張り込み姫 君たちに明日はない 3
張り込み姫 君たちに明日はない 3巻を追加
張り込み姫 君たちに明日はない 3巻の感想・レビュー(470)
シリーズ3作目、最後の勝負だま「表題作」は、ふところ一杯に飛び込む ストレート。「で、あなたは今の仕事に真正面から取り組んでいますか」「自分なりの何か」を見つけられましたか」と作者「カキさん」に突きつけられた気がしました。まっ、それだけ自分の今の仕事への取り組みに後ろめたいものがあるからでしょうが・・・・。世代を問わず、自分の仕事観に ヒントは詰まっています、このシリーズに出逢えたことで、少なくと前は向けるのではなでしょうか。
今回のリストラ対象は、英会話学校、旅行会社、自動車会社、出版社。中でも「みんなの力」がよかった。好きなことが仕事で、誠実に対応している人間へ、世界は同じように帰してくれるのだと思わせる。予算やメリットを考えてしまう自分としては、反省しきり。あとは、真介の仕事に対する気持ちが語られる「張り込み姫」がとてもよかった。真実も愛も石ころのようにさりげなく道端に転がっている。
シリーズ3作目。なんだかんだで首を切られていく人は、自分から次のステージへ飛び立っていくようなオチになっているから、救いがある。
個人的に面白かったのが、自動車ディーラーのメカニックが対象となった「みんなの力」。夢には届かない退職金、しかし人の伝手があれば、夢に手が届く!
なれ合いでは決して手に入れることのできないもの=人脈。
これって実にすばらしい。
リストラという人生の選択に登場人物達の出した結論には、自分自身の信念に従って判断しているので、読んでいて前向きな気持ちにさせられました。
「張り込み姫」の巻では「みんなの力(自動車業界)」、が 私は好きかなぁ~。 特に「みんなの力」は良いなぁ~。 もうグズグズと泣いちゃいましたよぉ。 次のはいつ出るんだろ?待ち遠しいです。
【図書館】シリーズ第三弾。リストラという暗いテーマだが、最後には前を向ける気持ちのいい読後感。特に「みんなの力」は良かった!
シリーズ3作目。目新しさは薄まってきたものの、やっぱり面白い。仕事に対する考え方や向き合い方って本当に人それぞれで、それを垣間見れるのが嬉しい。作者の垣根涼介さんは仕事ができる人なんだろうなー。登場人物たちがみんな頭が良くて自分の意志を持っているので、気持ちよく読むことができるのも美点です。
シリーズ3作目。真介の誕生日に面接をした英会話学校講師の「ビューティフル・ドリーマー」、バイク好きで転職を二度し寿退社をする旅行代理店の「やどかりの人生」、自動車会社マスダのメカニックが客らの力で夢を叶える「みんなの力」、大手出版会社の週刊誌記者ヒメの「張り込み姫」。―真実、たぶんそれは石ころのようにさりげなく道端に転がっている。 どれも職に熱く書かれていた。前向きで面白いのだけど、真介らのエピソードがもっとあって欲しかった。
君たちに明日はない3。リストラ請負会社に勤める真介を主人公とするシリーズ第3作。4つの連作のうちで僕の好きなのは「みんなの力」。僕は単純で、愉しい話、感動できる話が好きなんだなぁ、と再確認した。
「やどかりの人生」…主人公は作者の分身だと思ってたのですが、ここへ来てもう一人の分身が出てきた!て感じでした。/「みんなの力」…クルマには詳しくないけど、クルマ愛は伝わった。/「張り込み姫」…結末にちょっともやもや。文芸じゃ、だめなん??
