重力ピエロ
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重力ピエロの感想・レビュー(3657)
(再読)もう一度読んでみると序盤から伏線が張り巡らされていた。伊坂さんの作品って初読でも十分面白いけど再読しても十分楽しめる。「ああ、コレってこういうことだったんだ。」みたいな。ラスコーとかエッシャーとかの話もストーリーにうまく絡んでいていい。「家族」って凄いと感じた。
春と和泉の兄弟、家族を中心に物語は進んで行く。春がした行為は家族全員の願い、復習だったのだろうか。ちょっと話の内容が重くて、うん重かった。あと、春の変人ブリは読んでて少し疲れた。こういうキャラが少し多いような伊坂作品、まぁこればかしは、読む人の好き好きですからね。
軽い口調で読みやすいけれど、蘊蓄が鼻について余り良くなかった。火付けがこうも軽く扱われるのも、兄弟共々傾倒してるというか、普通じゃないのに、なんかそれでいいのだと感じさせて、ちょっと怖い。2階から落ちたぐらいでは死なないかもしれないが、償いがいると思った。小説に勧善懲悪は必要ないけど、何かそんな気がする。
重いテーマのハズなのにそれを感じさせない文面だった。謎解きは前半で気付いてしまい(ヒントが多すぎるし、私の卒論のテーマがかすっていたし)、後半の兄の行動ばかりが気になっていた。弟の行動は、直前に読んだ魔王に重なる部分があり、伊坂さんの中での兄弟ってどんなんだろうと思った。もし、弟が結婚するのなら、結局夏子さんになるのかな?最終的に『理解者』に落ち着いているし。あ、黒澤氏がまた出てきたのも楽しかった。彼の哲学は面白い。所でハムラビ法典の意味って本書に書いてある通りなのかな?後で調べてみよう。
伊坂作品、初めて読みました。石田衣良と重松清を足して割った感じでした。ストーリー以外の補足が多すぎる点がやや気になります。好き好きですね。
息子の本棚より借りて読みました。「最強の兄弟」という言葉がとても印象に残りました。春と泉水の家族はすごい!特にお父さんがいいですね。
気になる言葉がいくつも出てきた。ガンジーの「人は生きるために食べるもので、味覚を楽しむために食べてはいけない」とか、「本当に深刻なことは陽気に伝えるべき」とか…
遺伝子を超えた家族の繋がり。春が正しいかどうかはともかく、春の話は面白いし、ああいう芯がある人には憧れます。あと、多くの面白い豆知識がところどころに散りばめられていて、興味深かったです。
春がしてしまった事は社会的には悪だがそんな事はこの家族には関係ないんじゃなかろうか。誰がなんと言おうとも春はかっこいいお父さんの息子だし、優しい泉水の弟だ。ミステリーとゆうより家族愛の話だと感じました。
登場人物たちの行動原理に、不自然なほど一貫性があって、だけどなぜかリアルで、伊坂さんのキャラ造形のすばらしさを感じた。最初から最後までおもしろいけど、特に後半部分のたたみかけが最高。さいご百ページの快感のために読むべき。心が揺さぶられた。タイトルにも納得した。書き出しにも納得した。スプリング兄弟、すてき。
街の放火とスプレーの落書きに関連性を発見したところから始まる。 豆知識満載だった。家族愛について考えさせられた。少し長めだったのか、読むのに少し時間がかかった。映画化もされている。
なかなか読み進まなかった。大体の結末は予想できたから?回想が多くて話がなかなか進まなかった。屁理屈っぽくて偏った思想だけど春の言葉はどれも面白かった。
内容的にはおもしろいし文章も個性的なのですがイマイチ自分には相性が悪いように感じました。伊坂作品は先日モダンタイムスを途中で読むのを断念してしまったように自分には10年早すぎたか10年遅すぎたかどちらかです。
世間からみたら「なんて不幸な家庭なんだ!!」って感じるかもしれないけど、遺伝という科学的なつながり以上のものを感じることができる作品でした。哲学的にいろいろ学ぶことができる作品でもありました。
この前に読んだ森博嗣の「黒猫の三角」とは、まったく違う視点で犯罪とか殺人とかを描いていて、でも社会の中の個人というような通じる部分もあり、個人的にこの比較鑑賞が面白かった。登場人物で言うと、お父さんが素敵です。
『家族』って凄いなと思いました。DNAなんて関係ないじゃん。といっても自分なら到底耐えられないでしょう。彼らには家族愛とか兄弟愛とかそんな簡単な言葉以上のものがありますね。泉水と春のお父さんのように強くなりたいです。それにしても春とお父さんをはじめとして登場人物は魅力的な人ばかりです。黒澤はやっぱりかっこいいし、夏子さんとか(笑) 期待を裏切らずとても良い小説でした♪
