号泣する準備はできていた
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号泣する準備はできていたの感想・レビュー(718)
男女の関係に煩う彼女らの心の機微が丁寧に描かれていました。いつもよくわからない心境は読み過ごしてしまうことが多いのですが、この本にいる彼女らが何でそう思ったのか知りたくなりました。また繰り返して読むと違った味わいがありそうです。
江國さん初読み。短編集なのでひとつひとつは読みやすい。でも、あれ、終わったという感じ。きれいな文で好きなんだけどな。もうちょっと読みたい。
疲れてくると、江國さんを読みたくなる。ストーリーがどうこうってのより、文章をしんみりしんみり味わいたくって。どれもこれも短いけれど、とても滋味深い。何度でも読み返したくなるな。
いつの間にか主人公に読者が重ろうとさせるような力を持つ文章でちょっと辛かった。向いていないかもしれない。人生のうちひとときの心の揺れや思いや考えが巧みに切り出されていて確かに上手い、けれども、読み終えてみるとどうにも毒にも薬にもならない感が否めなかった。かと言って単に娯楽とも割り切れない。期待値が高すぎた節もある。
繊細な描写に魅力は感じるところはあるが、正直、だから?どうなの?と問いかけたくなるような短編ばかりだった。日常のひとこまを描いたものとは言え、そこは何か違うような。個人の生活のごく一部分を切り取って、詩的に表現してみたの、この後の結末は読者のご自由に、というような… そんなふうに感じた。
江國さんの流れるような文章はいつもどおり美しくてとても惹かれた。書き留めておきたい文章もたくさんあるのだけれど。日常の一部分が切り取られていていずれのお話しも短かったので、主人公に寄り添っていた気持ちがお話しの終わりに宙に浮いてしまった。|”短編集、といっても様々なお菓子の詰め合わされた箱のようなものではなく、ひと袋のドロップという感じです。色や味は違っていても、成分はおなじで、大きさもまるさもだいたいおなじ、という風なつもりです(あとがきより)”
すいません。やっぱり苦手というか、良くわからなかったかも。直木賞なのか~
タイトルのインパクトに本文がついていっていない気がする。江國香織の他作品ほどの感銘やら感動やらはないし、はっとさせられることもない。このタイトル文が使いたかっただけじゃないのかな、と穿ってしまう。
短編集。こちらも日常を語るものだけど、文章はとてもきれいで感じがよい。内容が恋愛に関わるものなので、共感できるかどうかは別かなと思う。長編でじっくり読んでみたい気もする。
あとがきにある通り、すべての物語が同じ成分で構成されていて同じ形の飴玉。味だけが違う。3、40歳の女性のおはなし。一話読み終えるたびに、伝えたいことの表現方法が深すぎてよく分からないなーと思った。
読んだ順番が悪かったのか、タイミングが悪かったのか…。まったく胸に響かなかった。というより「この話を書くことで結局何がしたいの?」という宙ぶらりん感で最後まで落ち着かなかった。あとがきのラスト6行を読んで、「ああ、そういうこと、そういう話目指してたわけ」とようやく腑に落ちた感じ。むしろあとがき読んでから本編読んだほうがまだ楽しめるかも。
この作品は好き嫌いが別れると思う。私はどうも好きになれない。「そこなう」は良かったけれど、他の話には全く胸を打たれなかった。著者は幸福を描けない作家だと思う。
ものすごく好きだった。文章がきれい。詩でも読んでる気分になるぐらい贅沢な感じがする。何度も読み返して、じっくり空気を味わいたい本だった。はずれなし。嫌いな人には全部だめだろうな。
「私の心臓はあのとき一部分はっきり死んだと思う。さびしさのあまりねじ切れて」韻文のような形式。登場人物の「思い込み」に共感できてしまう。短編集ではあるが、同じような内容を多角的に検討している。特に『こまつま』が良かった。
なんだか大人っぽすぎたな〜。大人になったらこういう共感できるかもしれない!と思ったけど、共感したくない気もする…。じゃこじゃこのビスケットが一番胸に残りました!!
