遠くの声に耳を澄ませて
遠くの声に耳を澄ませてを追加
遠くの声に耳を澄ませての感想・レビュー(370)
激しく心を突き動かされるような作品ではないですが、こういう短編集好きです。どこにでもいる普通の主人公たちの日常(だけど普段とは違う出来事)を描いていているので、共感できます。ミルクティーを読み終わって、ひとり旅したくなりました!温泉でも行こっかなぁ~♪
短編集。「旅」に連載された作品、通底するテーマも広い意味での旅だろうか。登場人物達が緩やかにリンクしているが、それぞれの物語は独立していて、全体的には駆け足でまとまりのない印象だった。うなぎを追いかけた男、ミルクティーは結構好きなタイプの主人公で、物語も楽しめた。でもこの作家、どうしても夢中になって読み込むような手応えを感じられない。物足りない。
読破。例えば、とても重要じゃない数いる同僚のウチの誰かだったり、病室で隣り合ったベッドにいた人だったり、「私」じゃない相手だったり、名前しか出てこない彼女だったり──。そういった、凄く希薄な関係の、連作短編集。 短い各編が、それぞれの編の背景を織りなすように組み上げられた、ステンドグラスのような淡い透明感のある作品です。そのステンドグラスは、人生と云う名の「旅」そのものなのかも知れません。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/18
あっさりとした短編集か…と最初は思っていました。しかし、違いました!読み進めるにつれ、全てのお話の登場人物が少しずつ重なっている事に気づかされ、慌てて初めのページを捲ってしまいました。驚きました。しかも、さりげないのです。読み終えた頃には登場人物の相関図を作ってしまう程、この本が気に入ってしまいました。宮下奈都さんの本がもっと読みたくなりました。
ふとしたことがきっかけで、今の自分を見直したり、大切なものに気づいたりすることってあります。旅もそのひとつ。文章がきれい。描写もきれい。そんな旅を絡めた思い出の短編集かと思ってましたが、なんか心に引っ掛かる。なんだろう・・。あっ、繋がってる。ジグソーパズルの外側がつながり、これから内側をうめていくような気持ちになります。これからとこれまでと両方楽しむことができました。全体的にはゆったりとした流れでしたが、最後がけっこう深かったですね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 12/03
トミザワ @灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
ナイス有難うございます。アンデス、シチリア、波照間島(はてるまじま)、朱鞠内湖(しゅまりないこ)など響きのいい場所を選びますね。
ナイス!
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12/03 11:49
ナイス有難うございます。アンデス、シチリア、波照間島(はてるまじま)、朱鞠内湖(しゅまりないこ)など響きのいい場所を選びますね。
ナイス!
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12/03 11:49
繋がっているような、繋がっていないような、短い話ばかりの短編集。大きな盛り上がりはないけど、どの話も誰もが人生で一度くらいは経験するだろう小さな悲しい出来事、ちょっと立ち止まってしまったこと、そんな感じの話。サラリと読めた。
再読。1年前には「全部が旅の話というわけではないんだな」って思ったようだけど、何を考えていたんだろう1年前の私よ、これは全部「遠くの声に耳を澄ま」す短篇集。
少しずつ世界がつながってる短編集。各話 20ページくらいで、さらさらさらと読めました。軽そうなのに、それぞれの話に必ずストンとくるところがあって、あぁ、やっぱり宮下さん好きだわ、と感じる幸せ。ちょっと疲れてたり、ちょっと泣きたい時に読みたいな。図書館借本。
独立した短編集だけど、少し他の話の登場人物がでてきたり。一気読みより合間にひとつづつ読んでいきたい本でした。一番気に入ったのは旅立った彼を思う「どこにでも猫がいる」
派手さはないけど何気ない文脈が優しい「旅」キーワードにした連作短編集。何気ない日常を大事にしたいと思わされた。