車の話マニアックすぎて流し読み~好き好き感が表れてます・・・笑。しかしさぁ、仕事の詳細喋り過ぎじゃない?いいの?大丈夫? でも、まぁ、がんばろう!と前向きになれる本ですな。
どのエピソードもみんな、一丁やってやるかあって前向きに終わってくのが良かった。でもメインキャラ、真介と陽子の話が無かったのはちょっと物足りない。今までの、触れられたくない本音に切り込んで行く毒気が薄まってしまった。陽子との描写もただ話の繋ぎっぽくて、ためらいなく個人情報晒すし、それを咎めたりもしないし。勇気の出る気持ち良い読後感だったけど、シリーズとしての軸はブレてしまったかなあ。いやまあ嫌いじゃないんですけども。
今回もリストラ対象になるそれぞれの会社の事情がリアルで興味深い。車のメカニックさんの話が「こうなるといいなあ」と思った終わり方で嬉しかった。「作家のカキさん」が紛れ込んでるのはちょっと笑った。もしや実話では??キレイな川田さんや真介の上司の社長もまだからんでくるのかな?いつも温かい余韻をくれる、もっと読みたい楽しみなシリーズ。
おもしろかったです。シリーズ三作目でもう、あっと驚くようなオチはないけれど、前向きになれる作品ですね。みんなの力が好きです。ことの終着点は読めてた、読み通りだったんですが、オチがよめてもいいはなしでした。ちょっと涙ぐんだ。
息長いシリーズ物となった「君たちに明日はない」の3冊目の単行本。4つのエピソード(リストラ勧告の面談)に、面談官真介と、一作目で面談の相手だったのが、交際相手となった陽子の物語が絡む。きれいなアシスタント川田についても何か進展が。それぞれのエピソードの主人公はそれぞれによい未来を見つける、という明るい終わり方をしているが、実際の世界もこの位明るければいいのにね、と、今の世相を見ているとしみじみ思う。あと、個人的には、ヒメグは会社を辞めないで、元々希望していた仕事で新たな自分を見つけるのも良かったと思う。
シリーズの中では一番共感できた一冊。「みんなの力」はとてもいい話だったけど、リストラされない人たちの力を見せ付けられた感はある。そういうことなのだよ。次作にも期待しよう。
面白く、テンポも良いのであっという間に読み終わってしまった。軽く読み流すところと、一文、一文に非常に重みがある部分が良い感じで混ざってて、硬軟ごちゃまぜ感が個人的には大好きです。続きをすぐにでも読みたいですね。車の描写は相変わらず見事でした。
作者垣根さんのクルマ好きがめいっぱい出た本(爆)一番熱いタクさんの話は実話ベースなのでは?と「作家のカキさん」が絡んだところで感じてしまいました。作者さま。タクさん狂言回しのシリーズ作っちゃってもいいのでは?(爆)
シリーズなので、マンネリ気味なのかも?前回、陽子さんと社長のやりとりにドギマギしたので、今回は絡みがほとんどなくて残念。あと、車の豆知識が多くて読み飛ばす所が出てきてしまって、リストラ候補のメカ・タクちゃんに対して申し訳なかった。全然わからないから仕方ないんだけど。「車を所有するということは、自由にどこへでも行ける権利を手に入れること」というくだりが好き。
恋人に思いっきり守秘義務違反をしている主人公にどん引き。あとこの作者、車関係の描写をもっと抑えた方がよいと思う。そこだけ熱くて浮いてる。2作目までは目につかなかった粗が目立ちはじめてる。
4.0 前作よりも面白かった。特にみんなの力は、ぐっときた。
リストラ請負人が主人公だとつい重い話を想像しがちですが、どのお話の登場人物達も明るくてまっすぐですごく魅力的。自分の仕事を愛してるのが伝わってきました。いつもすっきりした読後感が得られるので大好きなシリーズ。次も出ないかな?
