龍神の雨
龍神の雨を追加
龍神の雨の感想・レビュー(1387)
怪しい人は身近にいる。実はお世話になっている人が……。犯人の描写の気持ち悪さは健在ですね。でも、兄弟愛の良さが改めて実感できたと思います。
道尾作品の印象として、「子供を描かせると上手い」と思ってるんだが、本書も堪能できた一冊。 血の繋がらない母親と暮らす中学2年生と小学生の兄弟。同じく血の繋がらない父親と暮らす19歳の兄と中学3年生の妹。この二組の家族を軸に物語は展開していくのだが、子供の心理描写が非常に上手い。それぞれの個性も上手く描かれている。 「シャドウ」、「向日葵~」、「月と蟹」等々で子供が描かれているが、それらの作品に登場した子供たちを思い起こさせる筆致である。 ミステリーとしては、伏線も回収されており破綻はない。☆4個。
レビューでは賛否両論といった感じだけれども、個人的には嫌いではない。事件を起こした後、それを目撃した後の心の動きがテンポ良く書かれていたのでとても読みやすかった。最後のどんでん返しは嫌な感じかもしれないけど、変にきれいにまとめないことでリアルさが出ててありだと思った。
道尾作品は乗り切れず読了してしまうことが多いのだけどこの作品も乗り切れず終わってしまった。うーん……自分とは残念だけど相性が悪いのかも。どんでん返しが残酷なだけでカタルシスがないのがきつい。
なんと半端ないスピード感!ついていけなくなりそうだったけど、ラストに近づくにつれ思い切りハマる。驚愕の展開に一気読みしてしまいました。新年一冊目がこの作品でよかった。
うぅっ、辛過ぎる!!最後まで残酷だよ、道尾さん…。目次が印象的で、最初はさっぱりなんだけど、途中から意味がわかってくる。目次の効果もあって完全にだまされた。道尾作品にはよく二人兄弟がでてくるけど、その兄弟の結びつきが毎回切ないです。想像力で天国と地獄は裏表なんだろう。
ともすれば置いていかれる感のある道尾作品。案の定、この一冊もそんな感じです。最後も肩透かしを食らったようで、どうも乗れませんでした。・・・と言いつつも(書きつつも)一気読みしてしまったのは、面白かったからなのか。我ながら不可解な読みっぷりです。
終章が格別によかった。ミスリードと犯人はなんとなく気づいたけど。ずっと間違った景色ばかりを見てきた、想像は人を喰らう。。。妄想癖のある私にはつきささる(笑)
雨が降っている。複雑な家庭環境をもった二組の兄妹が事件に巻き込まれていく。人の想像力と勘違い。心のすれ違いで起こる悲劇を書いていく物語。道尾作品らしく、人間関係や心情にミステリーのスパイスといった話。全体的に暗い雰囲気の作品で後味も悪いというほどではないが、すっきりはしない。後半は好みの展開だった。特に最後に言われる台詞は。
家族への思いやりや、すれ違い。、思い込みが織りなす運命の掛違い。どんどん引き込まれていきました。後から気付かされる、巧みなヒントに、計算された緻密な構成を感じたし、それが魅力だと思いました。
最後の最後で蓮君たちにあんなこというなんてひどいです〇〇さん!でもそのおかげで圭介君たちとある意味で対極的なラストになったので物語としてはうまくまとまったのでしょうか。あのときああしていたら…とかつい振り返って後悔してしまうことがありますが、いままでよりもこれからに目をむけていかなくちゃならないんだな、と考えてしまいました。彼らも程度は違えど過去のおこないにより心と人生に傷を負ってしまいましたが、これからの人生を悔いなく生きていってもらいたいなと思います。
真実が明らかになるクライマックスは、世界がぐるんと半回転する感じで夢中になって読んだ。ただ所々強引なミスリードが少し気になるかなあ。作者は読者を騙すことに並々ならぬ力を注いでいるのだなと思うけれど、その裏で登場人物がちょいちょい犠牲になってる気がしてかわいそうになっちゃうのだ。勘違いと偶然が重なってあまりに不遇な死に方をした「彼」はフォローを重ねるほどに報われない。それに重要な場面でいちいち怪しげな行動をしてくれる長男くん、あの状況でまじめに恋に落ちる事ができるものだろうか?少々モヤッとした読後感でした。
衝撃の真実でした。思い込みや想像って恐いですね。なかなか表面からだけでは人間の本質はわからない・・・。読後は、しばらく恐かったです。
