楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス
あらすじ・内容
それは真っ赤な贋作か、知られざる真作か? 傑作アートミステリー!
ニューヨーク近代美術館(MoMA)の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。ルソーの名作『夢』とほとんど同じ構図、同じタッチ。持ち主の富豪は真贋を正しく判定した者に作品を譲ると告げる。好敵手(ライバル)は日本人研究者、早川織絵。リミットは七日間――。カンヴァスに塗り籠められた真実に迫る渾身の長編!

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楽園のカンヴァスの感想・レビュー(6702)

絵画に隠された秘密を巡る斬新なミステリー。深い知識がなくとも読めて、かつ美術に対する興味をそそられるような素晴らしいお話でした。登場人物達の絵画を通じた様々な感情が最大の魅力のように感じられます。また構成も独特で面白いですね。綺麗なストーリーと適度な緊張が生んだ読後のすっきり感はとても心地よいものでした。
★5 - コメント(0) - 9月2日

面白かった! ほんとこの言葉に尽きる! いまとは違って、極端に娯楽が少ない時代、絵画は人々にとって強烈なインパクトを与え、存在感は大変大きかったはず。 だからこそ、色んな人が絵画に振り回される。
★13 - コメント(0) - 9月2日

娘の真絵が最後にルソー展の表紙の絵を見て感想を語った時、蛙の子は蛙だなと微笑んでしまった。反抗期の娘との会話、織絵の気持ちが弾ける様子が目に浮かびます。。。二人の娘を持つ父
★10 - コメント(0) - 9月2日

ぞくぞくする。すごく美しい作品。堅苦しさや小難しさがなく、シンプルな文体により伝えられる真摯で直接的な言葉が素敵。様々な想いや野心や、憎悪や愛や、いろんな要素が詰まった傑作。絵画は人それぞれの感性に訴えかけるものだが、きっと誰もが持つ共通の感情の琴線に触れるものが、名画と言うものなのだろう。  ★★★★☆
★36 - コメント(0) - 9月2日

★4 先が読めない奇想天外なストーリーに思わず引き込まれる。 ニューヨーク近代美術館勤務経験を持ち、キュレーターでもある著者ならではの作品。小説としては、主人公、早川織絵の娘の位置づけが中途半端な印象。
★34 - コメント(0) - 9月1日

◎久々に夢中になった物語。アンリ・ルソー、パブロ・ピカソが大胆な作品を描き始めた時代の描写、研究者達の作品を見る姿勢、作品を大切に残そうとする想い、全てに感動しながら読んだ。しばらく会っていない画家に久々に会えたこの夏の終わりに読めたのも運命。290頁 織絵が娘にアンリ・ルソーの画集を見せる。初めて見て感じた言葉「絵が生きているみたい」の言葉に涙。
★36 - コメント(0) - 9月1日

ずっと気になってて、我慢出来ずに購入しました。 久し振りに無我夢中で読んだ本でした。読んでる途中、先は気になるけど終わって欲しくなくて、最後の方は物凄いノロノロペースで読みました(笑)原田マハ作品、初読みでしたが、お気に入り作家さんになりました。
★39 - コメント(2) - 9月1日

こういう本を読むと普段は足が向かない美術館にも行きたくなる。 初の美術ミステリーもの。こういうミステリーは爽快で気持ちいい。
★33 - コメント(0) - 8月31日

晩年のアンリ・ルソー作「夢を見た」(代表作「夢」に酷似)の真贋判定をめぐる物語。ルソーを愛するMOMAのキュレーター・ティムブラウンとルソー研究者の早川織絵の鑑定対決を描く。ルソーのその不遇だが、純粋に絵を愛し、情熱を傾ける様子をベースとして描かれる作品であり、かつ、真贋判定というミステリーがページをめくる手を早める。惜しむらくは、ティム・ブラウンに接触する人物において、味方と思った者が敵であったり、敵と考えていた者が味方であったりという展開がなかったことである。
★30 - コメント(0) - 8月31日

