告白 (中公文庫)

告白 (中公文庫)
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告白の感想・レビュー(378)

くんくん、という言葉にいちいち吹き出してしまった。

思いと言葉が一致しない。 世間という社会において生きるのに不器用な主人公。 因果のせいか、選択の誤りか、なかなか難しい。 背くことに美を求めてしまったが故、 破滅しかなかったのかな・・・なんて思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/20

傑作!!もう何がどうとか言うより、これを読んで著者の町田康自身に興味をもった。町田康のバンド時代のCDも借りた。それを聴きながら読む。ええところでええもんを食うぐらいの贅沢さがあった。どんな時も小説は弱い者の味方なのだ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/16

初、町田さんの本。河内十人斬りの実話をもとにしている。熊太郎の幼少期から丁寧に書かれていた。始めは読みづらいし長く感じました。途中からはどんどん読めました。自分の心に思っていることを言葉で表現すること、人に伝えることの難しさ、これは誰でも感じるのかな?と思う。

実際に起こった事件とのことだけど、熊太郎はホントにこんなにいろいろ考え込んじゃう人だったのかな? あと、とにかく、話が長くて読むのに疲れました...。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/10

単行本発売当時に読んでいて思い立って文庫ど再読。もっと時間をかけて読むつもりだったのに、夢中になって一気に読んでしまった

舞台が自宅近辺ということもあり、実際の事件ということもあり一気に読んでしばし放心状態となった。リズミカルに読み進めるのとは裏腹にとても深くてヘビーな内容が。アンバランスゆえの心地よさ・・・すごい作品です。芸術!

ii
★★★★★

再読。やっぱり好き過ぎる一冊。獅子頭の内側の、白イルカの内側の、本当の本当の本当のところの自分の思い、心の奥底にあったもの…怖かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/31

長い。熊太郎が「河内十人斬り」に至るにはこのボリュームが必要だったというのは分かるし、文章もリズミカルで軽快で読みやすいのだけれど、それにしても長かった。思うところを言語化して共有を求められない苦しさ(こういう人間のために小説はあるのかもしれない)と、土俗性に富む河内弁の軽やかさが両輪となって物語を引っ張ってゆく。とはいえ、小説として読むぶんには熊太郎に同情出来なくもないが、現実にいると迷惑極まりないんだよね、このテの人間って・・・。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(2) - 12/22
白黒豆黄昏ぞんびん
同感。
ナイス!ナイス! - 12/23 22:35

彩也
ぞんびさん、コメントありがとうございました。
ナイス!ナイス! - 12/28 21:27


名作です。明治時代に実際に起きた殺人事件を元に、犯人熊太郎の生い立ちや犯行に至るまでが丁寧に書かれた本。最初は長ったらしい熊太郎の心理描写がきつかったけど、どんどんのめり込んでいった。熊太郎と似てる部分もかなりある。結局暴走してしまったけど、おれは頑張って耐えます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/20

自分の思いが伝えきれない・伝わらないもどかしさ、考えていることと違うことを口走り、結果全てが裏目に出る切なさ。それが積み重なり、最終的に引き返せないところまで行く熊太郎。最後の最後までダメでしたね。最後の台詞。それは熊太郎の思い・心の叫びを描ききれなかった作者の言葉でもあるのかな。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/19

何故殺すのか。怒りや憎しみなどの個人的感情でも、天に代わって正義を為す使命感でもない、全ての嘘偽りをそぎ落とした時、最後に残る本当の本当の心はなんなのか。心と言葉の乖離の問題。口から出る言葉が本当の気持ちを完全には現せてはいない感覚。こういう感覚って誰にでもあると思うけど世の中の大勢の人は曖昧にして生きている。忠実に現すには言葉の数が足りな過ぎるし、いちいち厳密に考えていくと生きていけないから、大体現せて、大体通じればいい。そういうところで納得してる。熊太郎はそれができなかったんだなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(2) - 11/24
きた
長いけど文体のおかげであまり長さを感じさせずに読める。ところどころで笑えるけど松永家を殺すと決めたあたりからラストまではずっと重かった。 難点を言えば出来事の起こりが単調でだれる感じがある。ドラクエみたいな。弥五郎不憫。
ナイス!ナイス! - 11/24 06:13

きた
「もぐらのような感受性」「最終的には伝さんと向き合うような形になり、竜虎」「フレンチブルドッグが浄瑠璃の文句を思い出そうとしているような顔」「夜が更けていった。外は雪。内は。」表現が素晴らしい。また「金剛山の中腹に霞が立っていた。」なんて何気ない風景描写でも配置する箇所が絶妙。才気迸る文章。
ナイス!ナイス! - 11/24 06:17


凄い本に出会った。元々町田康さんは好きな作家さんだったのだけど、この本は大傑作だと思う。熊太郎の苦悩、自尊心、ジレンマ、弥五郎の素直さ、それらが絡みあって結末へ向かう流れに圧倒されてしまった。熊太郎の最後の台詞が秀逸。この長い話をすとんとまとめてくれる。悲しい話だけど、文体がリズミカルですごく読みやすいのはさすが。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/05

