中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)
中国行きのスロウ・ボートを読んだ人はこんな本も読んでいます
中国行きのスロウ・ボートを追加
中国行きのスロウ・ボートの感想・レビュー(757)
初の短篇集とのこと。羊男・井戸掘り・偶然知り合った女の子、後の作品でも関わり続けるキャラクターやら人物の存在、そして(私には)現実味を伴うことのできない女の子との関係などを確認。 どこかの誰かの作風を踏襲しつつも自分の世界を確立するための、あるいはまた長編への習作にも見える。 作品についてはわからないこと、理解できないことも私にはたくさんあるけれども、考えないようにして楽しみました。「午後の最後の芝生」が圧倒的に良かった。悲しいほどお天気、という印象でした。
「午後の最後の芝生」のみ再読。本人のまともさがよく分かる短編だと思う。アンチさんとか初めてさんに読んでもらって感想聞きたい。
村上春樹最初の短編。あまりに読みにくくてしばらく放置していたのだけど、ようやく読破、確かに初期の頃という感じで、物語を楽しむというよりは独特の漂う空気や巧みな比喩表現を楽しむ小説たちなのだろう。表題作はわりと好きだけど、うーん、なんだかあまりしっくり来ないな。土の中~に出てくる図書室付きのホテルって他にも出てきたような気がしたんだけどどこだったかな。
春樹氏の初期のころの短編集。「村上春樹はわからない」と言う人には入門編としていいかも。読みやすい内容だったと思うし、春樹氏っぽさもつまってる一冊だったと思います。個人的には最後の「シドニーのグリーン・ストリート」がやっぱり好きかな。
個人的には、春樹さんは短編の名手だと思っている。 なかでも、最後の芝生を刈る話しは大好き。 まるで神がかりのように上手く書けている。 なんてこと言うと 春樹ファンの顰蹙をかうかも。 でもね、本当にそう思うよ。
『中国行きのスロウ・ボート』。都市生活者が時折ふと捕われる独特な感覚・心情を描いた作品。物語は多くを語るけれど、特にこれといって目新しいことを言うわけでもない。まるで上質なクラシック音楽を聴くような読後感だ。「こういう小説も悪くは無いだろう?」と言われているようなのだけど、「たしかにまあ悪くは無いよね」という気がする。いや、こういう小説なのだと割り切れば、かなり上質な作品だと思う。
彼の独特な表現、言い回しがとても好きで、印象に残りました。皮肉っぽくて・・・なんていえばいいのか分からないけど。 なげやりというか、エピソードが散漫なかんじで、それがまた不思議な雰囲気。
最初の短編集ということで、荒削り感?を感じたのだけれども、どの短編も楽しんで読めた。カンガルー通信はこんなのも書いていたんだなという軽い驚きがあった。
初期の頃?羊とかの頃独得の難しさ、雰囲気があった。ふわーっと読み終わっちゃった。他の方の村上論を読みながらだったので言葉への不信とか、中国人への言葉にならない差別とか、気になりました。
初期短編ということであまり期待していなかったが、さすが村上。内容はともかく、文章のうまさはこの頃から才能全開。気に入ったのは「午後の最後の芝生」、「土の中の彼女の小さな犬」。
4年ぶりくらいに再読。2回目。『ニューヨーク炭鉱の悲劇』が好きだった。「でもリクエストって嫌よ。なんだか惨めな気持になるんだもの。図書館で借りてきた本みたいにね、始まった途端にもう終る時のことを考えてるのよ」という台詞がやけに印象に残った。2011/368
なんか奇妙だなぁと思いつつあっという間に読み終えました。村上春樹の作品は、現実的で身近な出来事(史実とか、我々の住む世界に実際に存在するお店とか)と、極端に非現実的なもの(例えば羊男とか)を同じ舞台にためらいなく登場させてしまう、という特徴を持っていると思う。そのズレというか、不自然ともいえる状況設定がこの独特の不思議な雰囲気を作り出しているのかな。彼の数ある短編集の中ではそんなに優れている部類には入らない、というのが個人的な感想だけど、決して悪くはないし(特に前半は)何となく物悲しい話が多く気に入った。