救いのないラストが切なかったです。人間の思い込みの恐ろしさを、龍に例えて物語に組み込んでくる辺りのセンスがすごいなあと感心しました。暗くて辛い話なのですが、一気に読むことができました。
どうして死んでしまったの?親を亡くした2組の兄弟がそれぞれに葛藤を抱えながらやがて混じり合う。雨と龍、そして家族がこの小説のテーマですね。登場人物が少ないので混乱することもなく読み進めることができました。彼らにとっては今がworstで、これからbestな日々が待っているはず。兄妹の方は2人で、兄弟は継母と仲良く暮らしていけますように。
そう言うことだったのか…。騙されたー。この作家さんの本は正直あまり好きではなかったんですが、今回は後半一気に引き込まれた。この二組の兄弟が今後幸せに暮らしていけることを願う。面白かった(^-^)
図書館より。道尾さんは「向日葵の~」しか読んでいないのですが、意外と読了感は良かったと思います。兄弟はいい終わりだったし、兄妹の方も希望があった。途中から何とか登場人物が救われてほしいと願っていたので、ほっとしました。 「向日葵の~」に続き、騙しのテクニックは流石。どうやらこの人の小説とは相性がいいよう。 想像は人を喰らう。忘れられない言葉です。
辰也と圭介にとっては恵みの雨。蓮と楓にとっては最悪の雨。対照的である。雨のせい。雨のせい。雨のせい。でもそれは違う。雨が運命を決めることはない。自分が決めて、自分で行動したのだから。誰かを恨み水の中で死ぬと龍になるとすれば、龍というのは恨みや憎しみの化身なのか?ビルで”行動しろ”と教えてくれて、スカーフを舞い上げたあの龍は、きっと母だったに違いない。
誰かの嘘に騙されている・・・と用心しながら読んだが、結局全員が少しずつ・・・。今回はどんでん返しの爽快感より、転回してからの心理描写に読まされた。龍神は心の沼に棲んでいるのか?ミチオさん、ミステリというカテゴリを少し抜けたように感じました。「また、子どもがかわいそうな話かよ~」と読み始めたが、逆にママたちが気の毒でした。自分だったら捨てて逃げる。
この人すごいな本当に。重くて苦しくてやるせなくて、早く救われてほしいとずっと願いながら読んでいた。後半、真実が明らかになった瞬間、叫びました。それからどんどん真相が明かされるにつれ動悸が激しくなっていき、もうずっと「えーっ!!」って言ってた。最後は涙が出て仕方なかった。なんてすごい作品なんだろう。すごい。蓮と楓のことを思うと苦しくてたまらないけど、せめて幼い兄弟だけは幸せになってほしい…
まさかの展開。道尾さんは登場人物が少なくていい!!なのにそこでどんでん返しがあるなんて・・。お互いの兄弟が幸せに向かってほしい。これが人生のどん底であってほしい。っと、本なのに願ってしまいます。
やっぱり上手い!また見事に騙された。雨という舞台装置が物語の陰鬱さをうまく盛り上げていると思う。どこで何を間違えてしまったんだろう。かけ違えたボタンが招いてしまった悲惨な運命。暗いし後味も良くないけど面白かった。2011/458
「雨」というテーマに惹かれて。兄と妹、兄と弟の2組の家族の物語が交差する。少しの誤解、少しのすれ違い、「あの時雨さえ降らなければ・・・」。雨のせいで大きな歪みを生む。道尾ワールドに騙され、ラストはどうしても切ない、苦しい。どうにかならなかったのかと小説に本気で語りかけてしまうほど。全ては「雨」のせい。
○暗さとやるせなさが同居したような作品。雨に濡れた時に感じる不快感にも似ている。犯人ていうか、怪しい人物はすぐにわかってしまったので、ミステリーとしては普通だった。しかし、両方の兄弟の家庭環境が絡みあう状況などに面白味を感じた。
やっちゃった。ラットマンに引き続き、向いてない内容だったか、と。ちょっと気持ちのくじけてるときに読む内容じゃなかった。とは言え、あっという間に引き込まれる文章ややられた感は流石です。次は気持ちの安定してるときに読もう。
ナイス"ミス"リード.騙されました.血の繋がっていない親を受け入れられない子供の暗い心情が描かれている.父に対する勘違いに気付いて後悔する救いのなさも道尾さんっぽくていい.
龍神の雨の
%
感想・レビュー:524件














ナイス!

