今まで一度も美術館に行きたいと思ったことはない。絵画のすばらしさが全くわからない。それほど美術に疎い私でも本当に物語にのめり込み楽しめた作品だった。 久しぶりに一気に読み切った。 ルソーの『夢』を始め、多くの有名絵画が登場するので、その都度ネットでその作品を確認しながら読み進めた。 ルソー研究家の目前に突如として現れた「もう一枚の」ルソーの『夢』。その真贋はいかに。 キュレーターとしても活躍する作者だからこそ書くことのできる美術ミステリー。原田マハを読む一冊目としておすすめ。
★43 - コメント(0) - 8月31日

弟の推薦で軽い気持ちで読みだしたところ、読みだしたら、止まらないとはまさにこのこと。このジャンルの小説では久しぶりの◎の作品であった。ミステリーと言えば、お決まりの殺人や誘拐ものばかりの中、絵画の真贋というお題に非常に斬新さを覚えたし、だけでなく限られた時間の中でストーリーが展開していくスリルが何とも心地いい。絵画には全く興味のない私でも十分に楽しめた。せっかく魅力的な登場人物が揃っていることだし、続編を期待したい。
★47 - コメント(0) - 8月30日

アートミステリーと聞いて、話を理解できるだろうか正直不安だったが、一気読み。物語の世界に引き込まれた。読了後、表紙のルソーの名作『夢』が、愛に溢れた素晴らしい絵に見えてくる。アートを愛することは、この世界を愛すること。アートと世界は繋がっている。美術館に足を運びたくなる作品。面白かった。
★37 - コメント(0) - 8月30日

読んでいて、2回震えた。芸術作品を目の前にした感じで。美術館で絵を見続けることができる。監視員、うらやましい。図書館が、図書の中身を理解するのに言語の理解が必要なのに対して、美術は言語の理解が必要ない。純粋に無限に受け取ることができる。1日中だけでなく365日、いつづけても、なおかつ伝言を受け取ることができる。子持ちの監視員が実は博士号を持つ学芸員。やってくれますね。著者の得意分野なだけあって、やりたい放題。のびのびとした記述が感動を。作品中の小説はルソーとピカソを紹介。最後は推理小説の種明し。
★300 - コメント(2) - 8月30日

読書会のために再読。前回読んだときは欠点ばかり目についたのですが、今回は作者のルソーに対する情熱が伝わってきて、意外とよい読後感を得ました。読書会では、楽しく読めたという意見、突っ込みどころ満載という意見が様々に出て、なかなか盛り上がりました。
★68 - コメント(0) - 8月29日

美術館に行きたくなったけど、観てもきっと分からない。全くアート的才能が無いのが悲しいかも。
★18 - コメント(0) - 8月29日

再読。美術が好きな人は2倍楽しめ、美術と縁遠い人でも美術館に赴きたくなるような小説です。表紙のルソー作【夢】。この絵にある力強さ、むせるほどの濃い緑(ビリジアン)、溢れる生命力は小説の中でも作者の素晴らしい表現力とともに描き出され、物語はこの【夢】を中心に進んでいく。自分は〝絵〝と向き合ったときなにを感じるのだろうか、〝絵〝が私に伝えたいことはなんなのだろうか。是非自分に問うてみてください。読み終わりは不思議な清涼感に包まれます。美術ミステリーというよりも美術の魅せる夢物語です。
★51 - コメント(0) - 8月29日

本作者初読みでしたが、読後感の清々しいこと。こんな作風に初めて出会ったので不思議な感覚だったけど、美術ミステリー面白かったな。絵画に詳しくなくても楽しめたし、本作品が話題になったのも納得。いつかニューヨーク近代美術館に行きたいな。
★48 - コメント(0) - 8月29日

『「本気であの人の女神になってやれよ。それであんたは、永遠を生きればいい」』 永遠は時間の中で生きる私達には見果てぬ夢のようなものだ。 その、永遠。 こんな永遠なら欲しい。胸が踊るほどにそう思った。 『夢を見たんだ。ー君に会う夢を。』 とても優しくていとおしい最後だった。
★45 - コメント(0) - 8月29日

