あんじゅう―三島屋変調百物語事続
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あんじゅう―三島屋変調百物語事続の感想・レビュー(1272)
くろすけー(涙)いやいや、やはり宮部作品はクオリティ高いです。悲しいことを悲しいと、無惨なことを無惨と、切ないことを切ないと、まっすぐに突き付けて逃げないところが。
挿絵が素敵だ。ページを捲ってまず挿絵を眺め想像してから読み、読んでから挿絵を眺めてまた楽しんだ。切なくも可愛い「くろすけ」と、「逃げる水」が好きだった。登場する子どもたちが皆それぞれいいなあ。おちかが素敵なお姉さんになってきたし、百物語はなかなか数が進まないけれども、長く楽しめそうで嬉しい。
雑誌のインタビューで宮部さんがこのシリーズをライフワークにしたいと言っているのを読んで、とてもうれしくなった。やはり「暗獣」が好きだけれど、付属する話がちょっと長すぎた気もする。まとまりぐあいでは「吼える仏」がとてもよかった。ほっこりする話と人の業を感じさせる怖い話とがバランスよく入っている。シリーズ化ということで、おちかの周りに次々と個性的なキャラクターが集まってきた。若先生がとても好きなので、早く彼の物語が聞きたい。
贅沢な南伸坊さんの挿絵とともに、久しぶりに時代小説を楽しめました。みなさんt同じく、「あんじゅう」がもっとも楽しく、かわいらしくそして切なく読みました。「おそろし」が未読でしたので、現在読んでいます。
面白かった。くろすけ可愛いな・・・。おちかにもいい人が現れ、この後も続くのかしら?それにしても、青野利一郎って名前はどうなんだろう。あだ名は絶対「あおのり」さんでしょ。
物語のおもしろさも去ることながら挿し絵がかわいい! ほとんど全ページに挿し絵があって、物語のいいアクセントになってました。 くろすけがとってもかわいいので、影からこっそり見てみたいです。 あくまでもくろすけに害のないように。
南 伸坊さんの挿し絵が ページを開くたびにあり和ませて頂きました。 くろすけのお話が可愛らしかったです 読み応えがありました。
これまで一番、挿絵に惹かれた本。あんじゅうのお話の感慨も、絵のお陰で(くろすけが可愛くて可愛くて)深まった。稚拙な言葉しか浮かばないが濃い時代物絵本。しかも宮部さん!という感じ。
新聞連載中も楽しく読んでいた一作。この連載のあと、「おそろし」を読みおちかの辛い過去を知り。4つの百物語の中では「あんじゅう」が秀逸。くろすけ、切ないけど加登様夫妻との交流は楽しそうだった。偽坊主もいい味出しているし、腕白3人組の活躍も楽しい。おちかのこれからを楽しみに、続編を待ちたい。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/03
「おそろし」を読まずに読んでしまいました…おちかに一体何があったのか正直気にはなりましたが、この本はこの本で楽しめます。挿絵効果もあるのか、文字で読んでいるにもかかわらず、お話しのイメージがビジュアル化できました。さすがの筆力です。もはや現代に人情は死語なんでしょうね。おそろしを含め著者の作品は時代物を中心に読みたいと思います。時代物嫌いだった私にそう思わせるなんて本当になんて作家さんでしょう!
