忍びの国
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忍びの国の感想・レビュー(910)
興味のある時代、舞台、テーマだったんだけども、のぼうの城、小太郎の左腕ほど入り込めなかった。何でだろう。伊賀の特殊性、苛烈すぎる精神性がよく描かれていたと思うが、共感できる登場人物が特にいなかった。うーん。
忍び=どす黒い感情が渦巻く、金で動くというのがハッキリ描かれていてよかった。無門のスーパーっぷりに説得力がいまいち無かったのは残念だけど。信雄と大膳、木猿を含めてキャラはいい描かれ方をしていたと思う。のぼうと比べて全体的にはこっちの方が好きだけど、最後の最後での爽快感はのぼうかなあ。
忍者についてほんとかあ?!って描写があったけど楽しめた。伊賀者はこんなに薄情な人たちだったんだーと思った。大切なものを失って初めてそれが大切だったと気づくのね。
歴史もの、でいいのでしょうか。普段全く手に取らないジャンルをおすすめされて読んでみました。名前が読めない、誰が誰かわからない…何度も戻って読み進めるのにかなり時間がかかってしまいました。でも中盤からは一気に引き込まれて一気に読みました。いやあ…よかった。児玉清さんの解説で納得して腑に落ちる点が多かったです。信雄がなんだか気になる存在。…いかん、なんだか歴史を紐解いてみたくなってきた。そんなきっかけの1冊になりそうです。
この作者の話は、内容に引き込まれるまで時間がかかる…というか、何度も挫折しそうになる…けど、一旦引き込まれてしまえば、もう読むしかないっていう感じ。面白いし、愛も感じたけど、誰が主役?って感じだし、伊賀者が嫌いになってしまった…
★★★☆☆中盤以降巻き込まれるように面白さが増して行くが、そこにたどり着くまで話の軸をどこにもっていけばいいのかふらふらした感があった。読み終わりの満足感は大きかったが総評として★3つ
読んでいた時はとても面白い話だと思いながら読んでいたのですが、読み終えてしまったたらあまり印象が残っていなかった・・・ そんなエンターテイメントな作品でした。 雰囲気的には、前に見た映画の「GOEMON」を見た時のような感じでした。 作者は映画の脚本でデビューしたと巻末に書かれていたので、きっとそんな事が影響してるのでしょう。
「駄作」の一言。主人公は文吾かと思いきや、実は平兵衛?、左京亮?、無門なの?と、読了した今もすっきりしない。伊賀から見るか伊勢から見るかも判らない。最終盤に無門が忍びの常識から脱してお国の敵を討とうとしたが、ここに至るまでの構成が稚拙すぎて何の感想も持てない。古文書の記述を拠所にして当時の忍びの様子を描いているが無茶苦茶な術が多い。人は地上3メートルまで跳べない。それらを史実と同格に並べているから信じる気が失せる。「読んで意味あるのか?」と斜に構えざるを得ない。傑作『のぼうの城』の後に書いたとは思えない。
【図書館】序盤の取っつきにくさが嘘のように中盤から引き込まれた。序盤に出てきたあの台詞が、最後にまたくるとはね。ぞわっとしました。強いくせに単純で女性に弱い無門に痺れた~☆
忍者ってなんとなくカッコいいイメージしかなかったけど、お金に執着するただの薄情者というのにはかなりの衝撃を受けた。無門もその内の一人かと思っていたけど、実のところまだ人の心が残ってたみたい。というより、お国と出逢ったから思い出したのかな?そうなるとやっぱり、二人には幸せになって欲しかったなぁρ(。。、)
【図書館】無門、大善、信雄、それぞれキャラがたっていて良かった。無門の強さは勿論、変化にも痺れた。
信雄はただ残念なだけのキャラなのかと思っていたけど、彼が涙を流したあたりから、信雄に一番人間味・親しみを感じた。 なぜかそのシーンが一番印象に残った。
以前からずっと思っていた。「もし武士と忍者が本気で戦ったら、忍者の方が強いのではないか?」と。天守閣に忍び込めるくらいだから、敵の武将も簡単に殺せたはずだし、いっそのこと忍者が天下統一を目指した方が手っ取り早いのでは、と思うのだ。そんな素朴な疑問にドンピシャで応えてくれたのがこの小説。信長の次男・信雄率いる伊勢軍と“忍びの国”伊賀との闘いを描いているが、とにかく忍びたちの外道っぷりがすごい。フィクションとはいえ、彼らが歴史の表舞台に立てなかった理由、今ならなんとなく分かる気がする…(笑)。
面白い。久しぶりに夢中になって読みました。忍者の戦うシーンは躍動感に溢れ、忍者の思考・性格などにふれた件も腑に落ちる内容でした。印象深かかったのは、戦が終わったあとの平楽寺での出来事。三太夫が発した「虎狼の族」はまさしく忍者そのものを指す言葉だと思わされた。忍者を題材にした小説の中にこの本に勝るものは無いだろ。もしあるなら是非読みたい。
最強なのに女に弱く単純な無門のキャラが秀逸でした。忍びの報われなさというテーマは山風先生が散々書いておられるので新鮮さはありませんでしたが、奇天烈な忍法がない事が新味と言えるでしょうか
昔、「影の軍団」とか忍者ものの時代劇好きだったけど、小説は初めて。こっちの忍者の方がリアリティあるな。石川五右衛門が伊賀忍者とはびっくり!!