初めて読んだ伊坂幸太郎作品。 青春の甘酸っぱさの中に影を感じる作品だが、 話しのテンポが良くすらすら読めて面白かったです。
残念ながら、合わなかった。 暗号も、動機も、展開も、何もかも予想を超えず、まったく驚きがなかった。 しかし、伊坂幸太郎という作家というより、この題材に合わなかった印象を受ける。 機会があれば、別な作品を読んでみようかなと思う。
泉水ら家族や脇役達のなんと魅力的なことか。特に父親が好き。比較や比喩としての引用に発想の飛躍があって、新鮮で小気味よい。ストーリーは直線的で展開も先が読めてしまうのだけど、その表現の巧みさで引き込まれる。なので、エンターテイメント性は高い。 しかし、終局については、そこまでやるのか、とハテナ。「遺伝子」の呪縛から逃れる手段とはいえ・・。エグ味の残る読後感で、溜飲が下がるというにはもの足りない。春たちの行動を理由づけるには、彼ら家族にとっての「重力」の根源となった人物の造形が中途半端に思えた。
伊坂作品ははじめてでした。 青春小説の爽快感がのこる。登場人物がかなり絞られているのは、 独特な感性がそうさせるのか、狙っているのか。 その効果で、感情移入がしいやすかった。 ストーリーにひねりやインパクトは少なかったけど、 そういうモンではないんだよね〜 と つう っぽく。
“一人じゃ怖くて出来ない事も兄貴がいればやれるような気がした”そんな風に兄を信頼し、家族を想う弟の春が好き。春だけでなくこの物語の“家族”は皆自分の信じるもの、信じる家族を大事にしています。神様だって“自分で考えろ!”と言うくらいなのだから(笑)そんな家族の物語としても良し、謎解きミステリーとしても良し、偉人たちの名言の詰め合わせとしても良しなこの物語が好き。伊坂さんの擬人化されているユニークな文章もツボです。
ストーリーよりも、登場人物やエピソードが印象に残る。どんな話かは思い出せなくても、こんな人が出てきて…ってのはずっと覚えていられそうな話。
伊坂幸太郎さんの作品を初めて読みました。めちゃくちゃ面白かったです。この作品のジャンルはミステリーと言われているようですが、家族ドラマに近いなと思いました。とてもいい家族ですね。葛城の遺伝子を受け継いでいるはずなのに春はできがよすぎるとも思いましたが、育った環境や両親の育て方がよかったせいでしょうか…。でも春は歴史好きで、いつも兄の真似をしていて、可愛らしい弟だなと思いました。泉水の語り口や春との会話は面白くて、作者のセンスが光っているなと感じました。
読み終えるのにかなり時間がかかってしまった。忙しかった事もあるけど、なかなかページが進まなかった。随所にこれからあっと驚く何かがありそうだなと予感させる表現がでてくるものの、展開が進まない・・・・。それになぜ春の出生の秘密があんなにも公になっているのか?ってこともずっとひっかかたままだし・・・。結局期待したような展開もなくちょっと期待はずれかな。親子間、兄弟間の会話は好きです。
父親のキャラが好き。あとは良くも悪くも伊坂作品だなあと。いまいち大事なテーマである弟の苦悩が読み取れなかったので、展開が唐突だったイメージ。作品としては面白いです。
「DNA関係ないじゃん」それにつきる。家族ってすげえじゃんっていうか、この家族のつながりが凄い。お父さんが派手じゃないのにカッコいい。実はお父さんが主役では。
家族の絆を感じた。チグハグな家族で過去に傷を負っていてもそれを受け入れた上で、前に進もうとする父が好きだった。もし自分の妻がレイプで妊娠してしまった子を愛せるか、と考えると自分には難しいと思った。ただ父のDNAとか遺伝子だとか超越して「お前は俺に似て、嘘が下手だ」といった言葉が好きだ、難しいことはわからないけど愛情を注ぐ人間が親だと思う。自分もこんな家族を創っていきたい。
私も少年だから許される、という今の法はおかしいと思う。どうして線引きされる前だから許されるの?最後、兄が弟に自首を勧めないのが逆に現実味があっていいと思った。
仙台に住んでいるので、物語の随所に出てくる場所を想像しながら読めました。最後の一文を読んだとき、また最初の一文を再読してしまう、なんともぐるんぐるんと読みこんでしまった一冊。
重力ピエロの
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