シリーズ3作目。まぁ、面白い。引き込まれるね。下の方も書いて書けど、リストラ話が転じて人助けの話だね。“君たちに明日はない”ってタイトルが段々ぼやけてます。今回は明日がある人達ばかりかな。
リストラ請負シリーズ第3弾。仕事とは、働くとは、って考えながら読んだ。こんな都合よくいくかーって意見もありそうやけど私は『みんなの力』が1番好き。車乗らんから専門的な話もこだわる人の気持ちもよくわからんけど、みんながタクちゃんを信頼してわざわざ来る気持ちはすごくわかる。話の中に「主治医」って言葉が出てくるけどほんまにこんな人が主治医やったらなーと思った(歯医者とかw)その前の話にもバイクのいじり方とか書いてたし作者さんもきっと車とか好きなんやろなーと思ってたら案の定『作家のカキさん』が出てきて笑ったw
シリーズ3作目ともなると良く言うと安定化、悪く言うとマンネリ・・・かな。でも毎回新しい業界の話なので興味は尽きません。車のエンジニアであるタクさんの話「みんなの力」がとてもよくてもらい泣き。こんな話が本当にあればいいな。
シリーズ第3弾。今回の依頼主は、英会話学校、旅行代理店、自動車ディーラー、出版社。全体的にはやや薄味だったかなぁという印象。仕事面では、真介は面接相手にやや押され気味でしたが学ぶことも多かったようですね。陽子との仲は順調のようですが、今回は恋バナは少なめでした。4に期待しましょう!(あるかな?)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 06/08
もっと、切った張った感のあるシリーズだったような…と感じていたので、ここで皆さんの感想を拝見して、同じ思いの方が結構いることに安心した。ちょい、失速気味ですよね…。いや、一介のサラリーマンとして思うことがないではないが、総じてパンチが弱いような?裏ヒロインの美代ちゃんもなんかくすんだ印象だし、正ヒロインの陽子さんは飾りくさいし。今回は小休止で、次回作に続く…を期待します。
実際はリストラを請け負う人もされる側もこんなキレイごとでは済まないと思いつつも、読みやすいのであっという間に読了。個人的には「みんなの力」の宅間の職人魂とそれに惚れこむクライアントのお話が良かった。マスダ(マツダ)の車、80年代に乗ってたのよねぇ。今はオンダ(ホンダ)^^
どなたかが書いている通り最初より毒が減った気がしますが、ぐいぐい引きこまれてあっという間に読み終わってしまった。個人的には毒があったほうが好きだった。
首切り屋の話だったがシリーズを重ねるごとに、人助けみたいになってきた。しかも作者の趣味である自動車やバイクの記述が長いうえ、作者本人らしき描写までいれてきた。楽屋落ちは嫌いだ。それぞれモデルとなっている企業の問題点の指摘は正しくブレーンがいるのかな。ただ他のシリーズもそうだが趣味に走ると作家寿命が縮まりそう。
表題作《石ころのようにさりげなく道端に転がっている》もの。巻の締めとして良いです。共感。で、ここからは完全に私的な嗜好。楠みちはるさん『湾岸ミッドナイト』好きな方なら、どストライクな「みんなの力」マスダ(マツダ)のチーフメカニック宅間。職人の矜持気付かぬバッグ引っかき傷。『湾岸』悪魔のZ仕上げたボディの天才・高木社長の板金工時代にかぶります。山下のロードスターのタワーバーやフレーム溶接スポット増し。300PSに抑えた13B橋本のFD。姿勢は地獄のチューナー北見に非ずレイナ32R山本社長寄りで更に真面目→続
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 04/30
文庫フリーク@灯れ松明の火
nonさん☆実際にしたことは無いですが『湾岸』の車をイジる=チューニング好きなんです(笑)ロータリーエンジンやFDはRと比べ不利でしたね。その特異性がマニアにはたまらなかったのでしょうね。
ナイス!
-
05/01 05:13
nonさん☆実際にしたことは無いですが『湾岸』の車をイジる=チューニング好きなんです(笑)ロータリーエンジンやFDはRと比べ不利でしたね。その特異性がマニアにはたまらなかったのでしょうね。
ナイス!
-
05/01 05:13
一巻からなんだかんだで全部読んでますが、元々こうゆう話(リストラにまつわるちょっといい話)でしたっけ?最初はもっと毒があった気がしたけど・・忘れてしまいましたが。
作者自身がモデルのような経歴のキャラと、作者自身がちらっと登場します。ナルシストだなあ
リストラされるみんながこの本みたいにHappyになれれば良いけど、現実はそうじゃないんでしょうね。そうは思いつつも、また続編が出たら読むと思います。
今の時代に反映したリストラの数々。その中で「みんなの力」での退職は感動。自分の信念に忠実に誠意を込めて働くと、いい事あるんだなと言う気になる。表題の「張り込み姫」では真介の言葉が印象的。「人から教わっても見聞きしても、結局一番大事なことは、時間をかけて自分で感じ発見するしかない」覚えとこう
File4.表題の「張り込み姫」での面接中の真介の言葉はすばらしかった。きっと、真介が面接官なら、リストラに会ってもいいとすら思った人もいるのではなかろうか。 『キツい現実に直面して(略)相手の本音が見え、ときには相手の真実が見える』 職場で進退を迫られた友人が、本来やりたかった職業についたりするのをみると、この言葉も感慨深い。 小説のテーマとしても、もってこいだ。
張り込み姫 君たちに明日はない 3巻の
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感想・レビュー:187件











