オールタイムベスト級!
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/01

どんどん読み進めて楽しいが、後味の悪さというかいったいなんなんだという何とも言えない読後感の悪さが特徴的。。。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/07

.
初めての町田康。「河内十人切り」が題材となっている。独特な文体と軽快な河内弁に支えられて、読むこと自体はとてもスムーズに進むが、しかしテーマは重い。自分の中の思考とそれを発露するための言語の齟齬。自分は誰にも理解されないのだという孤独。主人公・熊太郎のあまりにも愚直すぎる生き方と、富を持つ者の狡猾さ。生きることって何なのだろう、人間って何なのだろう、人と人との関わりって何なのだろう。そんなことを読んでいる間中、延々と考えさせられる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/12

あぁ、この人の長編は抜群におもしろいわ。不意にデタラメが入ってきて、そこから加速する。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/29

圧倒的な河内弁の会話。河内弁で洗脳されてしまった。頭の中は河内弁で動いている。 それにしても、会話の発音を文字に表すと、おかしさが出てくる。とくにこの河内弁。思わず吹き出す場面が何箇所もあった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/22

浪曲『河内十人斬り』の元となった明治26年に実際に起きた事件を犯人・城戸熊太郎とその舎弟・弥五郎側から書いてある。河内弁は今では吉本の芸人の馬鹿話で耳慣れてしまってるので、深刻な内容であるのにバカバカしい話口調に騙されながら終盤の殺人事件まで突入してしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/19

思っていることを言葉にできない、伝えられない、自分の中の世界と現実の世界との不一致。共同体から見て熊太郎は徹底的に異形の存在であり、外と内の間で揺れ動く本質の不定、悶えみたいなものがひしひしと伝わってきて心が締め付けられる思いだった。世間とは、正義とは、そして自分とは何ぞや。戦慄すら覚えるほど心動かされた一冊。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/07

「あかんかった」ということなんでしょう。この一言に全ての思弁が凝縮されているのでしょう。河内の祭囃子の中に漂うもの哀しさ、人間らしさとそのの愚かさ、じっとりとした澱のような停滞感がまとわりつく読後感。 いずれにしても縫にだけは人間らしさを感じれず、怖い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/06

おかしくて、そして哀しい。ばかばかしくてそして真面目。でもきっと、、、熊太郎が直裁的で能天気だと評する人々にだって、それを言葉として頭の中に構築できないだけで、トラウマとか自己嫌悪とか見栄とかあると思うんだよね。というかそう信じたい。絶対的な悪というものも存在すると思うけれど。縫の性格は、なんだか想像しにくい。弥五郎が最後の熊太郎の言葉を聞いてどう思ったのかが気になる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/27

河内弁がとても良いリズム。やっぱり方言が好きだわ。 自分の内側と外の世界の隔たりを感じながら生きるって苦しい。それを自覚してしまうと更に。そういう人に深く共感してしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/11

なんたる作品。一見その文体と河内弁、そして熊太郎自身の言動が可笑しくてたまらない。しかし読むほどに自分や他の誰かが持つ駄目な部分嫌な部分を浮き彫りにされていくようで腹にずんとくる。最後数ページは簡単に進むことができず何度も行きつ戻りつした。所々ひっかかる箇所もあったけどそんなこと吹き飛ばすほどの怪作だと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/10

熊太郎の滑稽な言動とマーチダさんらしいやりとりに、最初はくほほと笑っとったわけなんですが、読んでるうちにだんだんと澱のようなものが己の身に積み重なってきてあかんかったです。周囲との折り合いのつかなかった熊太郎が悪いのか、彼を凶行に走らせるキッカケを醸成させた周囲が悪いのか。思弁をうまく言葉にすることができないというジレンマと、ディスコミュニケーションが重なり、徐々に周囲から乖離していった挙句、凶行に走る終盤はハイライトで、背徳感と爽快感が同時にやってくる。全編を通して、軽さと重さの絶妙な混合具合に脱帽です
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/09

恥ずかしながらこの哄笑滑稽と速度に満ちた希代の大作を読みながら、途中からもう頭の中に殺せ。殺せ。全員殺せ。なる不埒な独白が快感と共に沸き上がるのを感じてしまいました。この本は町田文学の一つの集大成にして日本近代文学自体の凄まじい破壊と再構築であり、単純にとち狂ったエンターテイメントとして読んでも、熊太郎の煩悶に我が身を同化させてもそしてある種の神話的パンク河内弁文学として批評的に読んでも大大大正解という、文句のつけどころなしの最高傑作と言えましょう
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/19

全体を通して熊太郎が自分と重なる部分が多く、読んでいて熊太郎に対して抱く感情が自分自身への問いかけとなって跳ね返って来るようで辛かった。序中盤がかなり長いが、それまでの熊太郎を見ていたからこそ縫にすっぱりと告白する場面では本当に感激したし、最期に「あかんかった」と漏らして自らを撃つ場面では思わず目頭が熱くなって放心してしまった。個人的にここまで感情移入できる主人公はそう多くはいない。*397頁「同じ盆茣蓙の前のいるのだから」825頁「まったそんなことはなく傷はますます~」の表記はこれで正しい?
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/16