登場する子どもの真を見る力が強く、素直なこと。それを曲がった目で見る大人たち。自らの身勝手でそうなったことを棚にあげて…人の恨み、妬みの恐ろしいこと。あんじゅう、可愛らしい。青野利一郎、骸骨先生、わんぱく3人組、行然坊に、また出会えて嬉しかった。しかし、どこであったかしら。宮部みゆきさんのキャラクター図鑑あったら良いなぁ。日めくりカレンダーみたい、めくる度に変わる挿絵はとっても素敵で楽しめました。
くろすけはどうしてもまっくろくろすけの姿をイメージしてしまいます。胡散臭い坊さん書くのうまいよな、宮部先生は。
最初はなかなか話が進まなくて、時間がかかってしまいましたが、あんじゅうのお話からはとんとん拍子に読めてしまった。 さすが宮部さんのお話でした。
おそろしの続編。奇怪なながらも心温まる作品。 最も怖いのは人間だけど心温まりあえるのも人間。この世は面白いですね。 暗獣の「くろすけ」を見てみたい…。続編が楽しみです。
短編昔話4編でしたが、いずれも心温まるものばかりでした。宮部さんのこのような小説は初めてでしたが、楽しめました。これは続編だったんんですね。主人公、おちかのこれまでのことが意味深に書かれていたんで、納得です。
全頁に書かれた南伸坊さんの挿絵がいい!お話も前作よりもほっこりと温かいお話が多かったように思います。特に好きなのは「あんじゅう」と「逃げ水」。どちらもなんとも切ない気持ちになりました。「藪から千本」「吼える仏」はどちらも本当に恐ろしいのは人の業なのだと思わせるお話。若先生と悪餓鬼三人組など、魅力的なキャラクターも登場し、続編(あるのか?)が楽しみなシリーズです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/25
宮部氏の時代物のファンだから、基本受入態勢になっているので読後感がいい。シリーズ前作のインパクトを期待していたせいか、怪異譚というより人情譚。おちかが落ち着きを取り戻しつつあるからか。 「くろすけ」は切なく、「吼える仏」は百物語にふさわしい怖ろしさ。シリーズ続編はゾッとする怪異譚を期待したい。 南伸坊氏の挿絵は絶品。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/23
おそろしきもののなかには悲しみが宿っている。最近の宮部みゆきは時代小説の人情ものが素晴らしい。ぐいぐい惹きこまれて読まされてしまうストーリーテラー。人の心とあやかしの悲しみと切なさが心に残りました。
面白く読みました。宮部さんと江戸時代って本当に合いますね。現代よりも人情が色濃く存在する江戸の町。心に深い傷を持つおちかですが、たくさんの温かい人たちに囲まれ、話ごとに癒されてきているのが感じられます。頁ごとに入っている南伸坊さんの挿絵が、なんて贅沢!くろすけやお旱さんの愛らしいこと。
どんどん引き込まれていきました。とくに「くろすけ」の話。くろすけが夫婦のことを好きだという気持ちと、夫婦のくろすけに対する我が子を想う様な大きな愛情…それがくろすけにとっては仇となり…なんとも皮肉で悲しくて…涙がチョチョギリました。三島屋の面々、や、関わる人々がみんな優しくて懐が深くて、とても暖かい読み物でした。若先生とおちかのその後が気になる…
宮部さんの時代ものは、やはりイイ! あんじゅう=暗獣かぁ。人情(獣情?ww)あふれるお話しでした。 挿絵がまたこの本を際立たせていたように思いました。ページをめくるのが楽しみでしたもの♪ どうやらこれは“続編”だったようですね。この前ももちろん読まなければ!ですが、この後も読みたいです。
奇妙な百物語の4編掲載されています。私としてはこの本のタイトルにもなっている3話目の「暗獣」がジーンときましたね。神様、幽霊、妖怪の話ですがそれらが恐ろしいのではなく、本当に怖いのは人間の胸の内。宮部みゆきさんの本は「火車」しか読んだことなかったのですが、あまりの違いに驚きました。
予想以上にかわいいです、あんじゅう。前作よりも恐ろしさが薄れて、愛嬌のある不思議になった感じ。(ひとえにくろすけ効果かもしれません…笑)先生がくろすけにかける最後の言葉の、切なくてあったかいこと!続編もありそうな雰囲気なので、次も期待。
三島屋百物語続編 いくつかの物語の中で、印象深いのは「藪から千本」かなぁ。お勝が女中として働くきっかけとなった話し。 くろすけよりも心動かされました。 一頁ごとにある挿し絵、よかったよ。 最初は挿し絵が気になってなかなか話が頭に入らなかったけれど読み進めるごとにあってよかったなと思えるようになりました♪ 私は若旦那との縁談より、若先生とどうにかなるんちゃうかなーなんて思ってる。続編ありそうだな
『おそろし』の続編。怪異短(中)編が四編収録されていますが、表題作「あんじゅう」こと「暗獸」くろすけが可愛くてたまらない!よくぞここまで可愛いキャラクターを思いついたものです。面白い。
同じ怪異ものでも前編の「おそろし」より人情味があって、和んでそして切なくて、さらに面白かったです。今回は子供がたくさん登場し賑やかです。宮部さんの描く“子供たち”がもう可愛くってしょうがない♪贅沢にも見開きページに必ず南伸坊さんのイラストがあってそれも楽しみで、ページを捲る手が早くなりました。文庫化されてもイラスト無くさないで欲しいな。次が出るのはまだまだ先になるだろうけど、今から楽しみです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/14
これ、続編なんですね。この本から読みましたが「?」な部分もなく、とても面白く読めました。不思議な話や怖い話を聴くというお話ですが、ホラーな雰囲気ではなく、登場人物の人情物語、という感じでした。1話1話読み終わるたびに「あぁ、良かったねぇ」と頬がゆるんで、なんだか温かい気持ちになる本でした。出てくる子どもたちがとっても可愛くって、ギュッとしてあげたくなる感じです。前作の『おそろし』も読んでみたくなりました。
辛い過去を断ち切るため実家を出て おばさん夫婦のところにやってきたおちかさんが 不思議な話を聞き集める百物語続編。 新キャラ続出でますます面白い。 それにしても宮部みゆきはやっぱりうまい。 人物の心理描写もさることながら ストーリーも抜群。 どうやらまだまだこのシリーズは続きそうなので 今後も期待!