短編の全てに一貫したなにかはあるのに、それがなにかが分からない。悲しい女性たちの物語ではあるが、その女性の強がりだけが浮き出ている。逆に、弱さを強調しているとも言える。みんな、もっと素直になれば幸せになれるかもしれないのに。でも、なれないかもしれない。その辺りの微妙なおもしろさに欠けているので、全体に薄く感じてしまう。なんか女性を安売りしているようで、もったいないなあと思う。
じゃこじゃこのビスケット、やどこでもない場所、が好き。劇的な場面と、日常。そこが上手くつながらないとき、それを誤魔化せないことがある。 切ないねえ。 それを知って立っていることが強さで、年をとるということかもしれない。
さまざまな恋愛のカタチ。あとがちで喪失するためには所有が必要とありました。この短編集の主人公はみな、一時は幸福をもっていた。愛し愛されるという。しかしそれは長く続かないという儚さ溢れる一冊だった。
「語尾をのばす大人は、ばかか優しいかのどちらかだ。」「自由とは、それ以上失うもののない孤独な状態のことだ。」言葉は好きだけど、文章のリズム感が私には合わないみたいで読みづらかった。
「じゃこじゃこのビスケット」という、なんとも素敵な響きの食べ物に魅せられて図書館で借りました。他の短編は大人っぽくて『?』だったのですが『じゃこじゃこのビスケット』は懐かしい気持ちになりました。じゃこじゃこのビスケットを食べたくなって探し求めています(笑)
40女の意地で書かれたように感じた。最後まで読む気がしなかった。キャラクターの自己紹介ばかりで読み飽きてしまう。短編とは言え、これでは退屈だと思う。好きな話もあったが、共感が出来ないことになんだか疲れてしまった。きらきらひかるがとても好きで江國香織を何冊か読んできたが、それ以外の本を好きにはならなかった。もう彼女の本は新しく読まないと思う。
途中まで読んで、おいていたものを改めて読み返しました。江國さんは間宮兄弟を始めて読み、面白かったので、直木賞受賞作ということもあり、本作に手を伸ばしました。結論からいうと私のようなおじさんが読むべきものではなかったようです。男性より感受性の豊かな女性が共感できる作品だと思います。
自分とはおよそ縁のない世界だな~って思いつつ読みました。主人公の女性が確かに魅力的ではあるのでしょうが、ちょっと宙ぶらりんの切ない人生のような気もしました。
読んでいると思わず胸が締め付けられた 自分は男だが妙に共感してしまい、ところどころ胸が苦しくなる悲しさを覚えた。 江國さんの作品はこれが初めて、また読める作家が増えて嬉しい
直木賞作品なのに、どこか印象の薄い一冊。あっさり読んでしまったのがいけなかったのかもしれない。女性の孤独や恋愛を綴った短編集。作品に深く入っていけなかったのは共感できる部分が少なかったからなのかな~。
孤独とか自由とか恋愛などについて鋭敏な感受性を持つ女性たちの話だ。文体も読みやすくするすると読めてしまうが、自分がそういう種類の人間ではないのでどこか遠いところの話を読んでいるような気がする。
随分前によんだはずなのに、結構あたまのなかでひっかかっていた場面やら言葉が、この本のなかの話でおどろいた。どこかかなしい女の人ばかりでてきて、例えばそれを自分とてらしあわせると、ほんとうに自分はこれでいいのかと思わされてしまう。共感するところは、うちには子供も猫もいない、っていうところ。江國作品は徹底的ともいえるくらい「このままでいいのに、前進しなくてはいけないの?」という登場人物がおおくて、わたしはそれで江國香織に絶大な信頼をおいてしまったんだろうな、と今回とつぜんおもいあたりました。
直木賞の選考の懐の深さに驚きました。題名のイメージからすると感動する場面や心に残る何かがあると思っていましたが……分かりませんでした。完敗
号泣する準備はできていたの
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