かなくて良いんじゃないかなと思う次第。
旅行記だけど、さすが恩田陸、記録に留まらない創作記になっています。面白いのはやっぱり、作家・恩田陸がその土地の「物語」を読み取っているなんだろうな。遺跡が舞台のミステリ、楽しみにしてます。
なんだか読みにくくて、途中でなんども他の本に浮気…。半分読んだくらいから、ようやく集中して読めた。基本的に旅行記は嫌いじゃないのに、なんでだろう。恩田陸はやっぱり小説が好きだ。
「NHKスペシャル」の企画による紀行文。メキシコ、グァテマラ、ペルー、かつて様々な古代文明が栄えた場所、地球の裏側の中南米への17日間の取材旅行。取材旅行のためか、移動に次ぐ移動、さらには高山病対策などで慌ただしい印象だった。著者が、物語をこんな風に発想して作り上げていくんだなーと思われる記述が幾つかあって、『上と外』を読んでみたくなった。グァテマラにもいつか行ってみたい。
恩田さんの南米旅行エッセイ+α。叶わないことだけど、実際に現地に行ってみてから「上と外」を書かれてたらどういう物に仕上がっていたのか少し気になった。もう少し写真が多ければより良かった。web連載分を読んで、写真が何の写真なのか分かった。
この旅が恩田氏の中で咀嚼され、これからの作品にどう影響してくるのか楽しみ。圧倒的な遺跡に対峙した時の気後れ感、観光地化した遺跡を訪れた時の所在の無さなど共感できて面白い。ティカル行きたい。
おもしろい。恩田陸の文章と表現を通してインカ マヤの文明が目の前にいきいきと描かれていてこの地に行きたくなった。覆された宝石。なんて素敵な響きなんや!
紀行文と知らず手にしたわけですが、同世代ということでマヤ・インカといった中南米の古代文明に対する子供の頃抱いたイメージが同じだったり、高所恐怖症なのに遺跡登らざるを得ない恐怖感、そして専門家じゃないゆえの半端な感じに妙に親近感を覚え、この半端さのおかげで、もうちょっときちんと中南米を知りたいと興味を抱いてしまった。そうそう、相変わらず夜な夜な酒を飲んでる恩田さんにもとても親近感が沸いた。
冒頭を読んだだけだったので小説かと思ったら紀行文だった。マヤ!インカ!ワクテカ!という感じでおおいに興味のある話ではあったんだけど、まぁ、ぶっちゃけ恩田陸は紀行文はヘタだな・・・・・・と思った。行ったこともない不思議な国での妄想を取り混ぜた不思議風な話を期待していたけど、江ノ電みたい、だの萩みたいだの、鬼怒川がこんな感じだのとその風景を無理やり?日本に置きかえられちゃうと却って想像力が萎えてしまう・・・・・・。
独特な表紙に惹かれて手を出した本。古代文明というおおざっぱなモノに惹かれる気持ちや、自分の中でゴチャゴチャしてたインカやらアステカやらの文明がすこし形を持ってくれた気もしました。小説が挿入されていたり、主観が入っていたりで余り紀行文な感じはしませんでした。
アジアやヨーロッパの紀行文を読んでもとくに行きたいと思ったことないんだけど、南米だけは行ってみたいなあと思う。実際国内旅行もあまりしないのに。地平線が見たい。
妄想もとい小説の原型が入り混じるあたりが恩田陸らしい紀行エッセイ。私は「失われた文明」を全部見たし、科学博物館の展示も巡回展で見たけれど、もっと遺跡の写真があると親切かなとは思った。しかし、どこ行っても飲んでますね恩田さん。
既にNHKの「失われた文明」3冊本を読んだ後なので、後追いでこれだけ読むと、豊富な素材がきちんと使われていなくて勿体ない気分。というか、この人のエッセイはそんなに面白くないので(随所にきらりと光る物はあるが)きちんと小説に昇華されれば読者はそれで幸せかな。取材なしで『上と外』書けるんだからマヤとインカを実際に見たあとは何を書けるのか?
これだけで見ると、なんか、「普通の旅行記」という印象。ひたすら酒を飲んだり、思索があったり、そこに纏わる書籍が綴られた『恐怖の報酬日記』と全く印象が異なっていたのが印象的。それだけ、中南米の遺跡の迫力が圧倒的、ということなのか…?
南米には一度行ってみたい。その風を感じてみたい。なので、「風の谷」のあたりとかとても羨ましい。ジャガーが歌う、という話については私もどこかで聞いたような……?どなたか知ってたら教えて下さい。
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感想・レビュー:80件














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