大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)
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大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャルの感想・レビュー(239)
最後の津での生活の描写が凄くよかったです。もちろん、"お金"は大切なものであるが、人生はどのようなものかということも分かりました。文部科学省×国立大学の関係も凄く興味関心がある分野なので勉強になりました。
森博嗣新書の三冊目。高校生や学生に役立つかは不明。学問をしたい、研究したいと思う人には大切でぜひ読んでおきたい。推理小説を書き始める理由がきわめてユニークなので特殊な人の目から見た大学観と見えてしまうが、半分、いやかなりの真実だろう。文系学部でもこうした物言いの先生がいるといい。三重大学の思い出がとてもいい。
私の先生が時々話している事と同じような内容もありました。いろいろな情報がオープンになっていて、教科書とネットだけで独学でも学べる時代に大学が存在する理由を改めて考えました。大学の経営(事務)と研究の分離に新しいビジネスが生まれる気がします。
現在の大学生は,昔の大学生と比べれば非常に真面目である.最近の若者は,という言葉は古代エジプトからも出土するほどに言われ続けていることであり,変化は変化として受け入れることが必要なのかもしれない.
大学教員という職業も大変なんだという内部事情が垣間見れた一冊でした。これまで研究して日々を過ごせるのが大学教員、だと思っていました。けれど、スポーツ選手のように現役で研究に没頭できる期間は限られていて、次の世代に託していくことや事務的に組織の運営をしていくことも大きな割合を占めていることなんだと初めて知りました。
「わかりません」「知りません」と言い切る森氏はやはりかっこいいと思う。大学の内情が知れて面白かったし、スパッとした語り口が気持ちよかった。大学に入る前に読めたらよかったな。
3点/5点。大学内部の裏事情なんかがわかって面白くはある。作者の考え方も興味深くはあるんだけど、「突き放され感」が拭えずシンクロしない。
質疑応答で構成されている本書では、普遍化した大学論ではなく、あくまで著者の大学論が語られており、「僕の」大学の話。漠然と大学についての本が読みたかったので、特に不満があるわけではなく、むしろ物の見方が新鮮だった。自分と在籍する大学とのこれからについて不安だったけど、それらと折り合いをつけるためのヒントがあったのが収穫。
ジュニア新書に入れたいくらい、解りやすい文章。印象に残ったことは、「リストラは問題ではない。こう言うと政治家、マスコミは、失業して困る人など個人に視点を合わせようとするが、それは次元の違う話。」 「息子の志望学科を尋ねると、少なくとも頭に環境・人間・情報 と付く学科は行かない。胡散臭いから、と。若い人は、大学の見当外れの視点に気づいている」 ‥‥など。
大学助教授から見た大学の話。読みやすかった。理系に寄った話かなと思っていたけれどそんなことはなく。専門的な勉強は面白いのかもしれない。そう思わせてくれる。
森先生の考え方がよく分かる本。案外テキトーでポジティブな人なんだなーw 自分もよく趣味で小説を書いてる手前、先生の小説に対する考え方はとてもためになった。37歳まで小説を書いた事がなかったというのは驚き
理系の人間が語る少子化やニート、家族って、着眼点が違って面白い。ニートの何が悪い?家族って無条件にいい物なの?とか。あと、大学の教授って好きな事が自由にできて楽そうだと思ってた。けど、割と面倒な事も多いのですね。大学に入る前に読みたかったです。
大学は助手の間は教授の奴隷で、早く教授にならないと大変、なんてイメージを粉々にしてくれた。森博嗣はこの本が初めてで、かなり面白い考え方をしている人だと分かった。小説も読んでみたい。
Q&Aには特に目を引くような物は無し。有り触れた意見が並ぶ。ただ、この人は徹底して「なるようになれ」と言う考え方を持っているのだな、と。間に挟まれる纏まった記事の方は面白く読めた。この人は人との対話で生まれる言葉よりも、一人で思索して生み出された言葉の方が面白く演出出来ている。まあ、研究者肌の人間だな。
筆者が自分の職場である大学について語った本(今は退職されたようです)。教育論、研究論、組織論などを特徴的な視点で伝えています。そして、中に流れる一つの「哲学」を味わうだけでもこの本を読む価値があるのではないかと私は思います。【ただ、僕がひとつだけいえることは、素直に考える。自然に考える。ということでしょうか。人の意見、マスコミの報道、他人に対する意地、過去の例、経緯、貸し借り、そういった雑音を排除して、自分が見たもの、自分が触れたものをデータとして、単純に割り出す。その答えを信じることです。】
受け答えを見て、完全にS&Mシリーズの犀川のモデルは森さん本人なんだと実感した。理系でもちょっと特有というか浮世離れしてる感じがステキだな。2章の大学論が面白かった。小説などで出てくる権力闘争に、キッチリ使い切らないといけない研究費・お役所仕事の書類書きなど、教授は研究ではないとこに忙しそう。
将来大学に残って研究者になりたいとおもっている自分にとってとても興味深い作品だった。いまの大学が抱える問題について独特な考察がされていて一読の価値ありと思う。
森さんってこの本からすると、曖昧さ加減のある人のようで僕にはとても前向きな人に感じられました。大学の話ということですが、著者のポジティブ思考に心惹かれました。
森博嗣は本当に大学が好きなんだなあというのが伝わってくる作品。「大学時代全く勉強しなくても、30、40代になってからあの時勉強していればなあ、今からやっても間に合うかな?と思えるだけで大学に行った価値はあるのです。」の部分は、共感しました。
大学について全く無知な人をターゲットにした本。読みやすさ◎ / 若者向けに書かれていた部分の感想としては、大学とは能動的に学ぶところです。動いてください。って教官側らしい主張と正直授業なんていらねえよな、好きにやりゃあいいんだよという森さん個人らしい主張のそれぞれに和みました。 / 他方、ある程度年齢いってる方向けに書かれた部分へは、組織は人の手じゃコントロールできないとよく心得ているなあと、これまた和みました。
「そうですか?」「知りません」「わかりません」の多様が印象的でした。まぁそんなに目くじらをたてずに、のんびりいきましょうよ。というのが森先生のスタンスなのでしょうが、だからと言って「何でもいい」と投げやりでなもなく、その逆に熱いわけでもない。個人的には2章の大学論が興味深かったです。
大学について語った本。文学部に対し衰退すべきは衰退すればいいと言ってる反面、利益が出ない学部でも残すべきは残すべきと言っていたり、曖昧な
森博嗣が“大学”に焦点をあてて語った書。所々で森節が炸裂しているが、大学をテーマにしているところがまたおもしろい。「学ぶ理由」が特に指導者としての森博嗣を見られた気がする・・・と修士の自分は思った。
前半は非常に面白かった。近いうちにもう一度読む。それから、大学という組織のダメなところ。日本の国際競争力が何故低いかはこういうところにあるのかなあ。
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