楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァスの感想・レビュー(5779)

最初話が唐突な感じがしたけど、途中から一気に入り込んで読めた。知識欲が満たされる一冊。
★9 - コメント(0) - 4月22日

ルソーの、ピカソの、ヤドヴィガの、ジョゼフの、芸術を愛するすべての登場人物の情熱に圧倒されて胸が苦しくなりました。アートだったり物語だったり音楽だったり、どんなジャンルであっても誰かの心を震わせるほどの何かを創造したり表現したりできる感性が素直に羨ましいと、以前舞台を見に行った際に感じたそんな羨望を作品を読み進めるうちに思い出してしまいました。やはり原田マハさんの作品は素敵なお話ばかりで大好きです。
★18 - コメント(0) - 4月22日

とてもスリリングな一冊でした。 一枚の絵画を巡る人々の思惑。 そしてルソーという男の半生を描き切った作品です。 少しずつ明かされていく真実に胸がドキドキしました。 良質なミステリーを読んでみたい方にもオススメです。
★14 - コメント(0) - 4月22日

面白かった。とてもグローバルで、自分の眼も世界に飛ぶ。そして、アンリ・ルソーの絵の中に・・。伝説のコレクターの所蔵品「夢をみた」。織絵とティムとの出会い。赤茶けた革表紙の本の謎。ルソーの恋。革表紙の本の中の物語に、引き込まれる。ティムや織絵と共に・・。あの時代の空気感が満載の魅力的な物語の中に。ヤドヴィカとルソーの物語の中に。最後に、全ての謎が解ける。予想を上回る展開で、とてもビックリした。けれども同時に、心が温かくなって、とても幸せな気持ちになった。胸を捕える文章も沢山あった。そしてティムと織絵の再会。
★50 - コメント(2) - 4月22日

絵にも美術館にも全く興味がないのに、とにかく面白くて気づけば夢中で読んでいた。 ルソーやピカソを筆頭に、その時代の芸術家たちに触れることが楽しくて興奮した。ルソーの情熱、ピカソの芸術に対する感性。今まで絵画に触れようとしなかったことがもったいなく思える。これからはすすんで美術館に行きたいし、この本は手元に置いておきたい。
★18 - コメント(0) - 4月22日

絵画というのはどのように見たらいいのかよくわからない、というのが私のイメージであった。この楽園のカンヴァスを読んで、絵画を見るとは、それを描いた人の物語を想像することだと理解した。 読み終わったあとは、自分も、ルソーの息づくような密林に心を奪われていた。
★16 - コメント(0) - 4月22日

二つの真贋を軸に物語りは進む。主軸はもちろんルソーの絵だ。もう一つがブラウン。読みながらずっと気に掛かっていた。共にMoMAのキュレーターにして姓が同じで、名がティムとトムなのだ。勘違いしやすいし、隣り合ったiとoをミスタイプしても不思議ではない。しかしそうだとしたら興ざめもいいところだと。杞憂で本当に良かった。本当に美しい本だ。ルソーに捧げるにふさわしい名著。
★21 - コメント(0) - 4月20日

読み出した当初は特に登場人物に思い入れもなく、つまらなそうだなと思っていましたが、いつの間にか自分もルソーとルソーの描いた夢に夢中になっていました。美術館に絵を見に行ってみたくなりました。
★22 - コメント(0) - 4月20日

有名美術館のキュレーターがルソー研究で著名な女性研究者の織絵に抱く淡い恋心を下敷にして、共に愛して止まない画家ルソーの隠された名画の真贋を競って問うミステリーです。著者の美術に関する造詣が如何なく発揮された傑作です。絵画への深い愛情が著作を温かみのあるものに仕上げています。特に私は、夢に現れた父が少女の織絵に語りかけた「絵画の中に君の友だちがいる。それが君にとっての名作だ。」との言葉に甚く納得しています。或る美術館所蔵の大好きな絵画を別の場の企画展で見掛けたりすると、ふと笑顔で挨拶したくなっちゃうんです。
★47 - コメント(0) - 4月19日

