腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たち (中公新書ラクレ)
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腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たちの感想・レビュー(135)
読み始めてしばらくは、腐女子という己の性癖を暴かれていくようで「あぎゃー!」と叫びたくなった。ライフスタイルが選択できなくなったこの時代、おじさん達が思うような「若い女の子」像に拘泥しない女性が、「嗜好」として選んだものがBLだった、という。キワモノを見る目でもなく、自分語りでもなく、公平な視点で腐女子を見て論旨を明らかにしている。各章冒頭のBL作品紹介や柏枝真郷先生のインタビューが興味深かったです。
論拠に乏しいが、かといって全くのとんちんかんな論ばかりでもない。言いたいことはわかるけども、という感じ。これまでの男性視点の評価基準を持たないから左右もされない、というのは感覚としてわかる。
女オタク文化に造詣の深いライターによる「腐女子」論。書いてある事は面白いが、事実かどうかは確認できないことばかり書かれていて早い段階で正直白けてしまった。そもそも腐女子とは関係のない、女性全般の挙動に関する話が後半増える。主論として、腐女子はイメージされているほど、気持ち悪くないということが言いたいらしいが、どうにも消化不良な内容と感じざるを得ない内容だった。
前半は自分にも当てはまることあるなぁって、そんなかんじで楽しんでました。軽い気持ちで読み始めたので、後半格差の話になってびっくり…。腐女子も突き詰めていけば現代の社会問題に突き当たるのね。
女性が生きづらい格差社会で上手い息抜きの方法の一つにBLにハマる、腐女子であるという生き方があるー。大分、無理がある内容。これで、腐女子ってこうなんでしょ!?とは言われたくないかなぁ。格差社会の中で、女性を持ち上げるのに、都合よく使われちゃった感じがする。腐女子にだって、格差社会に生きる女性の悩みあると思うんだけど。
正直、タイトルこそは「腐女子」と入っているけど、いわゆる一般で捉えられている腐女子についての話がまともにされているのは前書きぐらい。本筋としては女性を巻き込んだマーケティングだの格差だの・・・で腐女子はラストにこじつけられていただけにしか思えませんでした。ちょうど「腐女子」のワードが公に出回り始めた最中に、「腐女子」とつけることで部数を伸ばそうとか作者が思っていたのならば少々抵抗があります・・・
買ったその日にサラサラ~と読めた本。ま、古本屋で目についたタイトル買いに近い。独身&ここでいう腐歴十何年というある意味キャリア組み(笑)からいわせてもらうといろいろと突っ込みたいところもあるが、「自分の彼女が腐女子だった!」という男性への入門編くらいなら良本である。最後はえらいウルトラCな感じでまとめた感がするが、悩まざるを得ないテーマで考えさせられる。ちなみに、各章の開きページに掲載されているBLコミックスの大半を知っていた事は秘密である。
腐女子についての考察は、初めて(ある程度の)納得ができるものだった。ただし、他でも書かれている通り、後半は格差論で全然別の話。腐女子については最後にとってつけたように2・3行でてくるだけ。前半と後半で別々にして、それぞれをもっと深めたほうが良かったのかも。
今気づきましたが、腐女子化する「世界」ってタイトルなのでもともと腐女子についての話ではないんですね。腐女子というキーワードで現代の女性社会を読み解こうという本だととらえると、そんなに悪くはないと思います
腐女子が気分を害さず読める腐女子についての本。本当は腐女子以外の人が読む本なんだろうが、面白おかしく極端に書かれていないのでつまらないと思う。BLでなければいけない理由にはだいたい同意。1/3くらいが経済と格差の話だが、新書ってだいたい最後には全体的な話になっちゃうよな…と
驚くほど腐女子についてなんにも理解が深まらなかった。というか「東池袋=腐女子の聖地」って時点で書棚に返してよかった気もする。杉浦さんはどうして乙女ロードであって腐女子ロードでないのか、疑問を持たなかったのだろうか?それと、本筋とは関係ないけど、女子校の価値闘争について。あるとは言わないけど、あるとみんなが信じてるみたいだって感触をようやく理解。もしぼくが女子校に通っていたら(通わないけど)、恐らくあらゆるものが嫌になって、ロックの道をひた走ってたと思う。たぶん。
腐女子は実際に観たことない。広義の腐女子なら知ってるかも知れんが。ぜひ本屋で張り込みしてみたいね。でもそういえばアニメイトにも可愛い女の子とか美人な人とかいた気がするな。初めて行った時意外に思った記憶がある。
好意的に読めばアンチ腐女子差別論。普通に読めば腐女子エリート論だろうか。既存の価値観から抜け出し自分を客観化しながら妄想を楽しむ腐女子は、この複雑な時代を生き残れるのだということが書かれているわけだけどれ、それ自体がすでにひとつの価値枠組みに完全に捉えられた(しかも比較対象に対する考察はあまりに浅く、説得力がない)ものでしかないように思える。タイトルの「腐女子化」には、別の言葉をいれ、適度にその言葉を他の物と比較し良いものとすれば、量産できてしまう議論でしかない。「悪い」男性のオタクのサブカル擁護論と同じ
作者の腐女子というか女性を妙に持ち上げる文章だなと思ったのは、私が男だからか?腐女子論というか経済論の方。「下流社会」の引用多いし。格差の部分は女性論というか世代論な気もします。
腐女子解説本かと思ったら、最後の方は、なんか男女の格差とか、女の勝ち負けとか、難しい話に(苦笑)。腐女子である自分のことについて書いてあるのに、なんか、そんな実感まったく湧きませんでした。。。共感とかできるかなーと思って読んだのになぁ・・・。図書館で借りました。
腐女子の本ではない。格差構造を語りたいならそうタイトルに書けばいいのに、キャッチーなタイトルで釣りたかったのか。趣味に走る現代人の思考は理解できるが、それがなんで男性同士の同性愛でなければといった所のしっかりとした論拠がないように感じる。フェチズムエロティシズムや深層心理のジェンダー論等性を伴うオタク趣味を語るには不出来な本。
思いの外、現代社会について言及した内容。みなさんのコメントにもある通り、前半は腐女子の生態や性質についてだが、後半部分は格差社会やジェンダー論的内容。「国家の品格」や「下流社会」も読みたくなりました。
この本に書いてあるとおりだと思っていた。BLはファンタジーの世界、何も考えずに身をゆだねて楽しむもの、自身を投影する必要がないと。でも、実は違うのではないかと最近思う。同性への告白において、自分の性を拒否されるかもしれない「恐怖」と戦うために、性を超える勇気が必要で、自分が異性として受け入れられないかもという不安に覚えがある人はここに共感する。だから結局自分をめちゃくちゃ投影しながらBLを読む。女性が始めから男性に受け入れられているという自信が前提で成り立つ恋愛ものは逆にファンタジーだったり。
入り口から途中までは腐女子についてで、後半は気づくと格差の話になっており、おそらく格差がメイン。腐女子は格差を読み解くキーワードのような感じ。『気づくと格差』と書いたとおり、格差の話への展開に無理が無い。男性としては女性世界内での格差というのは考えたこともない話で面白かった。
古書で。序盤:腐女子論、中~後半:格差論。後半が面白かったですが、おそらく当時(06年)は反論も多かったのではないでしょうか。09年現在の著者の考えも気になります。/「自分不在」「自分忘れ」の旅の追求。/途中、レイプファンタジーが男性向け市場だけでなく女性向け市場にも支持層が厚いこと、ファンタジー=幻想であって、ファンタジー=願望ではないことに触れています。
腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たちの
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