村上春樹の短篇集の中ではあまり好きなほうではないけど、古川日出男「二〇〇二年のスロウ・ボート」を読むために再読。……なんだ元ネタは表題作だけだったのか!全部読み返したけど、やっぱり「シドニーのグリーン・ストリート」が一番好きやなー。他は全体的にあまりに暗すぎる。「出口がない」が共通テーマなのか?初の短篇集、初期の鬼才ぶりはかなり感じるけど個人的にはもう少しあとの短篇たちが好き。
村上春樹初期の短編集。春樹さんの、なにが面白いのか分からないけれど何故か引き込まれてしまう独特の語り口は、短編において特に威力を発揮する、気がする。最初の1ページを読んだだけで、「ああこういう具合か」と(いい意味で)安心して読んでいける作家はなかなかいない。話の筋がどう進むのであれ、やはりこれもまた春樹の小説だ、という感じがどのページからも漂っている。
春樹の初の短編集。子ども向けに書かれたっぽいシドニーのグリーン・ストリートが可愛くて面白い。とてもチャーミングな私立探偵のお話。他の短編も面白かったけどどう面白かったかはうまく書けない。僕はうまく説明できないことをごめんなさいと謝ります。そしたらあなたは何事もないかのようにいや、いいんだと返事をして許してください。春樹の小説のように。 「ごめんなさい」「いや、いいんだ」
「カンガルー通信」、普通に考えたらあり得ない話だけれど、何となく「僕」のとりとめもない話に引き込まれてしまう。「こんなのも有りかなあ」とつい思ってしまった。「土の中の彼女の犬」に登場する「若い女性」は、ミステリアスで魅力的。リゾートホテルで偶然知り合った女性という設定には何となくそそられる。
最初の短篇集ということもあって上滑りしているような話も見受けられるけど,おおまかにいって楽しめた。「土の中の彼女の小さな犬」が特によく,「午後の最後の芝生」と表題作もよかった。
昼間からビール飲み過ぎwwグリーンストリートは感じが違っていて面白かった。ファミリーアフェア同様、この人の軽い掛け合いの作品は凄い読みやすいと感じる(・ω・)
「貧乏な叔母さんの話」はなんだか不思議な話だけれど、詠み終わった後に、実際に身近にありそうな話だと思ってしまうからおもしろいな、と思います。
かなり久しぶりの再読。春樹さんの最初の短編集。殆どストーリーを忘れていたので新鮮だった。作品の中にもあるが、記憶というものは恐ろしくあやふやである。読む返す度に個人的順位が変動しっぱなしですが、表題作や、「貧乏な叔母さんの話」「午後の最後の芝生」「土の中の彼女の小さな犬」が特に良かった。つまり殆ど丸々一冊素晴らしかったということ。
生きる、生きている、という根底に誰にもどうしようも出来ない確固たる「何物」かがあるのではないかと全編に感じました。それにしても「午後の最後の芝生」「土の中の彼女の小さな犬」の風景の描写は音まで聞こえて絵画を鑑賞している気分にすらなりました。
たぶん7~8年ぶりの再読。「午後の最後の芝生」は前から好きだったけれど、読み返して「貧乏な叔母さんの話」「ニューヨーク炭鉱の悲劇」が心に残った。
「午後の最後の芝生」の独特の時間の流れ方が好き。ちょっとした間をもてあそぶことができる登場人物たちに魅力を感じる。「中国行きのスロウ・ボート」を読んでいたら、むかしの知り合いに会いたくなった。みんな今頃何をしているんだろう?
羊男は耳が戻ってきたことをとても喜んだが、茶色くこげてタバスコ・ソースがついているのを見て ー 口には出さなかったけれど ー 少しがっかりしたようだった。
「午後の最後の芝生」がよかったかな。芝生を刈る大学生というのがうまく想像できないのだけれど、芝生を刈る大学生って何だか素敵だし、適当にもやることのできる芝生刈りの仕事を、丁寧丹念に時間をかけてこなすというのは割に悪くなさそうに思える作品だった。
表題作と、芝生刈りの話、雨のホテルの話が好き。気だるい雰囲気がひしひしと伝わってきます。著者の作品は初めて読んだけど、暑い夏に食べるチョコレートのように、まとわりつくような印象をうけました。(決して嫌味でなく)
「殺戮は奇妙な銃声とともにやってきた。/誰かが形而上的な丘の上に形而上的な機関銃を据え、我々に向けて形而上的な弾丸を浴びせかけているようだった。」
中国行きのスロウ・ボートの
%
感想・レビュー:124件














ナイス!





