絵を見にいきたいって思う。
★10 - コメント(0) - 4月18日

美術に関しての知識が無知のわたしでも解りやすく読めました。鑑定士の二人の男女が一枚の絵を巡って贋作か本物か見極める話。気になってすぐ読みました。美術は生きる情熱なんだなと思いました。あと推測ですが、織絵の娘真絵の名前ってこの講評結果から意味して付けられたのかな?
★23 - コメント(0) - 4月18日

小さい頃から絵心もなく美術のセンスもない私にとって知らない世界を教えてくれた感じ。ルソー、画家、絵、キュレーター、美術館、そこに纏わる人々。。美術にかかわりのなかった私には最初は敷居が高く感じたが、途中から面白くなってきた。"アートを理解するということはこの世界を理解する、アートを愛するということはこの世界を愛するということ"…なるほど。ルソーの絵、バーゼル、美術館に行ってゆったりと鑑賞する贅沢な時間を過ごしたいと思った。高名な画家も大富豪も皆人生を一生懸命生きている。
★29 - コメント(0) - 4月18日

たくさんの方のレビューにもありますが、私もどんな絵かネットで検索しながら読みました。実際に、その絵の背景や 画家の生涯の詳しい解説を聞いたり調べたりして鑑賞するのは楽しそう。そう思わせてくれたこの本は、まるでノンフィクションを読んでいるような、それでいてロマンチックな読後感。今なら美術館で感動できそう(笑)
★29 - コメント(0) - 4月18日

読み終えてすぐに、ルソーの絵を検索してみた。大画面にして観た。色の美しさに見とれてしまった。とても面白く満足した。
★33 - コメント(2) - 4月17日

稚拙と評されても花の香や草いきれが画面から溢れんばかりの熱帯のジャングル、冴え冴えとした夜の砂漠の冷たさ、豹に喰われんとする馬の白さや蛇使いの女の吸い込まれるような漆黒の強いまなざしなど、雰囲気、色彩共に多くの人々を曳き付けてやまないルソー。そこには埋もれがちだが、あるがままの人生への輝きへの愛おしさがある。それは紛れもなく、「人生」そのものなのだろう。美術館同士の所有権を巡る策謀に反して若きキュレーターの損得関係抜きのルソーへの情熱と愛情、そして「夢を見た」に込められたある人物の時を超える想いが清々しい
★109 - コメント(0) - 4月17日

ロマンティックな一冊。満たされる読後感。原田さんの物語は光に満ちている。
★18 - コメント(0) - 4月16日

「夢をみた」は孤高の画家アンリ・ルソーの作なのか。MOMAのキュレーター ティム・バートンと、天才美術学者 早川織絵の2人のルソー研究者が、伝説の美術コレクター コンラート・バイラーの屋敷で絵画と同名の小説を1日1章づつ読む手法の真贋勝負に挑む… 最初は高尚で挫折しかけたものの、作中作「夢をみた」がわかりやすく、真贋の裏に潜む利害が興味深く、強く引き込まれた。 ルソーの世界とティム達の世界の2つを楽しむことができる上、全編さわやかで知的で美しい。ティムの2つの決断も素晴らしい。とてもよい香りのする作品。
★36 - コメント(0) - 4月16日

素敵な作品でした。作中作のルソーの物語がとても面白く、一方の絵画争奪戦の話には、正直、終盤になってもあまり興味が持てなかったのですが、いつしか気がつけば、涙目で鼻をすすりながら読んでいました。専門の美術解説を読むのもよいけれど、この小説ではルソーを取り巻く人たちの様々な目線で、ルソーとその絵が語られることによって、生き生きとしたアート体験ができました。2枚の絵の謎はまだまだ残っているので、あれこれ推理してみるのも楽しいし、ハッピーな予感がするラストも良かったです。
★30 - コメント(0) - 4月16日

すーーっごくおもしろかった!美術館に行きたくなりました。世界を広げてくれる小説です。アートミステリーはおもしろいですね。「ダ・ヴィンチコード」もページをめくる手が止まらなかったコトを思い出しました。そして、とーってもスイートなラブストーリーでもあるところがマハさんらしいですね。「キネマの神様」もとても良かったですが、マハ作品で最も好きな小説になりました。今のところ。
★18 - コメント(0) - 4月15日

