スカイ・クロラ (中公文庫)
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スカイ・クロラの感想・レビュー(1858)
【再読】「ナ・バ・テア」から「スカイ・イクリプス」を経ての再読。謎めいた断片に過ぎなかったあのシーンやらあの科白やらが、屹立する岩壁となって立ち塞がる。サラリと読み流していたシーンで悲しみに押し潰されそうになる。最初からそのつもりで書いていたのだとすれば、いやいや、そうに違いないのだが、つくづく恐ろしい作家だ森博嗣は。さて、当面の問題としては、また「ナ・バ・テア」から読み返したくなるという無限ループから如何にして離脱するかである。
再読。一通りシリーズを読んで、もう一度「スカイ・クロラ」を読み返す。ほんの少しだけ、クサナギやカンナミの心の中が覗けた気がした。決して理解は出来ないが、キルドレという存在がうっすらと見えた気がする。少し時間を置いてシリーズを読み返したい。
気分転換にとこのシリーズに手を出したんだが、ヤケドした。さすがは森先生、簡単には読みきれない。全体を通したあと、再読したくなる。
戦闘機に乗るカンナミは何の為に戦闘機に乗り、ショーをするのか……
描写が少なく、航空の専門用語の説明も少ない主観的な書き方をとっている。
何故こんなに絶妙なバランスを保てるのか不思議です
再読。発刊は一番最初だけど話し的には『クレィドゥ・ザ・スカイ』の後の話しだって設定が再読するとすとんと腑に落ちる。ストーリーを追うなら最後に読むべきなんだろうけど、やっぱりこのシリーズは『スカイ・クロラ』からが楽しいと思う。初読の時に感じるまるで読者を突き放した様な説明の無さが良い。そして、それがシリーズを貫いた一人称というスタイルによく合う。それにしても、これを読むと毎回空を飛びたくなる。美しい装丁の単行本が欲しいな。文庫版の装丁も嫌いではないけど。
【★★★】酒をお供に、ちょっとフワフワした状態で読むとちょうど好いかもしれない。映像的というか、地面より空、目の前より遠くの景色をずっと眺めている印象を受け、ラストでその遠視のような理由が明かされ合点はしたがクリアとは言い難く。視えるものは開放的なんだけど閉塞感があるというか。始まったような終わったようなただ通過しただけのような。うん、よくわからん。 ↓ネタバレ
「自分の責任だと考えることが、一番楽なのだ。全部、自分の責任なら、閉じていれば良い。完結できる。人の責任だと思うから、処理が難しくなる。」「理解ほど、貴重で入手が困難な物はない。」など、今作でも好きな表現がいくつか。久々の森さん!これでやっと映画が観れる笑 この世界観に触れると落ち着く自分が居るのが少し怖いような気分です。ジャンルは「小説、少しSF」という感じ。続編が楽しみです。
映画がきっかけで読んでみた。不思議な作風。たんたんと話が進んでいくがいつの間にか引き込まれているような、そんな作品。映画では冷たい印象を受けたが、小説の登場人物の方が人間くさくて面白い。結局カンナミもクサナギと同じく、ある意味で心が壊れている気がした。
静寂で透明で美しい。アニメより小説の最後の方が好み。読み手に感情を抱かせない作品は好みがあるだろうけど、あたしは読んでいて気持ちいいです。スカイクロラシリーズ、読破したい。文庫版のカバーデザイン、小説の一部を描いた部分も含めて素敵。「この世はうんざりする程理由でいっぱいだ」「僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう」
あらすじを読んだ時点で好みでないことはわかっていた。予想通り、読んでいて盛り上がらなかったんだけど、文章の書き方は森博嗣って感じで読みやすかった。
初の森博嗣作品。淡白な印象を受けた。一切の感情が遮断されているような感じ。救いも何もないストーリーが好きな人にはオススメできるかもしれない。原作と映画版は結末が変えられてるみたいだから観てみたいと思う。
なんというか森先生の短編集的な作品だった気がする。『喜嶋先生〜』は分かり易かった分、今回は難しいなと思った。きっと分かり易い事件が無かったせいでしょう。というか、語り手のカンナミ君がどんな出来事に対しても心動かされない所為でしょうね。そういう人物・物語を書きたかったと考えれば良いのかな。やっぱり、理由を考えちゃうなぁ(笑)。 とりあえず、一言でいうなら「綺麗」。残りのシリーズも早く攻めよう。 文庫本で買ったけど、ハードカバ版も欲しいなぁ。あとこれでようやく映画が見れる!
