通訳ダニエル・シュタイン(上) (新潮クレスト・ブックス)
通訳ダニエル・シュタインを読んだ人はこんな本も読んでいます
通訳ダニエル・シュタインを追加
通訳ダニエル・シュタインの感想・レビュー(66)
01/21:Mika Oshima
12/28:jun
11/05:Slave
10/04:サラ.K
05/25:ルナティック
03/25:すいも
02/28:まちこ
語りが行われる場所と時間、その語られる対象である場所と時間、そして語り手の異なる、細かな断片で構築されている。その断片を紡ぎ合わそう、時系列で並べよう、人物の相関図を描こうと、最初からやっきになるとくたびれてしまうかもしれない。半分ほど読み進めたとき、断片が自然と合わさって、土地ができ、歴史が1つの流れになり、そこにダニエル・シュタインという人物が浮かび上がってくる面白さを味わった。民族と宗教とが自己に密接に絡む人々の、信仰、国家への問いかけは、信仰のない自身には体験し得ない。けれど知りたい、と強く思う。
10/21:さん
10/06:晴天
09/11:ひなもち
09/08:fennel
☆★ 今をときめく現代ロシア文学の第一人者のウリツカヤの最新作。実在の人物、ユダヤ人カトリック神父をモデルにした一作。今の私にはそぐわないがまったく面白くないというわけではなく、ボタンがひとつ掛け違えたらこの世界に入っていけるかもしれない。
08/23:じゅういちじゅうに
08/21:mdsch23
06/03:どんぐり
05/16:かわ
05/03:crysalis
(2007・露)「解けない問題は山ほどあるのです。解くのではなく、共存し、耐えてゆく術を学ばなければならない、そういうものがこの世には存在するのです」モンタージュの常として人名、歴史、出来事は一見まったくの無秩序に思えるが、「意識の流れ」を追えば作者の語ろうとすることを読み取るのは難しくない。特に気になったのは「奇跡」のこと。起こらないから奇跡なのだ、という言葉もあるけれど……。修道院に逃げ込む直前のブラザー・ダニエルの話で、遠藤周作の「沈黙」を思い出した。
04/23:mariyuni
ユダヤ人がそのことを隠してゲシュタポの通訳として働き同胞を助ける!この奇跡をインタビュー、手紙、手記、新聞などを血と涙でつなぎ合わせて壮大な綴れ織りに仕立て上げた。小さくたたまれていたそれをやっと二つ折りにまで広げたところ。
とにかく人の名前が覚えられない(とくに外人はダメなのだ)。もう誰が誰だかわからなくなってしまった。図書館の返却期限が迫っているのでとばし読みだし。なんか作者に申し訳ない。
04/05:violetta(不定期出没)
たくさんの人々の書簡をならべ、コラージュとしての物語が浮かび上がる。手記を書いている時代、書いてあることが起きた時代を含めて、重層的に時間が動き、かつ前後するのに、一定の世界が頭にできていくのは不思議な感覚だ。ポーランド生まれのユダヤ人でゲシュタポの通訳になり、キリスト教に改宗したのちイスラエルにわたって修道士として生きたダニエル・シュタイン。共産主義のユダヤ人、イスラエルのアラブ人、ユダヤ人のキリスト教徒、さまざまな狭間にある人物が登場して、いろいろ考えさせられます。
まわりの人々の手記や手紙から、一人の人の姿がたち上がってくる。一人の人の姿からまわりの人々が浮かび上がる。うっかり読み落としているところがありはしないか、気がつかずに読み流したところがありはしないか、気になっています。恐るべき多重構造の物語です。図書館で借りた本。でも、きっとこの本は買うことになるだろうなあ、と思いながら、下巻に向かいます。
02/26:michok
02/22:よっと
02/22:エミンコ
ダニエル・シュタイン。ユダヤ人でありながらそれを隠してゲシュタポで通訳をし、ゲットーから三百人を脱走させた男。辛くもホロコーストを生き延びた彼は、ある疑問を持つ。あの残虐行為の間、神はどこにいたのか?なぜ自分ばかりが助かったのか?すべてに絶望した彼は、匿われた教会の屋根裏部屋で一筋の光を見出す。書簡や手記、対話などの断片から浮かび上がってくる彼の姿は、近づきがたい聖人ではなく、小柄ながらエネルギッシュ、誠実でユーモアを持ち合わせた、とても魅力的な人物だ。その人柄ゆえに、文章がすんなり入ってくる。
02/10:トラキチ
02/02:テキィ
沢山の個性的な人物が登場します。日記・手紙・公文書・会話録などを読むことで読者は登場人物たちの視点で物事を考えることができます。内容はホロコーストのことだけでなくイスラエルの人種・宗教問題などです。
八百万の神がいる日本では考えられない異国の宗教観。きめ細かな手紙のやりとりから、次第にそれらが実感として伝わってくる。厳しさと優しさがじわりと来る。下巻も楽しみです。
日本人には理解するのが難しいかもしれない。ユダヤ人という民族。ナチスの迫害を潜り抜け、さらにイスラエルという一触即発の危険をはらんだ国で、キリスト教徒として生きる。ダニエル・シュタインという人の半生が書かれているというだけでなく、ユダヤという民族についてもその特殊性が読み取れる。
通訳ダニエル・シュタインの
%
感想・レビュー:21件














ナイス!