先日読んだ「忍び外伝」と同じく天正伊賀の乱を題材にした小説。忍者が特殊なメンタリティを持つ集団であり、それ故歴史が動いていくという視点は他ではあまり読んだことなくて新鮮で面白かった。特筆すべきは忍者・無門と侍大将・日置大膳のキャラ立ちっぷり。二人とも猛烈にカッコイイ!二人のスピンオフ作品が読みたいくらい。あと忍者物だけど割とリアル寄りで伝奇色は薄めなのでその辺は期待されぬよう。
無門超かっこいいです。でも下人の悲しさが物語全般にでていて面白かったですがつらかったです。って思うのは、私だけでしたでしょうか。策略を見抜いたときは、少し爽快感がありました。
天正伊賀の乱をモチーフにした、活劇でござった。伊賀忍者の性向の特殊性に目をみはる。最後まで主人公が誰なのか分からず、視点が定まらなかったのでちと読みにくかった。ラストから無門がそうであったか?と分かったあとでも日置大膳の方が魅力的。今の自分の価値観と相いれないものは魅力的でも受け入れがたいもので。
う~~~ん、★★★くらい。信長が伊賀者を毛嫌いしていたことや大善の亡くなり方はいろいろ想像できて楽しいが、個人的に『のぼうの城』の方が面白い。
普通の生活を営む下人達が日々の暮らしの為に術を覚え技を磨く。巷のアニメ・漫画の影響もあって忍術学校なるものに通って、目指して忍びになるんだという思い込みのあった私にはとっても意外なところから話が始まりましたw無門を始め、忍び達の非情ぶりと人間臭さのギャップが読み応えにも通づるのかな??後半に進むにつれページを繰る手が早くなりました。私の中の『忍び観』(そんなのあったんかもわからんけど)を新しいものにしてくれたという事で読んで良かった作品です★
今まで忍びと言っても手裏剣を使うだとか、周りに気づかれない様に動くとか単調なイメージを持っていただけでしたがこの本を読んで“忍び”について何度も驚かされました。また先の展開が全く想像できない戦に終始緊張感と興奮を持って読むことができました。とても面白い作品です。
映像がイメージしやすく、忍者の戦いにスピード感がありました。 残酷な忍びの中でも最強の無門が、妻を通じて少しずつ人間らしさをみせるところに親しみを感じました。
心に刃を忍ばせて、銭の為なら、たとえ自らが傷つこうとも、“道具”に徹する―それが伊賀の忍。昔の書物による説明は、少し余計だったように感じた。敵と共に、人間としての心をも殺してしまった忍びたちが哀しい。
伊賀の民のざっかけない性質がちょっとブラックで面白かった。一般大名家と忍びはこんなにもかけ離れた価値観だったんだなぁ。忍び諸国は、ある意味傭兵のみで構成されているような国。新鮮で楽しかった。
「のぼう-」が舞台風なら今作は劇場風か。名作・定型が確立された忍びものにおける今の感性による挑戦。前作が終始人物をクローズアップして撮った画とすれば、今作は少し引き気味で広角気味に撮っているような印象。前作と同様に痛快なエンタメが作風なのかと楽しんでいると、終盤から急角度で人間味をえぐり出すようなたたみ掛けに会い、息をのむ。最後の最後に、古典とはまた違った切れ味の良い風がひゅっと頬をかすめ、ひんやりとした読後感を誘う意欲作。
忍びの国の
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