生きるのに下手な不器用な男が、長い時間をかけて少しずつ自分をそこなっていく話。ついつい、心の中とは別の行動をすることなどが、自分のようで、読んでいてしんどかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/10

河内弁が繰り出す独特のテンポ感に一度はまるとラストまで一気読み。熊太郎ほどではないにせよ想いと裏腹に伝わってしまうことへの何とも表現できない歯がゆさには共感。むしろ、そんな自分をだましだつつ生きている私より、最期まで思弁と言葉の乖離に悩んだ熊太郎のほうが真摯に自分の内面と向き合ったのではないか…。読後にふとそう思い慄然とした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/05

長いけど面白すぎてどこで目を休めればいいのか分からないぐらい凄い。 作者が「別に笑わせようとして書いているんじゃない、真面目に書けば自然とギャグになる」って言ってたんだけどまさにこれ! 主人公の熊太郎というとんでもない愚図野郎を好きになるか嫌いになるかがこの小説のポイント。 そして偉人でもなんでもないこの愚図野郎の奇想天外の伝記である。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/15

終盤は当然のことながら、全体を通してどこか狂った印象を受ける。滑稽でありながら、どこまでも真剣な登場人物達、河内弁の生き生きとした響き等々がなんともいえない非現実感を出していると思う。少し長くテンポがいい様な悪いようなとも感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/13

異次元の創造力というのか、物語を「頭」で書かずに内面から湧き出てくるものを活字にしている、という印象。そういう意味では、自分にとって村上春樹と並ぶ存在かもしれない。この人の本を読むことでしか体験できない世界がある。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/07

熊太郎のだだっ広く茫漠とした世界に圧倒され、その壁が四方から狭まってくる閉塞感で苦しくなる。「熊やん、そっちはやめとき」と何度言っても、熊やんは己れの思考に没頭し、暴走していく。盆踊りの櫓の向こうから、熊やんが見ている。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/07

00年代の国内小説で最も素晴らしかったものの一つ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/19

実際の熊太郎は「告白」なんてすることなく自害した。その事件と小説の間に歌がある。熊太郎の内面は、町田康の言葉であるからこそ、スピリチュアル・ユニティだね。熊太郎をゴーストして、熊太郎の獅子舞は狂気でも正義でもなく、その皮をまとって内側と外側を眺める視線の向こうの世界に、観音様としての縫の不在の世界が立ち現れる。縫を呑み込んで、愛を噛み殺して。読んでいるうちに河内弁を使いたくなるリズムっていうもんが、なんちゅうか、共鳴するっていうんか、でもただ共鳴するだけじゃ、それってあかんねん。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/14

人は理解し難い人物を見た時、頭をかち割って中身を見てみたいと思うものだが、町田康は見事に在る一人の狂人の頭の中を紙面にぶちまけ、分厚い一冊の本にまとめ上げて、読者の前に提示した。通常は粗方端折られる主人公の心情の吐露が物語の中心で、読者は常に軽妙で心地良い河内弁の会話の掛け合いと、時代考証を無視した著者からの突っ込みと、主人公の頭の中で吹き荒れている怒涛の言葉の嵐に翻弄される。真に知的ではない人間が思弁的に生れついた事によって生じた悲劇。最後に熊太郎が見た己の心の空虚さを、自分の中にも見せられた気分。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/14

うむむ。言葉足らずでどうにもうまくゆかぬことへの鬱憤悲しみ。ただひたすらに真っ直ぐであった城戸熊太郎その人。胸が締め付けられた。いざとなれば何も言えぬし、虚栄心故にええかっこしてもて、自分を自分で追い詰める彼の姿は、涙もんやった。決意の涙。ちくちくと重なる部分があったから尚更。より多くの言葉を得たはずの私達ですら困難なことなんだ。ああ、マーチダ先生やっぱ好き。傑作やわ、どっこの本屋も置きさらせ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/18

思いを言葉にすることができないことに悩みつづけ、本当のことを考え続ける熊太郎は自分に正直に生きたのだと思う。 後半にいくにつれ、辛いのだけど、文体は町田節で小気味よく読める。弥五郎の存在と鮮やかなエピソードに、辛いのだけど救われる。 ラストの熊太郎の"あかんかった"に泣きました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/17

100頁ぐらい読んだくらいかな? 「これおもんないかも…」とか思ってたんだけど読み進めて行く内「あ〜解る」「おもろ♪(特に表現法が)」となってきた。 言い訳や虚勢やええ格好を含め【熊やん】の考え方は俺の中にも確実にあるものだし、それを上手く表現出来ず苛々する事もままある。 ただその苛々に対して捨て鉢になり「やたくそ」するか自分の考え方を有耶無耶にして諦めてしまうか… 【熊やん】は最期まで自分の『思考』に疑問を抱き考え、滅して尚『思考』しているのかなぁ〜と。 ある意味【熊やん】は純粋だったのだろうと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/25

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告白の 評価:67 感想・レビュー:126
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