★★★★★ 「おそろし」続編。おちかの過去がからんでいた前作ほどの緊迫感はないけど、単発の怪談ではなく全体に話がちょっと繋がっていて時間経過を感じる。「逃げ水」はいい話。旱神がかわゆい。「藪から千本」があれで片付いたのか心配。小一郎がすべて知っていてお勝をよこしたのかなと思った。あんじゅうは「暗獣」だったのか。微笑ましく切ない。「吼える仏」行念坊は仏を見つけられるのだろうか。最後に「事続」で暈の正体がわかって拍子抜け。おちかと清太郎と利一郎で三角関係か。私としては利一郎押しw 3作目も出そう。読みたい。
前作「おそろし 三島屋変調百物語事始」に続く第2作。 第3話を除いてこの作品を貫くのは、人の「怨念」。どの話も出だしは、前作に比べて読みやすいと思わせておいて、これでもかと「怨念」が生み出す醜さを見せつけて、やるせない気持ちになりましたが、ストーリーに引き込む手腕は、さすが宮部みゆきならではと思います。救いは、第3話に登場する「暗獣」と呼ばれるものと屋敷に住まう老夫婦との心の交流で、ほのぼのとしました。 全体として重い話が多い中で、おちかを始めとした三島屋の人々や南伸坊のイラストが、それを和らげる効果を持
一作目を飛ばして読んでしまったが、大変おもしろく読ませてもらった。江戸時代はこの様な怪異がありそうだと思わせる力がすごい。青山利一郎などどこかで聞いたことがある名前がでてきてさらにおもしろかった。すぐに一作目を読みたい。
宮部みゆきって方は本当にストーリーテラーだなあって 今さらながら感心。それにしてもくろすけの愛らしさが 何とも言えない。
宮部みゆきさんってこんなお話も書くことができるんですね。 くろすけの話は可愛くって、でも切なくってしみじみしてしまいました。 またまた宮部みゆきさんのファンになってしまいそうです。
疱瘡が何かわからなくて携帯で調べたら写真見ちゃった。お勝さんが縁起物と言う意味がずっしりとのしかかってきたよ。
個人的に「おそろし」より好きです。この安定感は、相変わらずすごい。おちかに話すことで、その人の抱えている怖さや優しさが少しずつ滲み出していく様子が愛おしくて哀しくて。「藪から千本」のお路の台詞が印象的でした。「そこにいるのが生身の人か、それとも幽霊なのか、どうして見分けがつけられるのか」という普遍的な問いに対して答えはあるのでしょうか。くろすけの可愛さに救われつつ、人が生きている意味を問いかけるお話でした。
図書館で前に予約したもの。ようやく順番が回ってきた。おそろしは、読んでいなくて、続編ということに気付かなかった。この一冊で読ませてくれる上手さがある。おちかさんのように、聞き手上手になりたいものだなあ。不思議な出来事は、人間が生み出す。そして、人間に返ってくる。そんなメッセージのように思えました。
あんじゅう―三島屋変調百物語事続の
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