読了。ルソーの「夢をみた」という絵を巡っての物語、場として世界で一番小さいフィールドを舞台にしたものかもしれない。しかし、そこで繰り広げられたストーリーは壮大だった。細部は細やかになっていて、もともと美術にあまり関心を持たない私はなかなかストーリーに入り込めなかったが、途中からのめり込んでいって読むのを止められなくなった。面白かった。
★63 - コメント(0) - 8月29日

美術ミステリー。絵の知識はほぼゼロに近いが、読みやすい。ルソーについては初めて知ったが、作中で語られる二枚の「夢」の絵の描写を感じ、みて見たいなぁと素直に感じた(現実には1枚しかないけど、笑)
★40 - コメント(0) - 8月28日

めちゃめちゃ面白いじゃないですか。ルソーとか全く知らない私でも面白く読み進められました。伏線の回収具合なんか、完璧じゃないですか!で、結局"夢をみた"や"左手の大文字"、"ブルーピカソ"などどうなの?ホントなの?なんて焦らし感も抜群!原田さんの手の上で転がされちゃった感がまた楽しいような。★★★★☆
★59 - コメント(0) - 8月28日

美術館で真摯に絵に向き合ってみたいと思わせる本でした。絵を見て、私は何を感じるんだろう、絵は何を語ってくるのだろう。『夢をみた』をめぐるルソーの物語も、関わる人たちの絵に対する情熱も、表紙の『夢』の濃いグリーンのような雰囲気に包まれながら興味深く読めた。
★55 - コメント(0) - 8月28日

とっても不思議な終着点ではあるのだが、何だか気持ち良い読後感。
★30 - コメント(0) - 8月27日

ある人から薦められ読んだ。久しぶりに読書で感動した。描写が鮮やかであり、登場人物達の静かな芸術への情熱と生への賞賛と喜びが感じられた。芸術に縁がない私でも話にのめり込んだ。読みはじめ直後に人づてに知ったが、この本を薦めてくれた女性は23歳の若さでシングルマザーだった。(S)
★80 - コメント(1) - 8月27日

面白かった。とはいえ、実は私はね……、という展開が多すぎて、ふーん、へー、的になってしまった。全体的に惜しい感じがした。
★21 - コメント(2) - 8月27日

もし、タイムマシンがあったら、今すぐルソーに会いに行きたい。あなたの絵は未来で、こんなに愛されて、守られて、描かれてます。だから、さみしくありません!って伝えたい。
★43 - コメント(1) - 8月26日

今まで読んだマハさんの良いところ(読みやすい)好きじゃないところ(若干現実味に欠ける)全て入っている。スピード感、面白さ、読み応えに関しては文句が無い。ルソーのひろしま美術館所蔵の絵が「妙に」好きだったのを思い出して、また会いに行きたくなった。
★38 - コメント(1) - 8月26日

絵の知識がそれほどない私でも十分楽しめた。バイラーやジュリエットの正体など、話の展開は予想どうりなことが多かったけど、ルソーの人生や絵の楽しみ方を知れて満足。作中で出てくる絵を画像検索しながら読んだら、原田さんの絵に関する描写って凄いんだなと改めて感じられた。文章だけでこれほど絵の魅力を伝えられるのは流石。久しぶりに画集でも見ようかと思わせてくれる作品。
★50 - コメント(1) - 8月26日

ラストのお母さんのセリフがすてきすぎます!あと、読んだマハさんの本の中で一番親子の遺伝子・・というか、親子間が強い発言が出てる気がしました。個人的には恋愛もの半分と信じたいところ・・・。ルソーの絵をじっくり見たくなりました。
★44 - コメント(1) - 8月25日

ミステリーとして面白いのは勿論、アートの歴史などの勉強にもなる魅力的作品。改めて作中に出てきた絵画を見てみたいと強く思った。ピカソの喋り方が私の中のイメージ通りで何だか嬉しかった。
★36 - コメント(0) - 8月25日

