バーデン・バーデンの夏 (新潮クレスト・ブックス)
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バーデン・バーデンの夏の感想・レビュー(18)
ツィプキンの愛溢れる筆によって描かれるドストエフスキーのクズっぷり(笑) ドストエフスキーのエピソードは知っているものがほとんどだけれど一つの流れで読むとまた面白い。思考が流れるように文章が流れる。これを書いたのが作家ではなく医学博士だなんて信じられない。
01/25:まちこ
12/19:Slave
ドストエフスキー夫妻の新婚旅行と、モスクワからレニングラードへ列車で向かう語り手。このふたつは異様な程長い文章でよりあわされまるで迷路。そしてこの迷路を辿るアリアドネの糸はドストエフスキーへの愛。
再読。合コンで知り合ってちょっといい雰囲気になったおとこが泣く子も黙るパチンコ好きだと知ったので読み返してみた。ギャンブルで勝つっていうのはここに書かれているように、雲の上を歩いてはるかな頂上へとすごいスピードで運んでいかれるような感覚なのだろうか。ともあれ、人生とか愛とかって、いいとか悪いとか好きとか嫌いとか一口では言えない、けれども、そういうのいろいろ複雑であるために日々悩みながら、でも生きるって素晴らしいって思える素敵な小説。あふれる情熱に流されてるような文体も好き。
読む前に想像していた重厚なロシア文学とは違っていた。途切れない文章は滑稽ささえ、感じてしまう程であった。作者自身を投影した語り手の旅と、時代を超えたドストエフスキー夫妻の旅とが交錯する。その二つの状況が混ざり合うような流れにあり、文体も現実と比喩描写が入り混じり、読み手はうろうろするうちに大きな流れに飲み込まれるように読んでいた。ドストエフスキーへの思いを不思議な表現で書いた小説であった。
01/03:ひなもち
01/10:crysalis
11/12:boooook
06/14:shimada1986
--/--:ケニオミ
--/--:tishii
バーデン・バーデンの夏の
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感想・レビュー:10件














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