とても引き込まれ一気に読了。絵画に秘められた謎って興味深い。昨年、大原美術館に行く前に読みたかった。
★20 - コメント(0) - 4月14日

「日曜画家」と言われなかなか認められなかったアンリ・ルソー。彼の作品の真贋を見極めるためにコレクターの元へ呼び出された二人の研究者。ルソーの物語を少しずつ読み進めていくうちに色々な人物の関与や謎が徐々に明らかになっていく。ワクワクする展開で、特に後半はページをめくる手が止まりませんでした。キュレーターの作品に対する愛情や 彼らの心を掴んで離さないルソー自身の絵画に向ける情熱もひしひし伝わってきて、読了後ネットでしばらく私もまたその世界に浸かってしまいました。
★45 - コメント(1) - 4月14日

絵に関してまったく興味を持っていないため読みはじめは挫折しないか気になったけど、読み進めるごとにぐいぐい引き込まれた。
★36 - コメント(0) - 4月14日

ある絵の真贋をめぐって、二人のルソー研究者が静かにしのぎを削る物語。かの絵が描かれた時代のギラギラとした画壇の息吹、ちりばめられた謎、一頁一頁が面白く、最後まで引き込まれて一気に読みました。上質な恋愛小説としてもお薦めです。
★42 - コメント(0) - 4月14日

美術館に行く時にはある程度の知識があったほうが面白いと分かった。ルソーの絵はどこかしらで目にしたことはあるけど、人物像は初めて知った。絵なんて全く知らないし、画家もキュレーターという仕事も知らないけど、面白く読めたのは著者がすごいのだろう。
★23 - コメント(0) - 4月13日

アンリー・ルソー、名前だけであまり気にしていなかった画家。読了後、美術館でじっくりみたいと思った。ピカソの話、ヤドウ゛ィカ、真実か創作か。気軽に美術館に行ける海外が羨ましい。
★20 - コメント(0) - 4月13日

コレクションのルソー作品は贋作なのか?心眼を持った真のキュレーターは二人の内どちら?ピカソとルソーの関係に一枚の絵画に描かれたジャングルの中の女性。絵画にも人の歴史あり。ルソー好きなので、とても楽しめました。
★32 - コメント(0) - 4月13日

本物のルソーを見に美術館へ足を運びたくなった。絵の背景なんて下調べしてから鑑賞したことがありませんでした。背景がわかればもっと楽しめることを知りました
★23 - コメント(0) - 4月13日

芸術の奥深さや美しさに引き込まれるとともに、ミステリー要素をちりばめた展開とまさかのクライマックス!・・・贅沢な本です。 感化され、早速近くの美術館に行ってしまいました。
★30 - コメント(0) - 4月12日

作者がフリーのキュレーターだというだけに、アンリ・ルソーの『夢』にまつわる話はとてもおもしろく引きつけられました。ピカソの上に書かれた作品なんてアイアは秀逸ですよね。ただ、選ばれたキュレーターの代理でしかない織江で、バイラーは納得できたのでしょうか。理解に苦しみます。 全体としては一気に読み進める面白さに満ち溢れていました。
★17 - コメント(0) - 4月12日

ダヴィンチコードもそうですが、どのような絵かわかればもっと楽しめた だろうなあと。大原美術館もだいぶ前に行ったきりなんでまた行きたくなりました。 絵の鑑定や物語はかなり気になって引き込まれましたが 年をとった織絵がどうかんがえているかわからなくてあまり幸福な 結末に思えなかったなあ。
★14 - コメント(0) - 4月12日

素晴らしい。読み終わるのがイヤになるほどの好みのタイプの話。ルソー(とピカソ)への愛が、これでもかとあふれたまさに「情熱」に満ちた小説。愛に共感して胸がキュンと苦しくなるシーンが何度かあった。何度も行った大原美術館から始まり、知っている絵ばっかり出てくるけど、今すぐ大判のルソーの画集が欲しくなる。本当に素晴らしかった。ルソーは今まで見ると「おおルソーか、良いなあ」程度の感覚だったけど、洗脳され、今後見たら涙が出そうだ。子供の頃の私の憧れの職業「美術館の監視員」にスポットを当ててあるのも嬉しい。
★35 - コメント(0) - 4月11日

伝説のコレクターから依頼されたのはルソーの絵画の真贋の判定。その方法は七章の物語を一日一章読むこと。謎が多い展開で先が気になって引き込まれていきました。絵画にそんなに興味が無かったのですが、これを読むと美術館に行ってみたくなります。
★53 - コメント(0) - 4月11日