登場人物・専門用語が前情報なく次々出てくるため、最初は戸惑う部分が多かったが、それぞれの理解が進んでいくと一気に物語りに入り込んでしまう。シリーズ最初の作品ではあるものの、時間軸では後半のようなので、もう少し読み進めていけば、ユーヒチ・スイトの行動の意味がわかるのかもしれない。
う~ん。生と死に関してはヴァイド・シェイパでも話にあったが…造られた人間だから死にたいのか…これも森博嗣。映画も見てみようと思う。次は微小のパン!これは読み応えある分厚さだ
Hiroko Mori
りゃりゃりゃ(笑) 正解!S&Mシリーズは10作あってだね、Fになるが最初なのだよ。。。^^ ちなみに博嗣作品に、はまったきっかけがこのS&Mシリーズなり☆
ナイス!
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01/05 21:44
りゃりゃりゃ(笑) 正解!S&Mシリーズは10作あってだね、Fになるが最初なのだよ。。。^^ ちなみに博嗣作品に、はまったきっかけがこのS&Mシリーズなり☆
ナイス!
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01/05 21:44
読メはじめる前に読んでたらしいので、2012年の一冊目は何が何でも「スカイ・クロラ」な気分だった。深い意味はないけど。気分を綺麗にしたかったのかな。物語があるけど、ないような。時間軸とか主観とかが不安定な「スカイ・クロラ」ショーとしての戦争。それが何を意味するか。なんてことに意味はなく。ただ、キルドレと呼ばれる永遠の生を持つ子どもがパイロットとして戦闘機に乗る。時には帰らないこともある。でも、それが何か?殺伐としているのに、殺伐さを感じさせない語り口は嫌いではない。可愛そうじゃないは、コレじゃなかったんだ
うちの奥さんはかなり本を読むけど、全く僕の買ってくる本を読もうとしない。逆もしかり。でも、珍しく勧めてきたのがこのシリーズ。まだ、この一冊しか読んでないけど、完全にうちの奥さんが好きな世界観。そして、読者の解釈に委ねられてる余地が大きい小説だから、このシリーズについて自分の解釈と、僕の解釈を比較し、話し合いたいんだろうな。感想としては、凄く読みやすかったし、僕もこの世界観は好きだ。サリンジャーが引用されてるけど、根っこの所でサリンジャーの扱ったテーマと確かに繋がっていると思う。さて、シリーズ読破するか。
空戦シーンも日常シーンも、淡々と静かに進んでいく。空戦の描写ではそれがスピード感を生んでいて面白い。死生観が魅力的。平坦なストーリーのためか、読後感はすっきりとしていた。
解説の通り、専門用語の説明はない。いきなり物語の中。しかし戦闘機のスピード感は凄い。なにより世界観がいい。戦争のために生まれた子供がどう生きるか考えあぐねいてるのがいい。地上では煙草を吸い自分の時間をすごす静と空では右手が働く動がはっきりしているよう。
感情には生活感が無いのに、日常の出来事には生活感で溢れている、そんな感じがした。劇場で映画を見て、でも当時の私にはちょっと難しかった。今は書いてあることの半分くらいは分かるようになったと思う。戦闘シーンは専門用語だらけでよく分からなかったが、無駄な説明の無い排他的な雰囲気がいい。続きも読みたい。
森博嗣作品ははじめまして。アニメも未鑑賞で、予備知識いっさいナシの状態で読んだ本作だが、とにかく思ったことは、ことばの美しさ。俗っぽくない単語のチョイスにハッとすることが多かった。それと、作中人物のなかではわかっていることを、あえて読者には説明しないところ。ユーヒチは戦闘機乗りなだけ?キルドレってなに?わからないまま、読み通すしかなく、読者がキャラクターに入り込む隙を与えない。そのわりに、戦闘機の説明はベラベラしてくれていたのだけど(笑)シリーズで読んでみたくなりました。
シリーズをまとめて読もうと思って再読。閉じきった綺麗な世界で、解説にもあるとおり、絵がないのがいい話。映画は見てないけどポスターくらいのイメージはぼんやり描きつつ。ビールやミートパイ、ボーリングなんかのごく日常的な部分は思い描けるけれど、会社や世界の全体像はまるでわからない。そのつくりもの感がいい。
