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アカペラの感想・レビュー(430)
3つの小説が入っています。ある人をとっても大切に思う気持ち。不器用でも真っ直ぐな気持ち。どうして良いのか分からないもどかしさを読みやすく表現されていて、引き込まれた。時にハラハラ、時にイライラ・・・(笑)
完成された3冊の小説を読み終えた気分だ。同じ本の中の作品とは思えないくらい、一話一話が独立して完結していた。ただ、どの作品も共通して、心にじんわりと温かい気持ちを残した。短編集を読む際はいつも「次を読みたいけれど、今はここまで」と自分を制すが、この本は読み終えた作品の余韻を楽しみたいと感じた。次の話へ進みたくないと思った。今は、余韻を楽しみたい自分と次の山本作品を読みたい自分が葛藤している。
大好きな山本文緒!プライベートな事はよく分からないんですが、これ復帰作なんですね。彼女の著書は殆ど読んでます。家族をテーマに三つの短編。アカペラ、ソリチュード、ネロリと続きます。まず『アカペラ』主人公が中学生のため、言葉使いを若くしているんだろうけど……なんだか違和感でなかなか入り込めず。おじいちゃんと中学生、淡い恋が切なくもきゅんとしました。どうも、年の差恋愛に弱いみたい。『ソリチュード』スナフキンのような駄目男のはなし。そうかスナフキンは放浪するように見せてずっとムーミン谷にいるニートか。男にイライラ
ネロリがイチオシかな。 出だしがちょっとホラーっぽくて、この姉さんがなんかやらかすんじゃないかとびくびくしながら読んでいたら、思いがけない結末でびっくり。 弟しか見えていないように見えて、求婚されればちゃんと心が動いてたりするあたりが、いい。
この人は読む人をびっくりさせるしかけを用意するのが、ものを書くときの礼儀だと思っておるのだろうか、しかしどぎつい設定をいかにも用意しました、ってあまりあからさまでは物書きの芸とは言えないのはよくお分かりのようで、これでもかこれでもか。と表現しまくる、挑戦的で意欲的な空気を感じる。身をけずって書くタイプなのかな。表題作「アカペラ」より「ソリチュード」が好きだ。「ネロリ」はみなさん評価高いですね、私は消化不良。
ここでみなさんの感想を読んで、読みたくなって図書館から借りてきました。「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」、三編ともわたしはすきでした。特に「ネロリ」は涙ぼろぼろで。最後の二行がほんとうに秀逸。山本文緒さんの作品を初めて読みましたが、もっともっと読みたくなりました。読書メーターに感謝!
お休みしてたんですよね、久しぶりに読んだ。「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」の3篇。 大人の女性が主人公の話が多かったように思うが、人間関係に不器用な面々が主人公。「ネロリ」の各登場人物が、もう少し上手く立ち振る舞うことができたらなあと思いながら読んでた。
久しぶりの山本文緒と思ったら以前にも読んでた。でも再読できたのはやっぱり好きなんだよね。特に2作目の「ソリチュード」がいい。最近ちょっとダメな主人公が好き。
装丁がすっきりしてきれいなので図書館から借りました。なかなか味わい深かったです。アカペラ//トモゾウとちびまるこちゃん?”デモシカ”で先生になった蟹江先生と雑貨屋の店長がいい味出してます。 ソリチュード//春一はスナフキンかー。これは春一のお母さんが魅力かな。 こういう男の人に対するまわりの女性たちの関わりがやさしげですよね(いろいろ言いたいのに許しちゃうんだね) ネロリ//これがいちばん好き。少し孤独な家族をすごくあったかく書いている。ココアちゃんには理由があったんだね!
雑誌掲載時からネロリはかなり秀逸だと思っていたので、表題作じゃなくて意外でした。ネロリの最後の2行には本当に泣けました。アカペラは何とも感想の言葉が出てこないです。。ラスト近く「いつか必ず海にゆける」という文は、最後の皮肉なオチと対照的で切ない…。ソリチュ−ドは印象薄くて残念。。やっぱり山本文緒さんには女性を描いてほしいし、そちらで本領発揮される作家さんだと思います!