凄くよかった。じーんとした。一つ一つの物語がどこかで繋がっていて、読んでいてワクワクした。台湾の怪しい医者を訪れた人のことがチラリと何度も書かれていて、面白かったな。
旅をテーマにした連作短編集。独立した話と見せかけて少しずつ話が繋がっているのがなんかいいな。作品の中で緩やかに時間が流れているのが良かった。宮下作品が纏っている独特の雰囲気が好き。2011/355
「旅」がキーワードの12の物語がつまった短編集。それぞれが独立していて、けどひそかにつながっている。生まれ育った土地から離れたことのない祖父が繰り返し話してくれたキトという国にまつわる物語「アンデスの声」。忙しい日常を少し立ち止まらせてくれる「ミルクティー」。好きです。
日常生活を書いた短編集。一見やわらかいようでいてぐっと刺さる言葉が隠れている。宮下奈都の作品に出てくるキャラクターの線の太さに救われるときがある。
地方、上京 孤独、人との関わり 淡々とそれでいてぐいぐいと迫ってくる とても身につまされるところもあるし、とても懐かしいところもある 短編集の小気味良さがまたよかった
「カウンターの中で店員が確実に夜中も起きているレンタルショップの明るさが私の砦」判る気がする。みんな寝静まっただろう時間にそんな一つの確信が救いになる。「まじめに働く漁師に未来が無いのなら、この国の未来もない。」「海で暮らしているもんから海を取り上げる権利が誰にあるんや。」まさに今の日本にしっくり来ることまで書かれている。凄くいい本を読んだな~とつくづく思う。さすが宮下奈都さんだな。「なまた、ほなの」。
旅に出たら、何かが変わるのだろうか。鮮やかに、くっきりと…。腰の重い私は、この本を読んで夢想するだけなんだけど。人生が旅ならば、病院は駅。生きていれば何らかのカタチで関わらざるを得ない場所だろう。旅人たちは、それぞれの背景を持ちながら、そこにたどり着く。疲れた身体を癒し旅立つもの、思いがけず終着駅とするもの…。何があっても、夕陽は沈み、朝日はまた昇る。
すごい!全ての話が細かに繋がっている!国語の授業みたいに何度も読み返したりメモとったりしたら、一度目には全然気づかなかったつながりがみえてきた(^O^)/面白かった!
「スコーレNo.4」でも思ったけど、宮下さんの文章はほんとうにあったかくてやわらかい。なのに的確だ。ちょっとした描写やふとした心情を、薄くスライスして透かして見たような感じ。そうそう、と頷いてしまう。ああ、上手いな、と思う。どれもほんの小さな物語で、ちょっとずつつながっている。さらりとしていて優しく心の中を流れていく。「どこにでも猫がいる」が、心に沁みてたまらなかった。
あまりに図書館で長く待ったので、誰にいいって言われて読むことにしたのか忘れてしまった...けと実にいい本だった。小説読みの楽しみを実感する本。でもすごく地味で、人にうまく勧めることの出来ない本なのであった。みんなばらばらの物語なのに、登場人物の名前を後から振り返ると、前の方の別の作品の登場人物の身内だったり。ゆるーくゆるーくつながっている、優しい人たちの物語。
新聞の紹介記事を見て。「どこにでも猫がいる」「ミルクティー」「白い足袋」あたりが特に好き。この人の作品は、読み終えた直後からもう「しばらくしたら読み返そう」という気持ちにさせてくれるところがいい
「アンデスの声、転がる小石、どこにでも猫がいる、秋の転校生、うなぎを追いかけた男、部屋から始まった、初めての雪、足の速いおじさん、クックブックの五日間、ミルクティー、白い足袋、夕焼けの犬」連作短編集全12話。農業をしている祖父が倒れたと連絡があった「アンデス」はロマンチックな話でした。友人から突然電話があり波照間島に来ないかと誘われた「転がる」は奥が深い話でした。パン屋さんはスゴイ!又従妹の結婚式に出るため田舎に戻った「白い」はラストが爽快でした。★★★★
さりげない短編集。さりげなく連作になっているので(あまりにもさりげないので)登場人物の名前は覚えておくように!
クックブックの五日間が一番好き。あとは、みのりの作るお茶漬けがすごく美味しそうだった。
遠くの声に耳を澄ませての
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感想・レビュー:163件




















