歴史嫌いだった私でも、美術史だと平気。絵を見て背景を想像するのって楽しい。だから、作中作の物語はとても好き。ルソーの絵を巡る物語。いつの世も、新しい物を創造できる人は素晴らしい。面白かった。
★35 - コメント(0) - 4月10日

KAO
ノンフィクションのような小説に引き込まれた。美術館へ行って、小説に出てきた絵と向き合いたくなった。最後の章の展開に驚き、最後の最後まで楽しめた。まじめで情熱的なティムの心の変化や推理力に惹かれる。織絵と幸せになれますように。
★26 - コメント(0) - 4月10日

ルソーの「夢」と同じモチーフの「夢をみた」は真作か、贋作か。伝説のコレクターに呼ばれたルソー研究者のティムと織絵。その二人に与えられた7日間と7話の物語。この物語は、ルソーとジョセフ、ヤドヴィガ、ピカソに親しみを感じ、面白かった。日曜画家と嘲笑されても、自分の熱情をカンヴァスに注ぎ込むルソー。うっそうとした森、引き込まれそうな密林、永遠を生きるヤドヴィカの実物の絵をみてみたくなる。小説の方は、最後に意外な展開もあり、恋愛要素もあって、すごく楽しめた。
★71 - コメント(2) - 4月9日

ルソーの研究者、織絵とティムが怪物と呼ばれるコレクターに呼ばれ、ある書物を1日1章読み7日掛けてルソーの「夢を見る」という作品を鑑定することに、謎の多いルソーの生涯と2人の研究者の想いを交差させた元キュレーターの原田さんならではのアートミステリの秀作。この作品を読むと美術好きな人もそうでない人も美術館にいきたくなる。
★91 - コメント(0) - 4月9日

原田マハさんのお話、初めて読んだけれど、とても面白かった。 アンリ・ルソー、今まで全く興味はなかったけれど、美術館に行ってみたい、そういう気にさせてくれるお話でした。 別の本も読んでみたいな。
★27 - コメント(0) - 4月8日

再読。本物のアンリ・ルソーの絵なのかをめぐって、ティムと織絵が争います。7日間、物語のような物を読まされて、判断するように主催者から言われます。そこにピカソの存在がちらつきます。果たして絵は本物か?贋作か?どちらが勝者となるのか?グイグイ物語に引き込まれていきます。キュウレーターという資格をもつ作者だから書ける小説だと思います。この本も購入しましたが、買って良かったです。凄く面白いし、絵画に興味がわきますよ。この作品、映画化されるのでしょうか?織絵役が竹内結子と出てきます。映画化されたらこれは観ようかな?
★82 - コメント(0) - 4月8日

ずっと読みたかった本。話題の本。眠る事も忘れて夢中でページをめくりました。今まで、絵画や偉人というものはどこか理解し難い遠い物だともしかしたら自分は考えていたのかもしれない。芸術を追い求めるということは、世界をみること。作中の「物語」の中ではピカソ、ジョセフ、ヤドヴィガそしてルソー、誰もが身近に、人間らしく書かれていると思う。無名のルソーの絵に芸術を見出す人。世の中の価値観を壊し、芸術を求めること。そんなルソーに打たれる研究者もまた、世の中に対峙することになろうと絵を守る。そして愛。なんとも美しい話です。
★32 - コメント(0) - 4月8日

ほ・・・ぅ、本を閉じて満足のため息をひとつ・・・。なるほどこれは某原田マハ応援部長さんがイチオシするわけだ(笑)。元キュレーターでこそといえる、厚みのある美術への造詣と情熱に裏打ちされた描写が、教科書レベルでしか美術に触れることのない俺でもノンストップで読みふけらせてくれた。終盤の大逆転へと繋がるミステリ要素もイヤミなくわくわくさせてくれる展開でページがすすむね。中盤あたりでバイラーの正体には気づけたもののジュリエットまではわからなかったのがちと無念( ̄▽ ̄;。文庫化待たずに読んで大正解でした。
★108 - コメント(13) - 4月6日

楽園のカンヴァスの 評価:93 感想・レビュー:2683
ログイン新規登録(無料)