映画を見て、読みたいと思ってた作品。閉じきった綺麗な、緩慢に狂った世界。こちらを読んでから映画の方を思い出すと、閉じきった世界に穴をあけにいったのかなと。どちらも好き。ちょっと違うけど、ウィザーズブレイン2に近い切なさを感じる。
実はこれを読むのは2回目。映画を見て小説に入ったんですけど、小説のほうが個人的には好き。なんとなくパーッと展開していって、あれ、もう終わった?みたいな感じ。特にハッピーエンドでもないけど読後はすっきりしました。
ふわふわと浮かぶ。でも私はきっと飛べない。地に足が着いてないと不安でしょうがない。私の右手が誰かを殺すことのない日々に平和を感じたり、でもそんなことは些細なことだったりするのかも。
映画未見。あらすじ程度は知っているくらい。古本屋で購入。まあ、こういう淡々として読者を突き放した感じがする本は嫌いじゃないです。最終的に明らかになれば。その点は続き物なのでシリーズ購入決定。買わせるだけの読ませる力はあると思われ。ただ、航空用語を知らないと空戦場面は良く分からないのでサイト等で確認が必要。あとがきを鶴田謙二が書いてたけど、映画のキャラデザが彼だったら観に行ってたのに・・・
この作品はアニメーション映画で見ている。映画では「ショーとての戦争」という言葉が使われていたが、納得のいく構成だった。原作もほぼ映画通りの印象。こちらの方がさらりとしている。<キルドレ>大人にならない青年パイロットの日常。戦闘もするし、ビールも飲む。ミートパイも食べる。日常を淡々と描くほど、孤独や虚無が伝わってくる。エンディングが映画と異なっていた。原作のエンディングの方が悲哀がこもっている。
正直なところ、よくわからない。大筋はわかるし、結末もわかる。でも、よくわからない。イメージがあんまり浮かばない。つまらないという意味ではない。映画も観てみたい。とりあえず、続編を読む。理解できるだろうか。戦闘機、大人にならない。老化しないから寿命では死なない。造られた命。でも、人間。生きる、成長する、死ぬ。それがない人間。どういうことになるのかはなってみないとわからない。
再読。ここでは、僕=カンナミ。カンナミはオリジナルのクサナギだとは思うけど…。クリタが死んだのが一週間前ってなってるけど…。ここで混乱。会社は、本当はキルドレを作る実験をしていたのでは?みんなが言ってることが全て正しいとすると、かみ合わないとこがあるし…なんだかもう、わけがわからなくなってしまった。
淡々と流れていく物語。色彩の描写もあるのに何故か昔のモノクロフィルムを観ているような感覚。プツプツという音のみの(伝わるかしら…)。最後まで読み終わると、これが本当に正しい一冊目ではない事が分かる。
専門用語などよくわからないけれど、こういう話しは結構好きだ。
終始、主人公の主観で綴られる物語。 背景や状況が描かれてないので、理解した手応えを得ないまま読了してしまった。つまり、背景・状況は自分の脳内で補完するほかに補ってくれるものはない。ようは、もやもやするということ。
淡々と、ディスプレイに流れる映像を見ているかのように読めた。余計な説明はないが、かと言って説明不足でもない。トキノのバイク、ではないが、暗闇の中をバイクで走っているような感覚が読んでいてあった気がする。ヘッドライトに照らされているところは認識できるが、照らされていないところは見えない。作中の文章(説明)と同じ感覚。単純な感想としては、続きを読みたいし、映画も観たい。
こういった暗さは初めてで、最後まで慣れませんでした。ですが、「他人に理解されたくない」だとかカンナミに共感してしまう部分も結構あって(読むまで自分にそういう側面があるだなんて知らなかったのですが)、何だか不思議な気分です。あと、「キルドレ」の設定にはやられました。死についてまた少し変わった視点から考えることができそうです。
スカイ・クロラの
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感想・レビュー:412件




















