う~ん。正直読みにくかった。(とくに最初のアカペラ)タマちゃんの気持ちが理解できなかったってのもあるなあ。でも、他の作品はどんなかんじの書いているのかは興味がある(笑)
山本さんの作品は他にプラナリアしか読んだことなかったけれど、他の作品も読んでみたいなぁと思った。アカペラ、ソリチュード、ネロリ 3作ともに共通している透明な痛み。何故だかやわらかくて愛おしい。
久山本文緒!やっぱり好きだー!この人の書く『だめなおとな』が大好き。「ソリチュード」の春一とか。基本自分が1番大事で、自分以上には誰も大事にできない、でも誰のことも決して切り捨てられない。そんな弱さも含めて大好き。文庫出たら買う!
「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」の3編収録。祖父が大好きな中学生、久しぶりに田舎に帰省したダメ男、無職で病弱な弟と暮らす50歳独身の姉。どこかにいそうな彼らの人生の一部を描いた作品です。中学生の語り口調が最初読みづらかったけど、決して派手ではない妙な雰囲気に魅せられました。特に「ソリチュード」が良かったです。表題作の担任の先生もいいキャラしてました。
久しぶりの山本作品。文体が読みづらくなった?繊細な人間関係を描いているのには変わりないが…私は自分自身が不器用な女だから…以前の妙齢の女性を主人公にした作品の方に惹かれる。
主人公3人は真っ直ぐすぎて不器用な人たちばかり。だから読んでて切なかったり苦しかったり心配になる。でも幸せを模索して進む姿は逞しい。読み終わるとどの話も何とも言えない満足感を感じます。
中編三作。どれも主人公の性別も年齢もバラバラなのに、不器用で人付き合いが下手な点が似通っていてにくめない。 私は器用に要領よく世渡りできる人よりも、どこか歪んでいてうまく表現できない人により共感してしまう。自分もそうなのかもしれないとふと考えさせられた。全体を通して暗めのストーリーが多いのに、主人公が皆どことなくのんきでからっと明るいのがいい。
どの話も全然違う年齢層の主役が送る3作品。どれもが違った味だけど、主役がみな純粋に生き、それ故に社会で上手く生きていない。繊細さが余計歯がゆくて、苦しい
初めてこの方の本を読みました。 いろんなコメントがありますが、私は好きでした。装丁の雰囲気も。3作品とも、主役はハタから見ればイタイところもあるけれど、みんな純粋。ほかの登場人物で鋭いところをついてくる人がいる所に、私は温かさを感じました。
登場人物に何かしらの影があるのはそのままに、少女小説時代の作品の雰囲気に舞い戻ってきたかんじの表題作「アカペラ」がお気に入り。山本文緒の作品は「ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかわからない」終わり方で余韻を残すことが多い印象があるけど、これは明確なハッピーエンドとバッドエンドが同時にやってきた。読後感はあったかいです
この人の描く人間ってみんな冷静だけどある部分においては脆そう。人には心のよりどころにしてるものがあって、それが一番重要なんだけど、それははたからみたら不思議な形をしてるんだよね。
それぞれいろいろな問題を抱えていて、世間の基準からみたら決して幸せには思えないような人を主人公にした連作集。不幸にあっても、小さな、そして暖かい幸せな思いを胸に抱いて自分を大切に生きている人たちの物語で、一つもハッピーエンドといえるような結末の話はなかったけれどなんとなく自分もひとつ頑張るか、と感じることができました。
3編ともすごく良かったけど、「ソリチュード」はこのまま全然いじらなくても映画になりそうなストーリー。ヒモのような生活を続けていた春一がイイ男で、母親や中一の一花も含めた女達が追いかけてしまう気持ちが凄ーく分かる。で、その女達がみんな自制心を持って、春一を突き放し気味なのもすごく良い。
アカペラの
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感想・レビュー:142件














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