言壺 (中公文庫)
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言壺の感想・レビュー(123)
再読。初読時は全然読めていなかったことに気付く。恐ろしい本だ。ワーカムという万能著述支援用マシンの登場がきっかけとなる言葉の進化、崩壊、成熟の過程を切り抜いた連作短篇集。言葉と著述の関係が極限まで煮詰められている。その中に恐怖、驚愕、ユーモア、希望なども込められていて、言語と人間性の繋がりが感じられる。凄まじいパワーを持った一冊。
言葉とはなにか…言葉が自己を、そして世界を揺るがしていく短編集。奥深いテーマだと思うが、意外と読みやすく、それでいて読んでいる間自分の脳がしっかり刺激を受けているのを感じた。
01/31:ASO
01/11:はむよん
01/01:gumB46
ワーカムみたいな検閲機能付き入力装置,仮にも作家を名乗る人であれば絶対つかわんやろう,と思ってしまったので,どうしても最後まで違和感がぬぐえませんでした.ワープロ(専用機器)は終焉を迎え,「電子書籍」が広まっている現代は,ここで描かれた未来と乖離してきている(ま,本質的なものがじゃないですが,小道具や言葉もけっこう重要)わけで,今となっては,いつか実現しそうな未来としてのSF感はあまりない気がします.って思ったんだけど,感想が全体に好評なので,私の感覚変っぽいなと不安になっています.
11/04:みそ
10/29:いりげん
10/02:尾形
08/29:果心堂
ワーカムや言葉ポットといった不思議な道具が登場する世界を鮮やかに描く短編集。ワーカムの描写はかなり昔に書かれたもののはずなのに、古さを感じさせない。これじゃないとかけなくなるというのは怖いけど、欲しいような欲しくないような。
08/06:junkoda
雪風臭がプンプン漂う作品。言語が人間に与える影響を極限まで突き詰めていると思うが内容が無い様なだけに難解すぎる。ところでこの人はツイッターなど新しいメディアをネタに小説は書いてくれないのだろうか。二十年前のこの作品でも素晴らしい予見性を見せてくれたので期待している。
07/21:旅烏
06/18:moonrise
05/06:ミゼ
05/05:ishi
04/25:EnJoeToh
04/14:sorana
03/01:条
01/30:小物M2
01/25:ShunActU
現実認識は言葉によって左右される。用いる言語が異なれば、現実の認識の仕方も変化する。このような現実空間の前提として言語を持ってくる神林の思想が非常に刺激的だ。だから言葉が変われば世界が変わる。言葉にはそれほどの力があるのだ。作家として神林はこなことを強く感じているのだろう。短編に登場する作家達もその力に感動すると同時にその重圧に迷っていた。その揺らぎの中で派生するストーリーが神林流なのであろう。
01/04:しぼ
01/03:WANDERER
恐るべき言葉のユートピア、そしてディストピア。思考が言葉に支配されるというのは実に恐ろしい。モヤモヤとした思想を言葉にすれば、それだけでそれは自分だけの物ではなくなる。それを『支援』するのがワーカムであり、現代においてはワーカムなど無くても、掲示板で匿名の群体相手に煽り煽られしているだけでそこに落ちていくのは簡単だろう。彼らもまた、こちらの思考を言葉巧みに引き出し、増幅させ、言葉に仕立て上げさせるのだから。15年前の小説とは思えないなぁ。
12/21:みみず
12/17:湯野
12/14:kimuco
12/07:そくろ
10/13:森
言葉が世界を創造し、維持し、ゆえに破壊できるのも言葉。言葉とは何なのか、我々人間にとってどういうものであり、またどういうものであり得るのか。その使途は一通りではないし、その在り方は一様ではない。「綺文」で〈実用的な〉言語システムに対する物語言語・詩的言語によるクラッキングにのっけから興奮しっぱなし。素朴ながら電送小説なんて電子書籍かまびすしい昨今そのもので、94年時点でこれを書き上げていた神林御大には脱帽、叩頭して敬服するばかり。
08/17:de0
嘘をつくとその嘘に自分がいつの間にか支配されてしまうようなことが書かれていたり、普段無意識に使っている言葉の潜在的な力が暴走するとどうなるか、考えさせられた。小説かいてると創作についての悩みが高じて鬱になってしまい、その挙句の妄想がこれなんじゃないかとも思わないでもなかった。なかなか読み進められなかった。
07/24:Manshiro
07/23:lucu
神林長平流、物語の書き方本です。私コレ読んでモノカキたくなったのです。そんな人はいっぱいいるのかしら? 今まで小学校からため込んできた妄想力をどういうふうに扱えば作品になるのかを教えてくれた一品。 好きなのは言葉ポッド(植木鉢)を持って会話する人達の章。 お父さん素敵すぎっす。言葉売りの木こり。 ある日教師は父親の娘にきこりの物語を語ります。 昔々一人の正直者なきこりが住んでいました。という例の。ある日きこりは愛用の斧を落としてしまいます。すると、池の精が出てきて金の斧を持ってくる。勿論違うというが、
言壺の
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感想・レビュー:33件














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