空にひっかかる月。ヘビ使いの顔は闇の中ですが、密林の中に隠された、青の時代とパッションを照らし出す、夢のような楽園の月。ルソーの見た夢、ルソーに見た夢。一枚の絵の奥の、二人だけにしか分からない密な世界の中で、伏線がベールを脱いでいく真贋対決に、ページをめくる手が止まりませんでした。7日間のトリップがボヤージュに変わる。モンマルトルの「洗濯船」、街頭に突き刺さる月に搦め捕られたミューズが手にする鍵は、永遠の命でしょうか。『目・手・心』が絵の中に揃っているか…作品に一番近い監視員に教えられた、名画鑑賞でした。
★88 - コメント(0) - 8月25日

壮大な夢を見ているようでした。長い間「夢をみた」の世界に私自身も入り込んでいたようです。なんて表せばいいのか分かりませんが、とにかく読んで良かったな、いい本に出会えたな、という気持ちです。絵画の魅力を存分に知ることが出来る小説だと思います。そして読んだらきっと美術館に行きたくなります。気になった絵をじっくり見たら、その素敵な物語に自分でも気づくことが出来るかも知れない、なんて思いました。
★69 - コメント(0) - 8月24日

絵画を通した物語ではあるが、絵画を通して自分達の人生を変えてしまうほどの出会いに感動…
★33 - コメント(0) - 8月24日

とても読みやすい文章で、初めての作家さんながらあっという間に読めたってのが印象です。そして、全く知らなかったアンリ・ルソーについて興味をもてた作品かなと。あと、この本を読む前にルソーの絵画を見た方が良いと言われてので絵画を見て読んだんですが、正解でした。
★39 - コメント(0) - 8月24日

アンリ・ルソー。その名は私の記憶にはありませんでした。この本を手に取ったきっかけは、なんといっても表紙の絵だった。真贋の判断材料は一冊の古書。それでどうやって結論を出すというのか!?おもしろいほどに交差するそれぞれの思惑。随所に散りばめられた伏線。そして最後に明かされる衝撃的な事実。絵画の知識がなくてもおもしろい。あればなおさらおもしろい。物語に登場する絵画を見ながら読むことをおすすめする。
★42 - コメント(0) - 8月24日

絵画の知識がほぼ皆無の私ですら、この本を読み終わるといっぱしの芸術家を気どってみたくなるのだから、小説の影響力は絶大だ。絵画に関する謎解きがこんなに興味深いものとは知らなかった。後世まで残る絵画のモデルとなった人は「永遠に生きる」というのは確かにその通りだと思う。専門的な分野の小説は、知らない者にとっては読みにくかったりするものもあるが、ティムや織絵の視点を通して描かれたこの作品は、初心者の私でもどっぷり世界観に浸れて、改めて原田さんの筆力に脱帽。
★60 - コメント(0) - 8月24日

今までルソーには興味なかったけど、今すぐにでも夢を観たくなりました。MoMAにも大原美術館にも行きたい。私も監視員になりたい…。
★67 - コメント(0) - 8月24日

表紙の「夢」をたびたび見返しながら読んだ。ティムと織江が読むルソーの物語の続きが読みたくてどんどん読めた。
★62 - コメント(1) - 8月23日

1枚の絵画を中心に、表紙のルソーの絵さながらに、濃密に想いが重なり織りなされる物語。読み進むにつれ、野心と憧憬、愛と孤独、友情と蔑み暖かさと悲しみが迫ってくる。それらをたたみかけ饒舌ながら幕引きの鮮やかさ。読了し、しばし放心。いちどにたくさんの人生を歩いたようだ。ひさかたぶりの読書の醍醐味を味わった。
★77 - コメント(4) - 8月23日

興奮がおさまりません。 読んでいる間、小説との認識を忘れ、ドキュメントを読んでいるような、これはノンフィクションだったのかと、何度も「ルソー」「夢」「夢を見た」と検索しまくり、「夢を見た」がピカソ美術館に本当に収蔵されていると信じていました。 何度もルソーの「夢」の指先を拡大して見たりしました。 本当に原田さんの筆力には感嘆しました。 ティムや織絵さんが言うように、値段や評価ではなく、自分自身が心震えた作品に出逢えれば、美術は縁遠くもなく、お友達になれる。 美術館はお友達の家・・いいなぁ、この発想。
★105 - コメント(1) - 8月23日

楽園のカンヴァスの 評価:90 感想・レビュー:3107
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